[4528] 東京大学駒場寮の事

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《今の私はもうSillyのトリコ》

■装飾山イバラ道[219]
 日本と海外のスクイーズ
 武田瑛夢

■Scenes Around Me[23]
 東京大学駒場寮の事(2)
 1997年8月 武盾一郎個展(2:1997年8月)
 関根正幸




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■装飾山イバラ道[219]
日本と海外のスクイーズ

武田瑛夢
http://bn.dgcr.com/archives/20180313110200.html
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人気のスクイーズは、日本で企画されたものが海外でも大変人気だということは、以前ここで書いた。スクイーズに限らず、日本のフィギア、ミニチュア関係の作りの精巧さには驚かれているようだ。

ガチャポンにあるような、数百円で買えるものでも遊び心が効いている。一つのシリーズが5〜10種類位で構成されているので、すべてを集めると小さな世界が出来上がるようにもなっていて、コレクター心を刺激するのだ。

効率よく集めるには最初からボックス買いをすると、ほぼダブらない商品もある。数がすごく多いものは、そのルールもなく完全にランダムらしい。

シークレットという、ラインナップには公表されていない隠しキャラが当たる場合もあって、皆の楽しみを増やしている。

●日本の技を詰め込んだ小さな世界

私がボックス買いをしたことがあるのは、株式会社リーメントの「もっちりケーキ屋さん」という小さいスクイーズだ。見た目も本物そっくりの食品サンプルのような出来だし、触り心地も低反発で良い。初めて買った一箱だったけれど、なんとシークレットのカメマカロンが出た。

実はこれは一つのボックスに小箱が10種類入っていて、それ以外に一種類のシークレットがあるという商品。シークレットが出たということは、通常アイテムのどれか一つが入っていないことになり、私の場合はエクレアが入っていなかった。

コンプリートにはこだわっていなかったけれど、もはやエクレア一つがないのも残念なので、エクレアだけを楽天で購入することになって追加出費。

せっかく揃えたので、ダイソーでアクリルのコレクションボックスを買って、写真にあるのように入れてみた。これで綺麗を保てる。写真奥にチーズケーキがあったのが写らなかったけれど、だいたいこんな感じで可愛い。

・株式会社リーメントの「もっちりケーキ屋さん」
http://eimu.com/dgcol/cake01.jpg

手前のがシークレットのカメマカロンで、他のどのケーキよりも柔らかくてしっとりしている。黒いチョコのエクレアがなかった時は、ぼんやりしていたのに揃えたら、全体を引き締める効果にもなっているのでよかった。

日本が企画したスクイーズは、ケーキのスポンジ生地の細かい質感もリアルだ。なぜなのかミニチュアや盆栽って、年を重ねるほどに好きになってしまうものかもしれない。

ただ見るだけでなく、触れるというのが私のツボだ。5月には新作のドーナツが出るらしいのが今の小さい悩み。収納場所を考えねば。

●海外ブランドスクイーズ Silly Squishies

日本の「カワイイ」がアメリカで受け入れられて以来、アメリカの「Kawaii」もだいぶ進化している。以前ここでも書いた「Silly Squishies」の購入品が届いたので、いくつか紹介したい。

・Sillysquishies
https://www.sillysquishies.com

・Sillysquishies instagram
https://www.instagram.com/sillysquishies/

「Silly Squishies」がオリジナルにデザインを起こした商品は、華やかな箱
入りで登場した。

・Francy Fries Squishy 箱入り
http://eimu.com/dgcol/pote1.jpg

ファストフードのポテトのデザインは、カールしたポテトをヘアスタイルに見立てて、ガーリッシュな顔がついている。ケチャップはリボン型だ。なんともアメリカンでポップなボックスのパッケージデザインが凝っていて、魅力的。これは手間がかかっている。

匂いもポテトっぽくて、ポテト部分の触り心地もムチっと油っぽいしっとり感があって驚く。本当にSillyのスポンジ素材は柔らかくて、低反発で素晴らしい。何をおいても今はここのスポンジ素材が一番好きなので、イチオシなのだ。

instagramの動画で、オリジナル商品を触っているところをチェックできる。Sillyのデザインのほとんどは、食べ物に目と口が付いているのが基本のようだ。ちょっと安易な感じもするけれど、この方式だとどんどん新しいキャラが出せそう。

Sillyでは実はもう二回注文をしていて、これは今回の注文分だ。綺麗なピンク色のダンボール箱に入って届いた。

初めての注文の時にもダンボール箱で届いたので、オリジナルの箱商品を複数購入すると、たいていはダンボールで届くようだ。昔のYoutubeの動画を見るとほとんど大きなビニール袋での発送のようなので、これはありがたい進歩だと思う。

Sillyで届いたものには損傷が見当たらず、品質も良かった。海外から届けてもらうスクイーズというのは、壊れなどの事故が多いので、きちんと届くと(当たり前なのに)嬉しい。

スクイーズ本体に立体ブランドロゴの刻印があるのも良いアイデアだし、すべてにおいて一歩先を行っている印象だ。日本のBLOOMは良いスクイーズ製品のブランドだけれど、今の私はもうSillyのトリコなのだ。

特に今回届いたシナモンロールのスクイーズは、私が持っているスクイーズのなかでも最も良い触り心地だと思う。今のマイフェイバリットのスクイーズはコレ。

シナモンくんは男の子で可愛い。ちょっと前のコレクションのようで、今はセールでおよそ半額の9.99ドルだ。日本への送料が15ドルぐらいかかってしまうのがつらいかな。売り切れるとほぼ作り直すことはないくらい、どんどん新作が出る。

・Little CinnaMan
http://eimu.com/dgcol/cinbox.jpg

・シナモンロール本体
http://eimu.com/dgcol/cinna.jpg

シナモンロール特有の、白い砂糖のアイシング部分がとにかく柔らかい。香りもシナモンで、全体に溶けるようにソフトなスポンジ。初めて箱に手を入れて取り出す時に、「うわぁ」と驚いてしまった。指がスーっと入っていって、ゆっくり戻る超低反発だ。

●理想と現実

最近の新作を一つ同梱で購入してみたら、なんと箱が付いていなくて透明ビニール袋の上に、穴の空いた厚紙が付いている入れ物に変わっていた。

ウォルマートやハンズなどで、ハンガー形式のおもちゃを壁に下げるように売っているアレだ。透明袋なので中身が遠目でもわかって、売り場では目立つのかもしれない。

ただ、あれだけパッケージ箱に凝っていたブランドが、簡素な統一袋に変わってしまったことはショックだ。レビューでもそれを嘆いている人がいるし、とても残念。

おそらく、パッケージデザインに凝って業界で目立つという目的は果たしたので、これからは違ったターンが始まったのかもしれない。

凝ったパッケージは理想だったけれど、利益を求めると現実的にはビニール袋なのかなと。私としては家でも箱だと積み上げられて便利なので、箱入り製品がやっぱり好きだ。

日本のBLOOMのスクイーズが2000円を超えるのは高いと思っていたけれど、海外のものも20ドル以上は当たり前のようだ。中国企画のものは5ドル以下だったりと安いけれど、当たり外れが多い印象。

どちらも工場は中国が多いようで、季節アイテムの納入の遅れが深刻になっている気がする。なるべくうまく作業を回して、間に合うように出荷して欲しい。中国の正月シーズンも終わったし、遅れを取り戻して欲しいものだ。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/

「スプラトゥーン2」のこの夏の新商品や、アップデートがいろいろ発表されましたね。私はとりあえずテンタクルズのアミーボを予約しました。

フィギアにゲームで使えるギアのつくアミーボはゼルダの時に使ったけれど、スプラではまだ買ったことがなかったので。ヒメちゃん+イイダのテンタクルズは見た目も可愛いし、フィギアの出来も良さそう。

最近発売になったスプラトゥーン2のチョコエッグもあちこちで買ったけれど、テンタクルズは出なくて残念ながら持っていません。

「猫来い! 猫来い!」と思いすぎたせいか、ジャッジくん一体とコジャッジくん2体が当たりました。コジャッジくんダブったけど、こうして並べると可愛いので、まぁいいか。

・スプラトゥーン2のチョコエッグ
コジャッジくん+ジャッジくん+コジャッジくん
http://eimu.com/dgcol/spcho.jpg


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■Scenes Around Me[23]
東京大学駒場寮の事(2)
1997年8月 武盾一郎個展(2:1997年8月)

関根正幸
http://bn.dgcr.com/archives/20180313110100.html
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東京大学駒場寮北寮内にあった、オブスキュアギャラリーで開催された武盾一郎個展「世紀末とのコラボレーション」は、手元にDMがないので開催期間は正確には分かりませんが、おそらく1997年8月9日から8月17日まで、二つの週末を含んでいたと記憶しています。

前回書いたように、私は2週目の火曜日(8/12iに初めて見に行ったのですが、今回紹介する写真を見る限り、幅10m、高さ5mはあろうかという巨大な段ボールのキャンバスに、すでに絵が描き上げられていました。

駒場寮の近くで仕事をしていたこともあり、火曜日以降の会期中、毎日昼と夜にオブスキュアギャラリーに通うようになるのですが、様々な事情で行けないこともありました。

水曜日の昼だったと思います。駒場寮に強制捜査が入りました。

寮の前に規制線が張られ、スーツ姿の捜査官が通行規制を行っていて、寮内に入れる状況ではありませんでした。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/東京大学駒場寮

Wikipediaによると、1997年10月に大学側が駒場寮生と関係者に対して、寮の開け渡しを求める訴訟を起こしているので、強制捜査はその証拠集めだったのかもしれません。

もちろん当時は、そんな事情は知らないので、武さんが個展をやっている時に限って、何でこんな事になるのだろうと、安否が気になっていました。

ところが、翌日ギャラリーに行ってみると、武さんはしれっとした感じで、「そういえば昨日は騒々しかったねえ」と話していて、拍子抜けした記憶があります。

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土曜日は、前々から計画していた「RAINBOW2000」というテクノイベントに行ったため、駒場寮には行きませんでした。

個展とは関係ありませんが、備忘程度に記しておくと、RAINBOW2000は2000年のミレニアムに向けて、1999年まで毎年開催されていました。

会場は富士山の裾野にある日本ランドという遊園地でした。当日の夜、御殿場まで輪行、自衛隊演習地の間の県道を5合目まで登り、ハイウェイを下って会場に到着しました。

https://farm5.staticflickr.com/4802/39980013164_a446723797_c.jpg

写真のように深夜〜早朝は濃霧になり、冷え込みも厳しかったのですが、帰る頃には天気が良くなって、自転車で沼津まで下り、東海道線で東京に戻った記憶があります。



日曜日は、武盾一郎展のクロージングイベントがあり、大勢の観客が詰め掛けました。

https://farm5.staticflickr.com/4801/39980016784_98aa555f8d_c.jpg

イベントの前半は、駒場寮の前でサンカラゴンジャのパーカッションとエキンの舞踏をバックに、武さんがライブペインティングをしました。

後半は、武さんと鷹野依登久くんが、ロウソクを持ってギャラリーに入り、段ボールの絵に手を加えていました。

あまりの人の多さに、私はギャラリー内には入れませんでしたが、中で見ていた人の話では、熱気と人の多さで酸欠状態だったとのことでした。

https://farm5.staticflickr.com/4798/39795077565_63f2bab413_c.jpg

イベント終了後、打ち上げになったのですが、毎度のように酔いつぶれ、ギャラリーに泊まりました。

最後に翌朝撮影した写真を紹介して、今回は終わりにします。

https://farm5.staticflickr.com/4797/39795076325_1f734bec1d_c.jpg
https://farm5.staticflickr.com/4801/39795075265_d3b08ccc58_c.jpg


【せきね・まさゆき】
sekinema@hotmail.com
http://www.geocities.jp/sekinemajp/photos

1965年生まれ。非常勤で数学を教えるかたわら、中山道、庚申塔の様な自転車で移動中に気になったものや、ライブ、美術展、パフォーマンスなどの写真を雑多に撮影しています。記録魔。


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編集後記(03/13)

●中国人ジャーナリスト劉文志の衝撃レポート(と銘打った)「習近平絶対化でいま中国で起きている大破局」を読んだ(2017/徳間書店)。筆者は2000年代に中国国内の放送関係の仕事に従事し、中国各地を取材で回った。2017年10月に退社後、アメリカに移住した。日本文化、とくに陶芸への造詣も深い。

この本は筆者が目の当たりにしてきた中国国内の実情を紹介しつつ、これからの中国、対外関係等を論考したものだ。見出しがうまく、そこだけ読んで要点が掴める。そして、問題点の指摘やまとめに箇条書きを多く用いているため、非常に分かりやすい。これらは編集者がしっかりサポートしているからだろう。

習近平の「100年の夢」は、中国共産党結党100周年にあたる2021年までに「小康社会(ややゆとりを実感できる社会)」を建設することと、建国100周年には世界一流の「社会主義現代化強国」に築き上げることだ。あと数年で問題解消できる訳がない。二つ目の夢の実現は、共産党政権がその時点まで保つかどうかが前提だ。2020年以降の中国は、経済・政治・社会的にかなり脆いはずだ。

日中関係は絶対に好転しない。社会制度も違えば、国民性も異なる。両国民の価値観はあまりにもかけ離れている。「日中友好」の解釈権は常に中国側にある。友好も非友好も中国が都合のいいよう勝手に決められてきた。そのつどぐるぐる変わってきた。中国にとっての日本は相変わらず最大の敵国なのである。

日中戦争はいつ起きるか。中国のアジア政策は、穏北、保東、争南の三つからなる。穏北とは韓国と北朝鮮のあいだでバランス外交を展開するということ、保東とは尖閣諸島と台湾を奪回すること、争南とは国際裁判などで面倒なことがないようにASEAN諸国にも利益を残す、ということで尖閣を奪うことを至上命題とし、譲歩の余地はない。尖閣で武力衝突が起きれば本格的な戦争になる。

中国では領土保全・拡張に貢献する人間こそが民族の英雄になり、その名は永遠に後世に伝えられる。習近平は尖閣諸島と台湾を取りにくる。これは絶対に間違いない。まず台湾である。国際世論の圧力はあるものの、内政問題だと言い切る。尖閣のように日本との戦争になるおそれがない。台湾はどこの国とも軍事同盟を結んでいないからだ。習近平はこの偉業で民族の英雄となる。

戦争で生活レベルが大幅に後退したとしても、国民の大多数は習近平の「台湾解放戦争」を支持する。台湾統一に関して、中国人はとりわけ好戦的なのだ。このチャンスを習近平が他の誰かに譲るはずがない。新中国を創立した毛沢東よりも、台湾を解放し祖国を統一させる人間はもっと偉いのだと誰もが考える。

中国建国100周年の2049年まで30年あまり。それまでに台湾侵略は必ずある。筆者の予測では、早ければ5年以内、遅くとも10〜15年以内だ。台湾占領後に動乱期があることを考えれば、軍事行動は早期に終わらせなければならない。10年後の習近平は74歳、それ以上時間がかかると指揮力も衰えていくからだ。

強欲において習近平は毛沢東と似ているが、毛沢東以上に野心と権力欲がある。「一帯一路」は無謀な計画で莫大なリスクがともなう。習近平自身、おそらくそれほど期待していない。後世に残る偉大な業績にはならないからだ。自負と決意は尖閣諸島と台湾を取ることにある。日中戦争は必至のようだ。(柴田)

劉文志「習近平絶対化でいま中国で起きている大破局」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198645310/dgcrcom-22/


●有名な食パン屋さんの続き。チラシは入っていなかったが、Ingressとポケモンのおかげで知ったお店が「パンの森」。

裏通りに地味にある。食パンは懐かしい味。オープンは7時という、今となっては珍しいパン屋さん。ここももっと宣伝すればいいのに〜。

店構えは小さいものの、お総菜パンやサンドウィッチ、天然酵母パンに塩パンと豊富。閉店間近に買ったら、お総菜パンをおまけでもらったことがある。

美味しかったのでまた行きたいとは思うものの、なかなかそっちには行かないんだよなぁ〜。続く。 (hammer.mule)

パンの森
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270205/27078306/

「もともとは桃谷で(25年間も!)営業されていたお店」
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270205/27078306/dtlrvwlst/B68608788/