クリエイター手抜きプロジェクト[517]VR編 Insta360 Oneでバレットタイム/古籏一浩

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今回は、VR編(ヴァーチャルリアリティ)ということで、話題(?)のInsta360 Oneについて少し書きます。少しというのは、このカメラが今月出たばかりなので、とりあえず使ってみました程度でしかないからです。

ただ、とても面白いカメラなのでリコーのTHETA Vを買うのをやめて、こっちにしました。

●Insta360 One
https://www.insta360.com/product/insta360-one/

●THETA V
https://theta360.com/ja/about/theta/v.html

THETA Vは手元にないのですが、静止画動画の画質はInsta360 Oneよりよさそうな感じはします。

THETA VはTHETAシリーズが普通に進化したという感じですが、Insta360 Oneは変な機能をつけてきました。それはバレットタイムという機能です。





すでに多くの動画がアップされているので、見た人もいるかもしれません。古いところでたとえるなら、映画の「マトリックス」のような感じでしょうか。

自分を中心にして、ぐるりと回転するような動画を撮影できます。その際、スローモーションになるので、映画のようなシーンを撮影することができます。(最高240fpsまで)

バレットタイムの撮影方法は簡単です。付属のアクセサリ&紐を取り付けて、振り回すだけです。Insta360 Oneのページでもサンプルがあります。

https://www.insta360.com/product/insta360-one/

バレットタイム撮影時は紐にカメラを取り付けて回すのですが、撮影された映像には紐は映りません。ちなみに自撮り棒でも撮影できます。

バレットタイム機能は面白いのですが、このカメラを買った目的はそれではありません。普通に4K動画を撮影するためです。

Insta360 Oneの4K動画の解像度は、TVでの4KHDと横幅は同じですが、縦幅が異なります。TVでの4KHDは3840×2160ですが、Insta360 One(Theta Vも)では3840×1920となっています。

Webサイト上では3840×1920で30fpsと書いてありますが、実際に撮影してQuickTimeやAfterEffectsで見てみると、59.97fps(60フレーム)となっています。AfterEffectsでコマ送りしてみると確かに60fpsです。

http://www.openspc2.org/HDTV/VR/Insta360-One/0.png

VRの場合、VR酔いを起こさないためには90fpsほど必要とのこと。4Kサイズであと1.5倍高速撮影できれば90fpsになるので。臨場感あふれる映像を再現できるのかもしれません。

しれません、と書いたのはVR関係の機材をまったく持っていないからです。オキュラスやWindowsのホロレンズは体験はしましたが、体験だけなので自分で撮影した映像を試すようなことはできません。

Insta360 Oneは、2048×512サイズにすれば120fpsまで撮影できるとあるので、それで撮影すればいいのかもしれません。が、思ったほど臨場感はでない可能性があります。

というのも、Insta360 Oneで撮影してみるとSDカードに記録しているせいか、ビットレートが不足気味です。実際に撮影した動画の一部を切り取ってみたものが、以下の画像です。山の斜面など潰れてしまっているのがよくわかります。

http://www.openspc2.org/HDTV/VR/Insta360-One/1.png

SDカードに記録するため、10MB/sが限界なので仕方ないのかもしれません。が、そこは中国なので、来年にはこの画質のビットレート不足も何らかの方法で解決してくるかもしれません。

シンプルなのは、カメラ内部にメモリを搭載し、そこに一時的に記録しておきSDカードに書き出すという方法です。別の方法としてはH265で書き出すという方法もあるかもしれません(今はH264が使用されている)。

もっとも、そこまで品質を求めるなら、より上位のカメラであるInsta360 Proを買ってください、ということなのかもしれません。Insta360 Proなら8K動画まで撮影できます。

●Insta360 Pro
https://www.insta360.com/product/insta360-pro/

多分、ここで書いた不満は、翌年には新しいカメラが出て解消されてしまっているかもしれません。でも、それまではInsta360 Oneで楽しめるかと思います。

Insta360 Oneで撮影したVR動画のサンプルは、以下にアップしてあります。フリーなので、VRやってみたいという人はご自由にお使いください。というか、これが使いものになるのかどうか分からない、というのが何ともです。

●Insta360 One 4K/60pのVR用映像サンプル
http://www.openspc2.org/HDTV/VR/Insta360-One/


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/

Insta360 OneのファイルをSDカードから直接コピーすると、ファイルの拡張子が.insvになっています。

.insvの拡張子を.mpegにすると、2枚のレンズで撮影した動画がそのまま出てきます。もし、AIを使えるならば、この映像からVR動画を生成した方がきれいかもしれません。

今年の稲刈りは簡単に終了。山に夕食のおかずであるキノコを採りに行ったら、豊作でした。質の悪いキノコは採らずに、いいものだけを採ってきました。

稲刈りと言えばイナゴ。イナゴは「懐かしい味」ではありません。毎年食卓に上るおかずです。イナゴを採ってペットボトルにたくさん入れるのですが、イナゴの数が増えるとまさに地獄絵図。

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http://www.openspc2.org/reibun/InDesignCS6/ref/

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