[4698] Blogに関する葛藤もあるが◇Macを自分で修理できないのは不便?

投稿:  著者:  読了時間:18分(本文:約8,500文字)



《本業に集中させてくれるApple》

■ネタを訪ねて三万歩[165]
 Blogに関する葛藤もあるが
 海津ヨシノリ

■グラフィック薄氷大魔王[591]
 Macを自分で修理できないのは不便?
 吉井 宏




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■ネタを訪ねて三万歩[165]
Blogに関する葛藤もあるが

海津ヨシノリ
http://bn.dgcr.com/archives/20181212110200.html
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月例セミナー同様に、デジクリの原稿は一か月ごとなので、余計に時間の進む速さに焦っています。もう12月なのだ〜という感じです。たぶん、年が明けたら直ぐに4月でしょう……。

さて、12月は本当に時間の経過が半端なくて、いつもながら焦ります。ただし、昨年末に「年賀状を止めました」宣言をしたので、その分だけ随分と助かっています。

なにせ一昨年までは11月末にデータを作成しなくてはならなかったわけですから、精神的にも本当に救われています。

そういえば昨年末は、拙著の執筆で正月どころではありませんでした。まっ、例年の正月は特に仰々しく行わない主義なので、改まって今回はという気持ちもありません。

とにかく、そんなわけで今年はかなり楽なはずなのですが、人間はだんだん感覚が麻痺するのか、なんとなく追い詰められている気持ちになるのはどうしてなのでしょうね。師走というイメージからくる思い込みかもしれませんね。

元日から普通の生活ができる、現代の日本でのお正月って、何だか別世界のような気がしています。多分これは、私がテレビを見ないからでしょう。

●成り行き任せでいくしかない

さてさて年が明ければ、もう秋学期も終わり。そして私の嫌いな春休みです。メチャメチャ楽しい学生との懇談がなくなるからなのですが、今年も多くの学生達から素敵な懇談の時間をもらえました。

私は、学生に恵まれていることを本当に痛感しています。若い学生達との語らいは刺激的で、私の脳内を活性化してくれます。そんな学生との懇談で印象的だったのは、前期に受けた先生と海津先生は授業が真逆と言われたことです。

一方的にしゃべって質問も出来ない状況って、ある意味凄いと思いますが、他の先生と比較することなく、マイペースは変えず今後も授業を続けたいと思っています。

実は、学生からの質問に答えると同時に、BlogにTipsとしてネタをアップし始めたのが今年の1月半ばあたりからでした。

それまでは学生からの質問の対応はテキスト化して、同じ質問が来る場合に活用するようにしていますが、公開した方が図も入れられますし、もっと効果的ですからね。

そして、それがどうやら一年続いてしまいました。もうこうなったら、続けられるだけ続けようと考えています。ジャンルを広く設定したのも、継続のポイントかもしれません。

ただ、段々と収拾がつかなくなってきているのも確かです。そろそろ第四弾の整理時期なのかもしれません。

事の発端は2017年の4月あたりで、セミナーのフォローとしてBlogにポツポツとTipsをアップし始めた事に起因しています。

ちなみに、その前身は2005年10月02日〜2009年01月13日までのTips Blogなのですが、かなり遠い昔ですね。

設定したBlogの名称を、かつて関わっていたパソコン通信のフォーラムの愛称名(名付け親は私、ロゴタイプ作成も)にしたことで、「海津は私物化している」と陰口をたたかれ、パソコン通信時代の色々なトラブルと、それに対処した私自身が走馬燈のように脳内に浮いてきて、もうそれらに関係することがすべて嫌になって閉鎖しました(実は公開はされていますが更新はしていません)。

以降はそのフォーラムで使用していたハンドル名も封印し、同窓会的なイベントや宴席もすべてパスしています。関わりたくなくなりました。関わらなければ陰口も出ないですからね。

話を戻すと、Blogは今年の1月中旬あたりから、セミナー以外の情報もアップするようになり、リンクが増えすぎてしまい、8月に入って現在のように3分割しました。ということで、苦し紛れで以下のように分類していますが、かなり無理が出て来ています。

◎ADOBE, OTHER ART TOOLS:TIPS
Illustrator、Photoshop、AfterEffect、Acrobat、Pixelmator、Painter、Studio One等のMusic関連、HTMLやCSSのWeb関連、他のグラフィックツール類

※PixelmatorはPhotoshop互換、他にもKritaや、Illustrator互換のInkscape、Gravit Designerをここにアップしていいものだろうか? という葛藤。

◎3D, OTHER MOVIE, PHOTO:TIPS
ZBrush、ZBrushCore、Fusion360、modo、Blender、Strata、3D Builder、ペイント3D、写真撮影、カメラ、他の3D関連情報

※すべてが最新バージョンではないことに対する葛藤

◎OFFICE, EDITOR, OS, FONT:TIPS
MS-Office全般、MS-Word、MS-Excel、MS-PowerPoint、各種Tool、Windows、macOS、Text Editor、Font、Color、Google

※トラブルは自分の環境だけなのではないかという不安と、それをアップしていいのだろうか? という葛藤。

色々と気になることはあるのですが、「私が勝手に私の環境でのことを騒いでいるだけ」と開き直ることにしました。気に出したら何も出来ないですからね。

ただBlogは数年前にスパムが大量に発生したことで、現在はコメントを追うだけにしています。でもTwitterでリアクション出来ますから、ツッコミはそちらでお願い致します。

ということで、もう、とにかく成り行きに任せるしかないので、頑張り続けたいと思っています。実はネタは沢山あるのですが、原稿を書く時間が取れないというだけです。

もちろん、そんな状態がいつまで続くのかはわかりませんが。それと、実はデジタル系ではないネタも加えようと画策しています。

既に写真関係では幾つかアップしていますが、本命はDIY(Do It Yourself)です。主に木工制作ですが、小学生の頃からはまっています。

そして、11月になって桜の枝(直径100mm、長さ400mm程)数本と太い切株(直径300mm、長さ300mm程)を頂き、乾燥後に何を作ろうかが楽しみで今からソワソワしています。

また、家のアボカドの木も大掛かりにカットしたので、それも楽しみ。工具は揃っているのですが、最大のバリアーは騒音かな。ところが、実験してみたら掃除機の方がうるさいという結果にビックリ。案外そんなオチなのですね。


■今月のお気に入りミュージックと映画

"The Commuter" on Jaume Collet-Serra; in 2018(UK, FR, USA)

邦題は「トレイン・ミッション」ですが、原題を直訳すると「通勤者」です。見終わるとこの方がしっくりくるのですが……。で、内容はリーアム・ニーソン主演の列車内という密室で発生するアクション映画。

ツッコミどころは、色々と満載なのですが、リーアム・ニーソンのアクション映画ですべてが帳消しにされているかも……という感じデス。好きな方には文句ないでしょう。私もそうでした。なみに映画の中で切符が謎解きの一部に使われるのですが、日本とは違う切符のデザインが新鮮でした。

『トレイン・ミッション』予告編


"Your Song" by Elton John, at 1970(UK)

邦題「僕の歌は君の歌」。1970年にリリースされた曲ですが、1992年の映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』の主題歌に起用されてヒットした静かな曲。

この曲は毎年リリースが待ち遠しい、John Lewisの本年度のクリスマスCMに使われていてビックリ。とっても良い映像に仕上がっています。もちろんエルトン・ジョンも登場しています。

Elton John - Your Song (Top Of The Pops 1971)


John Lewis & Partners Christmas Ad 2018



【海津ヨシノリ】

グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/怪しいお菓子研究家
yoshinori@kaizu.com
http://www.kaizu.com
http://kaizu-blog.blogspot.com
https://www.facebook.com/yoshinori.kaizu
https://twitter.com/Yoshinori_Kaizu

なんだか、街中に落書きが増えた気がします。電車の中で通話する人、ヘッドフォンからの音漏れがハンパない人、飲食する人、大声で話す人……増えていませんか? ちょっと日本人のマナーが崩壊しているような気がします。

ゴミ出しの指定日を守らない人、犬の散歩で糞の始末をしない人……不気味です。ある教育機関の先生から伺った話では、課題の趣旨が、自分の生き方と違うので作れないと、断っていた生徒がいたのだとか……。

私は、もしかすると異次元にズレ込んでしまっているのではないか? 本気でそう考えてしまうほど、何かがオカシク壊れ始めているような気がしています。それも恐ろしく強く。

■1月の画像処理セッションは1月17日を予定しています。
〜Photoshopの復習【応用力が付くイラスト風表現】〜
参加は無料で、どなたでも参加できます。詳細はサイトでご確認下さい。
https://www.borndigital.co.jp/seminar/

講演内容:写真素材を活用した、イラスト風イメージの作成と展開を整理してみます。失敗してしまった写真も、使い方で充分にソース画像として活用できます。むしろわざと失敗してみてもいいかもしれません。

・失敗を成功に導く ・合成は思い切ってド派手に ・素材はラフもまた正論 ・カラーリングは大胆に


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■グラフィック薄氷大魔王[591]
Macを自分で修理できないのは不便?

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20181212110100.html
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●Macを自分で修理できないのは不便?

Macユーザー的にいろいろ刺激されて書きたくなる記事↓

BUSINESS INSIDER JAPAN「ずっとMacを使ってきた。だがもう買うことはない」
https://bit.ly/2E5tN67

う〜〜ん。少なくとも、ハードウェアを自分で修理したり、いじり倒す喜びを味わうためのパソコンじゃないよね。

メンテナンス含めて、そういった部分になるべく手を煩わされずに「本業に集中させてくれる」のがAppleのパソコンの良さなのに。この人はApple製品から離れるのが正解だと思う。

ちょっと特殊かもしれないけど、僕は「Macは自分の所有物」って実感がほとんどない。AppleCareが切れる前に下取り→買い替えしちゃうから、きれいに使って返却するレンタルの感覚。

だから、修理なんかも感情を入れずに手配する。Macを修理に出したのは二回しかないけど、中一日な上にAppleCareで修理無料だから、気持ち的にも負担にならない。

ずいぶん前からそんな感覚。データファイルは自分のものだけど、入れ物のハードウェアは当座の借り物。最初に入れたMac(IIci→Quadora700)がリースだったからか、「自分のモノ」感覚は薄い。

「Appleはヒッピー的反体制の思想からパソコンを作ったのに、今は体制側になってしまってる」と言われる。ユーザーが自分で修理できないのは「Appleはすべて支配したいから」と思われるのは無理もない。

ただ、自分で修理は物理的にむずかしいでしょ。小型に精密になるほど修理しにくいのは当たり前。12インチMacBookのロジックボードなんてスマホ並み。ケータイやスマホを自分で修理する発想って、普通はないじゃん?
https://gigazine.net/news/20150416-retina-macbook-teardown/

「自分で何でも修理する」時代を知ってると、家電などで「使い捨てはけしからん」「修理や部品交換が高い!」も気持ち的にはわかるけどね。生産や流通が極限まで効率化された結果、高度なハイテク製品が安く買えてるわけで。

個別の修理対応には、担当者一人分の時間と費用がまるまるのしかかってくる。お金や物質的な使い捨てより、時間のほうが大切かも。自分で修理するより、サポート側でユニットごと交換か、本体交換するほうが誰にとっても幸せ(自分で修理することにこだわりのある人以外)。

Appleに当てはめれば、これも「本業に集中させてくれる=修理やメンテナンスに時間をかけてユーザーの本業の生産性を下げるのを防ぐ」一環だと解釈したい。

↑「Macユーザー的にいろいろ刺激」された結果、どうも偏ってるなw

●マシンは少ないほうが快適

僕みたいにMacで3DCGをやるのは、どちらかというと「変わり者」らしい。十数年前から3DCGが仕事の中心になり、いつかWindowsに完全移行することになるだろうと思ってたけど、はずれた。

Windowsの使い勝手そのものは、MacOSとそんなに違うわけじゃないけど、しばしばある「仕事なんかほっといてこっちの面倒見ろ! メンテナンスしろ!」が僕には耐えられない。

1999年のThinkPadから、昨年秋にSurface Pro4を手放すまで、ずっと使ってきたWindowsマシンが今は一台もない。3ds Max必須の仕事が終了したので、BootCampもParallelsさえ使う必要がなくなってる。

それで実現したMac二台態勢はすごくラク。三台目を入れると途端に煩雑になるに違いない(二台以上はログアウト・ログインが必要なAdobeCCのせいもあるけどw )。この快適さを犠牲にしたくないのでマシンを増やせない。

メインマシンはもちろん、サブマシンもメインと同様に使えるようにソフトのアップデートなどのメンテナンスが苦痛w 本当は一台で済ませたいけど、仕事的にはちょっと危険なんで。


【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com
http://yoshii-blog.blogspot.com/

定額払いサブスクリプションで、いつも最新のMacが使えるAppleのサービスがあったらいいかも。ケータイやスマホは下取りに出さないから、歴代機種が溜まってるけど、やはり「電話会社から借りてた端末」って感じ。

・スワロフスキー「十二支 PIG」
亥年的には日本では猪なんだけど、中国ではというか世界的にはブタだそう。

https://bit.ly/2Pw0cF8
https://matome.naver.jp/odai/2145087323475340101

・スワロフスキー「HOOT HAPPY HOLIDAYS 2018年度限定生産品」
https://bit.ly/2QbNMmg

・スワロフスキー「SCS ペンギンの妹 PATTY」
https://bit.ly/2OZa3n9


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編集後記(12/12)

●昨夜は市の「自治基本条例推進委員会」の会議が行われた。盛り上がって、ではなく、わたしの辛辣で的を射た(と自画自賛)発言が火をつけて、自治基本条例のイデオローグ・松下啓一先生がソッコー席を立って、ホワイトボードを用いて熱弁をふるってくれた。みんなの前で、御著書「自治基本条例の作り方」はベストセラーで市民のバイブルになってますと、皮肉を言うわたしって。

つくづく意地悪G3だと思う。だが、相手は百戦錬磨の自治基本条例の先達で、たちまちわたしは防戦一方になるが、ぜんぜん敗北感がないのだから楽しい。それだけこちらの指摘がこたえているのだと思うからだ。予想通りの反応がうれしい。先生は自治労出身の学者で、マジメで本気なおしゃべりさんだ。

わたしは秘かに「自治基本条例エンターテナー」と呼んでいる。もう、秘かではなくなったが。できてしまった条例を改変するのは、ものすごくハードルが高いことは分かっている。なにしろ地方自治法は古い法律だから、時代についてきていない感は認める。しかし勝手な解釈、勝手な付け足しはいけない。

もちろん善意で、ンなわけないだろう。自治労なりの解釈でね。外国人参政権の獲得が彼らの目的であり、自治基本条例はまさにそのためのツールなのだが、本意はひた隠しにして、市民の権利とかいう架空の文言で目眩ましをしているのである。イエス、ノーで答えてくれと、意地の悪い七つの質問をしてみた。

住んでいない人も市民とするか、住民税を納めない人も市民とするか、市議会・市長に対しての選挙権を有しない人も市民とするか、未成年・小中学生も市民とするか、外国人も市民とするか、カルト宗教団体も市民とするか、中国人参政権推進団体も市民とするか、という問いである。もちろん先生は躊躇なく、すべてイエスと即答してくれた。そうだ、市民はほとんど万能の存在なのだ。

地方自治法には「市民」は存在しない。それは古い法典だからだという。だから、なんの規定もない(ということは、架空の)「市民」を主役にして、外国人参政権の導入を目指しているのだ。先生は「多くの市民が切実感をもって、この条例が必要である、という声をあげることは期待できない。全市民の盛り上がりを待っていると永遠の課題になってしまうだろう」と告白している。

そして「その理由として、この条例はあまりに当然の内容を規定していることから」と弁解じみたことをいうが、その意味がよくわからない。外国人参政権なんていうと、一瞬でしらっとぼける。わが市には35,000人が市外から働きに来ている。災害の時など町のために何かやってくれる。だから市民だという。やってくれるだろうな。外国人は災害時に略奪なんて当たり前だからな。

川口市は自治基本条例を外部シンクタンクに外注して、5280万円支払った。わが市はどうだったのか。市民の貴重なお金をつかってつくったものを、市民ではない者に、頼まれもしないのに(頼まれたに決まってる)に、無条件で与えてしまうのは面妖な話だ。あと一年、委員で吠えるつもりである。 (柴田)


●「トレイン・ミッション」面白そう。/洋服屋や雑貨屋で「飲食する人」を見かけるようになった。最初は海外旅行客だったが、日本の若い子まで。飲食禁止のマークをよく目にするようになり、減ったとは思う。

/レンタル感覚か……。毎回下取りに出そうと思っているうちに、時間が経って値段のつかないようになるから、使い続けてしまう。PayPayネタで書くつもりだったが、下取りで早いマシンを使い続けられるなら……と思ってしまうよ。

/PayPayしてきたぞの続き。旅行だと現金は極力持ち歩きたくないよね。ロンドンでお財布を盗まれかけた経験があって、怖いなぁと思ったよ。

現金の両替レートの往復幅は一番大きい。たとえばドル円なら、ドルに替える時、円に戻す時、どちらもレートに約3円プラスされる。クレジットカードは独自のレートで、なおかつその日のレートとは限らないが、概ね0.5〜1.5円程度には抑えられているし、片道で済む。

両替できない硬貨は帰国前、現地に残っている人にあげたり、ホテルのベッドメイキングのチップに上乗せして置いたりした。今は硬貨も交換できるところがあるらしい。

関西国際空港にはガチャガチャがずらりと並んでいる。2017年7月時点、タカラトミーで145台。成田国際空港では162台。通常売り場の3〜5倍の売り上げがあるそう。硬貨を使い切れるし、ちょっとしたお土産にもなる。最初に設置してみようと思った人は頭いいなぁ。 (hammer.mule)

4ヶ国語(英語・中国・韓国語)案内表示板
http://www.ishiimark.com/plt_shp_c.html

空港ガチャ、関西空港に145台増設--成田と関空売上ベスト10を発表
https://news.mynavi.jp/article/20170724-a188/

海外旅行で余った外貨コインはどうする?
https://financial-field.com/living/2018/05/30/entry-1548