Scenes Around Me[07]岡画郎の展示(3:1996年9月〜1997年8月)展示の記録を始める。
── 関根正幸 ──

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記録行為に向かうきっかけとして、この頃AKIRAさんが主宰した「のざらし画廊」に参加したことが挙げられるのですが、とりあえず、岡画郎の展示と展示を記録した写真について、先に紹介しておくことにします。

・9月 合田ケムリ「花ずもう」

窓に二人の力士の絵をかざり、窓の開け閉めによって組み合ったり、離れたりする仕掛け付き。

が、窓の開け閉めが少ないため、誰も気づかず。バックは、またティッシュで作った花を飾った。

・10月 「ラブラブウインドウズ96」

1995年10月と同様の日替り作家のお見合い展。今回はプロジェクトチームもつくった。盛り上がりを期待されたが、緊張感のない作品が多く、ショボさだけが尾を引いた。チラシだけが豪華だった。

この時、私も日替り展示に参加しましたが、詳しいことは1998年4月の項に書きます。





・11月 池田繁「チャカポコ企画」

窓際の壁に黒をバックに白抜きで大きく「見せない」と書いて、その前にぬいぐるみ(チャカポコ企画製)を置いた。

池田君はそれなりに興味を引くチラシを作っていて、展示を見に来た人に肩すかしを食らわすつもりだったのでは、と考えています。

・12月 「FMラジオカ?」

FMトランスミッターを使用して、岡画郎がミニFMの放送局になった。定例会でライブをやったりした。番組を作るという案もあったが、室内の音をただ流すだけにした。

・1997年1月 「FAき初め」

FAXで書き初め。窓にFAXを置いて、寄せられた作品をそのまま展示した。

チラシに「デジタル3部作」とあるのですが、前の月の展示と合わせて2部作しかなく、しかも、デジタルですらありませんでした。

・2月 「SSS展」

部屋に様々な熱器具を配置してひたすら湯気を出す。窓がくもっている様を展示。日々の変化やアピールを週刊の新聞(ユゲ通信)として発表。

冬場、窓際に熱器具を置き続けたため、寒暖差で窓ガラスにヒビが入りました。

・3月 花塚ヒロミ「友達100人できるかな」

たくさんの人に風船をふくらましてもらい、窓に集める。風船には顔を書いて、しぼんでいく様を展示。

・4月 ナナ「生きる」

一か月、ナナ君が展示スペースで生活した。部屋の中でキャンプすると面白いかもという発想で、食料はすべて差し入れでまかなった。

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写真はAKIRAさん主宰の、のざらし画廊「いい人」展に参加した時のもの。のざらし画廊については、別の機会に取り上げます。

・5月 アラカワアツコ「荒川区高円寺」

色々な家の洗濯物を窓に干した。タイトルは「あら乾く」とアラカワさんの名前をかけた。

この展示は窓の結露がひどく、夜の撮影を諦めた記憶があります。アラカワさん本人が記録写真を撮影しています。

・6月 「観覧車」

ダンボールにピンクのペンキを使って作った動かない観覧車。写真は歪みを補正したもの。

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・7月-8月 「泳げ! 醤油ちゃん」

魚型の醤油容器をちらしに貼り配布。集まった醤油ちゃんを、海の絵をバックに窓に張り付けた。

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最終日にその醤油で芋煮会を行なった。

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かつては、ご近所に味噌や醤油を借りる文化があった、という話が展示のきっかけになりました。

第3回に書いた通り、この月の後半に自転車で転倒してカメラを壊したため、この後数か月間は展示の写真は撮影しませんでした。


【せきね・まさゆき】sekinema@hotmail.com
http://www.geocities.jp/sekinemajp/photos

1965年生まれ。非常勤で数学を教えるかたわら、中山道、庚申塔の様な自転車で移動中に気になったものや、ライブ、美術展、パフォーマンスなどの写真を雑多に撮影しています。記録魔。