もじもじトーク[68]もじ活「まちに出よう、もじを探そう」/関口浩之

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こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。

今年の夏は雨の日が続き、このまま秋になってくれるといいなぁと思ってましたが、蒸し暑い夏が戻ってきました。

みなさんは夏休みとりましたか? 僕の8月は、例年以上に多忙な毎日で、休みがとれる状況ではなかったです。そして、10月前半まで、毎週末、イベントが続くので、もう少しお仕事がんばります。

10月後半には、数日お休みとって、星空がきれいな長野県あたりでのんびりしたいなぁと思ってます。そして、美味しいものを食べてまったりしたい! そんな旅が実現できたら、最高のご褒美になるんだろうけどな……

ここ数年、出張を年に何十回もしているので、自分としては旅行している気分なんですが、うちの嫁さんいわく、「ここ数年、一緒に旅行してないんじゃないの?」ということです。大いに反省してます。

さて、今日のお題は、「もじ活『まちに出よう、もじを探そう』」です。





「もじ活」。んっ? それ、なんのこと?

僕は、会社の仕事として、ほとんどの週末、自分でイベントを企画・主催したり、また、都内や地方のWebコミュニティが主催するイベントに登壇したりしています。

一方、平日夜に開催されるイベントのいくつかは、仕事としてではなく、プライベートな立場として参加することも多いのです。

そんな活動を、僕は『もじ活』と呼んでいます。そんな言葉、すでにあるのかしら? 言い換えると、もじに関する部活動ってことです。

8月の『もじ活』の中で、8月21日(月)に開催されたイベントがとても楽しかったので、今日はその活動レポートです。

●のらもじが池袋にやってくる!「まちに出よう、もじを探そう」

8月21日(月)19:00〜21:00、コワーキングスペース「co-ba ikebukuro」にて開催された「のらもじが池袋にやってくる!『まちに出よう、もじを探そう』〜フォント視点でまちをみてみよう!〜」に参加しました。

街中を歩いていると、昔ながらの喫茶店や電器店さんの看板など、味わいのある文字を発見することがありますよね。それら素敵な文字を、親しみを込めて「のらもじ」と呼んでいます。

今年4月に発売された「のらもじ」の著者である下浜臨太郎さん、西村斉輝さん、若岡伸也さんが登壇されました。三人がリアルで集まるのは久しぶりのようです。

僕も普段から、街中の素敵な文字を発見すると、写真におさめていますが、三人は、「個性的で素敵な文字を発見」→「分析」→「フォント化」という一連のプロジェクトして活動していたのです。

その「のらもじ」の看板を掲げている店のご主人への取材も、大事な活動とのことです。スーツ姿だと営業だと間違われるので、文字探しが活動しやすいラフな格好で街中や田舎を探索したそうです。

でも、「何でこいつ、看板の由来やフォント化の話をしに来たのか」と怪しく思われないように、「路上文字デザイン研究会」と書かれた名刺を持ち歩いたそうです。なるほどですね……

彼らはこの一連のプロジェクトを、「のらもじ発見プロジェクト」と命名したそうです。そして、その活動が評価されて、東京TDC賞2014 RGB賞部門を受賞しました。

そのプロジェクトのWebサイトがこちらです。
https://goo.gl/5Ti7tr

このサイト、すごく楽しいのです。たとえば、最初の「ふじや」の〈TYPE TEST〉のボックスに「おもちゃのせきぐち」と入れてみてください。変換できる文字は、このお店の場合、ひらがなのみです。

ひらがなをどんどん入れると、看板エリアに、どんどん、文字が伸びていきます。ぜひ、実際に試してみてください。

つまり、味わいのある「ふじや」の三文字の特徴を観察、分析して、その三文字以外のひらがなを制作したということなのです。

四番目の「万代スポーツ」ですが、始筆や終筆に跳ねたような特徴があるので、「スポーツ」の四文字の特徴を把握してから、それ以外のカタカナを制作したということなのです。

文字制作というよりも、レタリングというか、アートデザインに近い感覚だと思いました。

ひらがな、カタカナのみの対応なので、漢字などは変換できません。

では、僕が見つけた「のらもじ」を一挙に掲載します。あわせて、セミナーの様子を写真も何枚かアップしますね。
https://goo.gl/e494hs

●もう少し広い意味での「まちもじ」

ここ数年、街中で見つけた素敵な文字をパシャパシャと写真におさめています。iPhoneの中には500枚以上、「まちもじ」が溜まっていると思います。

まちもじの多くは、市販されているフォントで組まれた文字ですが、ガムテープで作られた文字、手描き文字、筆文字、ロゴなど、さまざまな字形で表現されています。

それらは、ポスター、サイネージ、パッケージ、中刷り広告、看板、サインシステムなど、デザインと組み合わされた形で文字が存在しているのです。

そんな文字を観察すると、デザインした人の情熱を感じたり、その看板のお店オーナーの笑顔が浮かんだりすることがあります。楽しいですよね。

それでは、最近見つけた「まちもじ」をいくつか紹介します。ジャーン!
https://goo.gl/P5R4e5

今日は、最後に3件、告知をさせてください。

●「まにまにフェスティバルP5」に出演します

6月2日(土)、まにまにフェスティバルP5に参加します。文字に関するセミナー2本の登壇と、ブース出展します。関西エリアの方で、お時間のある方、ぜひ遊びに来てください。

Web系・ITセミナー、展示会の「まにまにフェスティバルP5(まにフェスP5)
https://goo.gl/UP4RLt

僕は、3Fステージの10:45〜11:45に「『勝手にWebフォントアワード!』 with 大阪DTPの勉強部屋」というテーマで、文字特集やります。3階エリア(ブース展示とミニステージ)は入場無料です。

そして、4Fセミナーホールの15:50〜16:30は、「『......知らない世界』のままじゃダメでしょ、フォントの世界」をやります。4階エリアは有料ですが、1日通し券で2,000円とリーズナブルです。

もし、僕を捕まえることができたら、何か素敵なノベルティをプレゼントしますね。合言葉は「デジクリ読んだよ」にしましょう。

僕が捕まらなかった際は、『FONTPLUSブース』の受付箱に、「デジクリ読んだよ」と「氏名・送付先」を書いていただければ、素敵なノベルティを郵送いたします。

このイベントは、デジクリメンバーの川合さんが実行委員長(学園祭風なので、生徒会長と、僕は呼んでいます)で、hammer.muleさんもスタッフです。

なんか、世間は狭いですね。

●リエズカフェバーのアーカイブが公開されました

前回のもじもじトークで取り上げた、rie'sCafeBAR vol.122のブログとアーカイブが公開されました。お時間あるときに、見ていただけるとうれしいです。

rie'sCafeBAR vol.122のブログ
https://goo.gl/ytp74L

rie'sCafeBAR のアーカイブ
https://goo.gl/bq6bF1

リエズカフェバー vol.122のブログとアーカイブには、まにまにコロコロの川合さんも一緒に出演しています。そして、リエズカフェバーの瀬口りえさんも、まにまにフェスティバルP5で登壇しますよ。

なんか、みんな、繋がってますね!!

●マイナビ IT Search+ フォント講座 第7回がアップされました

連載記事「フォントにそれで大丈夫? イチから学ぶWebフォント講座」に、3か月ぶりに、「第7回 実際にWebフォントを導入しているWebサイトを見てみよう(後編)」が、8月22日にリリースされました。ぜひ、ご一読を。
https://goo.gl/Dz6WL1


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/

1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。