晴耕雨読[46]特撮やアニメにおけるビームとミサイルのスピード/福間晴耕

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ちょっと仕事で昔のアニメや特撮を見て、昔の話に出てくるミサイルやビームの速度が、目で追えるほどゆっくりしていることに驚いた。

昔の音楽のテンポやドラマの展開は、今だとまどろっこしくて耐えられないという話をよく聞くが、何とビームやミサイルの速度まで、テンポが遅かったのである。





思い返してみれば確かに、「宇宙戦艦ヤマト」のドリルミサイルも、命中したらさっさとドリルをフル回転させて爆発させていれば、真田さんに逆回転させられることもなかったし、「コンバトラーV」の敵のミサイルは、何故か当たるまでに妙に間があるせいで回避されてしまう。

「ウルトラセブン」のマゼラン星人の地球破壊ミサイルに至っては、何光年と離れている距離から発射されているところを見ると、光よりも早く飛べるみたいなのに、何故か地球の側に来ると減速し、まるまる一話分かかって接近し、最後はセブンに壊されている有様だ。

まあこれらは演出とも言えなくもないが、それでもちょっとしたビームでさえ、見た目で遅いのは明らかだ。そう言えば子供心にも、「なんでスペシウム光線はあんなにゆっくり飛ぶんだろう」と疑問に感じていたものだ。

不思議なのは外国(主にアメリカ)の映画やドラマでは、ビームやミサイルは昔から早かったことである。

今、見直しても「スタートレック」のフェーザーは今よりは若干遅い気がするものの、それでも明らかに同時代の日本のアニメや特撮よりも早いスピードで放たれるし、時代が進めば進むほど更に速度は速くなる。

思うに、これは銃が身近にあり、弾丸の早さを日常的に実感している彼らと、それらが想像上のものに過ぎない我々との、違いから来るのではないだろうかと思っている。本当のところどうなのか気になる。だれか検証したり考察していないものだろうか。


【福間晴耕/デザイナー】

フリーランスのCG及びテクニカルライター/フォトグラファー/Webデザイナー
http://fukuma.way-nifty.com/

HOBBY:Computerによるアニメーションと絵描き、写真(主にモノクローム)を撮ることと見ること(あと暗室作業も好きです)。おいしい酒(主に日本酒)を飲みおいしい食事をすること。もう仕事ではなくなったので、インテリアを見たりするのも好きかもしれない。