グラフィック薄氷大魔王[585]ワコムの広告に出たことがある
── 吉井 宏 ──

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●祝! ワコム 35周年

ワコム創立35周年だそうで、メッセージイラストを描きました。
https://tablet.wacom.co.jp/article/wacom-35th-creators-message


35周年特設ページ。ペンタブレットの歴史なども。
https://tablet.wacom.co.jp/article/wacom-35th-anniversary


92年に初めて使ったペンタブレットはSD-421A。12インチ正方形で、下絵を静電気で吸着できるタイプ。本体も別売りのペンも高かった! アクセサリーのケースみたいな、高級感あるケースに入ったペンは残してあったりするw
http://www.g-mark.org/award/describe/16213


1992年7月にMacを導入したとき、マウスで絵が描けるとは思わなかったので、同時にペンタブレットも揃えた。ただ、Photoshopである程度描けるだろうと思ったらイマイチだった。しかし、数か月後に発売されたPainterを入れたことで、ペンタブレットの本領を発揮することとなった。

例によって「新製品が出ると、それを使えばもうちょっとうまく描けるようになるんじゃないか試さずにいられない」習性のため、FAVOの後期の製品や最近のPC付き液晶タブレット以外、ほとんど全部購入してるんじゃないかなw

ワコムさんとの大きな関わりとしては……。




●ArtPad2のパッケージ

1996年、ArtPad2のパッケージイラスト。この「鳥の木」で僕の絵を知った人が多いようです。
http://www.yoshii.com/dgcr/artpad2_img894

元は月刊誌「ざべ(The Basic)」の表紙イラスト。
http://www.yoshii.com/dgcr/199605_TheBasic

その後、グループ「ディジタル・イメージ」の展覧会のために、ブラッシュアップしたくらい気に入ってた。これを色変更してあちこち手を加え、パッケージイラストとして使用することになったのでした。
http://www.yoshii.com/dgcr/19960422-birdTree

●Intuos付属 PainterClassicチュートリアルスペシャル

1998年、初代Intuosに付属のCD-ROMに入っていた、PainterClassicの解説PDF「チュートリアルスペシャル」を作った。全62ページ。そのPDFの原稿を大幅加筆して「タブレット& PainterClassicで絵を描こう」という本を出した。
http://www.yoshii.com/dgcr/tutorialspecial

っていうか、Intuosがもう20年前なのか!!

●ワコムの広告に出たことがある

1995〜96年くらいかな? ワコムの雑誌広告に登場したこともある。
http://www.yoshii.com/dgcr/wacom_img029

細いなあw ネットがまだ普及前で、Macやデジタルクリエイター関連の雑誌が花盛りの頃。この広告の他に二〜三度、作品メインで登場させていただいたこともある。

ワコムに限らずいろんなメーカーが、クリエイターを広告に登場させるのが流行ってた。知り合いもけっこう出てた。90年代半ばまではMacでイラスト描いてるってだけで、雑誌や広告が取り上げてくれたのだ。

写真に写っている機材の説明。Macintosh IIciをアップグレードしたQuadora 700は97年夏まで使ってた。13インチディスプレイは92年にIIciといっしょに導入したときのもの。NANAOの15インチディスプレイの向こうに見えるのは、たぶんSCSI(?)の切替器、DATテープバックアップ、CD-ROMドライブ。

丸いConnectix Quickcamカメラは、そのまた向こうにあるテレビ形のキャラクターを動かして撮影して、ロトスコープし、アニメーションを作る用に買ったもの。

テレビ形キャラクターの下は、パソコン通信や初期のインターネットに使ったモデム。壁に立てかけてあるのが、「ディジタル・イメージ」の展覧会に出した「鳥の木」。

顔のすぐ横に見えてる黒っぽいものはAlessiの砂糖入れ。映ってるモノの中では唯一現存。
http://www.yoshii.com/dgcr/alessi_IMG_1096

Macintosh IIciはじめ導入時機材やソフトは五年リース、少し後のQuadora700へのアプグレもリース。期間終了まで新機材を入れられないので大変だった。Mac雑誌では新機種や新OS、新しいソフトについて書かれてるのに、対応してなかったり。

パソコンや機材が一〜二年で旧式化するなんて思わなかった。
五年は長かった〜〜。

●ノベルティ「サボテン」

2011年にはノベルティを作った(何でもらえるか忘れた)。ワコムペンのスペア芯をざくざく差せるポリストーンの置物。これ、とても便利で今も愛用中。
http://www.yoshii.com/dgcr/wacom_saboten

200個限定ということで、新宿のワコムに出かけて行って、サインしたときの写真。
http://www.yoshii.com/dgcr/lumixphone_2011-08-23


【吉井 宏/イラストレーター】

http://www.yoshii.com

http://yoshii-blog.blogspot.com/


新型iPad Pro出た! 小型軽量はいいんだけど……フチが狭すぎる。以前から言ってるように、フチは無駄な余白じゃない。「フチ」っていう機能があるんだよ。フチがないとペンを使ってるとき手がずり落ちるし、持ちにくい。薄くなるのは大歓迎だけど、フチを犠牲にして数cm小さくなっても実用上何の利点もない。また自作のワクを作らなくちゃいけない……めんどくさいなあ。

新Mac mini、新iPad Pro、新MacBook Airが発表された。今、Mac Pro使ってなかったら新しいMac mini(とeGPU)に飛びつくとこ。WACOM Cintiq Proの大きいやつの背面のスロットに、Mac miniを差せるようにするオプションほしくなるね。

iPad Pro、フチは狭くなったけど、まあ12.9インチならそれほど神経質に嫌がるほどでもないか。春に新調したばかりだからすぐには飛びつけないけど、次回の買い換えが楽しみ。

転がらないPencil。ペアリングも充電もマグネットでつけるだけ、こりゃイイ! サイドボタン的にダブルタップして、消しゴムなど機能切替。WACOMペン並みには行かないだろうな。

ただ、ゴムのグリップを常時はめたままにはできなくなった。サードパーティーから、2〜3個のボタン搭載でペンに取り付けるBluetoothサイドスイッチ出ないかな。

MacBook Air、こちらは微妙。確かに「持ち運び重視のMacBook」と「パワー重視のMacBook Pro」の中間に、「普通のノート」がほしいのはわかる。
Air、、、う〜ん。これはネーミングの問題かも。現在のMacBookをMacBook Airに変更。MacBook AirをMacBookに変更するほうがしっくり来るんじゃないか?

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