もじもじトーク[80]インターネット生放送に「フォントおじさん」出演しました
── 関口浩之 ──

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こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。あっという間に3月になりました(汗)

今年こそは積み上がった仕事をきれいに片付けて、余裕もって仕事に取り組むぞー、やりたかった勉強をするぞーって、心の中で決めてました。でも未だ叶わず。3月中に実現することを夢みています……。いやっ、夢で終わらせない強い覚悟で挑んでます!





●インターネット生放送に出演しました

一昨日の2月27日(火)に、インターネット放送の生番組に「フォントおじさん」が出演しました。こんな感じでした。じゃーん!

http://bit.ly/2EZK7qK

または
http://bit.ly/2t2ZJEj


今回出演した番組は、ネット配信チャンネル『Webディレクション講座』の「INTERVIEW A GO GO」という対談トークでした。

デスクトップワークスの田口真行さんが運営している番組で、池袋の某秘密基地であるインターネット放送スタジオにおじゃましました。

田口さんとは出会いは、コロちゃんこと川合和史さんが主催している、第2回「まにまにフェスティバルP2」かな。5年前ですね。その時は、挨拶交わしたぐらいだったような気がします。

・まにまにフェスティバルP2
http://m2college.net/fes2/


そして、意気投合したのは、忘れもしない伝説のセミナー「まにゼミP12」でした。これも、「まにまにころころ」の川合さん主催の勉強会です。

何が伝説かというと、超人気者のセミナースピーカーである田口真行さんと、松尾茂起さんの勉強会に参加者がなんと二名! 僕もスタッフでしたが、パネラーとして参加しました。このセミナーに参加されたお二人は、とても幸せだったと思います。

・まにゼミP12 田口真行vs松尾茂起 あれこれたっぷり質問合戦!
http://kokucheese.com/event/index/198403/


●ドキドキの1時間番組でした!

「INTERVIEW A GO GO」は、対談形式で、出演者の人間像を深堀して、視聴者と一緒に楽しく学ぶ番組です。事前に台本やシナリオの打ち合わせはなくて、いきなり、生放送に突入するというドキドキの1時間でした。

インタビュアーの田口さんは、Webディレクション業界の一人者であり、ファシリテーターしても活躍されている方なので、田口さんに身を任せることにしました。

でも、どこを、どのように深掘りしてくるかは分からず、その場面場面で、頭の中を整理しながら言葉に表現することは、けっこう大変な作業だったと思います。

セミナー出演であれば、事前にスライドを用意して、リハーサルして、心の準備ができるのですが、台本のない対談は良い経験になったと思います。

放送が終わった時は、1時間、どう田口さんに対応していたのか、あまり記憶がありませんでした(笑)。録画放送を勇気を出して、じっくり聴いてみたら、こんな内容でした。

1. エバンジェリストのお仕事(5分)
2. ヤフージャパンの立ち上げ奮闘記、インターネットの夜明け(10分)
3. フォントとの出会い、なぜフォントにはまったか、フォントの歴史(35分)
4. 今、はまっていること(10分)

どんな質問があるか、まったく分からなかったので、たくさんグッズを持参しました。

・16世紀にドイツで印刷された活版印刷物
・日本の鋳造活字(初号、5号、6号、クワタ、インテル)
・写真植字メインプレート(ナール)
・ゴルフボール型タイプライター活字(IBMタイプライタ)
・1971年に購入したレコード(EP盤)
・1980年発売されたFMステーション(FM雑誌)
・1984年にアメリカFM局の番組をエアーチェックしたカセットテープ、ほか

番組の中で使用したのはほんの一部でした。ぜんぶ披露したら、話が脱線して番組が収拾つかなくなりそうだったので、レコードとカセットテープのみの紹介にとどめました。

田口さんは、月に10本以上のWebディレクション番組を放送しつつ、全国でセミナー登壇やWedディレクション講座をやりつつ、デスクトップワークスの代表をやっているわけですが、そのバイタリティは本当に尊敬しちゃいます。

そして、常に最高のクリオティを追求するストイックさは、変態の域に達しています。これは、最高の褒め言葉の表現です(笑) だから大好きです。

興味ある部分だけでもいいので、「INTERVIEW A GO GO」の録画放送見てくれると、うれしいです。

・INTERVIEW A GO GO #010 フォントおじさん(YouTubeチャンネル)
http://bit.ly/2EZK7qK


・INTERVIEW A GO GO #010 フォントおじさん(Facebookチャンネル)
http://bit.ly/2t2ZJEj


●過去に出演したインターネット生放送

インターネット生放送の出演(真面目系のやつ)は、今回で4回目になりますが、今回が一番、緊張したかもしれません。

はじめての生放送出演は4年前。平野友康さんとご一緒した「ウェブコンポーザー学校」でした。Webフォントが少しづつ流行し始めたときに、USTREAM生放送をやったんです。

平野さんは、オールナイトニッポンのラジオパーソナリティをやったことがある人なので、平野さんのお話、引き込まれますよ。今、みたら、わっ、懐かしいと思っちゃいました。

・BiND6.5 〈Webフォントで魅せる〉美・デザイン講座 vol.1
http://www.ustream.tv/recorded/33167815/highlight/361063


2年前、「Schoo(スクー)」で日本語Webフォント基礎の授業を2コマ担当しました。ちょっとしたハプニングがあり、スタジオ入りしたのが生放送開始30分前。リハーサルがほとんどできないまま、本番突入だったので焦りましたが、MC江川みどりさんの素晴らしい進行に助けられ、無事に放送することができました。楽しかった。また、出演したいな。

・オンライン授業 Schoo(スクー)日本語Webフォント基礎
https://schoo.jp/class/3348


昨年、「rie's CafeBAR(リエズ・カフェバー)」に出演しました。「エンターテイメン雑談ウェブテレビ」というコンセプトなので、ゆるく楽しく、深〜いお話が聞けるという番組です。

パーソナリティは、瀬口理恵さんと、はたなかあきらさんなので、緊張せずに(笑)、生放送に出演できました。この雰囲気、大好きです。7月か8月に、再度、出演予定です。

・rie'sCafeBAR vol.122 Blog
http://bit.ly/2COtLLq


自分の音声と映像を見るのは、とても恥ずかしいことなのですが、外からから自分を観察すると、いろんな気付きがあります。

「次回から、ここは違う視点で話してみよう」とか「視線はもっと遠くにしよう」とか「落ち着きがなく無駄な動きが多いな」(僕はここかな)とか、気付きがたくさん出てきます。これを繰り返すとコミニュケーション力の改善につながります。

皆さんも、自分が人前で話しているところを、ビデオ撮りして見ることをおすすめします。自分の動画を撮ったことない方は、社内プレゼン大会を開催してビデオ撮りするのもいいです。勇気入りますが、おすすめです。

●次回もじもじトークから「相対フォント感」連載します!

インターネット対談番組「INTERVIEW A GO GO」の中でもお話しましたが、ここ数年、「絶対フォント感を身につけよう」って感じの特集が組まれ、その雑誌は売り切れになったりしています。フォントが身近な存在になったことは、とても良いですね。

でも、書体をみてフォント名を当てることは、頑張って覚えれば、身につくことです。受験勉強するように、字形の特徴とフォント名を覚えれば、絶対フォント感は身につきます。

美しいポスターや素敵なロゴデザインは、フォントを主人公(脇役の場合もありますが)として、商品イメージや企業ブランドと調和をとり、そのシーンの中に、自然と溶け込む存在として成り立ってます。

文字の組み方や余白なども重要ですが、フォントの選定も重要な要素です。このシーンにおいては、明朝体がいいのか、ゴシック体がいいのか、筆文字がいいのか、ポップ系がいいのか、といった書体の使い分けの視点があります。

そして、同じ明朝体の仲間でも、さまざまな個性を持った明朝体があります。モダンな明朝体、オールドスタイルな明朝体など。また、ウエイト(文字の太さ)を変えることで、印象が変化したり、情報の重み付けが変わったりします。

絶対フォント感があれば、それに越したことないですが、「相対フォント感」を身に付けることのほうが重要なのです。フォントの適材適所を身につけるために、「相対フォント感」を次回より連載したいと思います。

もしくは「フォント相対性理論」にしようかな(笑) でも、それだとテーマが壮大過ぎちゃうかな。

利用者目線で、ゆるいノリで連載していきますので、コーヒーやお茶でも飲みながら、肩の力を抜いて読んでください。

では、再来週の木曜日に、またお会いしましょう。


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/


1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。