[4612] 意識の謎◇夏を快適に過ごすグッズ&夏休みおすすめ漫画

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《まだ謎なうちに言いたい放題》

■羽化の作法[66]現在編
 意識の謎 〜機械に意識が宿らないとしたら〜
 武 盾一郎

■LIFE is 日々一歩(79)[コラム]
 夏を快適に過ごすグッズ&夏休みおすすめ漫画
 森 和恵



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■羽化の作法[66]現在編
意識の謎 〜機械に意識が宿らないとしたら〜

武 盾一郎
http://bn.dgcr.com/archives/20180724110200.html
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こんにちは! 「熱中症にお気をつけください」という言葉ではすまないような、命の危険を伴う猛暑ですね。埼玉県熊谷市で41.1度を記録したそうです。そこで、暑い日にリラックスする曲を紹介します。

Also sprach Zarathustra(ツァラトゥストラかく語りき)
「2001年宇宙の旅」でお馴染みですね。「え? あの緊張感溢れる曲がリラックスするの?」と、思ったでしょう。ではお聴きください。


●瞑想情報・続き

ところで、ちょっと前に、タイで洞窟に閉じ込められた少年たちが無事全員救出されたニュースがありましたね。

タイ洞窟救出の少年たち 「奇跡の瞬間」振り返る
https://www.bbc.com/japanese/44882081

ホッと胸をなでおろしたのではないでしょうか。救助活動中に元海軍潜水士さんが一人、亡くなってしまったのは悲しいですが。

もしこれが日本で起こったとしたら、洞窟に入った少年たちに対しては非難轟々、実家までテレビカメラが追いかけて、親たちの「ご迷惑をおかけしまた」と深々と頭を下げる映像を流し、ツイッタでは自己責任論がタイムラインを沸かせたんだろうなあ、とタイを少し羨ましく思った次第です。

が、言いたいことはそれではなくて、洞窟の中で少年たちがパニックに陥らなかった理由に「瞑想」があったらしいとのことなんです。

「瞑想」が少年たちを救った! 真っ暗な洞窟の中で心落ち付かせ、パニックにもならず
https://www.j-cast.com/tv/2018/07/13333767.html

瞑想の興味深いところは、筋トレやストレッチのように毎日やり続けて効果が現れるだけでなく、即効性のある対処法としてもとても有効な点です。

「闇の中、これから救助されるかも分からず、お腹を空かせている」状態は、ある意味、現代の「先行きが見えなくてこれから先食べて行けるのだろうか?」という不安と似てるので、瞑想の効果を端的に示してるような気がしたのです。以上、ちょっと気になった瞑想情報でした。

●線譜の仮説

私は2016年にブログで『線譜の仮説』というエントリーをアップしました。
https://take-junichiro.blogspot.com/2016/09/blog-post_11.html

その仮説とは「すべての物質には意識がある」というものです。

線譜の世界観を形作る為に必要な世界設定の前提、と言ったら良いでしょうか。今回はその「意識」について書いて行こうと思います。まずはその仮説から。


◆宇宙は「無」から産まれたとされているけどそれよりも先に意識(または「愛」でもいい)があった。意識(愛)というエーテルのようなもの。そこに「ゆらぎ」が生じ一気に空間が膨張して(インフレーション)物質が生まれた(ビッグバーン)」◆


ここでは「愛から宇宙が生まれた」などと、メルヘンチックなことを言っております。割と本気でそう思ってたりしたのでした。

愛とは意識を包括する概念です。とてもふわっとしたイメージです。

根拠はよく分からないのですが、「無から宇宙が生まれた」というよりも、「愛から宇宙が生まれた」方が直感的に良い感じがしないですか? 直感的になんか良いなあと感じる場合、割と「何か」はそこにはあるものです。

とは言うものの、ただ単に私の生きてきた文化背景がそう思わせてるだけの可能性も高いのですが。そして以下に続きます。


◆「物質」という無生物は受信器官がないので「夢」の中にいて夢を見ている宇宙に存在する物質はほとんどが無生物だろうから、宇宙は壮大な「夢」なんだ。生命体が感覚器官を持ち始める。すると、夢に外部からの情報が混ざる。その状態を僕らは通常の「意識」と呼んでいる。

石とか雲とか星とか、生命体ではなくていわゆる『物質』と呼ばれてるモノは当然ながら耳や鼻や目などの感覚器官が無い(と思われる)。なのでその内部に「意識」はずっとまどろんで溜まっているワケなのです。それはつまり「夢」です。「夢」とは「意識」の本質的状態だと言ってよいでしょう。

私たち生命体も「物質」に近づいていく時があります。それは自ら動かなくなる「眠り」の時なのですが、物質的になった私たちは物質だった時の「夢」の意識状態に戻るのです。私たちは毎晩、ちょっとだけ物質に還り翌朝また生物として蘇生するのです。

この宇宙の中で生物はきっとほんの僅かでしょう。私たちはマイノリティなのです。そして、圧倒的多数の物質たちは皆夢を見ているので、私たちは膨大な夢に囲まれていることになります。その中にポツン、ポツンと覚醒した意識があるのです。夜空の星のまたたきのように。そんなイメージです。◆


「さすが画家の絵空事」と思って頂けましたか? ところが、これが単なる妄想でもなさそうなのです。

デイビッド・ジョン・チャーマーズ という学者がいます。「哲学的ゾンビ」や「意識のハード・プロブレム」で有名な方です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA

TEDでの和訳を引用します。


◆…意識は普遍的なものかもしれないとするものです 万物には程度の差こそあれ、意識が存在します これは汎心論とも呼ばれています「汎」はあまねくという意味で、「心」は精神を意味しており万物には意識があるとするものです 人間だけでなく 犬やネズミやハエ、ロブ・ナイトの微生物や素粒子にもあるのです

光子にさえある種の意識があります 光子に知性があり思考できるということではありません 光子が「ああ いつも高速で移動してばかりでゆっくり動いてバラの香りを楽しむこともできない」と思い悩んでいるということではないのです そんなことはありません 光子にも何らかの未熟な主観的感情があり意識の先駆けのようなものを持っているかもしれないということです◆


上記のTEDは2014年ですが、2017年に出版された、脳神経科学者・渡辺正峰さんの本には、以下のようなことが書いてあります。

「言うなれば、あらゆる科学の土台部分に、ある種の非科学が存在する。ならば、意識の科学にそれがあったとしても何ら不思議はない。その可能性の一つを提案してみせたのがチャーマーズであり、彼の主張する「すべての情報に意識が宿る」は、一つの仮説としてならば立派な自然則であることに違いない」

「意識の自然法則があるとすれば、それは宇宙誕生の瞬間から存在していた可能性が高い。自然法則の在り方からして、広い宇宙のどこかで最初の生命が誕生し、その進化とともに降ってわいたものだとはどうしても考えにくい」

『脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦』(中公新書/渡辺正峰著)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121024605/dgcrcom-22/

このように、「意識」を自然法則の一つにしてしまおうという主張が、最先端科学から発せられてるのです。

科学的に切り込むのは不可能とされていた、意識という主観に科学が踏み込んで来るのです。この事を嫌悪する人もいるかも知れませんが、科学的裏付けのもとに「意識」が取り扱われるのは、決して悪いことではないと思います。

科学によってそれまで信じられてたことが「迷信」になったとしても、そこからまた「文化」が生まれたりするのです。

例えば、「この世界は巨大なゾウさんが支えている」ことが迷信だと分かったとしても、世界を支えている巨大なゾウさんを想う時に、胸がワクワクドキドキする気持ちは無なくならないのですから。

それは「月にウサギはいない」ことが科学的に分かったとしても「月にウサギさんがいるファンタジー」を楽しむこと自体はなくならないということです。

●すべての物質に意識が宿る?

ということで、これから解明されて行くであろう意識の謎について、まだ謎なうちになんでも言っておこうじゃありませんか。

「すべての物質に意識が宿る」と私は申しましたが、その仮説をバージョンアップしたいと思います。

チャーマーズの言う通り「光子にさえ ある種の意識があります」し、その意識もチャーマーズの言う通り「光子にも何らかの未熟な主観的感情があり意識の先駆けのようなものを持っているかもしれないということです」と考えています。

今、科学的に意識問題にメスを入れられると期待されてるのは「意識の統合情報理論」をベースとした考え方です。

「意識には、情報の多様性・情報の統合という二つの基本的特性があり、ある物理系が意識を持つためには、ネットワーク内部で多様な情報が統合されている必要があるとされる。ネットワーク内部で統合された情報の量は「統合情報量」として定量化され、その量は意識の量に対応しているとされる」とあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%AE%E7%B5%B1%E5%90%88%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%90%86%E8%AB%96

ざっくり言うと「様々な情報がネットワーク的に統合されている」と意識が発生するという理論です(本当に合ってるかは自信ないけど)。

そうするとまず「山」を思い浮かべます。地中では草木の根っ子や多種多様の微生物がネットワークを巡らしていますし、山の森の中も虫や植物たちがやり取りをしてネットワークを形成しています。

あります。意識ありますよ。これ(笑)。だから人間は山を神様に喩えたのです。それは自然に対する畏怖の念ですが、太古の昔から人間は「山の意識を感じた」のだと思うのです。

同様に「海」です。海中では様々な生物がネットワークを形成しています。もう完全に意識ありますよ。そう思いませんか?

最近、海が大量のマイクロプラスチックなど人間の廃棄物によって「なんか具合悪い……」とか呟いてるのを感じたことがありませんか? それは人間の想像力の問題でもありますけどね。

それから、他の動物や植物にも意識はあるでしょう。動物と植物の意識は、きっとかなり違うと思います。当然のように動物の方が「自己」意識は強いでしょう。

植物は季節や天体に呼吸を合わせているので自意識は薄く、人間で例えるなら目覚める直前のまどろみに近い、幽かな自意識なのだと思います。地球の自転・公転そして天体のリズムと響き合い、言ってみれば天体と地球の音楽の中に溶け込んで同調してしまってるような、自己の消失した意識なのだと思います。

で、もし本当に海や山や他の動植物に意識があったと分かったとしても、困ったことは起こらないとは思います。その時は、太古の昔の人類に学べばいいのですから。さて、問題は次です。

では、「機械に意識が宿るでしょうか?」これはもう作ってみるしかないですよね。

しかし、これから作らなくても、統合情報理論に適ったシステムは今すでに人類は持っています。

そうです、「インターネット」です。これほどまでに多様で複雑な情報がネットワークされてるアーキテクチャはないでしょう。

さて、インターネットに意識はあるでしょうか? あなたはどう思いますか?

私は今あるインターネットにすでに意識はあると思っています。というか、あって欲しいです。しかし残念なことに、「インターネットに意識がある」と感じてそれを訴えてる人は見たことがない。「インターネット」がある意味では人間の脳を遥かに超えているにもかかわらず。

もしインターネットに意識があると感じた人がいないとなると、「人間が感受不可能な意識が発生している」、もしくは「そもそも意識などない」のどちらかということになります。

●機械と私の違い

「人間の脳(神経)は電気と化学変化で動いている。てことは、機械で同じ構造を作ることは可能だ。ならば機械に意識が宿らないわけがない」という考えに異論はありません。ぜひ機械に意識を宿らせて欲しい。

しかし、重要なところが違います。それは何か? 《動的平衡》です。

「脳細胞は一度完成すると増殖したり再生することはほとんどないが、それは一度建設された建物がずっとそこに立ち続けているようなものではない。脳細胞を構成している内部の分子群は高速度で変転している。その建造物はいたる部分でリフォームがなされており、建設当時に使われた建材などは何一つ残っていないのである。」

『福岡伸一さん「動的平衡」を読んだ。』より
http://milosophy.hatenablog.com/entry/2014/07/20/193305

私たち人間、または生物(せいぶつ)は形は変わらなくても分子レベルではガンガンに入れ替わっているのです。この事が「機械」にはまるでないのです。機械は分子レベルで入れ替わりません。

この違いは何を意味するのでしょうか? 情報は情報のみのままでは存在できません。物質と組み合わさって初めて情報が表現できます。石板に刻み込まれた文字のように。または音波や電波に含まれたりしないとなりません。

「物質が入れ替わっても形をキープする」ということは「形という情報から物質性を捨象する」ことで、「情報の抽象度」というか「情報の純度」というかが一段と高くなることを示していると思うのです。そう考えてみると、生物とは「機械よりも遥かに情報的な存在」に見えてくる。

インターネットに意識がないとするならば、または、最速のコンピュータで最高に複雑なアルゴリズムをシミュレートしても人間のような意識が発生しないとするならば、それは機械は生物のような情報的な存在ではないから、ということにならないでしょうか?

もうちょっと違う例え話をしてみましょう。

「テセウスの船」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%BB%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%88%B9

「ある物体『テセウスの船』の全ての構成要素(部品)が置き換えられたとき、基本的に同じであると言えるのか、という問題」

これはアイデンティティがどこにあるのか? という問題です。

一瞬「はてな?」と思う人がいるかもしれませんが、すべての部品が常に置き換わり続けている「テセウスの船」こそが「生物」なのです。

生物ももちろん物質でできています。そして「テセウスの船」と同様に、構成されている物質にアイデンティティはなく、「テセウスの船」を構築する情報にアイデンティティがあるのです。

または『どこでもドア問題』というのがあります。そうです「ドラえもん」です。「どこでもドア」を使ってのび太くんはどこにでも行けます。どこでもドアの仕組みは以下です。

1・「どこでもドア」を開けるとのび太くんが高速スキャンされる
2・のび太くんの身体を消去
3・のび太くんの行きたい場所に「どこでもドア」が移動
4・スキャンデータを元にのび太くんが高速プリントされる

参照『思考実験(2)どこでもドア』
http://noexit.jp/tn/doc/sikou2.html

「どこでもドア」で保存されて転送されるのは、のび太くんの身体の「物質」ではなくて、のび太くんの「情報」です。

最初にこれを聞いた時に「キャーッ!」って思いました。しかし、しかしです。これは生物の状態そのものなのです。私たちは分子レベルで総入れ替えしています。

「どこでもドア」からどこでも行ける機能を除外したのが生物なのです。私たちはどこにも行かない「どこでもドア」を往来して、常に入れ替わってしまっているのです。

私たちはコンピュータの方が情報的だと思っています。しかし、以上のように考えてみると、生物こそ情報そのものだったりするのです。

物質が入れ替わり続けながらも情報が保存されている状態。この情報維持性の強さが意識を発生させているのではないでしょうか?

そう考えると、どんな人工物が意識を持つのだろうか?

例えば、1300年にわたり20年ごとに建て替えられているという伊勢神宮は、生物的で情報的だと言えないだろうか。ひょっとしたら、機械よりも意識があるかも知れない、なんてことも考えてよいと思うのです。

それから、「国家」も喩えにあがりそうです。国民は死んで入れ替わるけど「日本国」というアイデンティティは保たれてます。「幻想」ですけどね。

「幻想」も「情報」だとすると、機械よりも情報性は高そうです。果たして「近代国家」には「意識」があるでしょうか? アメリカ、イギリス、中国、ロシア、北朝鮮にはそれぞれの個性を持った「意識」が宿っていそうですが、本当にそうなのでしょうか?

私は「伊勢神宮」にも「国家」にも意識があると考えています。伊勢神宮は神社なので人から注目される存在です。意識を持つ我々人間からたくさんの意識を向けられた存在は、やがて人間に近い意識を持ち始めると思うのです。

逆を言えば、人間に育てられなかった人間は人間の意識を持てないと思うのです。意識とは、意識されることによって育まれる性質があると思うのです。

また「国家」ですが、これはとても興味深い意識状態だと思います。個々の人間の意識を統合した上位概念的な意識ですから。本当は国家単位でそんな意識なんか発生させたくないのですけどね。

人類が統合された抽象度の高い「メタ的な意識」ってのは、やっぱりあると思うのです。多分、二千年とか前のかつての宗教はそこを直感的に目指したのだと思うのです。

●量子力学と生命現象と意識の鍵は「情報」

以上のように考えていくと、私はかつて「すべての物質には意識がある」と書きましたが、「意識」の鍵は「物質」よりも「情報」にあると思うようになりました。

この四次元時空で情報を表現するには、物質に頼るより他はないだろうから「物質」でもいいのですが、意識の根源を考えると「情報」ということになるのでしょう。

そこで思い出したのが、シュレーディンガー方程式です。波動関数とも言われています。

『シュレーディンガー方程式』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F

立命館大学名誉教授・原子核物理学者の山田廣成氏の著書には、こんなことが書かれています。

「従来の量子力学でいう波動関数を筆者は情報関数または対話関数と呼ぶ。」

統合情報理論には量子力学が登場しないようなのですが、この本では「情報関数」と書いているので気になるのです。なんとなくですが、「意識」に量子力学が関係しないはずはないような気がするのです。この本はこう続きます。

「何故なら、従来は素粒子を何れも波動でありかつ粒子であると考えていたのだが、フェルミオンは常に粒子であり、ボゾンは常に波動であることが明らかになったからだ。但し、フェルミオンは対話して干渉する。対話するとは情報を交換することであり、情報の交換を情報関数で記述する。また、今後は常に粒子であるフェルミオンを個体と呼ぶ。個性を持つ個体である。個性を持つから情報を交換する。個性を持たなければ、情報交換は必要としない。波でありかつ粒であるという解説はもうやめよう。アインシュタインが言うように観測すると波動が粒子になるというような実在を根底から崩すような解説は人々をとてつもない幻惑と混乱に陥れている。波動ではなく干渉性を有する個体と考えれば奇妙な説明は不要になる。」

『物理学はこんなにやさしい学問だった』(光子研出版/山田廣成著)より
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/499061982X/dgcrcom-22/

ここではさらっと、とてつもないことが書かれてます。まず、量子は波であり粒であると言うのはやめようと言うのです。そして、フェルミオンは個体で個性があると言うのです。電子はフェルミオンです。つまり、電子に個性があると言うのです!

ここを深掘りするとまた大変なことになって行きそうなので、今回はこの辺にしておきます。

●意識の謎は線譜の世界観

量子力学の基盤、シュレーディンガーの方程式を打ち立てた当のシュレーディンガーはその後、生命科学に転向しているところから、量子力学と生命現象はかなりダイレクトに結び付いてると考えられます。

そして、意識の謎は生命現象に深く関係してることは確かでしょう。つまり、意識の問題と量子力学は関係してるはずなのです。そして、量子力学は宇宙の謎を解くのに重要な役割を果たしています。

なので、「意識」と「生命」と「宇宙」の謎はセットです。そして、それらを串刺しにする鍵となるのが「情報」なのかも知れないとうっすらと思うのです。

「情報」と言うとなんだかとてもボヤけてしまう感じするのですが、つまり「物質は本質ではない可能性がある」ということです。そう言われると余計になんだか分からなくなりそうですよね。「目に見えないもの」とたとえるといいのかも知れません。

そこで私はこれらの三つの神秘の元を「音楽」と見立てるのです。それを【線譜】と呼んで表現しています。

「砂漠が綺麗なのは、砂漠のどこかに井戸があるからだよ。星が綺麗なのは、星に花が咲いているからだよ。もちろん、花は見えないけど。家でも、星でも、砂漠でも、それを美しくしているのは、目に見えないものなんだね。いまぼくが見ているのは、単なる入れ物に過ぎない。本当に大切なものは、この中に入っている目に見えない何かなんだ。」(星の王子さま/サン=テグジュペリ)


【武盾一郎(たけじゅんいちろう)/天才画家の王子さま】

◎第五回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞した樋口恭介さん(@rrr_kgknk)
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7月28(土)、29(日)11〜18時
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ガブリエルガブリエラ 13月世大使館建設中。インスタ始めました!
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目指せジャケ買い!『星野智幸コレクション・全四巻』(人文書院)

星野智幸コレクションI スクエア
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226418.html

星野智幸コレクションII サークル
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226413.html

星野智幸コレクションIII リンク
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星野智幸コレクションIV フロウ
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b278897.html


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■LIFE is 日々一歩(79)[コラム]
夏を快適に過ごすグッズ&夏休みおすすめ漫画

森 和恵
http://bn.dgcr.com/archives/20180724110100.html
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こんにちは! 森和恵です。全国的に記録的な猛暑だそうで嫌になっちゃいますね。

さてさて。今回は、ゆるっと読める二本のショートコラムをお届けします。暑すぎる今年の夏をやり過ごすためのちょっとしたアイテムの紹介です。

●夏を快適に過ごすグッズ

夏の大敵といえば汗とニオイ。すこしでもブロックできれば、ストレスがぐんと減るのかなと思います。

そろそろ暑くなってくる6月頃に、かならず買っておく汗対策グッズがこのふたつ。売り切れたら死にそうになるので、複数本買って備蓄しています。

【マジックソープ ペパーミント | ドクターブロナー(Dr.Bronner's)】
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00120VWJ0/dgcrcom-22/

【シャツクール 冷感ストロング|桐灰化学株式会社】
http://www.kiribai.co.jp/products/category/detail.html?pr=89

マジックソープは、ペパーミントの力でスースーするボディソープです。944mlの大瓶を夏の間に2本は使います。お風呂上がりに扇風機があれば、汗もすぐ落ち着くのでとても重宝しています。

2年ほど前に東急ハンズでたまたま出会ったボディソープです。オーガニック原料から作られているボディソープなのに、お肌しっとりの優れものです。

ペパーミントの他にもフレグランスの種類があって、他の季節はサンダルウッド&ジャスミンを使っています。とてもよい香りがするので、リラックスしたお風呂タイムになりますよ。

シャツクールは、衣類にスプレーするメントールミストです。出かける前に肌着にシューシューとスプレーしておけば、駅まで歩いて汗だくになって電車に乗っても、汗の水分でひんやり冷たく感じられるので、快適に過ごせます。

いろんなタイプのシャツクールがありますが、『冷感ストロング』が一番効きます。冷えすぎと感じることもあるので、使いすぎには注意が必要ですね。

そして、夏の汗はお化粧の大敵! なのですが、今年見つけたこのアイテムが最強でした。

【ビューティーロックミスト|ITEMS|MAQuillAGE|資生堂】
https://maquillage.shiseido.co.jp/item/face/beauty-lock-mist/

化粧した後にミストをスプレーしておくと、化粧直ししなくても夕方まで化粧がブロックされるという恐ろしい商品です。Twitterの口コミで知ったのですが、既に手に入れにくい状態で、Amazonですこし高めの値段で購入しました。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07B9494HH/dgcrcom-22/

半信半疑で使ってみると……たしかに化粧崩れがしにくい! 眉毛とかアイライナーなど、汗で落ちてしまう目の周りのメイクが残ってくれます。

顔の脂も浮きにくく、サラサラした状態を保ちやすいので、夏には欠かせない一本になりそうです。期間限定商品ということなので、どこかで頑張ってもう一本探したいと思います。

やっぱり、コレは!という商品は複数本買っとくべきでした。

最後は、夏の生ゴミのニオイを解消してくれる、最強のゴミ袋を紹介します。

【生ゴミが臭わない袋 | 驚異の防臭袋BOS(ボス)公式サイト】
https://bos-bos.com/product/bos/namagomi/

後片付けで地味に凹むのが、ゴミ出し。特に夏は憂鬱になりますね。ウチは家の中に生ゴミを置かない主義なので、ポリバケツを開ける度に憂鬱になります。

これを導入してから、ウソみたいに軽減されました。袋のサイズがいろいろあるので、大小揃えておいて、料理後にすぐこれにまとめるようにしています。

暑さですぐにイライラしてしまいがちな日常が続く夏。どれもちょっとしたグッズですが、ストレスをすこしでも軽減しつつ、うまく乗り切りましょう。

●夏休み、おすすめ漫画

猛暑過ぎて今年の夏休みはどこにも出かけず、家で過ごすと決めました。とはいえ、毎年のことなんですけどね。人混みの中のお出かけは苦手です。

「おうちご飯を豊かに」「読むと胸がほんわかする」をテーマに、何度も何度も繰り返して読む5冊をピックアップしてみました。

【ホクサイと飯さえあれば】
https://yanmaga.jp/contents/hokusaitomeshisaeareba

【甘々と稲妻】
http://afternoon.moae.jp/lineup/217

【きのう何食べた?】
http://morning.moae.jp/lineup/24

【タカコさん】
http://www.zenyon.jp/lib/top.php?id=13

【谷川史子 告白物語おおむね全部 30th anniversary】
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088457714/dgcrcom-22/

日常系、エッセイ、おうちご飯のグルメ漫画が大好きなのですが、この5冊がベストだと思います。ほんと、何回読んだことか……。

“ホクサイ”は、ひとり暮らしの美大生&漫画家の女の子ブンちゃんが、ひたすら自分がその時食べたいものを作る漫画です。独特のマイペースっぷりに心がほんわかします。ブンちゃんのように生きてみたいな、という憧れもありますね。

“甘々”は、早くにお母さんを亡くして父子家庭になった親子の日常と、作るご飯を綴った漫画です。ご飯を食べる描写の美味しそうなこともポイントですが、つむぎちゃんの成長過程を読むのがとても楽しいのです。子供ってこうなのか……としみじみ思える作品です。

“きのう何食べた?”は、男カップルの日常と作るご飯を綴った漫画です。が、男カップルというくくりを忘れさせる作品です。長く続いている作品なのですが、主人公の二人がちゃんと年を取っていく成長物語でもあります。

わたしより少しだけ先輩の二人が直面するいろいろな出来事を勉強しつつ、楽しんで読んでいます。ライフワークです。

“タカコさん”は、グルメ漫画ではなく日常漫画です。ひとり暮らしの働いている女性が、日々感じることをのんびり読むのが楽しい作品です。細かな心理描写と気づきに「ハッ」としてしまいます。

日曜更新されるWeb漫画なので、気軽に読めるのもおすすめです。癒やされます。

“告白物語”は、大御所漫画家の谷川史子先生の30周年記念エッセイ漫画です。いろんな作品の巻末にある“おまけ漫画”を集めたもので、谷川先生のいろいろな日常を時系列で楽しめます。

のんびりしているけど、マイペースに日常を楽しんでいる様子を読むにつれ、自分も疑似体験したり、憧れたりと、ついつい何度も読んでしまいます。

暑い夏。人の多い夏休み。でかけるよりも内にこもって、心に潤いを持たせる時間にしてもいいなと思います。

(フリーランスは、いつでも休みがとれるので、もっと条件のよい時にお休みとってで家通うかなとか、悪いことを企んでおります。ふふふ。)

……というわけで、今回はここまで。久しぶりに肩の力を抜いて文章が書けて、楽しかったです。

しばらくお休みしていたYouTubeライブ配信。そろそろ再開する予定です。チャンネル登録、お待ちしております。
https://www.youtube.com/r360studio

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)

【森和恵 r360studio ウェブ系インストラクター】
r360studio@gmail.com
http://r360studio.com/


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編集後記(07/24)

●高橋洋一「『文系バカ』が日本をダメにする なれど“数学バカ”が国難を救うか」を読んだ(ワック/2018)。数学落ちこぼれのわたしは、筆者のファンである。期待して読み進めたが、第一章の〈私は「神童」だった!?〉から違和感むらむら。自画自賛のオンパレードなのだ。これは断じて本人が書いたのではなく、ライターの聞き書きであろう。そうでなければ恥ずかしすぎる。

でも、当然本人がチェックしているはずだ。中学時代に東大入試の数学は満点がとれた、全国模試一位とZ会の問題作りで「小遣い稼ぎ」、受験には関心がなくアインシュタインの論文を読む、とかなんとか神童ぶりを語っているが、それは本当のことであっても、自慢たらたらぶりがはしたない。第二章〈何の専門性もない財務官僚は「ただのバカ」〉も本当のことだろうが自慢が過ぎる。

いちばん癇に障るのが、「(笑)」の多用だ。と思ったが、じつは多用ではなかった。でも、出てくる度に厭な感じ。もしかしたら、すべて本人が書いているのかもしれない。だったらなおさら品がない。格調がない。編集者が悪い。それでも、面白いからいいや。最強の官庁・財務省の正体が暴かれていて痛快である。

エリート意識がハンパない東大法学部出身の大蔵官僚(1980年当時は大蔵省)は「俺たちは日本の財政の専門家だ。国家を背負っている」と豪語していたが、〈変人枠〉で入省した東大理学部数学科出身の筆者からみると、彼らは財務官僚としての専門性が全くない「文系バカ」だった。彼らはファイナンス(財政・金融・会計)を理解しておらず、数理的思考も怪しいという感じだったという。

筆者は数学分野の堂々たる「専門バカ」だが、その視点から世の中のおかしな点を指摘していて痛快。マスコミの人は殆ど「文系バカ」だから、数学的思考や数理的発想や技術的なことを理解しておらず、そうした事象についてきちんと一般大衆に伝えられない。故に、あまりにも低レベルな報道が多すぎる。

「日本にはこんなに借金がある。財政再建が必要。消費税を上げなければならない」というバカ官僚のニセ情報に対してもチェックができない。筆者ら理系の人々はよく「専門バカ」と言われるが「専門バカはただのバカよりいい」と言い返す。「専門バカはそれしかできない」=「専門分野は抜群にできる」だ。

「人工知能」という訳語が誤解を与えているが、AIは人間の作った「プログラム」に過ぎない。AIは「知恵」はまったく持っておらず、人間の作ったプログラム通り、その範囲内で動くだけである。わたしはAIの知性が人類を超えて、というエンタメ・ヨタ話が好物だが、危険なことの起こるプログラムが書けるのであれば、それが起こらないようにするプログラムも書けることを知った。

「シンギュラリティ」という言葉を使う人も怪しい。言葉の定義もできていないのに「大変なことになる」とかいうのは「ノストラダムスの大予言」と変わらない。プログラム化できる定型業務はAIに取って代わられる、というのは本当だ。この本は中見出しがうまい。編集者が良い(あれ?)。つづく(柴田)

高橋洋一「『文系バカ』が日本をダメにする なれど“数学バカ”が国難を救うか」
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489831774X/dgcrcom-22/

●シャツクールいいなぁ。ビューティーロックミストも。ほとんど外出しないけど欲しい(笑)

/すっかり忘れていたミュージカル続き。そんな中、現実と折り合いをつけているダントンとの会食の場面が好きだ。ダントンの言葉は、私がずっと思っていることだったよ……ってこれ、「共感」ってやつ?(笑)

「春の雪」も好きだった。三島由紀夫の「豊饒の海」の宝塚ミュージカル化。もうほんと主人公清顕が嫌いで嫌いで(笑)。聡子にもむかついて(笑)。

ロベスピエールはまだそれでも理想のために行動するけど、清顕さんって本当に、もう。

全部あんたのせいでしょ! と思いつつ、作品としては良かったのであります。これも理想と現実の折り合いがつかなかった人の話だわ。  (hammer.mule)

「春の雪」また、心に砂が滴ってきた……
http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/12/moon_bow_harunoyuki/

第一巻・春の雪
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E9%A5%92%E3%81%AE%E6%B5%B7#%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%B7%BB%E3%83%BB%E6%98%A5%E3%81%AE%E9%9B%AA