[4396] 「まにまにフェスティバル(まにフェス)P5」

投稿:  著者:  読了時間:24分(本文:約11,800文字)



《そうだ、困った時はNHKのAIひろしに聞いてみよう!》

■まにまにころころ[121]
 ふんわり中国の古典(孫子・その2)
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[512]VR編
 20メートル歩くだけでVR酔い
 古籏一浩




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■まにまにころころ[121]
ふんわり中国の古典(孫子・その2)

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
http://bn.dgcr.com/archives/20170731110200.html
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コロこと川合です。今回は孫子の2回目なんですがその前に、9月2日に開催予定の「まにまにフェスティバル(まにフェス)P5」について紹介させて下さい。

ということで、今回はちょっと長めです。二本立て!!

まにフェスは、Web/IT系を中心にコンテンツ分野の色々なものを集めて、展示とセミナーとを行うイベントで、今回が5回目。大阪で開催します。

http://m2college.net/fes5/

だいたいこういったイベントって業界別で行われていて、自分の業界のものにしか参加しませんよね。なので、周辺の近しい分野のものも一緒に混ぜれば、交流とか情報交換が進んで新しい何かが生まれるきっかけになるんじゃないか、面白いんじゃないかと思って始めたものです。

準備がわりと大変で、気が向いたときにしか開催しないんですけど。(笑)

でもやるからには、ひとりでも多くの人に来て欲しいので、宣伝させてください。あと、周りの人に紹介をお願いします。

展示とオープンステージは無料です。ホールでのセミナーは有料ですが、今なら早割で1000円。あと、大阪府以外の参加者は遠割で1000円。学生は無料です。社会人学生も、学校法人じゃなくて一般のスクール生も無料です。

今後こういったイベントやセミナーに参加するきっかけになったらいいなあと。

準備が追いついていなくて、サイトにまだあがっていない情報もありますので、それらもここでご紹介。


◎──ホールステージ

・ブラウザトークセッション(物江修さん、壽かおりさん、林栄太さん)

今回の目玉のひとつは、第一回目のP1以来二度目の「ブラウザトークセッション」。

説明不要の巨人「Internet Explorer」、「Microsoft Edge」のマイクロソフトから物江修さん、Operaの流れをくむ「Vivaldi」からは壽かおりさん、そして国産タブブラウザの雄「Sleipnir」フェンリルからは林栄太さん。

このお三方にモデレーターであるバスタイムフィッシュ村岡正和さんを加えて、それぞれのブラウザの特徴や最新事情をお伺いします。

Webクリエイター必見です。物江さんにはこれだけでなく、Inclusive DesignについてやAIのAPIについてもお話しいただく予定です。

・村岡正和さん

毎回モデレータと司会をお願いしている村岡さんですが、今回は登壇もされます。「Web based IoT」というテーマになる予定です。

・関口浩之さん

デジクリでもおなじみ、ソフトバンク・テクノロジー関口さんには、フォントのお話をしていただきます。もじもじトークの生ライブですね! 関口さんは、まにフェス皆勤賞となる五度目の登壇です。

・瀬口理恵さん

先日、関口さんと一緒に瀬口さんがやってるWeb番組に出演してきたのですが、瀬口さんも前回に続いての登場。WordPressのお話か、デザインのお話になるかと予想しているのですが、まだ未定です。

・轟啓介さん

Adobeの轟さんは、今回が初めてのまにフェス参加です。Adobe XDについてお話いただく予定ですが、開催時点での最新情報を盛り込んでもらうため、サイトにはおそらくギリギリまで情報が出てきません。機能追加とかあるのかな。

・安藤ミキのアンプラグドトークセッション(安藤達也さん、ミキチョクシさん)

サイバーエージェントの安藤さんと、ペタビットのミキさんによるトークです。今回が4回目。プランナー、プロデューサーであるお二人が最近のお仕事や、今注目している技術の話などをネタにトークを繰り広げられます。どんなお話になるのかは、当日まで誰も分かりません。おそらくお二人にも。

・阿部正幸さん

KDDIウェブコミュニケーションズのエバンジェリスト阿部正幸さんには、最近色んなことができるようになってきたWebについて、それを実現させているAPIのお話をしていただきます。題して、「こんなこといいな、できたらいいな」をかなえるWeb API。ちょっと未来の話も聞けそうなタイトルです。

・藤堂高義さん

藤堂さんも前回に続いて二度目の登壇。今回は広告での機械学習の活用など、テクノロジー寄りのお話になりそうです。藤堂さんについて特筆すべきことは、僕の中では「戦国武将・藤堂高虎の末裔」というプロフィール。すごいです。

・長野年起さん

今回が初登場の長野さん。VRやAR関係のビジネスをされていて、時々テレビに出演されているので、見かけられた方もいらっしゃるかもしれませんね。お話いただくのはもちろん、それらの分野の話。個人的にはアニソンカラオケ仲間で、そういえばお仕事の話はちゃんと聞いたことがありません。(笑)


◎──オープンステージ

・森和恵さん

デジクリでおなじみ、森和恵さん。森さんにも毎回登壇いただいていて、登壇だけでなく、色々助けていただいています。お話しいただく内容については、今日か明日くらいに届く予定です。……たぶん。届き次第サイトに載せますね。

・森巧尚さん

プログラミング界のレジェンド、森巧尚さんに今回も登壇いただきます。今回は、近著の『楽しく学ぶ アルゴリズムとプログラミングの図鑑』にちなんで、トランプカードを使ったアルゴリズム入門についてお話しいただきます。

・松川睦さん

映像クリエイターの松川さんも数度目の登場。今回も、ちょっと使えると便利な映像ソフトAdobe AfterEffectsのお話をしていただくと思います。

AfterEffectsはプロ仕様の映像ソフトで、使いこなすのはなかなか大変ですが、Creative Cloudで一式契約していると、Webクリエイターでも、持ってるソフトなんですよね。持ってるなら使ってみようよ、というお話です。

・河田曜士さん

今回初登場、Web解析士である河田さんには、Web解析やマーケティングのお話をしていただくことになると思います。

・建山和徳さん

前回に続いて登壇いただく建山さんですが、「南島原手延べそうめん大使」を務められています。そのきっかけがハッカソンだったという、その不思議な縁についてお話しいただきます。

そしてまた今年も、建山さんが支援されている大阪のプロレス団体・プロレスリング紫煙のみなさんにも登場いただきます。そうめんの話とプロレスの話。……でも、建山さんはウェブ屋さんです。

・福嶋伸之さん

アプリ開発の会社を経営されつつ、プログラミング教育にも力を入れられている福嶋さん。今回は子ども向けプログラミング教育に求められる能力についてお話をしていただきます。

プログラマーさんのほか、学校の先生などにも来ていただけると嬉しいんですが、先生方、デジクリ読んでくれてるかなあ……

・小島健司さん

様々なセミナーでおなじみ、ファーストサーバの小島さん。最近ほかのセミナーで何度か常時SSLについてお話いただいています。まにフェスでの講演テーマはまだ未定です。SSLか、セキュリティか、それとも……


以上が現時点で決まっている講演情報ですが、おそらくもう少し増えそうです。また、講演のほかブース展示もどんどん増えています。

詳細順次発表、とサイトには書いていますが、毎回ギリギリまであれこれ色々増えていきます。もうそろそろ開催一か月前なので、急ピッチで準備を進めていきたいと思いますので、みなさん是非、お越しください。

http://m2college.net/fes5/
まにフェス参加はもちろん、合わせて大阪を楽しんでいって欲しいです。


◎──孫子・その2

ここから急に孫子の話に変わります。(笑)

前回は計篇(始計篇)の途中まででした。今回は計篇の最後まで紹介したいと思います。

段の区切りは前回同様『全訳「武経七書」1 孫子 呉子』に合わせたものです。


◎──『孫子』計篇(四 〜 七)

部隊をまとめる将が私の計略に従うなら、その計略で必ず勝つ。だから留める。従わないならきっと負けるから解任する。

計略の有効性が理解されたら、あとは現場での勢いでその計略を支える。勢いというのは、状況に応じた臨機応変な対応のことだ。

戦というものは、相手の裏をかくことが大事。能力を隠してできない振りをしたり、欲しいのに要らない振りをしたり、近づいているのに遠い振りをしたり、行けると思わせて誘い出したり、混乱させて奪ったり、敵の力が充実しているときは引いて守りを固め、強そうならぶつかることを回避して、挑発して怒らせて統率を乱し、卑屈な振りをして驕り高ぶらせて、敵が十分に休養していたらなんとか疲れさせて、結束が強そうなら仲違いさせて、手薄なところを狙って不意を突く。

これらが私のいう「勢い」というもので、事前準備はできない部分だ。

開戦前の会議で勝ちの算段がつくのは、あれこれ計算した上でのことで、計算して勝ち目が多そうなら勝つし、少なそうなら勝てない。計算さえしないなら、勝てるはずがない。そうやって考えて、勝負の見通しを立てるんだ。


◎──『孫子』計篇(四 〜 七)について

前回の話は、計略のベースになるところで、事前に確認しておく部分。今回の話は、いざ開戦となって敵と相対した時に考える部分。最後の段は開戦前の話だけど。前回からここまでの話をまとめると─。

戦は国の一大事なんだから、十分に考えて臨め。まずは彼我の戦力や状況を分析して、勝てそうかどうかを見極めろ。十分な準備に加えて、現地ではさらに臨機応変に対応して事前の計略を活かす支えとしろ。考えろ。考えろ。考えろ。

と、そんな感じ。

特に、事前にしっかり調べて、勝てるかどうか見極めるってのが重要で、勝ち目がないなら戦わないのが孫子流。当たり前のように思えますけど、最初から戦うことが前提で話が進んでること、よくありますよね。まあしかたないってケースも多いですけど、何かを始めようとする時、どうやってするかを考える前に、すべきかどうかをまず考えて、「しない」という選択肢も忘れずに。

裏をかくことが大事、というのは有名な「兵とは詭道なり」というフレーズ。裏をかくというか、騙しあいというか、考えなしに正面から突っ込むなと。

計篇(始計篇)はここまでで、この先は具体的な話が中心になります。つまり、ここまでの話を押さえていれば、孫子のエッセンスは得られたと言ってもいいんじゃないかと思います。事前の分析と、現場での判断。とにかくよく考えろ。


◎──今回はここまで

今回の最初の部分は、本によって訳が違っていました。『全訳「武経七書」1 孫子 呉子』では、王が私の計略を聴くなら留まるが、聴かないなら去るよって感じで。ただ、話の流れ的にここでそんな話はしない、だろうと思って、岩波文庫『孫子』を参考に、将軍の採否の話を選びました。

孫子は参考テキストが豊富なので、何かと助かります。ただ元がかなり簡潔な文で解釈が分かれるところが多いみたいで、あちこち色んな説があったりします。だからこそ参考テキストも多いんでしょうけど。

あの曹操までが孫子の解説本を書いていたくらい、昔から注釈がたくさんで。日本でも林羅山、山鹿素行、新井白石、荻生徂徠、佐藤一斎、吉田松陰などと、名だたる偉人たちが孫子に触れたテキストを残しています。

今も何冊も何冊も孫子に関する本が出ているので、手に取ってみてください。役に立つかどうかは知りませんけど。(笑)


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
https://www.facebook.com/korowan
https://www.facebook.com/caputllc
http://manikabe.net/

◎──セミナー・イベントのお知らせ 詳しくは上の本編をご覧ください
・「まにまにフェスティバルP5」(大阪)
http://m2college.net/fes5/

・「欧文分科会「欧文組版のいろは 初級編」─基礎から応用まで─」(大阪)
http://www.wabun-oubun.net/

9/2開催で、まにフェスと日程が被ってしまっていますが、文字クラスタの方は是非「はしご」してください。


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■クリエイター手抜きプロジェクト[512]VR編
20メートル歩くだけでVR酔い

古籏一浩
http://bn.dgcr.com/archives/20170731110100.html
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今回は、VR(バーチャルリアリティ)です。VRといっても、CGで作成されるものもあれば写真・動画もあります。ここでは360度全球写真・動画を撮影してみて思ったことを書きます。

VRはやったことがないので、とりあえず手軽に製作体験してみようということで、以下のカメラを購入しました。

・INSTA 360 nano
https://www.insta360.com/product/insta360-nano/

360度写真・動画が撮影できるカメラとしてはリコーのTHETAが有名です。

・THETA
https://theta360.com/ja/

画質もTHETAの方がよいのですが、4K動画が撮影できる新しいモデルが秋にも発売されるみたいなので購入は見送りました。(期待してます)

本命はTHETA 4Kモデルなのですが、今回は練習ということで高速でiPhoneと連携でき、すぐにVR体験できるINSTA 360 nanoを選択しました。INSTA 360だと8Kモデルもありますが、さすがに高いので買えません。

・INSTA 360 pro
https://www.insta360.com/product/insta360-pro

とりあえず、INSTA 360 nanoをiPhone 6に取り付けてVR撮影をしてみました。自分のページでVRビューアーを用意するのは面倒なので、素材サイトにアップロードしてあります。ちなみにFacebookでも360度VR写真を扱えます。

・長野県鉢伏山(見晴らし台。遠くに見えるのが美ヶ原高原)
http://www.motionelements.com/ja/stock-video-10610194-hachibuseyama-20170721-0019

・長野県鉢伏山(展望台。八ヶ岳・富士山〜北アルプスが一望できます)
http://www.motionelements.com/ja/stock-video-10610365-hachibuseyama-20170721-0059

・長野県鉢伏山(登山道)
http://www.motionelements.com/ja/stock-video-10610187-hachibuseyama-20170721-0014

素材サイトの関係で、2Kまで解像度を落とさないと表示できないので、撮影時の解像度の2/3となってます(3Kから2K)。いずれのVR写真を見ても「解像度が足りてない」と思う人が多いのではないでしょうか。

VR絡みの記事で、解像度が不足しているというのは読んだことがありますが、実際に撮影して体験してみると実感できます。確かに解像度が足りていません。

今回使用したINSTA 360 nanoは3K(3072 px)の解像度があります。アマゾンのレビューでは、3Kもあるのに粗いみたいなのがありましたが、3K程度では足りないということです。調べてみると人間の視野角は120度程度。

・視野
https://ja.wikipedia.org/wiki/視野

3Kの解像度というのは360度全体を示すので、実際に見える範囲は横のピクセル数であれば3K(3072px)÷3=1K(1024px)の解像度しかありません(3の数値は360度÷視野角120度です)。フルハイビジョンの解像度の半分です。

さらに、INSTA 360 nanoやGoogleのCardboardなど、箱からのぞき見て体験する場合には、半分程度の解像度になります。1024pxの半分だと512pxです。これはアナログテレビ(NTSC:横は約640 px)よりも、若干少ない程度の解像度です。

・Google Cardboard
https://vr.google.com/intl/ja_jp/cardboard/

さすがに512ピクセルしかないと粗く見えます。それでも、箱の中にはブラウザでのVRビューアーとは違う、リアリティある世界が広がっています。

視差のせいかなとも思いますが、これで解像度が高く完全に外からの光をシャットアウトしてしまえば、かなりの臨場感を体験できそうです。Oculas Riftあたりなら、かなりいい感じになりそうな気はします。(昔のOculasしか知らないので今のがどのくらいよくなっているかは分かりません)

・Oculas RIft
https://www.oculus.com/rift/

120度の視野にフルハイビジョン並の画像を出すなら、2K×3=6Kの解像度が必要になります。4Kではギリギリといったところなのでしょう。となると、最低でも8Kの解像度がないと、よりリアリティある画像・動画にはならないのかもしれません。

INTSA 360 nanoは勉強用に使うには便利です。一式揃っているのと、撮影してすぐにiPhoneで確認できるからです。購入時の箱がなくても、裸眼立体視でも確認できます。

さて、撮影してみると4K動画の撮影とは違い撮影条件が厳しい……。なんといっても、撮影者が映ってしまいます。撮影者を排除するためには、以下の方法があります。

(1)撮影時にロゴや黒い画像で撮影者を見えなくしてしまう
(2)後で画像加工して消す

(1)の方法はカメラ側で設定できます。(2)を行うことができるなら、ロゴなどで隠さずに、撮影者も映り込んだままにした方が後処理が楽です。
(2)の後加工の方法は以下の手順になります。(エクイレクタングラー形式の場合)

[1] 撮影した写真を上下反転
[2] フィルタ>変形>極座標 直交座標を極座標に
[3] 撮影者を消す
[4] フィルタ>変形>極座標 極座標を直交座標に
[5] 撮影した写真を上下反転

このようにすると、画像中央に撮影者が映っているので、撮影者をなげなわツールなどで囲んで「コンテンツに応じた塗り潰し」を行います。もしくは、スポット修復ブラシを使って消します。

この時、手早く処理するためには、撮影者の周辺が同じ地面(砂利やアスファルト)であれば一発です。逆に、後処理を考えると足下とその周辺は、同じ模様になるようなところで撮影した方がよいということになります。

また、何時頃に撮影するかというタイミングもあります。一番よいのは太陽が真上にある時です。撮影者の影も一緒に消すことができるからです。朝や夕方では撮影者の影が伸びてしまうので、その部分も消さなければいけません。

さらに、INSTA 360では二つのレンズを使っています。一枚のレンズで撮影しているのではないので、重ね合わせる際にどうしても色味が変わってしまいます。レンズ特性もあるので仕方ないのですが。太陽が真上にある場合は、割と回避できるような感じはあります。

写真・動画のVRだと処理の関係で真上と真下が、どうしても実際とは違うものになってしまいます(ここらへんはCGの方がいい)。以下のVR写真で足下を見れば、真下がつぼんだ感じになっているのがわかります。

http://www.motionelements.com/ja/stock-video-10610187-hachibuseyama-20170721-0014

太陽が真上にある状態、雲で空が覆い隠されている場合などは、うまいことに違和感がある部分が見えなくなります。足下は仕方ありませんが、それでも単色の床のように、一様であれば目立ちません。

次に困るのが、映り込む人間や車などです。他人が映り込んだ場合、顔などにぼかしを入れておく必要があります。車のナンバーなども同様です。

こうなると、誰もいないところ(もしくは人が来ない時間)を狙って撮影することになります。もちろん、人が写り込んでも問題なければ構いませんが。

VR動画の場合は有名なVR酔いが発生することがあります。

https://framesynthesis.jp/tech/motionsickness/

実際に歩きながらVR動画を撮影してみると……酔います……。特にCG系とは違う、視点の高さによる部分もありそうです。VR動画撮影は自分の視点よりも高いことがあり、これがVR酔いの原因のひとつかもしれません。

肩車されて足下がふらついている感じ、と言えばわかるでしょうか。20m歩くだけの動画でも、軽いVR酔いっぽくなります。視点が高く水平をとれないからでしょうけど、かなり早い段階で酔ってしまいます。

CGならプログラムでどうにかできるのでしょうけど、実写ではかなり難しい気がします。

カメラに専用スタビライザーをつけて、とにかく水平を保って視点を高くせずに撮影し、さらに人物など権利が発生するようなものを映さないように……なおかつ、自分がどこかに隠れる場所が必要……と考えると、VR動画撮影はなかなか厳しそうです。

それでも、VRは面白いので、THETAの新しいモデルが出たら再チャレンジしてみたいところです。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/

しかし、お金がないのでTHETA 4K買えないかも…… そうだ、困った時はNHKのAIひろしに聞いてみよう!

・NHKスペシャル「AIに聞いてみたどうすんのよ!?ニッポン」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586960/index.html

・Raspberry Piを楽しもう
http://www.openspc2.org/reibun/RaspberryPI/

・InDesign JavaScript Reference
http://www.openspc2.org/reibun/InDesignCS6/ref/

・みんなのIchigoLatte入門 JavaScriptで楽しむゲーム作りと電子工作
https://www.amazon.co.jp/dp/4865940936
[正誤表]
http://www.openspc2.org/book/error/ichigoLatte/

・After Effects自動化サンプルプログラム 上巻、下巻
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397591
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397605

・IchigoLatteでIoT体験
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X3X1CHP
http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/218591

・みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
http://www.amazon.co.jp/dp/4865940332/

・Photoshop自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00W952JQW/

・Illustrator自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA/

・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/

・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/


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編集後記(07/31)

●部活「デジクリ」は明日8月1日から20日(日)まで夏季休暇に入りますが、誰かのきまぐれで休み中にも発行があるかもしれません。


●高橋洋一「なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか」を読んだ(2017/KADOKAWA)。最近流行の長いタイトルである。日本で蔓延る国際、経済、安全保障、内政問題などの悲観論を、主に数字やデータでぶった斬る素敵な内容なのに、それがまったく想像もできないダメなタイトル。もったいない。

「思考の出発点が数字やデータならば、理論が感情や雰囲気やイメージによってブレることはない」という筆者は、大蔵省理財局資金企画室長、内閣府参事官などを歴任、小泉・第一次安倍内閣のブレーン。官僚の行動原理も知り尽くしている。一般の経済学者の語り口とは違い、ロジックとデータから出発し、計算によって導き出した客観的な根拠があるという。小気味よい切れ味だ。

わたしはそもそも算数が鬼門で、経済がわからないから、「『日本の借金1000兆円』の大嘘」の恐ろしく分りやすいであろう説明も、じつは難解だった。この大嘘は左派マスコミや財務省の御用学者ばかりか、どこにも紐がついていないエコノミストの中にも疑わない人がいる。国民が騙されるのは無理もない。

「筆者にいわせれば『いまさら』だが、日本の財政はそれほど脆弱ではない。いわんや『このままでは財政破綻する』という主張には失笑さえ覚える。(略)『借金1000兆円』というのは、国のバランスシートの右側だけを示す数字である」。そもそも、政府のバランスシートを最初に作成したのが、20年以上前の役人時代の筆者なのだ。しばらく未公開だったが、いまは財務省サイトにある。

さらに日銀のバランスシートも公表されている。これらを見れば「日本は借金まみれ」「財政は破綻寸前」は大嘘。日本政府は先進国のなかでも突出した資産を保有している。本当の借金は100兆円そこそこ、GDP比で20%程度、これで財政破綻寸前なら、65%のアメリカ、60%のイギリスなどはとっくに破綻だ。

「断言しよう。日本の財政再建は実質的に、すでに達成されているのである」日本の政府は680兆円もの莫大な資産を持っているが、このことが国民に分かると、なぜ官僚は困るのか。特殊法人などの「政府関係機関」を民営化や売却で換金されてしまうと、自動的に官僚の天下り先が消滅してしまうからだ。

「財務省が画策する消費税引き上げの目的は、国の財政を守るためでも、国民の資産を守るためのものでもなく、自分たちの天下り先を守るためである」。2014年の消費税増税を決めたのは民主党の野田首相だった。経済の仕組みを理解していないのを見透かされ、財務省のいいなりに政策を進めてきたからだ。

財務省が目指すのは「経済成長」ではなく財務省自体の権力保持のための「財政再建」であり、目的を果たすためには嘘の数字や理論まで持ち出してくる。財務省の嘘を信じて不合理な決定を下したのが安倍首相の失態である。GDP伸び悩みの要因は、2014年4月の消費税率を5%から8%に引き上げたことにある。

この本とは関係ないが、安倍首相が消費税を5%に戻す、という怪しげな説がある。官僚、野党、反安倍勢力のマスコミは大反対するだろうが、反対する国民は一人もおるまい。……何だか、ありそうな気がする。(柴田)

高橋洋一「なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046019409/dgcrcom-22/


●「まにフェス」の登壇者や内容が続々発表されてワクワク!/「塊魂」でさえ酔うのであった……。/8%はきついなぁと思う。レジで想定以上の金額になる。いつまでたっても慣れない。

/走るなら心拍数わかった方がいいよねと買ってしまったApple Watch(AW)。

「本気でウォーキング」と「買い物」の中間、「カロリー消費できればいいなぁの早歩き」の時は『Zones』を利用。

ワークアウトアプリでも十分なんだけど、Zonesを使うと、心拍数が「無酸素(筋力・瞬発力向上)」「有酸素(持久力向上)」「脂肪燃焼(ダイエットや長時間の運動)」「ウォームアップ(準備運動)」の4つのゾーンに入るたびに通知してくれる。

目的に応じたゾーンに止まるためには便利な機能。iSmoothRunだと音声通知はあるけど、Zonesの腕をタップして知らせてもらえるのはいいよ〜。 (hammer.mule)

Zones 運動強度で効率的トレーニング
https://itunes.apple.com/jp/app/id1139688415?mt=8