《一番気になるのは「本物かどうか」》
■腕時計百科事典[60]
古い腕時計を購入するときに感じる不安
吉田貴之
■クリエイター手抜きプロジェクト[546]IoT IchigoLatte編
シェルを使う(コマンドの連続実行)
古籏一浩
■映画ザビエル[57]
お水の花道 in 1960
カンクロー
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■腕時計百科事典[60]
古い腕時計を購入するときに感じる不安
吉田貴之
https://bn.dgcr.com/archives/20180611110300.html
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アンティーク時計やヴィンテージ時計と呼ばれる古い腕時計は、ユーズドや中古と言われることもありますが、新品のブランド腕時計と同じくらいの人気があります。
ただ、中古とはいえ誰でも気軽に買えるほど値段も安くないですし、何よりも「壊れたらどうしよう」とか「偽物だったらどうしよう」といった不安が多くつきまといます。
●不安の原因
これらの不安の原因は、売る側と買う側の情報量に差があることが原因です。誤解を恐れずに言えば、買う側の情報不足が原因と言えるでしょう。古い腕時計を実際に購入する前に、不安の原因やその解決方法を整理しましょう。
古い腕時計を購入する際の不安は、大きく分けて次のようなものではないでしょうか。
・壊れている/汚れているのでは
・時計として使えないのでは
・壊れたら修理できないのでは
・価格が高すぎるのでは
・偽物なのでは
それぞれについて、現状を踏まえながら説明してみましょう。
●故障と汚れ
まず、故障や汚れについてですが、ほとんどの時計販売店はメンテナンスしたものや、仕上げしたものを販売しています。瑕疵があるもの、クリーニングしていないものはその旨を教えてくれるはずです。
これらは販売価格や今後のメンテナンスにも影響するところなので、購入時に確認することをおすすめします。
●時計としての性能
次に、時計の役割を果たすかどうかです。たしかに現在発売されている、クォーツ時計や電波時計に比べると精度は劣りますし、時刻を合わせなければいけない頻度は高くなります。ただ、きちんと整備した機械式時計であれば、それほど気にする必要はありません。
●メンテナンス
いくら快調に動いている時計も、いつかはメンテナンスが必要な時期が来ます。落としたりしない限り、針が止まったりすることはありませんが、時間経過に伴い不正確になったり、運針が心もとなくなったりはします。
また、竜頭などの小さな部品が外れて紛失したり、風防が割れたりする可能性はあります。こんなときに頼りになるのが時計修理店です。
「時計修理店」と一口に言っても、その内容様々です。クォーツの電池交換しかしない時計店や、新しい時計しか修理できないお店もあれば、どんな時計の修理ももれなく引き受ける技術力のある修理店もあります。
このような修理店をひとつ知っておくのは、時計とユーザーにとって良いことだと思います。時計修理店が近くにない場合は、時計を購入した販売店に相談してみましょう。
●価格と相場
また、良いと思った腕時計の価格が、高いか安いかの判断はなかなか難しいものです。現在の相場を知るためは、いろいろなお店の商品動向を観察するのが一つの方法です。
現在はネット販売も盛んに行われていますし、卸にあたる時計市場ですでに大体の価格が決まっており、それを基準に販売価格がはじき出されますので、各お店での価格はそれほど大きな差が出にくくなっています。
●真贋
一番気になるのは「本物かどうか」の部分かもしれません。ここを考えるポイントは、ユーザーが「何を以て本物とするか」の基準をしっかりと持つことです。アンティークやヴィンテージは、モデルの人気とは別に、
・ファーストオーナーかどうか
・未使用かどうか
・修理履歴があるかどうか
・メーカー以外でメンテナンスをした履歴があるかどうか
・部品が交換されているかどうか
・ブレスレットとの組み合わせが販売時のものかどうか
・信用できる販売店かどうか
・海外から輸入された商品であるかどうか
・ギャランティやワランティが付属するかどうか
・箱や取扱説明書があるかどうか
・ドナーからの部品供給をうけているかどうか
・意図してつくられた模造品であるかどうか
・風防や革ベルトなどがオリジナルであるかどうか
・どんな素材を使っているか
などを総合して、オリジナルかどうかを判断することが多いです。
完全に未使用、未修理、ファーストオーナー所有のものしかオリジナルと認めない人もいれば、沢山の修理歴を経て、人の手に慣れたものを好む人もいます。
明確な定義はありませんので、自分が求めるポイントを考えてみることをおすすめします。そして、それを程よく満たしてくれるお店を見つけることが、満足する買い物につながることは間違いないでしょう。
【吉田貴之】info@nowebnolife.com
イディア:情報デザインと情報アーキテクチャ
https://www.idia.jp/
腕時計ポータルサイト:腕時計新聞
https://www.watchjournal.net/
兵庫県神戸市在住。Webサイトの企画や制作、運営を生業としながら、情報の整理や表現について研究しています。
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■クリエイター手抜きプロジェクト[546]IoT IchigoLatte編
シェルを使う(コマンドの連続実行)
古籏一浩
https://bn.dgcr.com/archives/20180611110200.html
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今回は、IchigoLatteでのコマンドの連続実行について説明します。
IchigoLatteでコマンドを連続して実行するには、コマンドを;(セミコロン)で区切ります。例えば、プログラムをシリアル接続したパソコン側に出力した後で実行するには、以下のように書きます。
lash>cat .>uart;ms .
パソコン側からプログラムを読み込んで実行する場合は、以下のようになります。なお、この場合、すでにあるプログラムは消されてしまうので注意して下さい。
lash>cat uart>.;ms .
IchigoLatteのOSは使える残りのメモリが少ないので、ms uartやms @0といった指定ができません。このため、コマンドを連続して実行させなければいけないことがあります。
EEPROMからプログラムを読み込んで実行する場合は、以下のようになります。
lash>cat @1>.;ms .
IchigoLatteはプログラムを作成できるメモリが2KBと少なめなので、凝ったプログラムを作ろうとした場合、EEPROMが必要になります。
センサーからの入力をサーバーに送ったり、グラフ化する程度であれば2KBもあれば十分ですが、多数のセンサー入力を管理し処理し保存する場合や、ゲームなどでは、2KBではプログラム領域が足りない場合があります。
このようなとき、EEPROMを接続すれば本体2KB+EEPROM(1MBit))128KBで、最大130KBまでプログラムを作成することができます。さすがに130KBもあれば、十分すぎるでしょう。
IchigoLatte専用基板であれば、基板上に直接EEPROMを接続することができます。専用基板の場合、CPUの上と下の領域(Latteキャンバス)にEEPROMやセンサーを取り付けることができます。
複数のプログラムを読み込んで実行する場合は、以下のようにcatとmsコマンドを組み合わせます。
lash>cat @0>.;ms ;cat @1>.;ms .;cat @2>.;ms .
ただ、毎回このようにコマンドを入力するのは大変ですし、間違えてしまうこともあります。
このような場合は、コマンドでなく、プログラムで実行するEEPROMのプログラム番号を指定する方がよいでしょう。プログラムでEEPROM上のプログラムを読み込んで実行するにはlrun()を使います。
以下の例では、TESTの文字を出力した後にEEPROMにある3番目のプログラムを読み込んで実行します。
log("TEST\n");
lrun(2);
(\は半角バックスラッシュです)
lrun()を使ってプログラムを連続する際に、次のプログラムにデータを渡したい場合はあります。IchigoLatteでは、次のプログラムにデータを渡す方法はいくつかありますが、本体メモリだけで行う場合はenv()を使います。32ビットの数値1つを次のプログラムに渡すことができます。
例えば、123を保存するには以下のように指定します。
env(123);
保存した数値を他のプログラムで読み出すには、以下のようにします。この場合、変数aに値が読み出されます。
var a=env();
実際のところ、センサー値の入力処理やグラフ表示程度では、2KBのプログラム領域を使い切ってしまうことはまずありません。しかし、作成するプログラムによっては2KBでは足りないこともあります。このような場合は、コマンドでの連続実行や、プログラムを使っての連続実行処理が必要です。
env()では32ビットの数値ひとつしか渡せませんが、画面の領域(32文字×24行)を使えば768バイトものデータを渡すことができます。
また、1KBを超えるデータを渡すような場合は、EEPROMを利用する方法もあります。さらに、MixJuiceなどの通信ボード(シールド)を使えば、サーバーとのデータ送受信ができるのでデータは、ほぼ無限に保存、読み出しができます。
まだ説明していない命令もありますが、データサイズによって使用する命令は、以下のようになります。
・32ビット数値1つ
env()
・768バイトまで
scr(),mem(),log(),lc()
・128KBまで (要EEPROM)
i2cw(),i2cr()
・数GB,TB (要シリアル接続されたパソコンなど)
uart()
・ほぼ無限(要MixJucieとサーバー)
uart()
用途によりけりですが、IchigoLatteには様々なデータの受け渡し方法が使えるというのは、覚えておいて損はないでしょう。
【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/
いろいろネタはあっても、技術がないので実現できないことも多々あります。ただ、技術力のなさをアイデアでカバーするという方法はあります。が、だんだんと歳を取ってきたので、そのアイデアもしぼんできているという何ともな状態。若い人のぶっとんだ発想は大事にしてあげましょう。
・創って学ぼうプログラミング
https://news.mynavi.jp/series/makeprogram
・みんなのIchigoLatte入門 JavaScriptで楽しむゲーム作りと電子工作
https://www.amazon.co.jp/dp/4865940936
[正誤表]
http://www.openspc2.org/book/error/ichigoLatte/
・After Effects自動化サンプルプログラム 上巻、下巻
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397591
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397605
・IchigoLatteでIoT体験
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X3X1CHP
http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/218591
・みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
http://www.amazon.co.jp/dp/4865940332/
・Photoshop自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00W952JQW/
・Illustrator自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA/
・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/
・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/
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■映画ザビエル[57]
お水の花道 in 1960
カンクロー
https://bn.dgcr.com/archives/20180611110100.html
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◎女が階段を上る時
公開年度:1960年
制作国・地域:日本
上映時間:111分
監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子、仲代達矢、森雅之、加東大介
●だいたいこんな話(作品概要)
銀座のバー、現代では高級クラブと呼ばれる夜の店「ライラック」で、ママとして働く圭子。ライラックには外国人オーナーがいて、圭子はいわゆる雇われママだった。
売れっ子ホステスだったユリが独立して店を持ったことで、ライラックの客は目に見えて減り、圭子はオーナーから売上不振を責められる。
圭子は美しく上客もついているが、水商売だからと言って、客に必要以上に媚びる営業活動はどうしてもしたくなかった。
営業方針に口を出されずに済む、自らがオーナーの店を持つために、圭子は出資を募る決意をしたのだが。
●わたくし的見解/泥の中に咲く花
以前は高峰と言えば、子供の頃に見た国鉄(現JR)のCMのせいか、高峰三枝子さんの名前が出てきた。市川崑監督の「金田一シリーズ」への出演も、私には印象的だったし。
国鉄って、と我ながらツッコミたくなる古い話だが、そんなババアの私でさえ、成瀬監督の映画を観るまで「高峰秀子」という女優を知らなかった。
それも、当然と言えば当然。本作品のヒロインを演じる高峰秀子さんは、三枝子さんが金田一シリーズの「女王蜂」(1978年)に出演した頃には、ほぼほぼ映画出演は引退していたのである。
それでも、デコちゃんこと高峰秀子さんは、子役から活動しているのでキャリアはとても長い。豊富なキャリアの中でも、木下恵介監督、成瀬巳喜男監督の作品には、ほとんど出演しているという。
デコちゃんの代表作と言えば、ファンそれぞれに思い入れのある作品があるだろうが、逆に木下、成瀬映画と言えば、それはイコール高峰秀子と言って過言ではないだろう。
ところで、いくらババアの私でも、格別なデコちゃんフォロワーでもないので、成瀬作品での彼女しか知らない。
成瀬映画の彼女はいつも、泥の中で咲く蓮の花のような存在だ。紆余曲折あって、落ちぶれた女性をはすっぱに演じても、どこか品が漂う。そんな不幸な境遇でなければ、本質的には上品な女性に違いないと想像させる。
ババアの私が言うのも可笑しいが、高峰秀子ほど男性の庇護欲をそそる、女性の強がりや、やせ我慢、いじらしさを演じられる人はいない。もはや叶わぬ願いだが、太宰治「斜陽」のヒロインを、ぜひ演じて欲しかった。
本作の彼女も、まさにと言った感じ。
ヒロイン圭子の店で、かつてホステスだったユリが華々しく独立し、しかもユリの店は順調そのものに見えていた。しかし実情は火の車で、たとえ一時逃れでも借金から免れようと自殺してしまう。ユリの死は、ユリを食いものにする男の存在を浮かび上がらせた。
圭子は改めて、男に完全に依存するような形で自分の店を持つことを強く警戒する。特定の男性と深い関係になることを拒否し続けてきた圭子だが、彼女の母や兄は、銀座で働く彼女の収入をあてにして、なにかにつけて援助を求めてくる。
無理が祟って体を壊した時、30という年齢を前にして、平凡な妻の座におさまる選択も頭をよぎる。1960年の夜の銀座は、やはり今とは趣きが違うけれど、女性の迷いや苦悩は大きく変わらない。とくに働く現代女性にとっては水商売と無縁であっても、ヒロインの憤りや諦め、そして決意に強く共感できるのではないだろうか。
女が階段を上る時。
それはヒロインが様々な想いを心の奥にしまい込んで、ママとして店に立つ時。いつだって何事もなかったように。今日も、笑顔で客に挨拶するために。短い階段を上りながら、どんな事を思うのだろう。健気なデコちゃんを、どうしたって応援したくなる映画なのだ。
【カンクロー】info@eigaxavier.com
映画ザビエル http://www.eigaxavier.com/
映画については好みが固定化されてきており、こういったコラムを書く者としては年間の鑑賞本数は少ないと思います。その分、だいぶ鼻が利くようになっていて、劇場まで足を運んでハズレにあたることは、まずありません。
時間とお金を費やした以上は、元を取るまで楽しまないと、というケチな思考からくる結果かも知れませんが。
私の文章と比べれば、必ず時間を費やす価値のある映画をご紹介します。読んで下さった方が「映画を楽しむ」時に、ほんの少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
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編集後記(06/11)
●田中潤・松本健太郎「誤解だらけの人工知能 ディープラーニングの限界と可能性」を読んでいる(光文社新書/2018)。はじめに、第1章・みんな人工知能を勘違いしている、まで読んで今までにない分かりやすい内容に感心した。「人工知能って、結局何なの?」という素人の素朴な疑問によく応えている。
この本は、人工知能の専門家である田中潤(Shannon Lab株式会社代表取締役)に、データサイエンティストである松本健太郎(データサイエンス研究、ビジネスデータの分析、人工知能の開発に携わっている)が一日ぶっ通しで行ったインタビューをもとに、体系立ててまとめた原稿を、skypeやメールなどを通じて何度も内容を練り直し完成させたものだ。まさしくプロの仕事である。
「みんな人工知能を勘違いしている」「人工知能はこの先の社会をどう変えていくのか?」「社会に浸透する人工知能に私たちはどのように対応すべきか?」という三章で構成されていて、わりとよく理解できる。「簡単に言うと、人工知能とは良いやつなのか悪いやつなのか、敵なのか味方なのか、結局のところよく分からない、というのが皆さんの感想ではないでしょうか」。そうですよ。
人工知能を紹介するコンテンツが山ほどある日本で、なぜそうなるのか。書き手の経験値不足か、経験を語る側(人工知能の専門家)の表現力不足か、どちらかに偏っている。だから、いつどうやって実現するのか分からない抽象論に終始して、なんとなく分かったような分からないようなモヤモヤしか残らない。
そこで声がかかったのが「専門家」の田中、「翻訳者」の松本だ。この本では、大事なところが太字で罫も引かれているんだから親切だ。田中が思うに、2018年時点で「人工頭脳とは『ディープラーニング』そのものです。そして重要なのは『ディープラーニング』を使って何ができるかだと考えています」という。
ちょっと待ってくれ。「はじめに」の7ページ目で松本が田中を紹介している。田中がリーマンショック前のアメリカで、金融系企業の手伝いをしていた頃、「ディープラーニングの基礎が完成していて『次はこの分野が来るな』と肌感覚で分かっていたそうです。それはまさに、第3次人工知能ブームブームの幕開けでした」とある。出ました、ディープラーニング。しかしその説明がない。
ディープラーニングの定義がない。「2018年現時点において、『人工知能とは何なのか?』と聞かれれば『それはディープラーニングです』と答えますし、『最低限、何ができれば人工知能と呼べますか?』と聞かれれば『ディープラーニングを使ってやりたい内容が実現できれば人工知能です』と答えますね」。だから、そのディープラーニングって何だよ。最初に説明なくては意味がない。
この本のテキストはiPhoneの音声認識で書き、それに手を加えたものである。それを「書く」というのかとも思うが、こういうことが可能になったのだから技術の進歩を痛感する。テープ起こしの達人とおだて上げられていた時代には、こうなるなんて想像もしていなかった。悔しい。いいなあ、いまの編集者は。何でもスマホで記録されてしまう恐怖の時代だが。続く(かな)。(柴田)
田中潤・松本健太郎「誤解だらけの人工知能 ディープラーニングの限界と可能性」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079SY7D8S/dgcrcom-22/
●去年ぐらいから固定電話にかかってくる「いらない靴はありませんか?」。何度断っても、違う番号からでもかかってくる。
「どんな靴でも買い取ります」「リサイクル云々」「チャリティ」「恵まれない子たちの〜」と、電話主によって言うことは違う。
ないと答えると、「一足ぐらいありますよね?」「では他には不要品はありませんか?」「いらないと思っているものが、他の方には欲しいものであることが〜」とくる。
靴需要が多いとは思えない。履き古した靴だよ。ビンテージの下駄とか、ナイキのスニーカーとかじゃないよ。
で、検索してたみたら「靴靴詐欺」というのがあった。「押し買い」の一種なのだそうだ。「独り身の高齢者の家に電話をかけ親切心で近づいて家に上がり込むことが目的」「靴と一緒に家の金属類も探させいらないものを無料で、もしくは定額で買い取る」とのこと。安く買い叩かれるという話も耳にしたよ。 (hammer.mule)
いらない靴回収?高齢者を狙う「靴靴詐欺」とは?
http://narularu.click/kutu-sagi/
「どんな靴でも買い取ります」って電話がかかってきた
http://mamemoyashi.xsrv.jp/kaitori-tel
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