グラフィック薄氷大魔王[598]「ハズキルーペを使ってみた」他、小ネタ集/吉井 宏

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●ハズキルーペを使ってみた

ここ1年半ほど「3Dプリンタで出力して表面処理して塗装」で、立体作品を作ってる。しかし、いつも目の塗装など細かい作業に苦労する。

今回は虫めがねを万力に取り付けてやってみてたのだがイマイチw 以前、アーム付きのでっかい虫めがねも持ってたけど。
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試しに奥さんのハズキルーペ(1.32倍)を使ってみたら、明らかに見やすい、塗りやすい! 近所の眼鏡屋で1.85倍買ってくる!
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さっそく買ってきた。確かによく見える。ハンズフリーな虫めがねって感じ。ただ、指が普段以上に器用になるわけじゃないがw しばらく作業してたら、ハズキルーペ無しで細かい塗装など無理! と思うようになった。もう必需品。

ところで、ハズキルーペは老眼鏡じゃなく、見にくいときの補助。近眼の人は眼鏡の上にかけるのが基本。1.85倍など、裸眼にかけるとピントが合う範囲がめちゃくちゃ狭い。10cm離れるとボケてしまう。

1.6倍でもよかったかな。1.32倍、1.6倍、1.85倍の三つを使い分けるといいのかも。

MacBook Pro 13インチで映画を観るときハズキルーペを使うと、迫力の大画面になるw もちろん、スマホで観るときには最適だろうし。

イマイチな点としては、顔を動かすと視野が大きく動くので、3D酔いになってしまうこと。顔をまったく動かさずに作業できないため、いつも酔い気味でちょっと気持ち悪い……。

●Kindle版をジャケ買いしたら

好きなイラストレーターが表紙絵の本の、Kindle版が出てたので買ってみた。そしたらなんと! 表紙絵が省略されてて出版社のロゴだけだった。ひどい。ジャケ買いしたらジャケなしだなんて!

Kindle版を購入して開くと、前書きか扉ページなことが多い。表紙を見るにはページを遡らなきゃいけなくて、いつも憤慨しているのだ。この本では遡ったら「表紙自体がなかった」って、どんだけ残念か!

電子本における表紙(カバーデザイン)ってのは、ほとんど「アイコン」扱いになってる。Kindleの中でアイコンとしてイラストの表紙が使われてるのに、拡大表示できないのは100%アイコン扱いってこと。

表紙は本の顔であり、門、エントランス。商品的には「カバーデザインはPOPだから本体には必要ない」という理屈もあるだろうけど、「本好き」が納得するかなあ。

契約や使用権の問題なのかもしれないが、普通に権利関係をクリアした結果、紙の本と同じ表紙絵(デザイン含む)のKindle本のほうが圧倒的に多いわけで。この出版社は電子本に表紙は不要と考えてるのが残念。

(固有名詞は伏せた。たぶん他にも似たような例はあるんじゃないかな。ちなみに、この本の表紙はKoboでも同じ扱いだそう)

●テーマの発見かも!

最近気づいたのは、「僕がしょーもないキャラ作品を作り続ける気分でいられる程度に平和が続いてくれないと困る」ってこと。

基本的にのほほんと暮らしてる僕でも、何かちょっと気分悪かったり心配事とかあると、「かわいくて面白いキャラ」など、とたんに作れなくなる。心の平和あっての仕事だなあとか思う。

「何かを訴えたい!」とか、「心の叫びを聞いてくれ!」とか、ぜんぜんないのが表現者としてちょっとコンプレックスだったけど、間接的にでも平和を願うことになってるんだったら、それでいいや、とw

円空仏みたいでいいじゃん、て。


【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com
http://yoshii-blog.blogspot.com/

不意打ちのように来襲する連休。今回めずらしく、3連休を前日ではなく前々日に察知したw 世間の休日など関係なく過ごしてる僕でも、なんとなくリズムが壊れてしまうのが困る。10連休なんてどうするんだ??

○吉井宏デザインのスワロフスキー、新製品がいくつか出ました。

・見ざる聞かざる言わざるの「三猿」
https://bit.ly/2UF4LzF

・フクロウHOOT、踊りたい気分! 「HOOT LET’S DANCE」
https://bit.ly/2Dc6p4Z

・恋に落ちたフクロウHOOTたち「HOOT WE ARE IN LOVE」
https://bit.ly/2BlyBC4