クリエイター手抜きプロジェクト[530]IoT マイクロビット編 温度をLEDに表示する
── 古籏一浩 ──

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今回は、マイクロビットで温度をLEDに表示してみます。が、その前にスマートフォン(iPhone)で、マイクロビットにプログラムを転送する方法について書いておきます。

まず、スマートフォンでマイクロビットのプログラムを作成したり、転送するにはアプリが必要です。iPhoneとAndroidのアプリが用意されており、以下のURLからダウンロードすることができます。

・iPhone
https://itunes.apple.com/gb/app/micro-bit/id1092687276


・Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.samsung.microbit





スマートフォンとマイクロビット間のプログラム転送は、Bluetoothで行います。BluetoothはUSBドライブのように高速に転送されないので、気の短い人はパソコンを使った方がいいでしょう。

アプリをダウンロードしたら、次はマイクロビットとペアリングする必要があります。マイクロビットをUSB電源と接続し起動します。要するに、電源が入っていればOKです。

アプリを起動します。「Choose micro:bit」というボタンがあるのでタッチします。画面下に「Pair a new micro:bit」のように書かれたボタンがあるので、タッチします。画面が切り替わったら、マイクロビットで以下の順番でボタンを押します。

(1)左右のAとBボタンを同時に押したままにします

(2)ボタンとは反対側にあるRESET(リセット)ボタンを押します

(3)LEDにAPRING MODE!の文字が流れます

(4)RESETボタンを離します

(5)アプリの「Next」ボタンをタッチします

(6)Enter pattern画面になります。マイクロビットに表示されている図形と同じになるように、アプリの画面上のLEDマーク部分をタッチします。設定したら「Next」ボタンをタッチします

(7)マイクロビットのAボタンを押して、離します

(8)アプリの「Next」ボタンをタッチします

(9)確認のダイアログが表示されるので、「ペアリング」のボタンをタッチします

(10)成功すると、マイクロビットのLEDにチェックマークが表示されます。なお、プログラムが入っている場合、チェックマークは数秒後に消え、プログラムが起動します

(11)アプリの「OKボタン」をタッチします

(12)Bluetooth接続するマイクロビットを、画面上の枠で選択します

これで準備完了です。プログラムを作成するにはアプリのHome画面に戻って「Create Code」のボタンをタッチしてください。するとブラウザが起動し、プログラムできる状態になります。

プログラムを作成したら、ダウンロードボタンをタッチします。すると「このページを "micro:bit" で開きますか?」といった確認のダイアログが表示されますので、「開く」ボタンをタッチします。

転送モードの画面になりますので、転送するプログラムを選択してから「Flash」のボタンをタッチしてください。

すると、マイクロビットにプログラムが転送されます。なお、この時点でペアリングが失敗して転送できない場合は、以下のようにマイクロビットを操作してください。

(1)AとBのボタンを押したまま

(2)リセットボタンを押して離す

さて、ようやく今回の本題です。温度をLEDに表示してみましょう。以下の手順でブロックを設置します。

(1)ツールボックスの「入力」をクリックする

(2)「温度」のパーツをプログラミングエリアにドロップする

(3)ツールボックスの「基本」をクリックする

(4)「LEDに表示」のパーツをプログラミングエリアにドロップする

(5)同じく「数を表示」のパーツをプログラミングエリアにドロップする

(6)数を表示するブロックに「温度」のパーツを連結する

(7)そのブロックを「LEDに表示」のパーツに連結する

(8)できあがったパーツを「ずっと」のブロックの中に入れる

これでプログラムは完了です。あとは、プログラムをマイクロビットに転送してください。しばらくすると、温度を示す数字がLED上に流れていきます。

以後、電源を入れれば自動的に温度を表示するプログラムが動きます。AC電源やモバイルバッテリーと接続しておけば、簡易温度計として使うことができます。ZIP LOCKなどに入れてやれば水温なども測ることができます。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/


NHK総合テレビ「ドキュメント72時間」見たら、確かにGrowHairさんが出てました。

「マジンガーZ Infinity」では、高性能な3Dプリンタが活躍する世界に。あれなら何でもできちゃう。作る素材は超合金Zでなくて、超合金New Zになってた。

例によって、Dr.ヘルが天才としか思えないような能力。極悪上司の見本のようだけど、素晴らしいキャラ。

そう言えば、「グレートマジンガー」の最終回の最後の10分ほどが、見ようとすると毎回何らかの邪魔が入って、30年以上見るられなかったのですが、昨年ようやくそれを見ることができました。最後までDr.ヘルは面白かった。


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