[4812] 沼を継ぐもの◇伝統の継承から伝統の発展へ/筑紫書体の魅力(第3話)

投稿:  著者:  読了時間:18分(本文:約8,600文字)



《僕は筑紫アンティークゴシックに恋をしました》

■わが逃走[240]
 沼を継ぐもの の巻
 齋藤 浩

■もじもじトーク[109]
 伝統の継承から伝統の発展へ──筑紫書体の魅力(第3話)
 関口浩之




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■わが逃走[240]
沼を継ぐもの の巻

齋藤 浩
http://bn.dgcr.com/archives/20190620110200.html
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カメラがほしい、レンズがほしいと念仏のように唱えていると、「使ってくれるなら」と、年の離れた(≒60歳以上の)友達が下さったりする。私が生涯使い続けるであろう、あのカメラもこのレンズも、その多くが、いただきものなのである。

音楽プロデューサーのU1さん(仮名)とは、近所の超ハイクオリティ居酒屋で初めて会った。15年くらい前のことだ。

U1さん(仮名)はギョーカイのこともウラの世界のことも、なんでも知ってる。話も行動も、とにかくおしゃれでセンスがイイ。流行り物は知識として得るにとどまり、傾倒はしない。

メインストリームから外した価値観、主流になれなかったものにまつわる歴史的背景などに詳しく、カウンターで隣の席になったりすると、もう、面白くてついつい長話してしまう。

ちょうどレンジファインダーカメラの魅力にハマった頃で、いつかはツァイスやライカのレンズを使ってみたい、といった話をしていたんだと思う。

で、そのときU1さん(仮名)との会話が、
「齋藤さんはライカよりもコピーライカに興味がいくように思うよ」
「ロシアの? ゾルキーとかフェドとか?」
「うん、そう」
といったものだった。

しかしその頃は、新生フォクトレンダーのカタログやカメラ雑誌を見ながら、ツァイスやライカが引っ張ってきた歴史を、後追いすることで手一杯だったので、ロシアレンズの魅力に到達するにはまだ時間を要したのである。

U1さん(仮名)は数年後、向島へ引っ越してしまい、さらに数年後、超ハイクオリティ居酒屋も閉店した。その後U1さん(仮名)とは一回だけ神保町で飲んだ。穏やかな笑顔が印象に残っている。

昨年11月にU1さん(仮名)は亡くなった。闘病のことは知っていたが、まさかこんなに早いとは、と思った。もっと会っておけばよかった。私の中で“遠慮”のような思考がはたらき、会えたのにもかかわらず、会わなかったのだ。

人間関係にはそれぞれ距離感というものがあって、距離感とは絶対ではなく、適度な振り幅があるように思う。その振り幅のいちばん短いところを思い浮かべて、その人が笑って迎えてくれる姿が想像できれば、これはもう、会いに行くべきなのである。

会いたいと思った人には、会いたいと思ったときに会わないと、次に会える保証などないのだ。たとえその人がいま健康でも。


先月、弁護士さんから連絡があった。U1さん(仮名)の相続人が不在のため、親しい友人に入札してもらい、遺品を引き継いでほしいという。そういった経緯で、これらの機材がやってきた。


さて、マニアが最後に行き着く場所。それがロシアレンズ沼だという。人は誰しも、敗戦後のドイツ光学メーカーの興亡を知るにつれ、旧共産圏のオールド・レンズに興味を持つようになるそうな。

それらを活用できるボディは、いずれも前世紀のフィルムカメラだったが、近年、ソニーα7をはじめとするフルフレーム・ミラーレスデジタルカメラが登場。

これらとマウントアダプターを組み合わせれば、メーカーも国境も越えて、あらゆるレンズがオリジナルの焦点距離で使うことが可能になる。そのための機材や情報も急速に充実してきた。で、ますます沼は深く、広くなっているようだ。

大きなカメラバッグを開き、中身を並べる。それにしても、なんとマニアックな! 趣味としての偏りっぷり、さすがU1さん(仮名)! としか言いようがない。キヤノンでもニコンでもなし。α7を核とした完全なるオールドレンズシステム。

大量のマウントアダプターとロシアレンズ、コンタックス用ツァイスレンズ、数本のライカレンズ。そして長らく使ってなかったであろう“コピーライカ”フェド2。しばし眺め、ぼーっとする。オレなんかが受け継いじゃってよかったのかな。せめて、もっとU1さん(仮名)とカメラの話をしたかった。

α7で試し撮りしてみた。

CONTAX プラナー85mm f1.4
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INDUSTAR-22 50mm f3.5
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ミラーレスシステムはカメラのあるべき姿だとは思っていたが、やはり光学ファインダーで構図を決めないと、どうも気持ちが悪い。

理屈では理解しているはずなのに、感覚が受け入れを拒否している。電子ファインダーをのぞいたその先に、現実を感じられないからだ。

しかし、このカメラがU1さん(仮名)の形見だと思うと、墓参りでもしたかのように肩の力が抜けてきて、自然にシャッターを切ることができた。

まあ食わず嫌いせずに、試してごらんよ。と、いうことだね、U1さん(仮名)。


【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
http://tongpoographics.jp/

1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。


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■もじもじトーク[109]
伝統の継承から伝統の発展へ──筑紫書体の魅力(第3話)

関口浩之
http://bn.dgcr.com/archives/20190620110100.html
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こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。

前回と前々回のもじもじトークは、フォントワークスの藤田重信さんが制作し続ける「筑紫書体」のお話をしました。

・文字に潤いと体温を 筑紫書体のコンセプト(第1話)
http://bn.dgcr.com/archives/20190523110100.html

・既存概念にとらわれない未知なる領域へ──筑紫書体の魅力(第2話)
http://bn.dgcr.com/archives/20190606110100.html

今回のもじもじトークは、「伝統の継承から伝統の発展へ──筑紫書体の魅力」をお送りします。

●筑紫アンティークゴシックの衝撃

まずは、こちらの広告をご覧ください。ジャーン!
http://bit.ly/2Xn4NBh

一つ目と二つ目の写真は、テレビコマーシャルを見てて、「おっ、なんだ、このフォントは!?」と気になり、写真を撮りました。

そして、三つ目の写真は、通勤時に電車の中で広告を眺めていたら、「なに、このフォント。ゴシック体なの!?」と気になり、写真を撮りました。

これら広告で使われている文字は、「筑紫アンティークゴシック」という書体です。2015年にリリースされた書体です

このゴシック体が、なぜ、衝撃的だったかというと、「ゴシック体とはこういう書体だよね」と理解していた範囲から、明らかにはみ出ていたからです。今までのゴシック体とは何かが違う……。

ゴシック体の代表選手といえば、「MSゴシック」「メイリオ」「新ゴ」「ヒラギノ角ゴ」あたりですよね。最近では、「游ゴシック」もゴシック体の代表選手に加わりました。

筑紫アンティークゴシックは、それらとは、明らかになにかが違うゴシック体です。

「最近、転校してきた女の子は、美人タイプというわけでなく、かわいいタイプというわけでもない。でも、すごく気になる存在。そして、出会って三日目に恋に落ちました」って感じでした。

書体も同じで、それぞれに素晴らしい個性を持っているのです。好みは人それぞれですが、僕は筑紫アンティークゴシックに恋をしました。

金属活字や写植文字の伝統を継承しつつ、それは単なる復刻や改刻ではなく、新たなる発展を遂げている。

それが筑紫書体なのです。

●藤田さんが丸ゴシックを手掛けるとこうなる

丸ゴシック体といえば、「優しい雰囲気の書体」とか、「かわいい書体」とイメージする人が多いと思います。

詫び状で丸ゴシック体を使うと、「優しい雰囲気になり、嫌われないかも」という意見もありますが、一方で、「お詫びするのに丸ゴシックはふざけている、けしからん」となる可能性もあります。僕は、後者の意見に賛成です……(笑)

それでは、藤田さんが、丸ゴシック体を作るとどうなるのでしょうか。こちらをご覧ください。
http://bit.ly/2MYpkZ7

2010年にリリースされた丸ゴシック体です。今までの一般的な丸ゴシック体と雰囲気が違います。優しさと可愛らしさだけでなく、上品さがあり、伝統も感じます。

筑紫丸ゴシックは、平仮名/カタカナ/欧文記号の雰囲気が異なる2タイプ(Aタイプ、Bタイプ)があります。筑紫A丸ゴシックと筑紫B丸ゴシックです。

筑紫丸ゴシックは、macOS(OS X El Capitanから)にバンドルされた書体ということで、Macパソコンがあれば誰でも使えるようになりました。

コンビニのポスター、食品や飲み物の広告やパッケージの文字に、最近、どんどん使われています。
http://bit.ly/2ILY8Hq

上品さがあるので、使いやすいということもあり、セミナーのスライドで筑紫丸ゴシックを使う人、最近、よく見かけるようになりました。

●現在制作中の筑紫アンティーク丸ゴシック

藤田さんは1年後、2年後にリリースしようと思っている新書体のアイデアを、Twitterで公開しています。みんなの反応を確認しながら、書体制作しているようです。

新製品のアイデアは、普通の企業ではトップシークレットだと思いますが、藤田さんの場合は違います。

アイデアが浮かんだ時に、ササッとIllustratorで文字のアウトラインを描いて、Twitterにアップして、利用者の反応を確かめます。

ユーザーニーズが多様化し、かつ、変化し続ける昨今、このアプローチは、マーケティングの王道だと、僕は思います。

また、リリース計画された書体の試行錯誤の制作過程もアップされています。猫や薔薇も多めですが、文字のお話も、ちゃんと、出てきますよ! 藤田さん
のTwitterは、こちらです。
https://twitter.com/Tsukushi55

現在、開発中の筑紫アンティークゴシックに関する資料、藤田さんから許可をいただき、公開します。
http://bit.ly/2MWfHKc

なんか、すごいでしょ。「七草粥」や「君の友」とか、なんか、びっくりしちゃうでしょ。だけど、その雰囲気にあっています。

筑紫アンティーク丸ゴシックは、1950年代に写研からリリースされた「石井丸ゴシック」や、それ以前の鋳造活字の「五號丸ゴヂツク」のようなふところの狭い書体を、藤田重信流に発展させた新書体なのです。

●筑紫AMゴシックの衝撃

僕が主宰している「筑紫座談会」という名の、8名前後の小規模勉強会があります。

「ブックデザイナーや書体デザイナーだけでなく、普段から書体を使っているグラフィックデザイナーやWebデザイナーやエンジニアなど、現場の方々と意見交換したい」という藤田さんの考えに賛同したものです。

藤田さんが勤務している「フォントワークス」は、僕が勤務している「ソフトバンク・テクノロジー」の関連会社なので、藤田さんが福岡から東京出張があるとき、その前日に行います。すでに6回ぐらい開いています。

藤田さんは、書体制作のヒントを得るために、祖父江慎さん、鈴木一誌さん、鳥海修さんと定期的にお会いしているようです。

第2回「筑紫座談会」の参加者から「フーツラ(futura)に合う日本語がなくて困っている。できないでしょうか」という意見がありました。

藤田さんは、その日、ホテルに戻ってすぐにパソコンを開き、文字サンプルを作ったそうです。それをTwitterにアップしたら、大反響だったのです。

それが、来年リリース予定の書体になっちゃったりするのです。すばらしいですね。ということで、「筑紫AMゴシック」のスライドを掲載します。ジャーン!
http://bit.ly/2WN0JuC

ねっ、すごいでしょ! たしかに、幾何学的なFuturaによく似合うかも!

この書体で書いた「恋するフォーチュンクッキー」を食べたら、恋は、必ず、実りそうですね。そのくらい、この書体にはインパクトがあります。

●文字を作る人、文字を扱う人

やっぱ、文字を作る人って、すごいなぁーー。

一方、文字を扱う人って、デザイナーだと思っていませんか? 実は、そうではなく、もじもじトークの読者の皆さんも、文字を扱う人なんです。

パワーポイント、ワード、keynoteなどで、資料を作ったりしますよね。年賀状や招待状を作ることもありますよね。

そんな時、この書体を作った人はどんな想いで書体制作したのかと妄想したり、今回の案内状は丸ゴシックで組んでみようかなとか、いろいろと試すといいと思います。

でも、Windowsマシンにおいては、搭載書体が物足りないかもしれません。藤田さんが所属するフォントワークスでは、年間1,200円(mojimo-kirei)から使えるmojimoシリーズを販売しています。
https://mojimo.jp/

この価格なら個人でも買える価格帯ですね。


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
関口浩之(フォントおじさん)

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https://mobile.twitter.com/hirogatejp

1960年生まれ。群馬県桐生市出身。1980年代に日本語DTPシステムやプリンタの製品企画に従事した後、1995年にソフトバンク技研(現 ソフトバンク・テクノロジー)へ入社。Yahoo! JAPANの立ち上げなど、この20年間、数々の新規事業プロジェクトに従事。

現在、フォントメーカー13社と業務提携したWebフォントサービス「FONTPLUS」のエバンジェリストとして、日本全国を飛び回っている。

日刊デジタルクリエイターズ、マイナビ IT Search+、Web担当者Forum、Schoo等のオンラインメディアや各種雑誌にて、文字やフォントの寄稿や講演に多数出演。CSS Niteベスト・セッション2017にて「ベスト10セッション」「ベスト・キャラ」を受賞。2018年も「ベスト10セッション」を受賞。フォントとデザインをテーマとした「FONTPLUS DAYセミナー」を主宰。趣味は天体写真とオーディオとテニス。

フォントおじさんが誕生するまで
https://html5experts.jp/shumpei-shiraishi/24207/

Webフォントってなに? 遅くないの? SEOにはどうなの?
「フォントおじさん」こと関口さんに聞いた。
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/04/04/32138/


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編集後記(06/20)

●偏屈映画案内:「バニシング・ポイント」 Vanishing Point

またもや、アメリカン・ニューシネマ、ロードムービーとかいうジャンルである。「イージー・ライダー」が受け身のイメージがあったのに対して、攻撃的で潔いからこっちのほうが好きだな。工事用大型車輌で道路を完全封鎖、パトカー、テレビ局の車輌、上空にヘリも待機。そこへ猛スピードで突っこんで来る白い1970年型ダッジ・チャレンジャー、激突寸前でUターンして走り去る。

パトカーと廃車で封鎖された道路、白い車はまた反転、道路を外れて砂煙をあげて疾走、再び道路に戻る。上空に警察ヘリ。パトカーを含む何台かの車とすれ違う。白い車を運転するのは陸送屋のコワルスキー、コロラド州デンバーを真夜中にスタートして、翌日の15時までにサンフランシスコ着を目指す。そういう賭をしているからだ。まことにわかりやすい、シンプルな設定である。

ハイパワーにターボ仕様、250キロも可能だ。ぶんぶん飛ばす。追いついてきたスポーツカーが競争をもちかけてくるが、わざと接触し笑いながら抜き去る。前方から大型トラックが迫る。避けたスポーツカーは道路脇に落下、裏返しになるがドライバーは怪我なし。パトカー猛追走するも、白い車は州の境界を越える。ここからはネバダ警察のテリトリー。初めて停車し、タバコを吸う。

ところで、彼の運転はものすごく乱暴で、他車との接触もある。新車の陸送でそれはまずいんじゃないのと思っていたが、もしかしたら新車ではなかったのか、よくわからん。それにしてもラフ過ぎる。ネバダ署は、暴走と停止拒否だけでは微罪だが、来たからには逃すものか、必ずとっつかまえると意気込む。作中で示される彼の経歴と回想から、人物像が判明し、切ない気持ちになる。

盲目の黒人DJスーパー・ソウルが、警察無線を傍受したカーチェイス情報をラジオで流し、コワルスキーをヒーローとして煽り立てる。「アメリカ最後のヒーローを追うはかの醜きパトカー黄金の大西部を駆け行くスーパー・ドライバーに2台の凶悪な警察車が迫る危うしスーパーヒーロー捕まったら最後傷つけられレイプされる地上最後の自由な魂の消滅だ逃げろどこまでも〜」とか。

前方から二台のパトカー、彼は道を外れて荒れ地(砂漠)の中を走る。全力で彼をサポートしたがるスーパー・ソウルが、警察の動きをラジオで知らせてくるが、やかましいといって切る。警察からの無線メッセージも切る。砂漠で会った蛇捕り老人の指示で、警察ヘリをやりすごして、謎のコミューンを訪れる(またかい、コミューンとやら)。道路に出る目印を教わり、再び路上に戻る。

イージー・ライダーみたいな若者が来る。彼、エンジェルは唯一の知り合いだった。彼の妻か、ほぼ全裸でホンダにまたがる若い女性がすてき。このビジュアルがこの映画で一番美しい。フラッシュバックで、コワルスキーの過去が少しずつ明らかになる。元ベトナム戦争の兵士、負傷して名誉の除隊、警察官になるが、上司の不正を告訴して敗訴になり解雇。恋人は海で死んでしまった。

ただのスピード狂じゃなかったんだ。「元レーサー 警察を出し抜く」と新聞の見出し。彼が通過するルート上を警察が完全封鎖している。町の人々が待機している。映画の最初のシーンに戻る。しかし、今度は違う。ためらいなく猛スピードで突っこんでくる。コワルスキーはかすかに笑っている。消失点、バニシングポイントとはこのことか。理屈を捏ねない清々しい映画だ。(柴田)

バニシング・ポイント Vanishing Point 1971 アメリカ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079VXXNRJ/dgcrcom-22/


●会いたいときに。/Futuraに合う書体、そういえばないですよね。楽しみ。

/QRコード決済の続き。クーポンやポイントに脱線の続き。どちらも利用しているものの、好きじゃない。仕方なく使っている状態だったが、いまは各社競争中なのと、方式の違うものがいろいろあるのを試していて、ゲーム感覚にはなっている。

クーポンを探すのは面倒。情報は届くけれど、それを見たりするのも面倒。覚えていなければならないのも。頭の隅に残しておくスペースはない。けれど、「それクーポンで無料だったのに」と聞くとモヤモヤした気分になる(笑)。

飲食店でレジの際に、ぐるなびやホットペッパーのステッカーを見て「この値段で納得して食事したからいいけど、なんだかな〜」と思うあの感じ(笑)。スーパーの陳列台に「(特売日にもらえる)クーポンで2割引」と、デカデカと貼られているのを見て、正価で買うと損した気分になるあの感じ(笑)。

帰宅してから、事前に届いていたメールを見て、クーポンの存在に気づいてしまうあの感じ。食材を使い切るほうが節約になる、そっちに頭を使えと思うんだけど、つい(笑)。続く。(hammer.mule)