クリエイター手抜きプロジェクト[549]IoT IchigoLatte編 様々なシールド/古籏一浩

投稿:  著者:  読了時間:6分(本文:約2,800文字)



今回は、シールドについて説明します。電子工作なしでセンサーを使えるのも、シールドのおかげです。もちろん、自分でハンダづけして、センサーを接続して使えるなら、それに越したことはありません。

しかし、ハンダ付けしたくないし、どのセンサーが使えるか調べたり、新たにプログラムを作ったりするのが面倒な人もいるでしょう。

「できればコピペで使いたい」

そんな人も多いでしょう。コピペできて、なおかつ自分なりに手軽にカスタマイズしたい、という場合もあります。

IchigoLatteに専用シールドを接続すれば、そのような事が可能になります。プログラムは短かく、なおかつWebでは多く利用されているJavaScriptです。新たに覚えることもほとんどありません。

まず、IchigoLatteで使えるシールドについて説明します。

IchigoLatteはIchigoJamと互換性があるので、IchigoJam用のシールドがそのまま使えます。IchigoLatteで使えるシールドは、2017年2月1日時点では以下の3つがあります。





●PanCake(パンケーキ)
http://pancake.shizentai.jp/

マルチメディアボードです。80×45ドット16色のカラーグラフィックと、4重和音が可能です。また、ゲーム用途向けとして、スプライト機能があります。

IchigoLatteは白黒画面ですが、PanCakeを接続すればカラーグラフィックが可能になります。

ただし、PanCake上に表示されているピクセル(ドット)の情報は、読み出すことができません。お絵かきソフトなどを作成するならEEPROMにピクセル情報を持つようにするなど工夫が必要になります。

●MixJuice(ミックスジュース)
http://mixjuice.shizentai.jp/

ネットワーク通信ボードです。このボードを接続することで、ローカル/インターネットを利用できるようになります。センサーデータをサーバーに送る場合には必須です。

●FaBo(ファボ)
http://fabo.io/

様々なセンサーを接続して利用できるボードです。

FaBoはIchigoJam/IchigoLatte用だけでなく、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)やArduino(アルドゥイーノ)用もあります。センサーは共通で、IchigoLatteで使ったセンサーは、そのままRaspberry PiやArduinoでも使えます。

IchigoLatteで学習してから、Raspberry Piで同じセンサーを使うという方法もあるでしょう。センサーを流用できるのは、大きなメリットです。

今後、他にもシールドが出てくるかもしれません。ここでは様々なセンサーを利用できるFaBoを使います。ハンダ付け不要で、様々なセンサーが利用できるからです。

その代わり、シールドとセンサー代金が必要になります。自分で電子工作すれば、かなり安い金額で同じことを実現可能ですが、それは今回の連載の主旨とは違いますので、各自学習してもらうということにします。

なお、FaBoには以下のスターターキットがありますが、用途に応じて個別にセンサーを購入した方がよいでしょう。

・#008 FaBo Complete Kit for IchigoJam
http://fabo.io/008.html

次回からいくつかのセンサーを使いますが、FaBoでのセンサーは大きく分けて二種類あります。一つはアナログセンサー、もう一つがI2Cセンサーです。

(FaBoのページでは、アナログセンサーはアナログブリック、I2CセンサーはI2Cブリックという呼び方になっています)

アナログセンサーはデジタル値(0か1)、またはアナログ値(0〜1023)を返します。アナログセンサーは簡単に使うことができます。

I2Cセンサーはアナログセンサーよりも複雑です。このI2Cというのは、ICとの接続方法です。I2Cの2は肩付き文字(上付き文字)です。

・I2C
https://ja.wikipedia.org/wiki/I2C

I2Cセンサーはセンサーごとにアドレスがあります。センサーごとにアドレスが異なるので、複数のセンサーを接続して利用することができます。

IchigoLatte+FaBoで複数のセンサーを接続して使う場合は、以下の拡張ボードを使います。一つだけなら不要です。

・#701 OUT/IN I2C Expand board
http://fabo.io/701.html

拡張ボードからさらに拡張ボードに接続していくことで、多くのセンサーを接続できます。なお、センサーのアドレスを変更できるものもありますが、ほとんどのセンサーはアドレスが固定されています。

次回は簡単なアナログセンサーを使って部屋の明るさを計測してみます。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/

IoT関係は次から次へと新しいものが出てきて、追いつかない状態です。

知らない事も多いので、いろいろ勉強しないと面白そうなデバイス/センサーがあっても使えません。こういうのも、日々やってないと忘れてしまいます。

地道に努力した結果、忘れるという面白いオチになってしまいそうなので、デジクリのような何かに書き残しておくのは、結構いいんじゃないかなと思ったり。

・創って学ぼうプログラミング
https://news.mynavi.jp/series/makeprogram

・みんなのIchigoLatte入門 JavaScriptで楽しむゲーム作りと電子工作
https://www.amazon.co.jp/dp/4865940936
[正誤表]
http://www.openspc2.org/book/error/ichigoLatte/

・After Effects自動化サンプルプログラム 上巻、下巻
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397591
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397605

・IchigoLatteでIoT体験
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X3X1CHP
http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/218591

・みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
http://www.amazon.co.jp/dp/4865940332/

・Photoshop自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00W952JQW/

・Illustrator自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA/

・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/

・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/