[4486] 家庭に一台3Dプリンターって難しいよね

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,300文字)



《それが私の設定だというのか》

■ショート・ストーリーのKUNI[227]
 かがやくひかり つよいちから
 ヤマシタクニコ

■3Dプリンター奮闘記[103]
 家庭に一台3Dプリンター、って難しいよね
 織田隆治




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■ショート・ストーリーのKUNI[227]
かがやくひかり つよいちから


ヤマシタクニコ
http://bn.dgcr.com/archives/20180111110200.html
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いつから私はこの世界にいるのだろう。私は何をしているのだろう。

気がついたとき、私の手には小型で高性能の一丁の銃が握られていたし、私の足は薄汚れた街の路地のあちらからこちらへ、右足左足右足左足と交互に忙しく前へ前へと踏みだし、要するに走っていた。

私は走っていた。走る走る東芝歌う歌う東芝。息が切れる。ほんの2時間前はまだよかった。目覚めとともに私はニトリの遮光カーテンをひき、朝の光を浴びた。

すると、だばだーだーだだばだーだばだー……[注1]のスキャットが聞こえた。いや、聞こえたも何もない。そのスキャットは他でもない、私自身の口からもれているのだ。またか。

しかし気にせず、私はゆっくりとコーヒーをいれて飲む。うまい。お口の中にしみとおるよ……[注2]。ああ、まただ。どうにかならないのか。

するとポケットのiPhoneが鳴り、出ると女の声だ。

「ジョー?」

ジョーは私の名だが、ここはたぶん日本。だが、そんなことはどうでもいい。これは無国籍小説、どころか無都道府県境小説だ。部屋の外に広がっているのは渋谷のスクランブル交差点かもしれないし、路面電車の走る広島、はたまた、まほろばの奈良、おいでませ山口か流氷のオホーツクであるかもしれない。

「その声はヒアリ」

「メアリよ。貨物船に紛れて上陸した外来生物みたいに言わないで」

すると背後で突然ドアが激しい勢いで破られ、振り返るとスキンヘッドの男が銃を私に向けていた。オーマイガッ。

「遅かったようね。逃げて!」

メアリが言い終わらないうちに、私は目にもとまらぬ早さでこちらから一発お見舞いし、相手がひるんだ隙に窓から脱出した。走る走る東芝。まわるまわる東芝。いや、回ってるひまはない。歌う歌う東芝[注3]。

「何を歌ってやがる!」

スキンヘッドの男が怒鳴りながら追ってくる。仕方ない。振り向きざま一発ぶっ放すと、ほぼ同時に向こうが撃ってくる。激しい銃撃の応酬。

その一発が私の右腕から銃をはじき飛ばし、あろうことか折から通りかかった軽トラの荷台がそれを受け止め、運び去ってしまう。くそっ。私は走る。

路地の真ん中に止めてあった自転車を蹴飛ばし、前方から来る猫をかわし、ポリペールにぶつかって、中からキャベツの芯や魚のアラを盛大にぶちまけながら表通りに出る。

表通りではアジア系観光客の一群が、ぞろぞろワイワイと歩いている。その中に紛れ、スキンヘッドを振り切ったと思ったのもつかの間、いきなり至近距離に相手が現れる。

私は転がるように観光客の群れを離れ、また狭い路地に入る。幾度も角を曲がり突き当たりのフェンスを越えたところでようやく、ぜいぜいと荒い息をつきながらあたりを見回す。だれもいない。だれもいない……。だあれもいないとおもっていたらどこかでどこかで[注4]

「エンゼルでなくて悪かったな」

ラーメン屋の裏口に止めてあったバイクの陰から、スキンヘッドが顔を出す。だが、その手が銃を私に向けた瞬間。ぱん、と乾いた音がしてスキンヘッドはその場に崩れ落ちる。路面にみるみる血だまりが広がる。

ラーメン屋の親父が何事かと出てきて、あわててまたバタンとドアを閉める。いつの間に追いついたか、まだ銃を握りしめて立っているメアリに向かって軽く手を上げた。

「命拾いさせてもらったな」

「どういたしまして」

それからメアリは私に近寄ってくるが、「時間がないの。祖谷野の残党がまたあたしたちを狙っているの」と早口で告げた。

「祖谷野が」

うなずくとメアリは「16時に、重三郎で」と店の名を告げ、走り去った。無造作に束ねた長い髪を揺らしながら。

私はひさしぶりにメアリに会えた喜びで、固く閉ざされた自分の胸の中にあたたかいものが満ちてくるのを感じた。そう、メアリだけがこの世界で心を許すことができる人間だった。

3年前、祖谷野グループと時の政権との癒着を私たちがすっぱ抜いたことで、グループの会長は逮捕、壇上総理は辞職、閣僚たちの中からも怪しい者が続々発覚して、国内は大混乱に陥ったものだ。

それを機に、祖谷野グループは解体されたと思っていたが、どっこいそうではなかった。ほとぼりがさめたとみた会長の甥がアメリカから帰国、新しい組織を立ち上げるに際して、恨み骨髄の私たちを亡き者にしようとしている。

おおまかなストーリーはそんなところらしい。改めてメアリがかけてきた電話を私は歩きながら、負傷した右腕の痛みをこらえながら聞き、知った。

「重三郎も危険かも」

「そうなのか?」

「場所は改めて連絡するわ」通話を終了しようとするメアリに私は思わず

「メアリ」

「ん?」

「なんでぼくたちはこんなことしてるんだろう」

「こんなことって?」

「いつ殺られるか殺りかえすか。追いつ追われる毎日。祖谷野の一件だけじゃ
ない、事件が相次ぎ緊張の解ける間もない」

「それはたぶん……そういう設定なのよ」

「設定?」

「そう。あたしたちは、そういう世界で生きるようになっているの。ひょっとしたら、ここはだれかのゲームの中の世界なのかもね」メアリは笑った。

「同じことをぼくも考えていたよ。ぼくには子ども時代の記憶もないし」

「やっぱり」

「それに……笑わないでくれ。なぜか突然、コマーシャルソングを歌ってしまうんだ、ぼくの場合。別に歌いたくないのに、勝手に歌が口からこぼれる。たとえばギターの弦の響きを耳にしたとたん、口から『ランバンビランシュビダデ』[注5]。何なのだこれは」

「あたしもよ」

「そうなんだ?!」

「ものごころついたときからそうだった。楽しいときには『おーハッピーじゃないかー』[注6]、驚いたときは『ありま! 兵衛の向陽閣へ』[注7]と、私の口は私が意図するとしないに関わらず歌ってしまうの」

「君のほうがぼくよりひどいようだ。でも、これも設定なのか」

「ジョー。深く考えないほうがいいと思うわ。もしそうだったとして、そのことに気づいたからといって、そこから抜け出せるわけじゃない。あたしたちはやっぱり歌いながら逃げたり逃げられたりする、この日々を続けていくしかないのよ」

私は絶望したが、ある程度想像がついていたことでもあった。

「でも、もし……」

「もし?」

「もし、こんな状況から抜け出せたら、ふたりでどこかでゆっくりしたいわね」

私はうなずいた。

「のんびり行こうぜおれたちは」

「あせってみたって同じこと」[注8]

私が歌うとメアリが続けた。

そんな日が来るのなら、どんなにいいだろう。本当に来るのなら。

電話を終え、いくらも歩かないうちに、背後から低いがはっきりした男の声が聞こえてきた。背の高い男らしい。声が上から降ってくる。

「彼女との話はそれで終わりかい」

声の主は私と並んで歩き出した。

「うらやましいね、まったく」

私は猛ダッシュした。相手もすぐさま追いかけてきた。パン! と一発が私の足下をかすめる。まただ。またもや私は走っている。

走る走る東芝、歌う歌う東芝! 幸い、そのあたりの地理には精通していた。私は高架下の小さな飲み屋が密集する一角を抜け、場末のさびれた空気が漂う地区の、とある雑居ビルの中に隠れた。

隠れたつもりだったが、甘かった。敵は少し遅れてビルの中にやってきた。私は奥にある非常階段を上った。いま自分が持っているのは、ポケットの中のナイフだけだと思いながら。

上って屋上に出る。地上ではさほど感じなかったのに、屋上では強風が吹いていた。映画のヒーローなら、こんなときどうする。

決まっている。何も考えず隣のビルに飛び移るのだ。私は屋上の端に行ってみた。向かいのビルとの間は意外に距離があった。しかも。私は下を見下ろした。

たかすぎ……
たかすぎいいいいいい たかすぎいいいいい[注9]

目がくらみそうだ。忘れていた。私は高所恐怖症なのだ。膝ががくがく震える。だが、追っ手はすぐ後ろまで迫っている。そのとき、ひときわ強く風が吹いた。追い風だ。

あなたの風にねらいをきめて[注10]

私は思いきりジャンプした。奇跡が起こった。私は向かいのビルに飛び移ることができたのだ。しかもそこにはメアリが待っていた。

「メアリ!」

「ジョー!」

私たちは一瞬、油断したに違いない。私を追って屋上に上ってきた男が放った銃弾はビルとビルの間を超え、メアリの胸に命中した。私の腕の中のメアリが崩れ落ちる。血が止まらない。メアリの顔がどんどん白くなる。

「メアリ!」

メアリが苦しそうに、声をしぼり出すように言った。

祖谷野 撃ってちょうだい
いやの うってちょうだーい……[注11]

私はうなずき、メアリが手にしていた銃を取った。そしてメアリを撃った男、祖谷野の手先である男に銃を向けた。一瞬、風が止んだ。時間も止まったかもしれない。

私が撃った銃弾はスローモーションのように男の眉間に向かって飛び、命中した。男はゆっくりとのけぞりながら倒れた。

私はメアリのそばにかがみこみ、血だらけの体を抱きしめた。腕の中でメアリはますます白くなり、冷たくなっていった。私のただひとつの希望であったメアリが永遠に失われようとしている。

そのとき、どこからか歌が聞こえてきた。いや、私自身が口ずさんでいるのだ。こんなときにも歌う。それが私の設定だというのか。ならば私は自分の設定を憎むしかない。

行こうよ まぶしい光の世界
ハートのスイッチ ONにして
ご覧よ 誰かが君を待ってる
おんなじ形の夢抱いて
明日が好きな人だけが
地球を回す
HELLO, SOFMAP WORLD[注12]

ああ、どうしてコマーシャルソングというものは、こんなにも未来への期待に満ちて、ひたすら明るいのだろう。泣けるほどに。

時間の流れをさあ追い抜いて
迎えに行こうよ 幸せを
誰にも見えない 新しい道
一足お先に走るんだ
熱い視線の人だけが
地球を回す
HELLO, SOFMAP WORLD[注13]

弾はまだ残っている。私は銃口を自分のこめかみにあてた。

みんなまあるく

た け も と ぴ あ の[注14]


[注1]ネスカフェゴールドブレンドのCMソング「めざめ」。歌は11PMのオープニングやアニメ「アルプスの少女ハイジ」のテーマ曲でも知られる伊集加代。作曲・八木正生。

[注2]パルナス製菓のCMソング「パルナスの歌」の一節。作詞作曲 ・津島秀雄。歌・中村メイコとボニージャックス。パルナス製菓は2000年に事業停止、2002年に解散した。

[注3]東芝のイメージソング「光る東芝の歌」。作詞・峠三四郎、作曲・越部信義。

[注4]森永製菓のCMソング「エンゼルはいつでも」。作詞・サトウハチロー、作曲・芥川也寸志。

[注5]サントリーオールドのCMソング「夜がくる」。作詞作曲・小林亜星。

[注6]カップヌードルが初めて売り出されたときのCMソング。作詞・阿久悠、作曲・小林亜星。

[注7]有馬温泉の旅館、兵衛向陽閣のCMソング。作曲・キダタロー。

[注8]モービル石油のCMソング。作詞作曲も歌もマイク眞木。

[注9]高杉開発のCMソング。歌詞はただ「たかすぎーたかすぎー」だけであった。高杉開発は2005年に倒産。

[注10]ベンザブロックのCMソングから(オリジナルは『あなたの風邪に狙いを決めて』)。

[注11、14]「タケモトピアノのCMソングから(オリジナルは『ピアノ売ってちょうだい』)。歌・財津一郎。

[注12、13]ソフマップのCMソング。作詞・山川啓介、作曲・林哲司。ソフマップは2010年、ビックカメラの子会社になった。


【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
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年の初めにはいろいろな面で「今年こそ」と思うのでついあせり、元日から壁紙を(一部)貼り替えたりする私。その勢いが続くはずもないんですけどね……。

ところで、年末年始はうちの近所でもあちこちのポケストップで、ルアーモジュールの花が散ってにぎやかでした。新しいポケモン増えたしね。ナマケロを進化させたいけど、まだ二体しかゲットできてません。ケッキングなんて遠いなあ。


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■3Dプリンター奮闘記[103]
家庭に一台3Dプリンター、って難しいよね

織田隆治
http://bn.dgcr.com/archives/20180111110100.html
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あけましておめでとうございます。
ということで、とうとう年があけてしまいました。

僕はというと、年末に10年ぶりくらいに風邪をひきまして、年末年始はさんざんでした。風邪が治った後も、頭痛とダルさがなかなか治まらず、結局何もできない感じでした…。

もう年かなぁ…。
半世紀過ぎちゃったしなぁ…。

みなさん、健康には気をつけましょう!

さて、ここのところ、仕事が少し落ち着いてきていたのですが、また1月後半からバタバタしそうな感じになってきました。

僕が3Dプリンターを導入して、早5年の歳月が流れて行きました。

世の中ではITやらAIやら、色々と進化していて、結構それがテレビでも取り上げられています。

3Dプリンターも、3〜4年前までは、毎日のようにテレビで取り上げられていました。ですが、最近ではほどんど取り上げられなくなり、一般の方から見ると、一次の過ぎ去ったブームのように思えるかもしれませんね。

知らない、興味のない方から見ると、もう世の中に存在しないような雰囲気かも?(笑)

最近では、3Dプリンターも本当に凄い進化をしていて、どんどん新しい機能を持ったプリンターが出て来ています。僕が導入した頃に比べると、価格もグッと下がり、品質もかなり向上しています。

3Dプリンターと、AI、IT。この取り上げられ方の違いって何でしょうか?

ITもAIも、最近では家電にも組み込まれ、グっと身近に感じることができるようになって来ています。

一方、3Dプリンターは、いくら安価で高品質なコンシューマー機が出て来たとしても、ごくごく一般の人から言うと、3Dデータありき、の3Dプリンターはかなり敷居が高く、そんなに家電のように一般の人に売れるものでもない、ってのが一番の理由でしょうね。

マスコミは基本的に一般向けが主流です。見てもらってなんぼ、の世界ですので、一般の人の興味を引けない「話題」は、取り上げても「商売」にならないんでしょう(笑)

まあ、3Dプリンターもある意味、IT産業に関わって来るものではありますが、それでも一般的とは言えない状況ですね。

一時期、家電量販店でも3Dプリンターのコーナーが出来たりしたことがありましたが、そのまま縮小して消えて行きそうな感じですね〜。

しかし、工業、産業としての現場レベルでは、かなり導入が進んでいることは確実です。

今後、どんどん進化を続け、こういったモノ作りの現場では、当たり前に使われるようになってくる事でしょう。

現在でも、試作レベルの現場では、以前のモック制作を外注することは少なくなり、社内に3Dプリンターを設置して、そこで試作を繰り返すが多くなっています。

実は、表に出て来ないだけで。結構一般の方には身近なんですよね。

アクセサリーの制作にも、3Dモデリング→3Dプリンター→鋳造といった工程で作られることも増えています。

工業製品やおもちゃ、フィギュア等も、3Dモデリング→3Dプリンター→原型、または試作で使われています。

医療では、僕もお手伝いしている、CTスキャンしたデータを加工、3Dプリンターで出力し、手術のシミュレーションに使用することも増えています。

最近では、臓器等そのものを3Dプリンターで製作するような技術も出て来ています。

歯科技工士の間でも、3Dスキャン→モデリング→3Dプリンター→鋳造、なんて
のも増えています。

スニーカー等も、最近では一部3Dプリンターで制作しているものも出てきています。

そういう意味では、かなり身近で3Dプリンターが活躍しているんですね。でも、やはりそこは「工作機械」という立場で、目立たない存在です。

例えば、一般の人が「フライス盤」とか、「CNC」とか聞いても知らないように、「3Dプリンター」も陰の力持ち、という感じなんですね。

そもそも、3Dプリンターを「一般向け」に……と考えるのが難しいんだと思っています。何と言おうが「工作機械」ですから。

最近では、ルーブルはじめ多くの美術館・博物館が、展示品を3Dスキャンした3Dデータを配布するようになり、例えば「ヴィーナス」や「ニケ」といった有名な石像を、自由なサイズで出力できるようになってきました。

その他、色々なものを3Dスキャンして、3Dデータが無料で配布されるようになってきました。歴史遺産や珍しいものを、自分の手に出来る、といった方向ですね。

一般の人が3Dプリンターを初めて購入し、そういったデータを出力することは、始めのうちがとても楽しく、何週間はそれで満足するんですが、多分飽きて、一か月後くらいには放置されると思います(笑)

やはり、それは「既存のデータを出力できる」というだけで、自分で何かを創造するには、3Dモデリングが必須になります。

ここが最大の「一般向けでない」理由だと思います。

3Dモデリングなんて、おいそれと簡単に出来るものではないですね。今のところは、やはり「敷居が高い」んだな〜と実感します。

例えば、最近「FabLab」のような「モノ作るができる場所」がいろいろありますが、はたして効率的に利益が出ている所って本当にあるのかな? なんて思います。

やはり、一部の「コアな人」に支えられているように思います。

アメリカで有名だった某大手FAB施設も、資金繰りの問題等ですべて閉館になったようで、東京にあるのは資本が別と言うこともあり、現存はしていますが…。

東京では、まだ人が多い、ということで、集まるFAB人口もそれに比例して多いと思われるので、まだ良いとして、地方でのFAB施設って現状はどうなんでしょうね?

東京も、地方も、そもそも少ない「モノ作り大好きなFAB人」を奪い合う感じで、色々と試行錯誤しているんだろうと思います。

まだ、レーザーやミシン等、一般でも使い易い工作機械に特化している所は、裾野は広いと思いますが、3Dプリンターってどこもそんなに動いていないような印象です(笑)

僕的には、3Dプリンター自体は「一般家庭」には、今のところはそんなに普及する風景が見えてません。

今後、もっと気軽に、簡単に3Dデータが作れるようなソフトが出現する可能性もあるわけで、3Dスキャンの技術もどんどん上がって来ていることも可能性の一つとは言えますね。

そういった地盤が固められる時期に、どっと一般家庭に普及する可能性はあると思います。

IT絡みで言えば、昔デジクリにも書いたことがありますが、家電商品の部品が破損した場合、メーカーからデータが送られて来て、それを出力すれば世界どこにいても修理可能になる。

また、モノをデータで販売し、家庭の3Dプリンター、もしくは近くの代理店やコンビニで3Dプリント出来る、という事業がまずは発展するんでしょうね。

データさえ送信、受信出来れば、わずかな通信費で送ることが可能な訳ですから、今後の物流にもかなり関わって来るかとは思います。

あとは、3Dプリンターを正しく使える人材の育成ですね。そこらへんに、ビジネスチャンスが見え隠れしています。

ということで、今後の3Dプリンターの活躍に期待しながら、今年最初の記事は真面目に書いてみました。(普段も真面目ですけどね)


【織田隆治】
___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp


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編集後記(01/11)

●「選択」編集部編「日本の聖域 クライシス」を読んだ(新潮文庫/2017)。「選択」は会員制月刊情報誌であり、書店では売られていない。この雑誌の内容は、大メディアが真実を曲げて伝えたり、報じるべきなのに口をつぐむ諸問題について、その実態や真相をえぐるもので、責められるべき人物は肩書きとフルネームが出るのだからこわい。筆者名はないが精鋭ぞろいである。

今も昔も深刻なのは、新聞や放送など信頼をおけるはずのメディアが、偽ニュースの流布の主体になっていることだ。23件の記事の中で、まえがきでも触れる「子宮頸癌ワクチン」は、悪意のある報道が生んだ悲劇の最たるものである。世界中で癌予防の効果と安全性が認められているワクチンの接種が、日本ではほぼ止まったままになっているという。根拠なき「ワクチン危険説」のせいだ。

厚労省、政治家、弁護士らとグルになった新聞、テレビはワクチンの副反応ばかりを誇大に煽りたて、世論をミスリードしている。日本では、毎年約12,000人が発症し、約3,500人が落命する。世界中で使われている、HPVワクチンによる定期予防接種が「再開」されれば、事態は好転するはずである。しかし……

2013年6月、厚労省はワクチン摂取後に失神や痛みを訴える例が30以上あると発表し、ワクチンは危険であるというイメージが一気に拡散した。それを受けてWHOは、世界中で使用が増加しており、他から同様な兆候は認められていない、HPVワクチンが疑わしいとする理由はほとんどないと声明を出した。

米国疾病予防管理センターや米国臨床腫瘍学会なども同様の見解で、摂取を推奨している。世界の専門家が一致して安全性を保証しているにもかかわらず、日本だけが接種を停止している。こんな事態に陥った元凶は、厚労省、政治家、反ワクチン派とその弁護団、製薬会社、無知なウソを垂れ流すマスコミである。

ワクチンにつきものの副反応の一部だけを切り取って、悪印象を増幅させる。特に悪意のある報道と名指しされるのは、やっぱり朝日新聞だった。「選択」では、叩く相手の所属や姓名を容赦なく明らかにするから、愚かな反ワクチン派の連中も次々と槍玉にあがる。捏造された情報の影響で、ワクチンを接種できなかった少女たちが、数年後には大人になり始める。そしてHIVに殺される。

信州大教授による、HPVワクチンが副作用をもたらすことを示したマウスの研究が不適切であったことが明らかになった。アメリカでは「日本のマスコミが作り上げた冤罪」と批判する人もいる。画期的なワクチンに難癖をつけ、受け入れようとしない日本を、世界中が奇異の目で見ている。なんということだ。

いま厚労省のサイトには「現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を積極的にはお勧めしていません。接種にあたっては、有効性とリスクを理解した上で受けて下さい」とでかでかと脅しが書かれている。だが、そのすぐ下に「子宮頸がん予防ワクチンは世界保健機構(WHO)が接種を推奨し、多くの先進国では公的接種とされています」とある。責任のがれは役人の本性である。 (柴田)

「選択」編集部編「日本の聖域 クライシス」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101272441/dgcrcom-22/


●アメリカのFAB施設が閉館になっていたなんて!/修理可能になるといいのに〜。部品がなくて買い換えって結構ありそう。

/知らないCMがいくつかあった。たかすぎ〜が倒産していたなんて。ソフマップのCMソングは、あの林哲司? 耳に残って困る破壊系CMソング。

/スマホ画面を見なくても遊べる「ポケモンGO Plus」を半田付けして自動化していたのだが、iOS11でゲットスピードが落ち、12月あたりのアップデートでエラー続き。

遅いながらもポケモンはゲットできるものの、ポケストップでアイテムをゲットできない(エラーになるので切った)。ボールがなくなるとポケモンもゲットできない。

ということで、手動でアイテムをゲットするため、ほぼ歩きスマホになってしまう。目的地に到達するのに時間がかかるし、危険なので結局やらなくなる。

スーパーや銀行に行くついでや、ジョギングのお供に使っていて、帰宅してから「どんなのが捕れてるかな〜」とボックスを見るのが楽しく、ワクワクしてたのに、それができなくなってしまった。なので、最近はポケモンGO熱が下がってきている。

と書いたうちから、天王寺公園がアチャモの巣になっていることを知る。バシャーモ欲しいな……。                (hammer.mule)

ソフマップ テーマソング・店内BGM HELLO SOFMAP WORLD
http://www.theme-music.net/cm/sofmap.html

ポケモンGO Plus。定価は3,500円だったはず
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01IO57DAM/dgcrcom-22/