まにまにころころ[156]ふんわり中国の古典(論語・その19)「顔回はすげえ、みんな見習え」というだけの話/川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

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コロこと川合です。瀧ロスが続いています。ええ、ピエール瀧さんロスです。

ま、起訴され、保釈されと、順番にステップは先へ先へと進んでいますので、そんな動向を眺めつつ、過去作品を漁るくらいしかすることないんですけども。

あとは、相棒の石野卓球さんのTwitterを眺めたり。

時間できたら『麻雀放浪記2020』でも観にいこうかな。

・映画『麻雀放浪記2020』公式サイト
http://www.mahjongg2020.jp/

さて、瀧さんの話はさておきまして。昨日は統一地方選というビッグイベントが開催されました。おかげで大河はお休みでした。

・統一地方選挙 2019 | NHK選挙WEB
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/touitsu/2019/

これを読まれている頃にはすっかり結果も出そろっているでしょうけれども、私の住む大阪は、特に注目を集める選挙でした。





府知事と大阪市長が辞任して入れ替え選挙に臨むという、なんというか上手く説明できないんですけども、説明不要なほど報道されてたであろうアレです。大阪維新の会の政治について、住民の信を問う選挙という位置づけで。

もちろん参加してきましたよ。一回の選挙で4枚も投票用紙に記入させられる、そんな重労働をこなしてきましたよ。

市長戦、市議選、府知事選、府議選。

市長、府知事は維新の候補が圧勝。府議選も維新が圧勝で過半数越え。ただ、市議選は過半数に迫りながらも、あと2席およばず。無所属の方が4人いるので、取り込めるかなどうかな、といった感じで終わりました。

まあそれでも全体で、維新圧勝、と言っていいでしょう。

府議選、市議選は地域ごとに各政党の強弱もあったりで複雑でしたが、市長選、府知事選はそもそも維新の対立候補が1名ずつしかおらず、単純でした。維新を良しとするや否やという。

で、これはあくまでもいち府民・市民としての個人的な感想ですが、今回の選挙、維新側はここ数年の実績を挙げつつ、これからの方針を語って臨んでいたのに対して、対立候補側は「維新は嫌だ」の一点張りのように思えました。

そりゃ負けるよね、と。

その余波が府議選、市議選にもおよんだように感じます。

みんなこれまでの維新に満足してるわけではないんですけど、それでも色々と、変えようとしてる姿勢は感じますし、変わってきた部分もいくつかありまして。この先も、よくなるかどうかは分からないけど、立ち止まりはしない感がある。

そりゃあそっちに期待が集まるのも無理はない。

みんな、マニフェストだなんだ以前に、感覚で選んだんじゃないですかねー。今回、仮にばかみたいな公約掲げてても、維新が勝ったかも。

大阪は、そんな選挙でした。みなさんの地域はいかがだったでしょうか。

どこの選挙も、候補者も、孔子先生からすれば嘆きしかなさそうですけどね。そんな孔子先生も、立候補したら負けるんじゃないでしょうか。(笑)

孔子先生が語るのはあくまでも理想。だからこそいいんですけどね。せめて、現代日本の政治家のみなさんも、理想は理想として持っていて欲しいです。

ということで、今回も孔子先生の話に移りましょう。


◎──巻第三「雍也(ようや)第六」四

・だいたいの意味

子華が孔子先生のお使いで斉へ向かった時のこと、冉子が子華の母親のために穀物を支給してあげて欲しいと、孔子先生に願い出た。

孔子先生が、六升ほど贈りなさいと仰ったところ、冉子は、もう少し増やしてやって欲しいと請うた。

孔子先生は、では一斗六升ほど贈りなさいと仰ったが、冉子は結局その五十倍である八石の穀物を子華の母親に届けた。

すると孔子先生が仰った。

赤(子華)が斉へ向かう時、肥えた立派な馬に乗り、軽い高価な毛皮の上着を着ていただろう。私はこう聞いている。君子は、困窮した者を救い、富んだ者には追加で施したりはしないものだと。

・巻第三「雍也(ようや)第六」四について

子華は初登場ですかね。公西赤子華(こうせいせき・しか)という弟子です。姓が公西、名が赤、字が子華。

冉子(ぜんし)は二度目ですかね。冉有子有(ぜんゆう・しゆう)。姓が冉、名が求、字が子有。政治にたけた弟子です。

内容はそのままですね。子華がお使いに出されたので、留守宅の母親に食べ物を贈ってあげましょうと冉子が気を回したんですが、孔子先生は渋ったという。

子華が実際に裕福だったかどうか、これだけでは分からないですけどね。(笑)

◎──巻第三「雍也(ようや)第六」五

・だいたいの意味

原思が孔子先生の執事として仕えていた時、俸給として穀物九百を与えられた。原思はこれを辞退した。孔子先生は、辞退せずともよい、多ければ近隣の者に分け与えてやればよい、と仰った。

・巻第三「雍也(ようや)第六」五について

原思(げんし)は、原憲子思(げんけん・しし)という名の弟子で、清貧の人だったそうです。九百もの給料は多いと辞退したところ、辞退せず、多いなら周りに分けてやれ、と。

正当な報酬はきちんと受け取りなさい。受け取って多いなら施しなさい、ってことですね。

施すに当たっては、ひとつ前の話を参照と。


◎──巻第三「雍也(ようや)第六」六

・だいたいの意味

孔子先生が仲弓を評して仰った。血統の悪いまだらの牛でも、赤い立派な毛並みで良い角があれば、供物に用いないでいようと思っていても、山川の神々が捨て置かないだろう。

巻第三「雍也(ようや)第六」六について

仲弓は、冉雍仲弓(ぜんよう・ちゅうきゅう)という名の弟子。家柄はあまり良くなかったそうで、それを牛の話で喩えたものです。


◎──巻第三「雍也(ようや)第六」七

・だいたいの意味

回(顔回)は三か月でも仁の心を違えないでいられるが、他の者ならば一日か、せいぜいひと月くらいなものだろう。

・巻第三「雍也(ようや)第六」七について

三か月というのは、ワンシーズン。長い期間ということのようです。

仁の心を、というと分かりにくいかもしれませんが、禁煙や禁酒、一年の計、そういったものをイメージすると、ああなるほど、と思えるかもしれません。

こうしよう、こうありたい、そう思っても、なかなか意志を貫き続けることは難しいもの。顔回はそれができるんですね。

顔回ではなく曾子の話でしたが、三省というのがありましたね。日に三たび、わが身を省みるという。顔回がどのようにしていたのか分かりませんが、曾子のように、毎日何度も自省していたのかもしれません。

あるいは、そんなことせずとも、仁の心を持ち続けられたのかもしれません。なんといっても、孔子先生も脱帽するあの顔回ですからね。

ま、ここの内容は「顔回はすげえ、みんな見習え」というだけの話です。


◎──今回はここまで。

今回は選挙報道のために、大河ドラマは休止でしたので、大河話も休止でした。次回はまたおそらく大河の話から始めます。(笑)

いだてんは残念ながらピエール瀧さんの役には代役が立てられ、三宅弘城さんが今後演じられるとのことですが、この三宅さん『木更津キャッツアイ』ではピエール瀧さんを逮捕する警官役をされていたそうで……。

どちらも宮藤官九郎さんの作品、知らないはずはなく。クドカンによる配役とすれば、きっと狙ってのことだなと話題になっていました。

NHKはちょっと複雑かもしれませんが、ファンにはせめてもの楽しみですね。


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
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