[4606] 外国人受け入れ拡大の裏で◇独自の歩き方矯正プロジェクト

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《3人に1人は外国人》

■晴耕雨読[44]
 外国人受け入れ拡大の裏で何が起きているのか
 福間晴耕

■はぐれDEATH[55]
 はぐれの歩き方矯正プロジェクト
 藤原ヨウコウ




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■晴耕雨読[44]
外国人受け入れ拡大の裏で何が起きているのか

福間晴耕
http://bn.dgcr.com/archives/20180713110200.html
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最初にこれを見てほしい。これは2000年から今年まで、法務省入国管理局の施設内または業務下で起きた死亡事件である。

■入国管理局における公表された死亡事件(2000年〜2018年4月)
合計16件

2001年10月30日 ベトナム 西日本入国管理センター(大阪府茨木市)自殺
2006年12月 ナイジェリア 東京入国管理局(東京都品川区)病死
2007年 2月 ガーナ 東京入国管理局(品川)病死
2008年 1月 1日 インド 西日本入国管理センター(茨木)自殺
2009年 3月21日 中国 東京入国管理局(品川)自殺
2010年 2月 9日 ブラジル 東日本入国管理センター(茨城県牛久市)自殺
2010年3 月22日 ガーナ 東京入国管理局成田支局 強制送還中の制圧による窒息死の疑い
2010年 4月 9日 韓国 東京入国管理局(品川)自殺
2010年 4月 フィリピン 東京入国管理局(品川)病死
2010年12月 フィリピン 東京入国管理局(品川)病死
2013年10月14日 ミャンマー(ロヒンギャ) 東京入国管理局(品川)医療放置による病死
2014年 3月29日 イラン 東日本入国管理センター(牛久) 誤嚥性窒息死(医療放置)
2014年 3月30日 カメルーン 東日本入国管理センター(牛久)医療放置による病死
2014年11月22日 スリランカ 東京入国管理センター(品川)医療放置による病死
2017年 3月25日 ベトナム 東日本入国管理センター(牛久)医療放置による病死
2018年 4月13日 インド 東京入国管理センター(品川)自殺

このうち2014年3月の牛久入管内での「病死」は、睡眠導入剤、抗うつ剤、痛み止めの過剰投与で薬漬けの状態で、食事をのどにつかえさせた後30分以上放置されての「病死」であった。

また2014年11月のケースでは胸の痛みを訴え治療を求めたが、病院には搬送されず、その数時間後に息を引き取った。

この他にも死亡に至らない人権侵害・暴行・医療放置などは無数にある。また先週アメリカで収監されていた難民が、家族とバラバラに収容されていることが問題になったが、日本でも家族や支援者の面会を断ち切るために、わざと地方の収監施設にを転々とさせるといったケースも報告されている。

信じがたいかもしれないが、これが今、日本の入局管理局の入国管理センターで起きていることなのだ。

入国管理センターは法務省の部局の一つで日本人・外国人の出入国審査、外国人の在留管理、難民認定などを扱う施設のうち、在留資格のない外国人を帰国まで収容する施設だが、後述する様々な理由から多くの問題が起きている。問題の原因は、難民認定申請したり、家族が日本にいるなどの理由で帰国を拒んだりして、収容が長期におよぶ外国人が多い為である。

もともと入管の管理センターは、今のような多くの外国人を長期間収容することを想定していない時代に作られている。そのため牛久にある東日本入国管理センターでは洗濯物を干すスペースすらなく、非常階段に収容者の洗濯物が干されていたり、非常勤医師1名しかいない状態で治療を受けられないまま放置されている収容者が多数いる状況だ。

また介護施設や医療機関同様に入管職員のなり手が少なく、オーバーワークで極めて職員の定着率が悪い問題も起きている。

さらに入管はその性質上、リベラル側からは収容者の人権問題で批判をうけ、保守側からは不法在住者への対応が甘いと批判され、どのような対応をしても必ず批判を受けることもあり、極めて士気は上がりにくい。

そうしたこともあり、資質に問題のある一部の職員による鬱憤晴らしから、収監者への暴力が日常化しているという、人権団体からの指摘もある。

そうした問題が起きているなら、とっとと強制送還すればよいのではないかと思う人も多いだろう。

だが費用をどこが負担するかという問題や、過去に強制送還中に死亡事故が何度も起きていることなどもあって、簡単には踏み切れないという問題や、そもそも書面審理待ちの収監者が大量にいて、捌ききれない状態になっている。

それでも2014年には、年間5500人を超える人数を強制送還しているのだが、後述するように入国してくる外国人は労働者だけでも年間数10万人、観光ピザで入国してくる人を含めると2743万人にも達しているので、焼け石に水なのが現状だ。

このように入管のシステムは破綻しているのだが、根本的な原因は入ってくる人間に対してキャパシティが足りず、人も施設もお金も足りないのが根本原因にある。

しかも、こうした受け入れ側の問題が改善する動きは見られないのに対して、外国人の受け入れについては、政府は今後さらに増やそうとしている。

特に不法在住者の原因になっていると言われている外国人労働者の受け入れに関しては、政府は今後単純労働まで範囲を拡大した上で、年間50万人以上の受け入れを目指している。

これがどれだけの人数かと言えば、今の日本の年間出生率が2016年で97万6979人というから、およそ今後増えていく人口の、3人に1人は外国人という計算になる。

もちろん、外国人労働者がそのまま不法在住者になるわけではないが、外国人技能実習制度を悪用するかたちで人権蹂躙や事件が多発していて、パスポート取上げて奴隷労働させたり、時給300円で残業させたり、来日している外国人女性に対してセクハラなどを行うといったケースに事欠かず、これに耐えかねた外国人労働者が逃亡して、不法在住者になるケースが多発している。

また、途中に介入するブローカーが、多額の借金を負わせて日本に外国人労働者を送り込むケースも多いために、借金を返すまでは帰国できない(帰国したくない)という事情も不法在住者が増える原因になっている。

もちろん政府も手をこまねいているだけではなく、それなりに対策は取ってはいるものの、2017年には27団体で偽造文書の行使などの不正行為が発覚したり、今年になってからも三菱自動車工業岡崎製作所で規定にない作業を行わせていたり、十分な説明もないまま福島第一原発の除染作業を行わされていたりと、完全に後ろ手に回っているのが現状である。

更にヨーロッパを中心に難民が増えているという問題もある。日本では中東・アフリカ諸国から遠いこともあり、難民問題は対岸の火事のようなイメージがあるが、収容者が増えている背景にはこうした難民問題も絡んでいる。

シリア・トルコ・イラクにまたがる地域には、国家なき最大の民族と呼ばれているクルド人が住んでいるのだが、彼らの多くがシリアやイラクの戦火やトルコ政府による弾圧を逃れて日本にやってきているのだ。

特にトルコに住むクルド人は、トルコのパスポートを持っているために日本にはビザ無しで入国することができるのだが、トルコ政府と友好関係のある日本ではクルド人を難民と認めないために、多くのクルド人が収監されている。

一方で、トルコのエルドリアン政権はますます独裁化・強権化を進めていて、国内のクルド人に対する弾圧は激しさを増している。

外国人労働者受け入れに関しては、最近積極的にニュースなどでも取り上げられ、受け入れに関しては様々な議論が進んでいるようであるが、入り口だけでなく、出口や関門に当たる部分を早急に見直さないと、いつか大きなしっぺ返しが来るだろう。


【福間晴耕/デザイナー】

フリーランスのCG及びテクニカルライター/フォトグラファー/Webデザイナー
http://fukuma.way-nifty.com/

HOBBY:Computerによるアニメーションと絵描き、写真(主にモノクローム)を撮ることと見ること(あと暗室作業も好きです)。おいしい酒(主に日本酒)を飲みおいしい食事をすること。もう仕事ではなくなったので、インテリアを見たりするのも好きかもしれない。


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■はぐれDEATH[55]
はぐれの歩き方矯正プロジェクト

藤原ヨウコウ
http://bn.dgcr.com/archives/20180713110100.html
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昨年、姿勢矯正をした時一緒にしておけばよかったのだが、そのツケが今年になって回ってきた…… _| ̄|○;

猫背を矯正することにある程度成功したのはよかったのだが、歩行時の体重移動まで変化していたとは、正直予測していなかった。当たり前の話なのだが、なぜかこういう初歩的な見落としが常についてまわるのは、もう致し方ないのかもしれない。注意力散漫だからなぁ……。

最初異常に気がついたのは、寝てる時に向こう脛の筋肉がつる、という信じられないような事態が起きるようになってからだ。もちろん、ソッコー、ググりまくり。

いろいろ原因らしきことが出てきたのだが、ことごとく外れ。そうこうしているうちに足首にきて(左足首は元々捻挫癖がある)、あれよあれよという間に両膝関節まで痛くなってきた。

ここまで来ると、さすがに栄養不足とか、水分不足とか、ミネラル不足とかいうような分かりやすい原因ではなさそう。筋肉だけならまだしも、関節に来ているというのは、明らかに脚にかかる負荷のバランスがおかしくなっているとしか思えない。

となると、日常生活でこの負荷バランスが狂いやすいケースとして考えられるのは、当然のことながら「歩く」という運動以外には考えにくい。

結論から言ってしまうと、「踵着地」というヤツが原因のようだ。

これまたググって知ったのだが、踵着地というのは割と日本人に多く見られる歩き方らしく、これが顕著に表れるのがジョギングのような「走る」時らしい。

猫背で踵着地をしているぶんには、あまり問題がなかったようなのだ。猫背だと上体は前屈みになりやすく、歩く時どうしても膝が緩く曲がって、うまい具合に着地時のショックを、脚全体で緩和していたようなのだが(あくまでもボクの憶測だ)、まっすぐに近い姿勢になると、体重そのものが身体の真下にきてしまう。そこへ踵着地が加わると、膝関節を直撃するようなのだ。

ドラマ『陸王』で取り上げられていた故障の原因も、一応この辺を参考にしているようだ。筋肉にくるか関節にくるかはともかく、どうもあまりよろしくないらしい。

これまた『陸王』ネタで恐縮なのだが(実は情報源がこれしかないのだ)、外国人選手(特にアフリカ系の選手)は、いわゆる「ミッドフット着地」という足の落とし方をしているらしいのだ。

素足や草履で普通に一日歩きまわると、大抵の人は踵が痛くなると思うのだが、ホモ・サピエンスの足の構造だと、本来は足の半ばから先(アバウトだが土踏まずの前の縁あたりから先)で着地するように出来ているらしく、踵着地というのは「靴のクッションの高機能化が生んだ悪癖」という、ちょっとした宗教的(失礼)な考え方があるようなのだ。

ボクは師匠についてもらって居合いをやっていた時に、「摺り足」と「踵に体重を乗せるな」を散々言われ、矯正方法として草履で歩くことを教えてもらい、以来草履ばきの時は踵着地をまったくしなくなったのだが、靴を履くと踵着地の悪い癖が出ているようなのだ。

実を言うと、摺り足だってまだモノにしたワケではない。どことなくぎこちないのが自分でも分かる。ぎこちないから下半身が安定しない。下半身が安定しないから上半身がブレる。

居合いは非日常であり、摺り足もまた非日常という荒っぽい割り切り方をしていたのだ。が、姿勢そのものが変化しているのだ。もっと分かりやすく言うと、「摺り足をしやすい(そうなってしまう)姿勢になっているのに、この姿勢には不自然な踵着地をしていた」ということである。

▽△

ボクの身体がお猿さんに近いことは以前にも書いたが、お猿さんとホモサピエンスの立ち姿の違いを比較すると実に興味深い。

http://bn.dgcr.com/archives/2018/07/13/images/001.jpg

膝の曲がり方に注目していただきたい。徐々に膝の角度が浅くなっているのがよく分かる。ここから先はボクの憶測で、何の裏付けもないのでご注意いただきたい。

木の上で生活をしている時、枝や幹を「握る」というのは、手だけではなく足も使っていたはずだ。足の指の運動を妨げないような体運動が必然だろう。

そこで、自分の足で実験してみた。足で何かを掴もうとする時、踵はほとんど接地していないか軽く触れる程度で、実際は指の付け根から土踏まずの手前ぐらいまでの範囲に一番力が掛かったり、支えにしているのだ。

まぁ、ボクの足の指が異常に動くから実験できたのだが、一般的にどうなのかはよく分からない。

もう少し範囲を広げてみる。

四足歩行の動物の多数は踵がおそろしく高い位置にあり、地面と接することはほとんどあり得ないという点である。これは鳥類にも見られる構造であり、むしろ哺乳類に限って言えば、お猿から進化した種以外では踵が接地するのはア・ケースだと言うことだ。

http://bn.dgcr.com/archives/2018/07/13/images/002.jpg

ちなみに図は猫の骨格である。色々正式な名称が付いているが、いわゆる「踵」にあたるのが、赤丸のところのようである。

「別に踵着地でもできるんとちゃうん?」とも思ったのだ、が少なくともボクの場合は、姿勢を真っ直ぐにしようとして身体が硬直化して、結果、各関節に無駄な負荷が掛かっているようなのだ。

もうちょっと詳しく説明すると、上半身が真っ直ぐになって上体から力が抜けても、下半身は姿勢を矯正する前と同じなので、無駄な力が入り柔らかな動きから程遠い状態になってしまっている。それが恐らく今のボクだろう。

踵が接地するというのは、どうも二足歩行(二足歩行への移行過程も含む)における、足の接地面積の広さがキーになっているようだ。

立ったり、歩いたり、走ったりする時(特に立っている時)は、身体を支えるものが二本も減っているのだから、踵の位置が高ければ素直に接地面積は半減する。

こうした状態を改善(?)するために、踵が接地するようになったとする説があるようだ。肉食系の恐竜の二足歩行とは、まったく異なる進化の仕方ということになる。

恐竜の(特に肉食系)進化に関しては、鳥類との近似性を指摘する説もあったような気がするのだが(映画『ジェラシック・パーク』以後の恐竜や初代ハリウッド版・ゴジラがこれに該当する)ボクは専門外なのでよく分からん。

http://bn.dgcr.com/archives/2018/07/13/images/003.jpg

この図はWikiから恣意的に(!)引っ張ってきた。上記した、鳥類との近似をモロに表した図だったからだ。

これを見ると、踵の位置づけは二足歩行ですら、接地という面ではそれほど重要ではない気がしてくる。もっとも、踵という概念がホモ・サピエンスから生まれ、単に逆行して無理矢理いまのような、他の内骨格系生物の解剖学的名称に「踵」という言葉が与えられている可能性は否めない。

こうなってくると、関節云々よりも脚全体の筋肉の方が内骨格系生物にとっては重要なのではないかとすら思えてくる。

さて、関節にしろ軟骨にしろ、摩耗はするが強化とか増加とかいうことはないそうである。むしろ、加齢に伴う摩耗は当たり前のことだ。

摩耗速度を遅くしようと考えるなら、摩擦係数を減らすのが一番手っ取り早い。骨と骨の間に挟まれた関節の摩耗係数を減らすには、素直に関節と骨の間に隙間を作るか(!)緩衝剤を増やすか(軟骨がそれに当たるのだが、これまた消耗品なので無理)である。

前者は骨を筋肉で引っ張ることで、ある程度は実現できるだろう。あくまでも「ある程度」だ。特に上肢は大きな筋肉の束があるので、比較的簡単に作れるはず。だからと言って、闇雲にヒンズー・スクワットをしてもあまり意味はない。思いっきり膝関節が曲がるので、むしろ危険である。

一番イイのは、日常的な歩行の中でミッドフット着地と、脚全体のバネを使うことを意識することだと思う。出来るようになれば、後は身体が勝手に憶えてくれる。もちろん姿勢も大事である。結局、脚全体の筋肉に帰結してしまうではないか。

まぁ、「誘導である」といわれてもびびらないし、反論する気もない。実際、ボク自身は「筋肉ありき」でこの稿を書いているのだから、こうなるのが当然なのだ。

▽△▽

さて、上記したように実際にやってみると、これがなかなかに難しい。特に靴を履くと難易度が跳ね上がる。普通のスニーカーでも、ソールは結構な硬さと厚さがあるので、足の裏が上手い具合に曲がってくれないのだ。草履は鼻緒が指に引っ掛かっているだけなので、この辺は意外とハードルが低い。

靴のソールの硬さや脚の運動に関しては、『陸王』がネタの宝庫なので、ボクの偏った話よりもこちらを参考にする方が安全度は高いと思われる。更に「走る」という運動に関しては、実に多くの本があるので(読んでないけど)そっちを参考にした方が更にベターであろう。

「故障しにくい」を目指すわけだが、上記したように色んな説があり、どれが
正しいのか、合理的なのかはさっぱり分からん。ただ個人的な心情としては、
「素足に戻れ」が一番しっくりくる。

靴という道具に頼らず、本来持っている体運動に回帰しようという考え方で、これが『陸王』の根幹ネタでもあり、いわゆる「ベアフットシューズ」と呼ばれる一連のシューズ開発に直結している。

ちなみに、既にこの「ベアフットシューズ」は流行から消えつつあるようで、近所の大手シューズ・ショップや、スポーツ店に行っても店頭にはない。伏見だから、というのもあるかもしれない。田舎やからな。

知人から奨められたのは、『陸王』のモデルにもなったきねや足袋というメーカーの「ランニング足袋 KINEYA無敵」(!)というシューズ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B077CXZZQZ/dgcrcom-22/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B071ZG3SNX/dgcrcom-22/
https://www.runningtabi.com/
http://kineyatabi.co.jp/kineya/?page_id=1896

これは奨めてくれた知人も愛用しているようで(彼はフルマラソンやウルトラマラソンにも出場するような猛者だ!)ミッドフット着地への移行には、比較的楽だったそうだ。お値段もリーズナブル♪

先日、東京出張に行った時、奇跡的に手に入れることが出来たのだが(ちゃんとフィッティングしてもらってベストなサイズのものが、たまたま訪問した三日前に入荷したばかりだったそうだ)、これについては後日。

で、ボク自身もちょろっとググってみたら、出るわ出るわ、マニアックなネタ。中でも異彩を放っているのが、Vibramというイタリアのメーカーのシューズ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01B7BNY62/dgcrcom-22/
http://www.barefootinc.jp/

普通のジョギングやウォーキングから、トレイルラン(舗装していない所を走る)に至るまで、バリエーションの多さでは他の追随を許さない上に、五本指構造という足袋の更に上(?)をいく商品まである無茶ぶりである。

時々、この特徴的なシューズを履いている外国人観光客を見るのだが、やはりヨーロッパ系の人が多いように思う。いや、ただの見た目だけで、実際どこの国の方なのかは確認していないのでよく分からないのですが。

あと気になったのはテスラというメーカーのシューズ。こちらはなぜか公式サイトが見つからなかった。探し方が悪いのか?

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B06XSSYPVX/dgcrcom-22/

ベアフットシューズはその性質上、フィッティングが最も重要になるのは当然で、試し履きはマストになる。極端な話「分厚い靴下」みたいなもんなのだが、靴下のような伸縮性は当然ない。

いくらソールが柔らかいと言っても、ソールのサイズそのものが変化するわけではない。これがVibram Five Fingerシリーズとなると、更にフィッティングの重要性は増す。だから現物のサイズが揃っているところじゃないと、きちんとした買い物は出来ないのだ。

密林(Amazonのことです)でも取り扱っているようだが、ベアフットシューズに関しては、正直ここで買う気にはなれない。ところが、実店舗がほとんどないのが実情である。まぁそれだけマニアックなのでしょう。

▽△▽△

で、歩行矯正に戻る。ぎこちないのだが、ぎこちないなりに、何となく感覚を掴みかけている。基本は摺り足の動作にすべてあった。

摺り足をマスターしていないのは白状した通りだが、ちょっと気をつけてミッドフットを試そうとすると、摺り足にヒントが沢山あることに最近やっと気がついた。

別に歩く時にモロ摺り足をする必要はないのだが、体重の移動や負荷を気をつけてかける場所が尽くミッドフットに応用できる。いや、応用じゃないな。素直に素足で歩く体運動を洗練化・合目的化させたのが摺り足、そう解釈した方が自然なのだろう。

間をジャンジャン飛ばしてしまうが、腰を前に進めるような気分で太腿から脚を上げ、気持ち小指の付け根から足の半ばぐらいまでの足の前外側から着地して、つま先で蹴ると比較的スムースに歩ける。

足は「内から外へ」という気分(あくまでも気分である。本当に内から外に回す必要はない)で動かすと、黙ってても外側で着地できる。気持ち腰を落として、ほんの少し膝が曲がると更にスムースになる。

ここまで書いたこととほぼ一緒のことが、「ランニング足袋 KINEYA無敵」の取説(?)に書いてあったので、大間違いではないようだ。

こうして歩くと、踵は着地する時、地面に触れる程度にしかならない。だからといって、踵が地面と触れてはいけないということはまったくない。実際、ボクはこの歩き方で、少し踵をこすっている。体重は乗ってないけど。

摺り足を習っていた時に気がつくべきだったのだが、当時のボクは親指の付け根でモロに着地していて(実際ここの皮が何度もめくれた)摺り足を断念したのだった。

よく考えれば、親指に体重を載せるというのは、足のベクトルが内に内にといってしまい、安定度がどんどん低下していくわけで、荷重を外側(小指側)に移せば足のベクトルは外へ向かい安定度が増す、という初歩的なことに気がついていなかっただけの話。

足の裏の接地面を見れば一目瞭然なのだが。内側には土踏まずがあるが、外側はほぼ真っ平ら。これだけ接地面が違えば、広い方が安定するに決まっている。日頃、観察だの工夫だのを口にしている割には、間抜けすぎるにも程がある見落とし…これってどうよ…

まぁ、言い訳はするまい。間抜けなのはボクなのだから。

あくまでも矯正中だし、まだぎこちないのだがそれなりの効果は大腿部内側広筋の筋肉痛という形であらわれている。太腿の内側の筋肉である。

どうも普段あんまり使っていなかった筋肉のようだ。筋肉痛の症状としては、比較的安全な方である。筋肉の付け根だと結構気を使わないといけないのだが、盛り上がっている部分というのは、どちらかというと安心して筋肉を作っても問題ない場所で、これはどこの部位の筋肉にも共通している。私見であるが。

膨らんだり縮んだりが、目に見えて分かりやすい場所というのは、筋繊維の密度が粗く、筋繊維そのものが太い上に柔軟性が高い部分でもある(と思う)。筋肉の付け根はこうした筋繊維が密集してかたまっている上に、骨にへばりついていたりするので、ここを痛めるとケアに時間が掛かるのだ。

「歩くだけで筋肉痛」というのも、正直情けない話なのだが、関節痛に比べれば屁みたいなもんである。実際、関節痛は徐々に薄らいできている。

関節や軟骨と異なり、筋肉は比較的増量したり強化したりするのが楽だし、安全なのがミソである。ただ、ボクはアスリートではないので、筋トレなるものをする気はさらさらない。歩くために必要な筋肉を補填したり維持できれば、それで十分なのだ。

太腿部の筋肉に痛みが出ているというのは、太腿を上げて歩いている、という証左であり、一応進むべき方向へ矯正は進んでいるようだ。

まぁ、運動に関してはからっきしダメな人なので、身につくまで相当時間が掛かると思うが、歩行に関しては再三書いているように、極めて重要視している(それがこの結果かい……)。死ぬまで自力で動きたいという、ただそれだけの理由なのだが。

だからまだ比較的矯正が楽な今の内に治してしまいたいのだ。関節痛で歩けなくなるというのもゴメンだし。


【フジワラヨウコウ/森山由海/藤原ヨウコウ】
YowKow Fujiwara/yoShimi moriyama
http://yowkow-yoshimi.tumblr.com


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編集後記(07/13)

●めったに日本映画は見ないのだが、磯田道史「日本史の内幕」(2017/中公新書)の中に、著者の「無私の日本人」(2015/文春文庫)の中の一編が映画化された経緯が載っていたからだ。「殿、利息でござる!」である(松竹・東日本放送)。主演の阿部サダヲの頭に銭が連なる、ふざけたビジュアルのパッケージからは、絶対にコメディとしか思えず、見る気はなかったのだが。

この話は仙台近郊の貧しい宿場町で起きた実話であった。筆者原作の「武士の家計簿」が映画化・公開されたとき、ある老人から「自分の住む吉岡宿(宮城県大和町)にすごい話があるから本に書いて映画にしてくれ」と便りが来た。文面は必死だ。磯田は仙台藩史料集「仙台叢書」の「国恩記」を東大農学部図書館で初めて読み、リアルに泣いた。文藝春秋に書いて大きな反響があった。

立派な人の話を書くと大抵、子孫が手紙を寄こして名乗り出てくる。ところが、今回はまったくない。無名の庶民の話なので、子孫に取材しないと書き進められない。電話帳で宮城県大和町吉岡に「酒の穀田屋」を見つけて電話をかけると、子孫だとわかった。取材に訪問し、思い切って聞く。子孫だと名乗り出なかったのは、ご先祖の教えですか? 穀田屋さんは温顔でコクリと頷いた。

磯田は感動し、京都の古書店の店先である紳士にこの話をした。紳士は「娘が仙台の東日本放送にいるから、先生の本を送る」という。その娘さんも感動して泣き、親友の女性アナに本を渡す。彼女も感動して泣き、夫に「あなたこういう話を作品にしなきゃ」と言った。夫は映画監督の中村義洋であった。

映画は大ヒット。宣伝ではコメディに見せかけているが、家族で泣ける感動作といえる。古文書を扱う役で出演した筆者も泣いた。「古文書には不思議な力がある。人の美しい思想が、そこに宿っていると、古文書に現世の人間が動かされ、繰られるように何かが起きる。だから、私はこの仕事がやめられない」

穀田屋十三郎は約300年前の商人。重税であえぐ宿場の民を救うため現在の価値で3億円の基金をつくって仙台藩に貸し、年々藩から300万円の利息をとって、30万円ずつ約100軒の家に配り宿場を衰退から救う制度をつくった。9人の商人が倒産覚悟で無償で金を出し合ったのだ。この美談は秘匿し、その後も慎み深く暮らしてきたから、無名の老人の手紙が磯田に届くまで隠されてきたのだ。

しかし、変なタイトルではないか。これは金を貸した商人グループが殿に向かって言っている設定だと思う。利息を差し出しているシーンを思い浮かべる。しかし、そういう話ではない。利息を出すのは、商人グループから借金している殿さま側なのだ。では、利息を催促しているのか。そんなわけないだろう。

特集サイトに主役の穀田屋十三郎/阿部サダヲをセンターに、左右に5人ずつの町人達が並んでいる。おっと、端に侍が一人、仙台藩の萱場杢/松田龍平がいる。彼が言うのならまあ役柄としてアリかもしれぬが、この件のお手柄は彼ではない。むしろ最後まで立ちはだかった仇役だ。この映画関係者は、誰もタイトルに疑問を持たなかったのか。原作者も異議ナシなのか。続く(柴田)

「殿、利息でござる!」サイト
http://tono-gozaru.jp/

「殿、利息でござる!」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01IQYWX0Q/dgcrcom-22/

磯田道史「日本史の内幕」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121024559/dgcrcom-22/

磯田道史「無私の日本人」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167903881/dgcrcom-22/


●先週、真夜中に足をつった。仕事が立て込んでいて、Apple Watchのスタンド命令を無視していた。一日3スタンドなんてざら。お風呂は入っておらず、水分補給も意識せず。

食事はタイミングが合わず、朝5時半に食べて、お腹空いた〜といいながらも、16時頃まで食べられないことも。

塩分のあるものを食べると美味しいと思う時もあれば、やたらと甘いものが欲しい時もある。いまは生協でバナナと小魚アーモンドを買ったので、仕事しながらでも小腹補給できるぜ!

そんなこんなで睡眠不足と栄養不足が続き、寝られたと思ったら、足がつって目が覚めた。足をつることはめったになくて、めちゃくちゃ痛くて、どっちに曲げていいのかわからなくてパニック。

プールや海でつったら溺れると思う……。なので、一日6スタンドまで復活させたぜ! (hammer.mule)