[4474] 田舎のネズミがMAXがんばってきた話

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《生まれたての無毛の姿になる》

■羽化の作法[52]
 世紀末とのコラボレーション
 武 盾一郎

■LIFE is 日々一歩(65)[web]
 田舎のネズミが、MAXがんばってきた話
 森 和恵




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■羽化の作法[52]
世紀末とのコラボレーション

武 盾一郎
http://bn.dgcr.com/archives/20171212110200.html
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東京大学駒場寮に初めて行って「ゼロバー」で呑んだのが5月2日。ゼロバーは「エキン」を中心に「コーキ」、「リカちゃん」、「モリオ」の四人で運営してたが、バーテンにはちょくちょく「シンヤ」という、金髪の男の子も入っていた。

しばらくすると、コーキとシンヤの二人がギャラリーを駒場寮内に立ち上げると言い出した。駒場寮にはいくつかギャラリーのような部屋はあったが、自分たちのギャラリーを作ろうというのだ。

名前は「Obscure(オブスキュア)」、ニコの『カメラ オブスキュア』からなのかなと思ったがほんとうの由来は分からない。

そんなある日、ゼロバーで呑んでるとコーキが「ギャラリーのこけら落としで展示をやらないか」と僕に話を持ちかけて来た。

ギャラリーみたいな箱で展示をしたことがなかったので、どうやったらいいのかさっぱり分からなかったが、「(うまくやれる)自信はないけど、ぜひやりたい」と、僕は即答した。

最初に思い付いた展示イメージは、「ギャラリーの床や壁一面に段ボールを敷き、病院用のベッドを一つ置く」だった。

展示期間中、ギャラリーのベッドで寝泊まりして、床と壁の全面に張られた段ボールにひたすら絵を描いて行く展示だ。

◎1997年6月3日(火)

野宿者支援のまつり「新宿夏まつり」の会合があった。意外なことに、ちゃんとミーティングに顔を出していたのだ。

その日の夜、夏まつりスタッフのひとり「トカちゃん」を誘って東大駒場寮に行く。彼は後の「ドキュメンタリー映画監督・土屋トカチ」である。
(参照『映画「フツーの仕事がしたい」:土屋トカチ監督インタビュー』


腹の据わったカメラワークであるが、当時は繊細で少年のようだった「トカちゃん」である。この日の夜、コーキとシンヤがいたので、ギャラリーこけら落とし展の打合せをした。

最終日に、締めとして舞踏と打楽器とのコラボレーションをやることにしよう、とか。ずっと絵を描いてるので「武盾一郎ライブ」にするのはどうか、とか。8月8日午後8時8分に終了するのはどうか、とか。

そこでコンセプト第一稿がこんな感じになった。

「武盾一郎ライブ この展示は武盾一郎がギャラリーに暮らしながらその生命活動そのものを描くライブペインティングである。」

●『世紀末とのコラボレーション』DM完成

この後、もっといろんな人たちとセッションしていくことを主軸にした方が良いと、展示のコンセプトを修正していく。

今まで自分は複数人で絵を描いて来た。音楽や舞踏ともライブでコラボレーションして来た。

参照:羽化の作法[31]1996年「世界都恥博覧会」と「新宿夏まつり」
http://bn.dgcr.com/archives/20170124140400.html

他者との協働は、ひとりでは作れない思いもよらないものが生まれる。それが面白くて、自分の制作スタンスとなっていた。いろんな表現の人たちと交わっている状態を、みんなが体験する場にしたい。

ということで以下のようなテキスト出来上がった。

『世紀末とのコラボレーション』
95年から新宿ホームレスの段ボールハウスにペイントを始め、96年器物損壊で22日間の拘留生活を強いられるが、今もなお描き続けている。その武盾一郎が東京大学駒場寮Obscure Galleryで1週間のライヴペイントを行う。”

DMはこんな感じに仕上がった。

https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1791543497557196:0


https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1791543500890529:0


期間は1997年8月2日(土)〜8月10日(日)の9日間。最終日だけではなく期間中出来るだけコラボレーションライブをすることにした。DMの入稿までに決まったコラボレーションは4日。

8/2:サンカラゴソジャ(パーカッショングループ)、エキン(踊り)
8/3:鷹野依登久(ペインター)、菅原亮(写真家)、橋本弘道(写真家)
8/9:小倉虫太郎(評論家)
8/10:サンカラゴンジャ(パーカッショングループ)、酒井敦(舞踏家)

●「こけら落とし」の「断髪式」

まず、窓のないコーナー二面を隙間なく段ボールにする。天井までは相当高い。かなり高い脚立を使って、ちょっと怖かった覚えがある。床まで段ボールを張り、床も半分くらい段ボールを敷いた。段ボール張りには、有り難いことにトカちゃんや東京シューレの人も手伝いに来てくれた。

初日に絵が何もないのは寂しいので、何日か前から絵を描いておくことにした。ベッドをどこからか手配して、展示前からギャラリーに寝泊りして制作する。

「こけら落とし」なので、髪の毛や当時生やしていた髭や体毛を全て剃ることにした。当時は髭を生やしていたのだ。

https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1791554280889451:0


これから生まれるオブスキュアギャラリーで、生まれたての無毛の姿になる「断髪式」を行った。ゼロバーに出入りしていた歌舞伎役者のしのぶちゃんに髪の毛を剃って貰った。

参照:中村芝のぶ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E8%8A%9D%E3%81%AE%E3%81%B6

眉なしスキンヘッドの武盾一郎(撮影:関根正幸)
https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1791567387554807:0


●『世紀末とのコラボレーション』開始!

8/2の初日と、8/10の最終日の二日に渡って、サンカラゴンジャにお願いした。ジャンベを中心としたパーカッショングループだ。そして「踊ってやってもいいよ」と言うので、ゼロバーの店主・エキンにも踊りを頼んだ。

8/3は段ボールハウスにも絵を描き、駒場寮にも部屋を借りてるイトヒサとカメラマン2人とのコラボレーションだ。

橋本弘道さんは、当日ポラロイドカメラで写真を撮って、壁にどんどん貼り付けていく。ライブではイトヒサと僕がペインティングしてるところを、カメラマンがフラッシュを焚くパフォーマンス。

この写真は8/3だと思うのだが女性が写ってるが誰だか思い出せない
(撮影:関根正幸)
https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1791567397554806:0


コラボレーションは、DMに記載されたのだけではなく連日行った。「トカちゃん」の弾き語りとのコラボレーション、DJとのコラボレーション、ターンテーブルノイズとのコラボレーションなどなど。

日中絵を描いている時の様子(撮影:関根正幸)
https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1791567400888139:0


8/9は評論文の朗読とペインティングのパフォーマンス。小倉虫太郎さんは上半身裸で、金だらいのようなものを叩きながら、ベンヤミンかなにかを読み上げていた。

8/10の最終日は、鶴山欣也さんの舞踏やサンカラゴンジャだけでなく、ディジリドゥを吹く人、ボイスパフォーマンスの人なども交え、オブスキュアギャラリー内だけでなく、野外にも出てパフォーマンスを行った。

ともかくカオスな空間にしたかったがその通りになった。

酒井敦さんは大野一雄の弟子で、鶴山欣也さんは大駱駝艦で、同じ舞踏でもちょっと違う。コラボレーションの後に、二人が目を合わせて頷き合ってるのが印象的だった。

大野一雄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%87%8E%E4%B8%80%E9%9B%84

大駱駝艦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%A7%B1%E9%A7%9D%E8%89%A6

最終日はギャラリーから出て野外でもパフォーマンスを行った。
(撮影:関根正幸)
https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1792662514111961:0


写真は関根正幸氏のブログより
http://blog.goo.ne.jp/sekinema/e/9f218b1b73a5c4c9ffc6c84d2dd7a989
http://blog.goo.ne.jp/sekinema/e/3326e868b4dba5b1447cf032a8b84c05
http://blog.goo.ne.jp/sekinema/e/a947ed8a8d6938a9a1e824a4a9674c47
http://blog.goo.ne.jp/sekinema/e/384fd332de6a428225bfb2a8a185a11a
http://blog.goo.ne.jp/sekinema/e/2ef94ff419dd8c13801416ec777b5751
http://blog.goo.ne.jp/sekinema/e/f9157e80a2ee8aafbef8bc43a05483a2

●絵はホームレス支援の「第四回・新宿夏まつりへ」

『世紀末とのコラボレーション』で描いた絵は、8月17日に新宿中央公園で行われたホームレス支援のまつり「第四回・新宿夏まつり」のステージのバックとして飾られた。そこで僕は大友良英さんとコラボレーションする。
https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1792673554110857:0


新宿夏まつり 1997. 8. 17


『世紀末とのコラボレーション』で描いた絵は、駒場寮と新宿を繋いでくれたのだった。(つづく)

【武盾一郎(たけじゅんいちろう)/画家人生これから】

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■LIFE is 日々一歩(65)[web]
田舎のネズミが、MAXがんばってきた話

森 和恵
http://bn.dgcr.com/archives/20171212110100.html
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こんにちは! 森和恵です。昨日から、ずいぶん冷え込みましたね。大阪でも、この冬の初雪がちらほらと降ってきています。

さてさて。前回は、登壇前の車中からコラムをお届けしましたが、おかげさまで無事に終えて、戻ってきました。

【Adobe MAX Japan 2017】
《Dreamweaver最新ワークフロー!PSDカンプからBootstrapページを世界最速コーディング》
https://www.event-web.net/adobemaxjapan/

という、大きめのイベントでお話をしてきました。

●「とにかく規模が大きかった!」イベント当日のこと

わたしのセッションには、300名近くの方々にご参加いただきました。本当に、ありがとうございました。

目の前の座席が、わーっと埋まっていたのを見たり、話している最中に頷いてくれる方に気づいたりしたのが、本当に心強く感じました。

デジクリの読者の方も、きっと見に来ていただいたんでしょうね。ありがとうございます。

当日は、テーマの「Dreamweaverを使った、Bootstrapページの制作」について、どんな機能があるか、そして利用したワークフローはどんな感じなのかをお伝えできたのではと思います。

セッションのスライド・使用したソースコードなどを、フォローアップページにて公開中です。

【Adobe MAX Japan 2017 担当セッションフォローページ:r360studio】
http://r360studio.com/seminar/max2017/

ひとりで参加していたので、登壇中の写真などがないのですが、当日の雰囲気はこんな感じでした。
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-Lifeis65-1.jpg

とにかく、参加人数の多さや、会場全体の規模の違いに驚きました。さすが、東のイベント。当日は、3600名ぐらい参加されていたそうです。

登壇は大きなトラブルもなくクリアしたものの、馴れない人の多さにイベントを楽しむ余裕はありませんでした。

どこに行ったら馴染めるのかわからず、ただうろうろとあっちへ行ったり、こっちへ行ったりを繰り返す始末。

まさに、“田舎のネズミ”となっていましたね。トホホ。

次回参加のチャンスがあれば、今度はイベント全体をゆっくりと楽しみたいと思います。とくに、気づかずにタイミングを逃してしまった、次の3つを体験したいと思います。

・MAX Store(物販)は、会場に着いたらすぐに行く!
(欲しいものがすぐ売り切れてた)

・工房(体験)ブースも、興味のある所はすぐ行ったほうがいい。
(キーチェーンやコースターなどをその場で作れます)

・名物のAdobeソフトのカクテルは、2時間待ちだったそうです。
(気がついたら、みんな並んだ後で、売り切れてた)

●BootstrapありきをDreamweaverでサポートする

今回一番お伝えしたかったのは、Dreamweaverで楽をしましょうということでした。

ウェブを制作するときに、ひな形としてBootstrapを導入することで、ページの土台を短い時間で作ることができます。

しかし、そのデザインを変更するには、ブラックボックス化しているBootstrapのCSSを調べる必要があります。

Bootstrapの初期スタイル調べ、リアルタイムに変更するためのサポートがDreamweaverではできます。

例えば、Bootstrapの“ナビバー(navbar)”と“ジャンボトロン(Jumbotron)”の間にできた空白を消したいとします。

Dreamweaverでは、インスペクタという機能を使って、該当箇所のスタイルを調べられます。オレンジの帯担っている部分のスタイルを調べると、クラスセレクタ「.navbar」で、「margin-bottom(下余白)が20px」空いているのがわかります。
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-Lifeis65-2.jpg

そのまま、クラスセレクタ「.navbar」で指定されたソースコードを打ち消すためのスタイルを作り、適用し、下余白を削除することができます。
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-Lifeis65-3.jpg

思いつく個所を見たままに調べ、修正ができるのが、Dreamweaverの最大の利
点だと思います。

もちろん、「挿入パネル」や「カラム調整」など、Bootstrapを使うためのさまざまな機能がありますが、一番のよいところはここにあると考えています。

それを想定して、当日はこんなワークフローも提案してみました。

Bootstrapを土台にすることを前提として、ディレクター・デザイナー・エンジニアの3名で進める工程です。
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-Lifeis65-4.jpg

ディレクターがラフをPSDで作り、ラフの段階でエンジニアに渡して土台になるページをコーデイング。その後、デザイナーに土台や素材を投げて、最終工程までブラッシュアップしていく方法です。

早い段階で、コーディングを始めることで、全員の意思疎通をはかり、戻りの少ない作業ができるのでは? と考えています。

……と、MAXのセッションでは、ここまで深く突っ込んでお話ができませんでした。が、近々お話できる機会を作ろうと思っています。

まだ、正式に告知前なのですが、大阪では「2月25日」にイベントをする予定です。そのあと、ゲストで呼んでいただく形で東京でも予定しています。

決まったら、私のTwitterなどで告知していきますので、お楽しみに。

●明日、MAXセッションの再演をライブ配信します。

まだまだ話したりないことがあったので、Youtubeライブ配信もしていきます。先日、その第0回を放送しました。


自分がホストになってのライブ配信はこれが初めてで、環境の準備が整わず、当日急にお知らせしての、ゲリラライブっぽくなりました。でも、当日よりもじっくりとお伝えができたのではと思います。

明日と来週の2回に渡って、本編を配信する予定です。

下記のチャンネルで告知していきますので、チャンネル登録をぜひ。
https://www.youtube.com/r360studio

……ということで、今回はここまで。

最後になりましたが、2017年のコラムはこれで終了です。来年は戌年。年女一歩手前なので、ますます気合いをいれていきます。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)

【 森和恵 r360studio ウェブ系インストラクター 】
mail: r360studio@gmail.com
Twitter: http://twitter.com/r360studio

講座受付中:http://r360studio.com/seminar/


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編集後記(12/12)

●ヒッチコックの「疑惑の影」を見た(アメリカ/1943:わたしはまだ生まれていない)。ヒッチコック自身が大のお気に入りの作品だというが、派手なサスペンスがない。盛大などんでん返しがない。殺人シーンどころか死体も出てこない。ほぼ予想通りの展開でまるで怖くない。最後はいちおう驚いたが。

西海岸の田舎街サンタローザに、若い男チャーリーがやってくる。彼の乗ってきたSLが、ものすごい黒煙を高々と噴き上げるのが邪悪な感じ。迎えに出るのは彼の姪・チャーリー、同じ名前である。彼は杖をついてホームに降り立つが、すぐにスタスタ歩き出す。身障者のふりをしていたのだろう。いきなり怪しい。

チャーリーの母がチャーリーの姉である。母は弟のことが大好きで、過剰にご機嫌である。チャーリーも叔父に憧れの気持ちを抱いており、うきうきしている。眼鏡の冷静な妹(かわいい)と弟、父はごく普通の対応だ。見ているわたしは、男が自堕落で虚無的で、警察に追われて逃げてきたのを既に知っている。

チャーリーはテレサ・ライトが演じる。可憐で美しく瑞々しい。戦後の日本人は憧れて見ただろう。GHQが推薦するアメリカ女性像である。ハンサムな自称実業家が、姪にプレゼントした指輪に見知らぬイニシャルが彫ってある。盗品だろ、それは。なにかと隙の多い男であるが、家族はなかなか気づかない。

国勢調査の二人の男がやって来る。顔を撮られた実業家は、激怒してフィルムを取り上げる。露骨に怪しい行動だ。国勢調査員が刑事であることは、この映画を見ている人は100%分かるはずだ。若い刑事が美しいチャーリーに好意を抱きデートに誘う。楽しい会話の後に、ストレートに叔父の容疑をバラす。

田舎娘が好ましく思っていた都会のダンディが、殺人事件の容疑者であることを知るが家族には告げられない。男は次第に本性を現してくる。容疑を否定し、騒げば家族の名誉を失うと彼女を脅す。疑惑の影はますます濃厚になってくる。二度にわたって彼女を殺す罠をしかける。手際が悪くて失敗するのだが。

家族の食卓で、男は金持ちの未亡人が憎いという話を突然やりだしたりする。彼の正体をが現れる重要なシーンだ。とにかくこの男、見かけによらず支離滅裂、お粗末な悪党である。だから、そんな行動をとったら必ず疑われる、正体がバレちゃうよ、と彼のことを心配になる。変なところがサスペンスである。

驚愕のラストは明らかにしていいのだろうか。結局、ニセ実業家は新たなターゲットを追ってこの町を去るのだが、最後に列車内で二人きりになるシーンがある。ありえない設定。相手は殺人犯、自分が殺される可能性が100%なのに。あわやデッキから突き落とされる瞬間に……。平行する線路の前方からものすごいスピードでSLが迫る。これは見え見えのスクリーンプロセスだ。(柴田)

ヒッチコック「疑惑の影」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009LARUE4/dgcrcom-22/


●「フツーの仕事がしたい」のニュース映像が衝撃的だった。ブラックすぎる。/森さん、Adobe MAXお疲れ様でした!!

/Black Fridayの前に買ったのは、「Magnet」。ウィンドウをモニタの上下左右の位置に沿わせると、リサイズされ、横並びができたりする。左端に持って行くと、モニタの横幅1/2にリサイズし左端にくっつく。右端に持って行くと右半分。

縦二分割、縦三分割、縦2/3と2/1、横二分割、縦横二分割、全画面。ショートカットもあるのだが、覚えられておらず、もっぱらドラッグ。

Apple「Get Productive」とApple「Invaluable Utilities」の対象アプリに選ばれたんだって。(hammer.mule)

Magnet
http://magnet.crowdcafe.com/

App Storeで120円
https://itunes.apple.com/jp/app/magnet-%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88/id441258766?mt=12