グラフィック薄氷大魔王[619]日本語IMの不便を克服
── 吉井 宏 ──

投稿:  著者:



何度も書いてきた「日本語IMに移行するぞ! → ATOKに戻しちゃいましたw」のループを断ち切り、なんとか日本語IMへ移行に成功。何に引っかかってて、どう克服したか? について。

577回と重複するところもあるので、合わせてどうぞ。
https://bn.dgcr.com/archives/20180905110100.html


・普通に出てくる単語も登録しておく

なぜか何度変換しても、ちっとも上のほうに上がってこない、いつも使う単語。スペースキー連打が面倒。いつも使うならユーザー辞書に登録しちゃうほうが早い。

・別の読み方で変換

時刻を「10じ35ふん」と打ち込めばちゃんと「10時35分」と変換されるが、「分」だけ打とうとすると、やはりスペースキーの連打になってしまう。

この場合、「ぷん」なら一発で「分」が出る。「ぴき=匹」なども同様。複数の漢字で構成された単語ならすぐ出るけどね。





・ある程度長く打って変換する

どの日本語入力システムでも同じだろうけど、日本語IMも単語ごとではなく文章一本丸ごと変換するとけっこう正確に変換できる。

・ライブ変換をオンオフ

打ち込んでいる最中からどんどん変換してくれる「ライブ変換」は、長文を打つときに威力を発揮する。しかし、ファイル名など短い単語を打つ際は、逆にイライラさせられることが多い。ライブ変換は、こまめにオンオフする方が良さそう。

・かな以外でも登録できる

ATOKで「@=メールアドレス」が出るようにしてたが、日本語IMでは「かな」でしか登録できないと警告が出る。と思ったら、「m」で登録できた。いろいろ使えそう。

・選択方法を確認しておく

単語の途中で変換されてどうにもならなくなり、「ムカーーーッ」。結局、全部消して打ち直してた。これが、衝動的にATOKに戻すことになる大きな原因だった。

ことえり時代から最も使いにくいと思ってたこの部分も、使い方を知った上でちゃんと使えば大丈夫だった。「Shiftキー+左右矢印で選択範囲を移動」できるとかそのあたり。

・きちんと打つ

どっちにしても、変換途中で修正作業が発生しないように慎重に打つ。ミスタッチしないこと。

・連絡先(アドレスブック)連携の問題

Mac標準の連絡先と日本語IMは連携してるらしく、人名を打ち始めると連絡先の名前が出てきてしまう。連絡先の書式は苗字と名前が別なのだが、面倒なので苗字の欄にフルネームで入れてるのがいけないのだ。全部修正した。

・Windows風のキー操作

ATOKの操作が染み付いてるので、「Windows風のキー操作」をオンにしてる。そのため、たぶんことえりや日本語IMの根本的なところまで使いこなすというか、慣れない可能性はあるけどね。

・タイプミスを修正

ローマ字入力の際に、ちょっとミスっても正しい変換候補が出てくる機能。ATOKなんかでは当たり前に使ってたけど、助かる。

・ユーザー辞書のバックアップ

ユーザー辞書のリストを全選択して、デスクトップにでもドラッグ&ドロップすると、「ユーザ辞書.plist」ファイルになる。何らかの原因でユーザ辞書が壊れた場合は、空にしたリストにこのファイルを放り込めばOK。

・変換学習のリセット

変換候補の順番や人名など、変に覚えられてしまって不便に感じたら、気軽に「変換学習のリセット」してスッキリ。

などなど。また思いついたら書きます。


【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com

http://yoshii-blog.blogspot.com/


いろんな事件が続き、有無を言わせぬ強い力で強引に「令和時代」に引きずり込まれた感……。

○吉井宏デザインのスワロフスキー、7月半ばに出た新製品4つ。

・幸運の象 LUCKY ELEPHANTS
https://bit.ly/30RQrqV


・HOOT HAPPY HALLOWEEN 2019年度限定生産品
https://bit.ly/2JZVVcm


・SCS ペンギンの赤ちゃん PICCO
https://bit.ly/2JStbC4


・SCS ペンギンのおばあちゃん
https://bit.ly/2YbmnJ7