グラフィック薄氷大魔王[606]舞い上がる粉との戦い/吉井 宏

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3Dプリンタ利用作品「大きめ分割出力6点」を制作中。この連載にはほとんど書いてこなかったけど、2017年秋からハマってる「FDM方式の3Dプリンタの出力物の積層痕を消す表面処理をし、水性塗料やリキテックスで塗装」の一環。

ブログにだいたいのことは書いてるので興味あったらどうぞ↓
https://yoshii-blog.blogspot.com/search/label/3D%20Printer

●粉がひどい

今回もモデリングペースト(とジェッソの混合物)を塗り、表面を磨いていたのだが……。
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もう耐えきれん! 粉がひどすぎる!!

今までも3個を同時進行でモデリングペースト削りをやったことあるけど、今回はサイズが大きい。表面積は2倍どころじゃないだろう。それを6個分だから、粉の量が半端ない。マジに粉地獄。





マスク必須。机も床も服も白くなるし、部屋中にうす〜く積もる粉がやっかい。そもそも、パソコンを使う部屋で粉が出る作業なんて野蛮すぎる。以前、アルミMac Proを開いたら、中が粉だらけでゾッとしたことがあるw

リキテックスのモデリングペーストを下地に使う方法は、溶剤臭無しで手軽で早くて良かったが、大きめのものには向かないな。もうやめることにする。粉出し放題の作業部屋でもない限り無理だわ。

何がダメかというと、サンドペーパー作業に水を使えないこと。ポリエステルパテや溶きパテなら、水でジャブジャブ濡らしながら磨けるので粉は飛ばない。

なぜやってなかったかといえば、キツい臭いのポリパテの使用を最小限にしたかったから。う〜ん、多少の臭いはまあしかたない。粉地獄よりマシ。

アクリル絵具系なんだから、一度乾燥させれば水をつけても大丈夫でしょ?と思われるかもしれないけど、以前やってみたら、思いっきりベロベロ剥がれたのです(泣)
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リキテックスで塗装する下地にサーフェイサーでは食いつきが不安だが、粗めに磨いた上にジェッソを塗れば大丈夫だろう。一度テストしてみないと。あるいは、シタデルカラーかファレホに切り替えるか。

●粉フリーを目指す

そういえば2006年頃に、石粉粘土でフィギュアを作り始めたときも粉が手に負えず、横に空気清浄機を置いて「強」にして削ってた。フィルタが粉でびっしりコーティングされたみたいにw

以前、リューターという電動工具でバリバリ削る作業でやってたように、箱の中で作業するのも良さそう。段ボールの手前と左に手を突っ込む穴をあけて、上に透明アクリル板。小さいものの作業に限ればけっこう良かった。
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今回は前半、90リットルのゴミ袋の中で作業してたけど、袋の内側に溜まった粉が、何かするたびに舞い上がって閉口w

もうちょっと手軽に粉がなるべく出ない方法をやってみた。舞い上がるのは削ってるときよりも、表面に溜まった粉をブラシで落とす時がひどいのだ。溜まった粉を固く絞った濡れ雑巾で拭き、水分が蒸発するまで別のものを作業する。舞い上がる粉は最小限。

昨日からその方法を徹底、15分ごとに本体と作業台の粉を拭いてる。イケるっぽい。

そもそも、モデリングペーストを分厚く塗って一気に削ろうとするから削る量が増え、粉が多くなる。加減がむずかしいんだけど、薄塗りを何度か削るほうがいいだろうな。

○おまけ、神ヤス

「GodHand 神ヤス!」っていう優れモノがある。スポンジやすりの一種なんだけど、とにかく砂が取れにくくて丈夫! 切れ味と耐久性が他のスポンジやすりとぜんぜん違う。いろいろはかどる。
https://www.godhandtool.com/products/ks

目が詰まっても洗えば3〜4回は平気。最近は小さく切って、電動ペンサンダーの先につけて使うことも多い。

以前買った在庫が少ししかなくなって、チビチビと使ってた。他の使いかけの紙ヤスリも消費してしまいたいし……。と思ったけど、ガマンしきれず大量購入。これでしばらく大丈夫w
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【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com
https://yoshii-blog.blogspot.com/

2月に齋藤浩さんの連載に、シタデルやファレホが出てきてびっくりw 書かれてたように、最近はシタデルカラーやファレホなどの水性塗料が注目されてて、僕も昨年試してみたのでした。そのうち書きたい。

○吉井宏デザインのスワロフスキー、新製品がいくつか出ました。

・見ざる聞かざる言わざるの「三猿」
https://bit.ly/2UF4LzF

・フクロウHOOT、踊りたい気分! 「HOOT LET’S DANCE」
https://bit.ly/2Dc6p4Z

・恋に落ちたフクロウHOOTたち「HOOT WE ARE IN LOVE」
https://bit.ly/2BlyBC4