[4752] 海賊たちとの闘い・マンガ編◇MGCと世界のヘビ展

投稿:  著者:  読了時間:8分(本文:約3,600文字)


《マンガというビジネスについて考えてみる》

■ユーレカの日々[71]
 海賊たちとの闘い・マンガ編
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[602]
 MGCと世界のヘビ展
 吉井 宏



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■ユーレカの日々[71]
海賊たちとの闘い・マンガ編

まつむらまきお
http://bn.dgcr.com/archives/20190313110200.html
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<著者のご意向により削除いたしました>


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■グラフィック薄氷大魔王[602]
MGCと世界のヘビ展

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20190313110100.html
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Facebookで知り合いが「学生初MGC堀尾ってモデルガン屋さん?w」とか書いてて、MGCという存在を思い出した。そして「ユニモール、MGC」で検索して長年の謎がとけた! 45年前から気になってたのだ。

「名古屋の地下街ユニモールにモデルガン屋さんは実在した!!」w

デイリーポータル「ちょっと見てきて」。他にもで検索するといろいろ出てくる。NewMGCはモデルガンメーカーMGCの直営店。
https://bit.ly/2TIFnw0

小学5〜6年生頃、近所の友達とそのお母さんといっしょに、名古屋の名鉄百貨店(たぶん)で開催されていた「世界のヘビ展」を見に行った。帰る前に地下街を少し歩いたとき、小学生にとって超あこがれの高嶺の花のモデルガンが、ずらりと並ぶ店があったのだった。すごーい! カッコイイ!

友達のお母さんに連れて行ってもらってる立場上、いつまでもモデルガンを眺めてるわけにもいかず、後ろ髪を引かれる思いでお店を後にした。「あのモデルガン屋にもう一度行ってみたい」と、その後何年も思ってた。

専門学校頃から名古屋駅あたりは行動範囲に入ってたのだが、モデルガン自体に興味を失ってたのでその店を探そうとは思わなかった。栄の地下街ではなく、ユニモールだったんだろうとは思ってた。

で、つい先日、30年ぶりにユニモールに行く機会があったので、モデルガン屋を探して歩いてみたけど、当然なかったのだった。あのモデルガン屋は実在したのか? 夢で見たとかの幻想だったのか?

あったんじゃん! やはりユニモールに。

実際にNewMGCに行ったことがあるという、名古屋出身のA.e.Suckさんからの情報で、お店があった場所もだいたい特定。いつ閉店したんだろうと思ったら、2005〜2006年まであったらしい。そんな最近まで! ちゃんと探せばよかった。

「学生初MGC堀尾」の「MGC」は、「マラソングランドチャンピオンシップ」だそう。

ところで、「世界のヘビ展」を検索したら、アニメ「ちびまる子ちゃん」のエピソードになってるのを発見。1998年12月6日放送の第200話、「世界のヘビ展を見に行く」の巻。たぶん同じヘビ展w コブラ対マングースやタランチュラもあったな。


名鉄百貨店そのものか、静岡に巡回したのか、それとも地元清水市だったのか? アニメでは学校終わってからみんなで見に行ってたから、名鉄百貨店ではなさそうだな。同時代を生きてたんだなって感慨w


【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com
http://yoshii-blog.blogspot.com/

検索によって過去の謎がとけるのはやっぱおもしろい。つい延々と検索してしまう。次回は現在のことについて書きますw

○吉井宏デザインのスワロフスキー、新製品がいくつか出ました。

・見ざる聞かざる言わざるの「三猿」
https://bit.ly/2UF4LzF

・フクロウHOOT、踊りたい気分! 「HOOT LET’S DANCE」
https://bit.ly/2Dc6p4Z

・恋に落ちたフクロウHOOTたち「HOOT WE ARE IN LOVE」
https://bit.ly/2BlyBC4

○MyMiniFactory
3Dプリンタ用のデータを売ってます。
https://www.myminifactory.com/users/Yoshii


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編集後記(03/13)

●偏屈BOOK案内:白田「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。」

帯1にこうある。「欲しかったのは金じゃない。/──この事件は、私の青春そのものなのです」。/12万部突破!(赤地白抜きデカ文字)/「小説投稿サイト『小説化になろう』日刊・週刊・月刊ヒューマンドラマ(文芸)ランキング(2018年12月)←小さく読みにくい/第1位(デカ文字)/少年ジャンプ+にてコミカライズ決定!……とにかく「12万部突破した」「第1位の本」らしい。

帯2にこうある。「1968年12月10日、東京都府中市で起きた未解決事件。あの日何があったのか──。「この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。──府中三億円事件を計画・実行したのは私です。今なお語り継がれる未解決事件、完全犯罪として成立している事件の全貌を、みなさんにお話いたします。」「事件から50年目を迎える節目の今年、ネットに投稿された超話題作、緊急発売!!」。一時期、書店のベストセラー棚に確かにこの本はあった。

イントロを立ち読みして、あ、こりゃダメだと思った。図書館から回ってくるのを楽しみに待った。果たして、この本文スカスカ組み、白地の面積の大きな書籍の正体は? 30分もかからず読み終えた。いやはやヘタな文章で、一応奥付を確かめたら、一番最後に小さな字で「この作品はフィクションです。」

フィクションだからヘタでいい、ってわけないだろ(怒)。商品レベルに達しない素人の作文で、あの天晴れな犯罪(とわたしは評価する)の真実が書かれているかのような売り方をするのは、穏やかな言い方をすれば「いかがなものか」、普通の言い方をすれば「トンデモをホンモノに装った詐欺」である。

いや、文章が超絶にうまいなら騙されても楽しいが、書籍という商品にするにはヘタ過ぎる文章な上、実はウソでしたと一番見えないところに記す姑息さが気に入らない。筆者はどういう人物か。本文によれば(架空の物語の記述によれば)、「息子夫婦と暮らす一人の老人でございます。孫にも恵まれ、人並みではありますが慎ましい幸せを享受しております」という「設定」である。

「府中三億円事件を計画、実行したのは私です。なぜ、この事件を起こしたのか。なぜ、捕まることなく時効を迎えられたのか。その後、わたしの人生はどうなったのか。事の顛末全てを、ここに書き記していく所存でございます」と、一応爺むさい表現で決意を示す。この老人語りスタイルがじつに不愉快だ。

しかし、延々と述べているのはまったく「事の顛末全て」ではなくて、ほとんどが陳腐な、青春恋愛話なのだ。読んでいてつらくなるほどヘボい話である。だから、メインストーリーは三億円事件ではない。いや、あんまりバカバカしいから恋愛系は斜め読みしたのだ。交わされる会話の芸のなさといったら。

読者の皆さん、と呼びかける自称三億円事件犯人。事件の動機が、人生を賭ける理由が、「恋愛の他にあるでしょうか」と開き直られてもなあ。近所の大型書店(がある幸せ!)に行ったら、ベスト10から消えているのでよかった、と思ったら平積みされていた。現在ベスト1は樹木希林「120の遺言」だ。(柴田)

「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。」ポプラ社 2018
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591161269/dgcrcom-22/


●お孫さん、おめでとうございます!/うちの甥はコンビニで現金を使い、プリペイドカードを買います。ゲーム課金のために。時代は変わったなぁと思いました。

/「カメラを止めるな」続き。撮影シーンが始まってすぐに爆笑した。ああ、こういうことだったのか。ホラー映画じゃなかったのか〜、と。じゃああの違和感はきっと、と予測しながら見つつ、答え合わせをした。

一番良かったのはエンディングの本当の撮影風景だったかも。あと、演技力のある役者さんが多くて、そこも良かったなぁ。

見終わって、なんだかお芝居(舞台)見てるみたいだったなぁと思って調べたら、クレジットでもめていた原因はお芝居の映画化だったからか。今は解決したのね。

お芝居みたいと思ったのは、いきなり非日常に連れていかれる、想像していた流れや背景と違う、仕込み(伏線)たくさん、中だるみ、ラストに一気に畳みかけ伏線大量回収、っていうところ。続く。(hammer.mule)