クリエイター手抜きプロジェクト[568]IoT編 スクラッチでマイクロビットを使う /古籏一浩

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今回は、スクラッチ3.0でマイクロビットを使う方法について説明します。スクラッチは、ブロックを使って簡単にプログラムを作ることができます。子供でも手軽にプログラミングできるほどです。

また、NHK教育テレビでも「Why!?プログラミング」という番組があり、そこでもスクラッチが使われています。スクラッチは今年3.0にバージョンアップしました。従来はFlashを使っていましたが、3.0からHTML5を使用するように変更されています。

・スクラッチ
https://ja.wikipedia.org/wiki/Scratch_(プログラミング言語)

スクラッチからマイクロビットを使うには、要件を満たしている必要があります。まず、Windows10かmacOS High Sierra以上が必要です。ちなみに、スクラッチの基本的な部分だけなら、MacOS X SnowLeopardとFirefoxでも動作します。

次に、Bluetooth 4にパソコンが対応している必要があります。ノートパソコンはともかく、デスクトップマシンにはBluetooth機能がないか、バージョン4に対応してないことがよくあります。

私の場合、手持ちのパソコンがすべてBluetooth 4に対応してませんでした。仕方ないので、Bluetooth 4のアダプターを購入しました。





実は、新しいWindows10マシンなら当然Bluetooth 4が使えると思い込んでいて、Bluetooth機能そのものがないことを、気づくのに時間がかかってしまいました……。

Mac ProはBluetooth機能はありましたが、古いバージョンだと気付くには、これまた時間がかかってしまいました...

macOSでも、エレコムのBluetoothアダプター(LBT-UAN05C2/N)は、差し込むだけで大丈夫でした。

次に、スクラッチとマイクロビットの通信を行う、スクラッチリンクのアプリケーションをインストールします。

・スクラッチリンク
https://scratch.mit.edu/microbit

このアプリケーションは、手動で起動しないといけません。常にスクラッチとマイクロビットを使うのであれば、自動起動するようにしておくのが楽です。

次に、マイクロビットに専用のプログラムを入れます。スクラッチのページからダウンロードします。

ダウンロード後に、マイクロビットに転送するとプログラムが動きます。マイクロビット側のプログラムが動くと、LEDに文字が表示されていきます。この文字はBluetoothとペアリングする時に使う、識別文字になります。

複数のマイクロビットを、スクラッチからリンクする際の目安になります。なお、スクラッチ3.0では、同時に複数のマイクロビットを使うことはできません。

マイクロビットをゲームコントローラーがわりにして、対戦ゲームでもできないかと思いましたが、そういうことはできないようです。

これでスクラッチとマイクロビットと、やりとりできるようになりましたが、これだけではスクラッチの画面にマイクロビットのブロックがでてきません。

スクラッチからマイクロビットのブロックを使うには、画面左下にある拡張機能を追加するボタンをクリックします。

使える拡張機能一覧が表示されるので、その中にあるマイクロビットをクリックします。左側のカテゴリーにマイクロビットが追加されます。あとは、好きなブロックをドラッグ&ドロップします。

なお、マイクロビットのブロックは、ドラッグ&ドロップしてからクリックするだけで、結果が反映されます。もちろん、ボタンをクリックしてから動作させることもできます。

なお、スクラッチからマイクロビットの機能の、すべてを使えるわけではありません。LEDへの表示、端子からの入力があったかどうか、ボタンが押されたかどうか、傾いているかどうかといった基本的なものだけになります。CPUの温度などは取得できません。

それから、スクラッチ3.0を使って、マイクロビットのプログラムを作ることはできません。作れると面白いのかもしれませんが。

ただ、マイクロビットをゲームのコントローラーとして使うと、けっこういい感じになります。ゲーム以外でも使えるはずですが、あまり他の用途が思いつきません。

端子からの入力もオンオフしかないので、接続したセンサーからのデータの扱いは限定されます。アナログ値で入力できれば少しは違うかもしれませんが、もしかしたら将来バージョンアップされてできるようになるのかもしれません。

何にしても、新しいスクラッチになったばかりなので、今後に期待したいと思います。

【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/

1月2日に放送された「下町ロケット」の実質の最終回。なかなか、よかったというか、トラクターよりもコンバインの方が重要。農業は収穫時期を逃すことができないので、ドラマのように瞬時に判断しないといけないことが多々ある。

というか、毎年そんな感じでやってるけど、天気がおかしいので、とにかく判断が難しい。大量のコンバインで一気に収穫するのは助かるので、ドラマみたいなのは是非といったところじゃないかなあ。でも、乾燥機とかどうするんだろうと思ったり。

あと、泥沼で刈ると大きめのコンバインでも、チェーン部分にひっかかって、結局人手が必要というオチもあるので、なかなか難しいかも。こういうのが20年前にあれば違っていたと思うけど、もう手遅れかなあ……。

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