[4452] クトゥルフ神話体系ってご存知?

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,700文字)



《ていうか、あんた、だれ?》

■ショート・ストーリーのKUNI[224]
 返信はお早めに
 ヤマシタクニコ

■3Dプリンター奮闘記[100]
 クトゥルフ神話体系ってご存知?
 織田隆治




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■ショート・ストーリーのKUNI[224]
返信はお早めに

ヤマシタクニコ
http://bn.dgcr.com/archives/20171109110200.html
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その日も自称デザイナーのおばはん、シモヤマさんはメール画面をぼんやり眺めては、ため息をついていた。

シモヤマさんの一日は、メールで始まりメールで終わる。それはまあおかしなことではない。まっとうな人間でも一日の始まりにはメールチェックをして、それによって仕事を振り分けたり予定を立てたりするだろう。

一日の終わりにも、念のためメールチェックをして、すっきりした気分で就寝することだろう。

シモヤマさんの場合の問題点は、メールに費やす時間が長すぎるということだ。

「あー、どうしよかな。この返信……」

ぼーっ……。
ぼーっ……。
ぼーっ……。

すると突然、メッセージボックスがびゅん! と現れた。何かの拍子に突然出てきて、びっくりして読むと「○○に接続しますか! なんたらかんたらの重大な危険があります!」とか、「予期せぬなんとかでなんとかが終了しました!」「これをどこどこに報告しますか!」「本当になんたらするんですね!」とか、えらそうに言ってはシモヤマさんのような、20年もパソコンを使ってはいるが生来のメカ音痴で、本質的に理解出来ていない人間を震え上がらせる、あれだ。

何が書かれているのかと見ると

「シモヤマさん! いい加減にしてください!」

はあ? とシモヤマさんが驚いてパソコンの画面を見つめると、メッセージボックスはその輪郭をわしゃわしゃと変化させ、まるで人間がしゃべるみたいにどんどん言葉を表示していく。

「毎日毎日メール画面を見ては『あー、返信どうしよかなー』と迷っては先延ばしにしている。やっと書きかけたと思うとやめて、また放置。いったいメールの返信で毎日何時間費やしてるとおもってるんですか?!」

うーん、計算したことないからなあ……とシモヤマさんが首をひねっていると

「だれがまともにそんな計算をしろと言ってるんです! そうじゃなくて! もう、あなたみたいな人を毎日目の前にしている、わたしの気持ちにもなってください!」

いや、そう言われても……ていうか、あんた、だれ?

そう問いかけると、メッセージボックスはおもむろに文字を表示した。

「私は、メールの中の人です」

え、そうなんだ! 

驚くシモヤマさんをほっといて、中の人はさらに言いつのる。

「あんたの考えてることくらいわかってますよ。返信に時間がかかりそうだと思うと、とりあえずフラグつけとく。それはいいけど、いまやフラグだらけで真っ赤っかじゃないの、メールが! あとまわしにするばかりでぎりぎりまで返信書かないからよ! そんなだから仕事もなかなか進まないんです!」

こりゃー痛いとこつかれたなー。

「とぼけてる場合じゃないの! たとえばこれ。

──シモヤマ○○子さま

前回の「のびのびプロジェクト」の際はお世話になりました。今度「続のびのびプロジェクト」がスタートすることになり、来月第一回の研修会を開く予定です。数人規模のアットホームな集まりになると思います。ぜひご参加ください。──

これ、申し込むの、申し込まないの?」

そそ、それは、えーっと、あまりおもしろくなさそうで……

「じゃあ断れば?」

でも、前、仕事くれたとこなんで。チラシだけど……。

「じゃあ、申し込んだら?」

うーん……でも……その頃に映画を……。

「映画を観に行く約束があるんだ?」

いや、その頃に行きたくなるかもしれないなと。申し込んだらとたんに、当日映画を観たくなるかも。

「何それ! つまり行きたくないんだ! じゃあ断れば!」

でも、チラシよりもっといい仕事くれるかもしれないし、くれないかもしれないし……。

「うー……はっきりしろ! で、これはどうなの。

──シモヤマ○○子さま

土度山小学校の同級生だった矢崎紀子です! 10年ぶりくらいかな、また同窓会やろうということになってます。参加するでしょ? といっても、いろいろ準備しなくちゃいけないので、来年はじめになる予定。で、シモヤマさん、風来川くんの連絡先知ってる? だれも知らないので、もしやと思ってメールしました。知ってたら教えてね!── 

同窓会、行くのか行かないのか、どうなんだよ! これ、もう一週間前のメールだよ!」

うーん。当時のクラスの男子にはろくな子がいなくて……。

「じゃあ断るんだね!」

でも、担任の岩谷権蔵先生は初恋の人で。

「じゃあ行けよ!」

もう70過ぎてるはずだから、老いた姿を見るのがこわい。

「シブいじいさんになってるかも知れないじゃん! ただの老いぼれかもしれないけど、そのときは知らん顔すればいいよ。じゃあこれもさっさと返信するんだよ!」

いや、でも、風来川くんの連絡先を。。。

「知ってるのかい?!」

調べたらわかると思うんだけど、調べるのがめんどくさー。

「うう。。あと、メルマガで『今なら簡単なアンケートに答えるだけで抽選で100名様にプレゼント!』とか『期間限定のポイントを3000ポイント進呈! お手続きはこちら!』とかいうの、軒並みフラグつけてるけど、応募すんのしないの?!」

しようかと思ったんだけど、よく読むと手続きめんどくさそうで……。

「じゃあもう、さっさとフラグはずしてゴミ箱に入れなよ!」

そうすっかなー。

「それからこれは何? 

──親愛なるシモヤマ○○子さんへ

私だよ、かつての君の上司、神田川! 最近スマホデビューしたのでメールしてみました! 上司からメールがきてじょうしましょ! なんちて!──

なんでこんなつまんないメールにいつまでもフラグつけてんだよ!」

いや、だじゃれにはだじゃれで返そうと思うんだけど、うまいのが思いつかないうちに月日が経つという。

「ひまか!……もーがまんできん! 私が代わりに整理していい? 応募する気もないキャンペーンは無視、あほな元上司もスルー、 同窓会の返信は『はい、参加します。でも風来川くんの連絡先はわかりません』、これでいいね。研修会は『あいにく気が進まないので遠慮します』、これでいいだろ。簡単なことさ!」

え、いや、それは……。

そのとき、また別のメッセージボックスがぼよん! と現れた。

「すいません、私、メールの中の人・その2ですが!」

はあああ?

「先ほどからやりとりを拝見しておりました。確かに私も、シモヤマさまの返信の遅さに少々いらついておりました。しばいたろかと思うこともしばしばでございました。ですが、その1のやり方にも問題があるかと思いまして」

やっぱりそうか。

「世の中、そうでなくともぎすぎすしております。能率とか効率とかばかり優先されがちですが、そればかりでは息が詰まります。また、シモヤマさんのような優柔不断でどっちつかずで決断力と判断力に欠ける人が無理をしても失敗するだけです」

「ならどうしろってのよ!」 その1が言う。

「その1さんのように結論をすぱっと書くのは、シモヤマさんには似合いません。本人がすぱっとしてないのですから。ありのままの姿見せるのよと、松たか子も歌ったではありませんか。ちょっと古くなりましたが」

そ、そうだよね!

「ここはあいまいにいきましょう。すぐれてあいまいなメールとは、適度に話題をすりかえつつ結論をあとまわしにして、やっと結論かと思わせて結局何も伝わらないというメールでございます。この原則に従いますと、先の研修会の返信は

『お誘いありがとうございます。最近朝晩めっきり冷えるようになりましたね。こんな寒い夜は、クレアおばさんのクリームシチューなどがよろしいかと思います。私が好きなのはビーフシチューですが、最近は羽生結弦くんより宇野昌磨くんが気になっております。そういうわけで紅葉も見頃となりました。研修会のお誘いありがとうございます。』」

なんだそれ。一周まわっただけで何も書いてない。

「で、同窓会のほうの返信は『同窓会するんだ。楽しみだなあ。風来川くんの連絡先、わからないんだ。そうかー』ではどうでしょう。よければ今すぐ送信いたしますが」

いや、あいまいにもなってないぞ、それ。そんな返信を私の名前で送られたら、私の社会的評価が落ちるというものだ。やめてくれ。

と思っていたら、またしても別のメッセージボックスがぱこん! と開いた。

「えー、失礼いたします。私、メールの中の人・その3でございます!」

まだいたのか! ていうか、いまや私のパソコン画面は三つのメッセージボックスで七割方占拠されてる状態で、それが口々にわしゃわしゃとしゃべってるんだけど、どうなのこれ。

「その1もその2も感心いたしませんな。横で聞いていて、これは違うと思い、ついしゃしゃり出た次第です。だが、誤解しないでいただきたい。ぐたらぐたらと未処理メールをためこむシモヤマさんに対する『ええかげんにせえよ』『しやからおまえはあかんのや』という気持ちは私も、深く共感するところであります」

ほかのふたつのメッセージボックスが、ぽんぽん上下動して賛意を表現する。君たちにはオーナーである私に対する敬意というものはないのかっ。

「あまりはっきりとイエスかノーかを言うのは危険であります。この点はその2と同じですが、あいまいにするにもほどがありまして、その2のようなあいまいさでは、あほかと思われてしまいます」

その2がむくれた。

「そこで、同じあいまいなメールでも、賢そうにみせるために数字を使うことをおすすめします」

数字?

「はい、そこらの政治家たちが中身もないのにあるように見せかけ、大衆をまるめこむために使う、あのやりかたです。たとえば研修会の返信は『お世話になっております。研修会の件ですが、調査検討を重ねた結果、シモヤマが参加する確率は平年比15%増、作付面積7位、またこのうち今後の日米関係に依存する割合が45%、日の入り16:58となっており、シモヤマミクスの成果といえるでしょう』。

同じく同窓会は『連絡ありがとう。シモヤマは参加するかしないかの方向で日々精進しておりますがほとんどひきこもり状態につき腰痛悪化の可能性が957ヘクトパスカル、当日雨が降っていやになる可能性が合い挽きミンチ100グラム128円です。なお風来川くんの連絡先について日経平均株価22827円38銭が参考になるかと思いませんが稀勢の里の身長は188センチです』ではいかがでしょう」

どこが賢そうなんだ。どこが大衆をまるめこむだ。

「いいんじゃないですか」と、その2が言う。

「いいんじゃないの、もーどーでも」その1が投げやりに言う。

シモヤマさんは、なんでこいつらの言う通りにしなきゃいけないんだと思いながらも少しは反省するところもあり、しぶしぶ返信を済ませた。

同窓会の矢崎紀子から返信があったのは、なんと10日以上も経ってからだった。

──返信ありがとう。参加するかしないか不安がBMI23.5、体脂肪率32.5%ですが風来川くんの消息について35.360628,138.727365で風力3でしょうか。

あ、ひょっとして、同類か。


【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
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近所の店ではセルフレジの導入例はないものの、支払いを機械で済ますセミセルフレジ(というらしい)が増えつつある。

よく行くパン屋さんでは、だいぶ前からコンパクトな機械をレジのすぐ横に設置、今ではお客さんもすっかり慣れて、たまに初めてでまごついている人がいるとささやかな優越感を覚えたり。

と思ってると、たまにしか行かないスーパーにこの間行ってみたら、いつの間にかセミセルフレジに! 何も知らず買い物してピ、ピ、が済んだと思ったら、突然「お支払いは4番レジでどうぞ」と突き放される。

機械の前に行ったものの、「レシート取り出し口」は目の前にあるのに、お金を投入するところが見当たらない。きょろきょろしてると隣のレジにいたおばちゃんが「そっちやがな」と、割と下のほ〜にあった投入口を指さして教えてくれた。

ひー、恥ずかし! 目線の行きやすいところに設置すべきじゃないかと思ったが、負け惜しみですかそうですか。


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■3Dプリンター奮闘記[100]
クトゥルフ神話体系ってご存知?

織田隆治
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長い間お休みをいただいておりました。

お仕事が猛烈に忙しく、まったく頭が回らない期間が続いていました……。

久しぶりなのに、まったく3Dプリンター関連じゃなくてすみません……。

皆様、クトゥルフ神話体系ってご存知でしょうか?

H・P・ラブクラフトという小説家が、1920年前後に執筆したコズミックホラー「宇宙的な恐怖を取り上げたホラー」。

サイエンスフィクション(SF)の要素を取り入れたホラーなんですが、その後の怪奇、幻想、オカルト、ホラー小説に多大なる影響を与えた小説家、詩人でもあります。

その小説に出て来るモンスター達は、個々にとても魅力的な個性を持っており、現代でもスティーブン・キングなどにもかなりの影響を与えています。

ラブクラフトは、弟子(?)などに自分の作り出した世界観をそのまま引用等することを許可し、ある意味オープンソース(?)的な設定としたわけです。

その後を引き継いだオーガスト・ダーレスなどの作家により、その世界観は体系化され、整理されて、「クトゥルフ神話」として確立されて行きます。

クトゥルフというのは、代表的なモンスターで、太古の地球を支配していた存在です。

僕がラブウクラフトの小説に出会ったのは、かれこれ30年くらい前。大学の時の同級生からの影響でした。

もともとホラーやSFは大好物でしたので、その世界観やモンスター達の魅力にすぐにハマってしまいました。

その時に流行っていたのが、「TRPG」。「テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム」です。

当時、ホビージャパンという出版社から「クトゥルフの呼び声」という「TRPG」が出ていて、夜な夜な友人の下宿に泊まってはゲームをしていました。

それまで、「TRPG」なんてものをまったく知らなかったのですが、ボードゲームやファミコンとは違い、ゲームの進行役のマスターが司会し、ゲームをサイコロとトーク(会話)で進めて行く、ということが凄く新鮮でした。

モンスターに出会うと「SAN値」という正気度が減って行き、なくなると発狂するという設定も、すごく新鮮でした。

皆でシナリオを書いたり、地図やダンジョンを書いたり。コミュニケーション能力と運を使って、ゲームを進めて行きます。

本もかなり読みあさりましたし、ラブクラフト原作や体系を引き継いだ映画なども、レンタルビデオで借りまくっていました。

大学を卒業した後は、めっきり「TRPG」はやらなくなって、それでも「クトゥルフ」関連の資料本が出たり、小説を見かけると購入したり、立体物を作ったりしてました。

ずっとアングラの世界だと思っていまして、あまり人に言うこともなかったんですね。

ところがどっこい、最近すごくブームになってるじゃありませんか?!

少し前に、テレビのアニメで「這いよれニャル子さん」っての放送されまして、腰を抜かしそうになりました。

クトゥルフ神話体系に出て来る、「ニュアルラトホテプ」と言われるモンスターを擬人化(?)したものでした。

なんじゃこれ!(笑)

そこで、あらためて周りを見渡してみると、僕が大昔にやっていたRPGもまた流行っていて、ボードゲームが出ていたり、薄い本(同人誌)などもたくさん出ているようでした。

ほんと、これにはビックリ玉手箱。まさしくそんな驚きでした。

以前から、立体物をこさえては、「ワンフェス」などの造形イベントでコツコツひっそりと出展していましたが、ここまでのブームになっていたとは……。とは言ったものの、まだ一般的ではないですね(笑)

ワンフェス会場で、急に作品の前に立ち止まる人が増えていたのは感じていましたが。

そこで、「クトゥルフ」だけに絞った、創作イベントなんかをやったらどうなるんだろう? と思い立ち、軽い気持ちでツイッターで呼びかけたところ、かなりの反響がありました。

こりゃ、ちょっとやってみるかなぁ。。。。

と立ち上げた企画がこれ。『クトゥルー復活祭』
http://www.f-d-studio.jp/event.html

始めは軽い気持ちで企画をしていたんですが、友人や青心社様の協賛、ご協力も頂けることとなり、それなりに「ちゃんとやらないと」いけない状況に(笑)

開始まで一か月くらい前に告知、募集したにもかかわらず、有名な原型師さんやイラストレーターさんにも出展していただけることとなりました。

『クトゥルー復活祭/出典ディーラーリスト』
http://www.f-d-studio.jp/event2.html

会期まで一か月しかなく、そのうえ本業の仕事も押していて、もう猛烈にバッタバタしていました。

会場では、青心社の社長と、映画関係のお仕事をされている友人、そして私のトークショーや、プロの声優/ナレーターさんによるクトゥルフ小説の朗読会。自主制作映画の制作発表など、企画てんこもりでした。

そして…… 続きは次回の講釈で……

〈編集部注:クトゥルフとクトゥルーは同義で、後者は日本語らしい〉


___FULL_DIMENSIONS_STUDIO___
【織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp


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編集後記(11/09)

●古森義久「戦争がイヤなら憲法を変えなさい 米中対決と日本」を読んだ(2017/飛鳥新社)。ワシントンで活動する日本人ジャーナリストが最も強く警告するのは「日本はいま国の存亡の危機に面している」の一点に尽きる。アメリカ側の政府や議会、官僚や議員、さらに専門家たちの日本を囲む東アジア情勢の考察を知れば知るほど、日本が危ない、その論拠を筆者は提示する。

1章から4章までがサブタイトルの内容である。これがリアルに恐ろしい。米中戦争も尖閣から始まる。もはや中国を止められない。既に中国の日米分断作戦が始まっている。アメリカが退く日が来る。おぞましい近未来図だ。残る5章がメインタイトルの内容である。新しい時代の真の日米同盟が描かれている。

「日本は憲法上の制約を口実に、アメリカの安全保障のためにほとんど何もしない。それなのに、アメリカは膨大な費用と人命をかけて、日本側の無人島の防衛を引き受けるのは理屈に合わない。日本側はこの種の不均衡をいつも自国の憲法のせいにする。かといって『では憲法を変えよう』とは誰も言わない」

民主党ベテラン有力議員が2017年2月の公聴会でこう述べた。日本国憲法が双務性を阻むことにより、日米同盟が公正な機能を抑えられている。それを解消するためには憲法改正が必要だという。つまり、アメリカの尖閣防衛誓約を日本の憲法改正と交換条件にすべきだというに等しい。いままで陰に陽に日米同盟の片務制の批判はあった。真っ正面からのこの主張は受け止めねばならない。

憲法九条を素直に読めば、日本には交戦権も戦力もない。自国防衛、自国民の生命を救うためであっても日本は戦ってはならないのだ。日本には自衛の権利も義務もない。屁理屈の解釈でなんといおうと、自衛隊は違憲である。日本の憲法は日本の防衛を概念的に否定している。日本の安全や生存を「平和を愛する北朝鮮や中国の国民の公正と信義」に依存すれば保てる、というのだ。

いまの国際状況の中でいかに常軌を逸しているか、議論する必要もない。この点にこそ、日本国憲法の最大の欠陥、最大の非現実性がある。筆者は日本国憲法を起草した当事者(元GHQ民生部次長)チャールズ・ケーディスに、直接話を聞いた、日本では数少ないジャーナリストである。1981年4月に4時間ほどのインタビューを行った。「憲法九条の目的はいったい何だったのですか?」

「日本を永久に非武装にしておくことです」「実はマッカーサー総司令官からの指示のメモには、非武装日本は『自国の防衛のためでさえも』戦争や戦力を放棄する、という記述があった」。それは道理に合わないと、彼は「自国の防衛のためでさえも」を削除し、事後に報告して上司の了解を得たのだという。

どの主権国家も当然の権利として、軍事手段を保有している。だが日本国憲法は、米軍の意向により戦後の日本からその究極の手段をも奪おうという企図の産物であった。それにより生まれた片務性、これが歴史的事実だ。だがそれはもう無効だ。日本はいま、「日米同盟を有効に維持していくためには、現行憲法のままでは無理だろう」という意見をアメリカ側から突きつけられている。

日米同盟を保つか、憲法第九条を保つか、国家安全保障上、戦後最大の選択となる曲がり角、「日本はいま国の存亡の危機に面している」のだ。北朝鮮から、中国から、軍事的脅威が目に見えるかたちで襲ってきている。九条教信者だけが、それを見ない。見ぬふりをしている。彼らが戦争を招くのだ。 (柴田)

古森義久「戦争がイヤなら憲法を変えなさい 米中対決と日本」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864105650/dgcrcom-22/


●シモヤマさん、気持ちわかるよ……。/クトゥルフ神話の本、どこかにあるけどちゃんと読んでいない……。

/セルフレジやってみたいな〜。そういや先日、打ち合わせ後にいつものスーパーに行き、レジを済ませ、サッカー台にカゴを置いた瞬間に気づいた。マイ(エコ)バッグがない!

スーパーに行くのは週に一度程度。なので量が多くなる。レジ袋では腕や指に食い込んで痛い。なのでマイバッグを持ち歩くことにしている。このスーパーではレジ袋を断ると2円キャッシュバック。

マイバッグラインナップ。フジパンのミッフィーのトートバッグ。同じのが二つ。キャンパス地で52cm×30cmの舟形。引っ越しの荷物を入れるために親からもらった。検索しても画像が出て来ないぐらい古いのだが、いまだに持っている人を時々見かける。丈夫すぎて破れないっ。

それらを入れるバッグは、近鉄百貨店でお歳暮をした時の特典。今だとペラペラのとか、保冷機能つきの小さなものしかもらえないけど、10年以上前だと丈夫でしっかりしたキャンバストートがもらえた。

33cm×30cm×10cm。防水加工が施されている。こちらも破れないので使い続けてしまう。……もらいものばかりだな(笑)。続く。    (hammer.mule)

パナソニック 600L 6ドア冷蔵庫 NR-F603HPX
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B074XNLR6W/dgcrcom-22/
CMで見て、めっちゃいいやん、買い物が週一なんだから、次はこの冷蔵庫欲しいと思って値段見て眠気が吹っ飛んだ。

おいしい7days パーシャル搭載冷蔵庫(TVCM30秒)

9月には放送されていたのね。見たの一週間前ぐらいじゃないかな。いいなぁ。欲しいなぁ。でも今の冷蔵庫にもあと10年は頑張ってもらわなきゃ。

おいしい7days
http://panasonic.jp/reizo/7days/