グラフィック薄氷大魔王[613]「僕のとっておきの感電体験」「新型MacProとパワー」/吉井 宏

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●僕のとっておきの感電体験

先週話題になってた件。

【ブロガーで検証】13才までに感電すると脳が電撃で異能化する。
https://bit.ly/2WiAFCz

ちょっと前に「美大生の多くは子供の頃に頭を強打した経験がある」もあったな。感電の話ともなると「子供の頃はこんなにバカだった自慢大会」になりがちだけど、僕もw

コンセントに針金を突っ込んだり、「絶対触るな」と言われてた工事中の壁から出てる電線に触ったり、いくつかの小さな感電はほとんど覚えてないけど、ひとつだけ鮮明に覚えてるケースがある。

小1くらいだったか、近所の友達がなぜか「ガイシ(碍子)をもらった!」って見せてくれた。それはいくつかの陶器のパーツが太いワイヤーでまとめられてるもので、ちょっと「白いピストル」に見えた。かっこいいなあ。僕もほしいなあ。





しばらくして、近くの電柱に同じ形のガイシを見つけた。アレだ! あった! 触りたいっ! すぐさま電柱によじ登ってガイシを手でつかんだw

「バシーン!」と感電してめちゃくちゃビックリした。使用中のガイシに触ったら感電するのは知ってたのに、「ピストル」に触りたい一心でそれを忘れて、電柱に登った自分のバカさ加減にショックを受けたw

電柱から落下しなかったのは奇跡。今考えたら、電話線のガイシだったのかもしれん(今調べたら、電話線でも48ボルトあるらしい)。

頭を強打するのも感電するのも、そのくらいおっちょこちょいの不注意だからこそ、美大に進んだり異能扱いされたりするんだろうけどねw

○感電といえば、中学のときに理科室で若い男性教諭が授業で実験中、1万ボルトだかに増幅する黒いトランスみたいな機器に触ってしまった。ばったり倒れて「痛い痛い痛い!」って涙流して泣きながらのたうちまわってるのを、クラスのみんなであっけにとられて見てたことある。

5〜6年前に同窓会でそのことを本人に話したら「え〜〜! あれ覚えてたんだ。めちゃくちゃ痛かったよー」と言ってたw

●新型MacProとパワー

おろし金とかチーズ削り器とか呼ばれてる、衝撃のデザイン。アルミMacProの再来というか、中身も美しい。32インチディスプレイは専用なのね。僕的には先日発表された暫定純正ディスプレイ、LGの24インチ+MacBook Pro 15インチのほうが現実的かな? 近々に買い替えるつもりないので静観。(Apple日本のサイトにはまだ未掲載)

https://www.apple.com/mac-pro/
https://www.apple.com/pro-display-xdr/

28コア搭載モデルで「ストレージやメモリを全部盛りで550万円」とか言われてるけど、コア数が多ければWindowsのワークステーションも、すごい値段になるしね。iMac ProやMacBook Proが黒筒MacProと同等〜何倍も強力になってるんで、このくらいの特別感あって当然な感じ。

と思ったら、HPのワークステーションの例が出てた。ぶはははw
48コアだと値段はこうなる。
https://bit.ly/2KxqIiC

まあたとえば、出かける時にしか堪能できない高級車の値段を考えると、仕事してる間ずっと堪能できる高級パソコンの値段がその程度なのは、世界一のブランドAppleのフラッグシップ製品としては、まだまだな気がするw

実際のところ、動画編集とかでパワーがいくらあっても足りない人には理想のマシンなんだろう。僕的には重い3Dレンダリングなんて年に数回やるかどうかだし、アニメーションはレンダーファームを使うし。パワーがないマシンでは仕事にならない感じじゃぜんぜんなくなってきてる。

かく言う僕も12コアの黒筒MacProを使ってるけど、レンダリングにパワーが必要な、毛や屈折透明の表現のために入れたのだった。

しかし、「すご〜〜〜く時間がかかる」が「すご〜く時間がかかる」になる程度。よほど切羽詰まってるのでなければ、作業全体のごく一部分にすぎないレンダリングの時間が数倍かかっても特に支障ないのだ。

そんなわけで、究極のパワーにこだわるのでなければ、先日のアップデートで4コアになったMBP13を、メインマシンにしてもいいかなとも思ってるほど。外付けGPUも用意されてるし。もうちょっと頑張っても、8コアのMBP15が上限かな。iMacでもいいけど、iMac Proでは過剰。

あと、将来の問題として、CPUにインテルを使わなくなるとかOpenGL非対応になる話もあるようで、そうなるとMacで3DCG制作が厳しくなってくる。

ただ、僕的には「GPU無し2コアCore i7のMBP13」でも、Modoを使う上で困ることってほぼないから、そんなに心配してない。

レンダリングせず、OpenGLのゲームエンジンを使う方向だけになるとしたら、Windowsを使わざるを得ないのかもしれないけど、OpenGLなどに代わるAppleのMetalというグラフィックの仕組みには各社が対応を発表してるそうで、逆にWindowsより良い環境になる可能性もあるらしい。

っていうか、理想的にはマシンに左右されず、紙と色鉛筆で仕事が完結してくれたらいいなとか思ってるしw もうちょっと現実的な線ではiPad Proだけとかね。2Dに完全復帰だってあり得るわけで、その場合はiPadのPhotoshopのみでイケる。そうなってみたいもんだw

●MacProのARをやってみた

新MacProと新ディスプレイが、ARで見れるやつをやってみた。スマホやタブレットのカメラに映る室内や風景に、製品が置かれているように表示される。(iPadやiPhone等で下記リンクの「See Mac Pro in AR」「See Pro Display XDR in AR」をクリックすれば見れます)

https://www.apple.com/mac-pro/
https://www.apple.com/pro-display-xdr/

でっか!w 32インチディスプレイなんか、相当後ろに下がらないと画面に収まらない。見かけのサイズは、ちゃんと現実に対して100%に自動で調整される。タッチで操作して回したり移動も可。

http://www.yoshii.com/dgcr/macpro_IMG_1179.jpg
http://www.yoshii.com/dgcr/macpro_IMG_1180.jpg

別の机の上に無理やり置いてみた。存在感がリアルだなあ! 環境の色が反映してるだけでなく、Appleマークには周囲が映り込んでる。普通に本物に見えちゃう。製品だけ全体にピントが合ってることだけが、不自然といえば不自然だけど。

http://www.yoshii.com/dgcr/macpro_IMG_1181.jpg

これ、MacProにふさわしくないいろんな場所に置いて、写真や動画を撮って楽しめそうだなと思ったら、そういうことやってる人いっぱいいたw (Twitterのハッシュタグ「#MacProAR写真コンペ」)


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

次期macOS「Catalina」で、Astropadその他ですでに実現されてる機能の純正版「iPadがMacのサブディスプレイになり、Pencilも使えるようになる」が噂通り発表された。早く触ってみたい!

あと、iTunesが廃止され、Apple Music、Apple TV、Apple Podcastの3つに分離されるらしい。ずいぶん前から「音楽、映画、テレビ、アプリ、ポッドキャストまで、なんでそんなに無理矢理iTunesの中で扱うの?」くらいに混乱してたから歓迎だけど、iTunesの名前は残してほしかったな。

○吉井宏デザインのスワロフスキー、新製品がいくつか出ました。

・見ざる聞かざる言わざるの「三猿」
https://bit.ly/2UF4LzF

・フクロウHOOT、踊りたい気分! 「HOOT LET’S DANCE」
https://bit.ly/2Dc6p4Z

・恋に落ちたフクロウHOOTたち「HOOT WE ARE IN LOVE」
https://bit.ly/2BlyBC4