ネタを訪ねて三万歩[166]ストレスフルな年末年始
── 海津ヨシノリ ──

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もう2月になろうとしていますが、2019年のデジクリ登場は本日が初なので、今年も宜しくお願い致します。

●Macintoshがきらいになりそう

で、相変わらず年末年始は色々とモノが壊れるというか……今回は、いきなりタブレットペンが、特に衝撃を加えていないのに折れてしまい、途方に暮れてしまいました。2年前に買い換えたペンだったのですが……この9年前のペンタプレットのペンは異常に壊れやすく、私の記憶が正しければ4本目の昇天。

仕方がないのでペンを買い足そうと思ったのですが、確か14年ほど前の機種が残っていたことを思い出しました。セミナー等で使っている、メインの小さいペンタブレットも同じ14年前のタイプなのです。





新たに注文しても直ぐには届かないわけですから、14年前のペンタプレットを気分転換でセッティングしたら、違和感なく使えてしまったので、まっ、買い増しはギリギリでもいいか~という結論に達してしまいました。

もともと同タイプをMacBook Proで使っていたので、超ラッキー~ということでペンの追加購入は、色々と物入りな状況なのでパスしてしまいました。

しかし、ペンの金額で既に持っている同メーカーの廉価版(ZBrushCoreがバンドルされていたタイプ)や、評判の良い別メーカーのプロ版が買えてしまう現実は悩みどころですね。

ところが、14年前のペンタブレットはWindows 10では使えないことが判明。さすがに古すぎました。そこで緊急対応、ZBrushCoreがバンドルされていたペンタブレットで、1月のセミナーを行ったのですが、不安定で悪夢のようでした。

すべてのアプリの設定がオバカになっていました。ブツブツ。そんなわけで、普通に使えていたのにマシン環境のアップデートにより、全部を買い換えしなければならないって、ストレス溜まりますね。

話を戻すと、問題はAdobe CC 2019。それが動作するための最低環境としてのSierraがインストールできる型番のMacBook Proにもかかわらず、どうやっても拒否されてしまったことが大きいですね。

これであきらめがつき、メモリー消費が半端ないので手持ちの16GBではすぐに限界が来るかも……と理由を付け、32GBメモリーマシンを視野に入れました。

Adobe CC 2019に関しては、手持ちのMac系は全滅状態だったで、メモリー不足のVAIOでお茶を濁していました。私が関わっている教育機関では、まだCS6~CC 2018なので、特に危機感はなかったのですが、こちらの環境はそのままで、最新環境をサクサク使えるマシンが欲しくなってしまいました。もちろん、メイン用途はセミナーです。

とにかくセミナー用の環境は、基本的に最新環境があたり前なので、なんとかしなくてはならない状況に陥っていました。まっ、要するに購入のタイミングを探っていたわけです。もしかしたら、希望するマシンが出るのでは……と。

結局ソレがかなわなかったので、年末に買うのではなくて、年明け購入で心機一転と考えていました。もちろん、今まではMacBook Proがノートのメインマシンでしたが、今回は迷わずWindowsノートにしました。

理由は同スペック(完全一致はあり得ませんが)が、ほぼ半額で済んでしまう経済面と、大学等の教育機関はほとんど確実にWindows環境だということ。そして決定打は、後日にカスタマイズができる点ですね。

繰り返しますが、Windowsノート(タプレットPC)としてVAIOも持っています。でも、メモリー不足で、現在販売されているMacBook Pro同様に、後からカスタマイズできないタイプ(基板半田付け)なので断念。

例えば、SSDは大雑把に言うと、ここ1年で価格は1/4程度に落ちていますし、カスタマイズ出来た方が何かと便利ですからね。今まで使っていたMacBook Proも8GB+HDDから、16GB+SSDに変更して延命した経緯がありますので、余計にそう感じます。

・2.2Gz Core i7-8700 6コア
・NVIDIA GeForce GTX1050 / 6GB
・32GB メモリ
・512GB SSD(M.2 SATA3 接続)
・2TB HDD(5400rpm)

こうなると、とりあえず当面の授業やセミナーでは困らないばかりか、私のメインマシンになってしまいそうです。

ところで、私はMacintosh SEからのマックユーザーで、今ももちろんMacの方が好きです。しかし、昨今は色々と手を出しすぎて出費もバカにならない状態、かつ私はWindowsも使えるのですから、悩む必要はなかったです。大学ではほぼ100%Windowsですから。

ということで、CM(アイドル編ではない方)は好きになれないですが、関係各位に評判もよく、デスクトップマシンは2年ほど前に既にゲット済みだったのと、価格も安いのでmouseコンピュータにしました。

これでWindowsのノートPCは全部で4台になりました。物持ち良すぎですね。

■今月のお気に入りミュージックと映画

"Goodbye Christopher Robin" on Marc Forster in 2017(U.K)

邦題は「グッバイ・クリストファー・ロビン」。第一次世界大戦に従軍したことでPTSDになったアラン・アレクサンダー・ミルンは、息子のクリストファー・ロビン・ミルンと生活から「クマのプーさん」を産みだす、のだが。

ベストセラーとなったことで、マスコミから追われ、陰湿なイジメを経験したクリストファー・ロビン・ミルンと父との確執。わがままな母ダフネと、そして良き理解者であったベビーシッターのオリーヴが、どのようにクリストファー・ロビンと関わっていたのかも興味深い展開でした。

ラストの話は伏せますが、実際のクリストファー・ロビンは「クマのプーさん」関連の印税の相続を、すべて放棄したそうです。

幼少期のクリストファー・ロビン・ミルンを演ずるウィル・ティルストンがとても可愛いのと、オリーヴを演じるケリー・マクドナルドの好演が作品をもり立てています。

エンターテイメントとして描かれた、2018年に公開の「プーと大人になった僕」と同時に見ると、愛すべき100エーカーの森と原作者家族の世界を感じ取れますね。ちなみにクリストファー・ロビン・ミルンは1996年に75歳で他界しています。

グッバイ・クリストファー・ロビン・トレーラー


「プーと大人になった僕」日本版予告


"Winnie The Pooh" by Robert & Richard at 1966(USA)
邦題「くまのプーさん」1966年に公開されて同名アニメーションの劇中曲で、
ディズニーの定番になっていますね。今回は2018年版です。

Winnie The Pooh Theme Song [2018 version] "Christopher Robin" movie



【海津ヨシノリ】
グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/怪しいお菓子研究家

yoshinori@kaizu.com
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年末年始の恒例行事としてMacのHDDのデータ整理&掃除をしているのですが、今年はゴミ箱から消えないファイルが200MBほど出て来て呆然としてしまいました。

こんな時はまず定番の、Optionキーを併用しての削除もダメ。続いてターミナルでの処理もダメ……。ちなみにターミナルを使わなくてはならないコト自体が、既にMacの精神じゃない気がしますね。ブツブツ。

ここでエラーメッセージの「予期しないエラーが起きたため、操作を完了できません(エラーコード -50)。」をネットで調べてみても、解決策は皆無というか上記のターミナルを使えば大丈夫系ばかり……。

そこで、いざというときの切り札であるOnyXを起動したら、あっけなく処理が終了……と、思ったらデータは何事もなく残っていました。更にTrash It!も試してましたがダメでした。結局……もう、いつか塗り直すまでの壁のシミだと考え、諦めました。きっとWindowsマシン発注したから? ご機嫌斜めなんでしょうね。

更に極めつけは、あれほどSierraのインストールが無理だったMacBook Pro……Mouseコンピュータが届いた途端に、サクッとインストールできてしまったのには、正直腹が立ちました……。しばらくMacintoshが嫌いになりそうです。

■今年も、2月6日から開催される「page2019」のクリエイティブゾーンセミナーに登壇することになりました。

「Photoshopによる速攻画像合成の光と影とスピリット」
2月6日(水)12:55~13:45

参加無料(※)ですので、お時間のある方はお気軽に参加してください。詳しくは以下でご確認下さい。

InDesignの勉強部屋
https://study-room.info/jagat/page2019/d6-3.html


※セミナーヘの参加は無料ですが、「page2019」への入場は有料です。JAGATのサイトから無料招待券を入手できます。
http://www.page.jagat.or.jp/cms/contact/invitation


■2月の画像処理セッションは2月21日を予定しています。
~Dimensionの基礎【Dimension事始め】~
参加は無料で、どなたでも参加できます。詳細はサイトでご確認下さい。
https://www.borndigital.co.jp/seminar/


講演内容:パッケージデザインなどの3Dモデリングを、簡単な操作で実現できる、グラフィックデザイナー向けの3D展開ツール「Dimension」の入門講座です。Dimensionって何? 出来ることと出来ないこと、合成時の注意点、素材集めが仕上がりのポイント、など。