グラフィック薄氷大魔王[542]「aiboが復活」「プラカラー」他、小ネタ集
── 吉井 宏 ──

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●ディスプレイの輝度調整ユーティリティ

Cintiq 27 QHDは、WACOM ColorManagerでキャリブレーションしている。ディスプレイの色が信用できるようになって助かってるけど、調整時の部屋の明るさをもとに、最適な輝度に固定されちゃってて変更できない。

色を厳密に見たい作業以外では、ディスプレイは比較的暗くして使いたいのに困る。最近は、Macのブルーライト軽減機能NightShiftが快適で、毎晩使っているのだ。

ディスプレイの輝度を調整するユーティリティがあればいいのに。と思って探してみたらあっさり見つかった。メニューバーの音量ボリュームと同じように輝度を調整できて便利!
https://itunes.apple.com/jp/app/brightness-slider/id456624497?mt=12


Fnキー同時押しのキーボードショートカットで輝度を調整するよりは、ラクかもしれない。




●aiboが復活

12年のブランク後の、AIの進化がどんな具合か見てみたい。形は……好みで言えば、もうちょっとロボット寄りか、キャラクター寄りがよかったかな? どっちつかず感。

きっとコンセプトデザインはカッコよかったんだろうけど、角が取れたというか、いろんな人の意見を聞きすぎて魅力が減った可能性。なんちゅうか、無名メーカーのオモチャっぽい。カラーバリエーションがあるか知らんけど、まあ、黒ならカッコイイかも。

三代目、四代目もあったのか。印象うすい。発表されたのは五代目なんだ。
https://robotstart.info/2017/11/01/aibo-history.html


最初の空山基デザインは、今見るとさすがにゴツゴツメカメカしてるけど、二代目の若野桂デザインは「プラスチックのロボット」として完璧だった。その後、メカメカしいものに戻っちゃったのはあまり好評ではなかったのかな?

リニューアルの五代目として、犬寄りになるのは自然なんだろうけど、どうせなら毛を生やしてもよかったかもね。服着せる?w

データというか記憶をクラウドにバックアップできて、新しい体に移行できるのはいいな。aiboの魂は不滅w
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/01/news086.html


動画を見ると動きはかなり犬っぽい。こんなの家の中にいたら、生活全部を絡め取られちゃってキケンw あ、別売りのユニットを取り付ければロボット掃除機になるとかあれば、実用にもなって買いやすいかもw

ジェットダイスケさんが書いてたけど、外装を3Dプリンタで自作したら面白い。ブームになれば、3Dプリンタ普及のチャンス。ソニーがそのへん解放してCADデータを配布。好きなように外装作って販売できるようにしたら面白いんだけどな。

●3Dプリンタでストラップ

3DプリンタFinderの続き。やってみたかったことのひとつに「色のついたフィラメントでストラップを作る」がある。

以前、INTER-CULTUREで売る用のストラップとして作ったデータを使った。高さ6.5cmくらいで最高品質で出力。所要時間は2時間弱。
http://www.yoshii.com/dgcr/3DPrinter_Finder_PB040257

サポートをはずした部分をサンドペーパーで磨いたら、白くなってみっともない。こまったな。水で洗ったりして濡れてる間は白は目立たなくなるので、クリアーを塗ればいいかも。

と思って、トップコートを吹いてみたら白い部分がきれいに消えた。とはいえ、オレンジ色ってもクリアーオレンジで不透明じゃないので、形がよくわからないし中のハニカムが中途半端に透けて見えてたりしてイマイチかなあ……。
http://www.yoshii.com/dgcr/3DPrinter_Finder_PB040263

これがINTER-CULTUREのやつ。ナイロン製の出力物を染料で着色してある。
http://www.yoshii.com/dgcr/INTER-CULTURE_PA020087

●プラモデル用塗料「プラカラー」

プラカラーって一般名詞だったよね。1970年頃、小2くらいで買ってもらったプラモの本には「塗装にはプラカラーを使う」と書いてあった。それで商品名「プラカラー」の、8色だったか10色だったかセットを買ってもらった。

検索したら、マルサン商店という有名メーカーが出してたプラカラーってのらしい。画像もあった。確かにこのロゴと瓶だけど、僕が持ってたのは横長の箱だった。皿や筆も付属してたと思う。


2〜3年たってプラモデルに夢中になって、模型屋さんに自分で行くようになった頃も、プラカラーは見かけなかったと思う。売られていたのはレベルカラー(現在のクレオスのラッカー塗料の元祖)とパクトラタミヤ(エナメル系、レベルもパクトラも提携やめて名前が変わった)だった。

「プラモデル」自体が、日本では先駆者だったマルサン商店の登録商標。マルサンの国産初のプラモのノーチラス号はその本にも出てた。一般名詞化するのに対抗して、「プラモデルと呼べるのはマルサンだけ」と宣伝コピー出してたそうでw


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com

Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/


iPad ProのTouchID。横位置で登録したから、解除するときずっと横位置でやってたけど、縦位置でも逆さでもちゃんと認識するじゃーん!

・スワロフスキー干支モチーフの「ZODIAC」発売
https://www.fashion-press.net/news/33277


・スワロフスキーのLovlotsシリーズ「Hoot the Owl」
http://bit.ly/2ruVM9x


・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/


・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500


・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii