LIFE is 日々一歩(106)[コラム]技術書典7にサークル参加した感想&頒布本販売開始!
── 森 和恵 ──

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こんにちは! 森和恵です。「技術書典7」から戻ってきて、ひどい風邪を引いてしまいました。今回は短めのコラムでお届けします。ごめんなさい。

1週間ほど前になりますが、技術書典7にサークル参加してきました。

▼技術書典7 r360study【さ02D】
https://techbookfest.org/event/tbf07/circle/5746451363659776


今回もあっ! という間の時間を駆け抜けました。もしかしたら、これまでで一番短く感じたかもしれません。たくさんの方と出会い、楽しく本を頒布してきました。幸せな時間を過ごせました。

帰宅後すぐにYouTubeライブ配信をして、当日の写真をご覧に入れつつ当日の様子をお届けしました。

▼技術書典7サークル参加報告&プレゼント抽選回






今回こちらでは、ライブ配信で言えなかった、サークル参加の裏話的なものを交えて感想をお話しますね。

●技術書典とは?

『技術書典』とは、技術系の同人誌だけを頒布する同人誌即売会です。技術書典のTwitter公式アカウントでは「技術書典は新しい技術に出会えるお祭り」と位置づけているようです。


2016年にスタートし、今回の開催が7回目でした。サークルリストを見ると、ソフトウエア・ハードウエア・デザイン・科学技術などなど、さまざまな技術本が集結しているのがわかります。
https://techbookfest.org/event/tbf07


『技術季報』という同人誌のPDF版が達人出版会で販売されていて、技術書典のあらゆるデータ(参加人数、本の売れ行き、参加サークルアンケートや詳細なレポート)をみられるので、参加したい方は必見です。
https://tatsu-zine.com/


わたしは、r360studyという名で、技術書典4・5・6・7と4回サークル参加をしていて、毎回、DreamweaverとAdobeXDの機能をピックアップし、操作をしながらそれを学べる冊子を頒布しています。

●今回の参加者の流れ

今回の来場者数は速報値で9700人ということで、前回よりやや少なめの人出だったようです。回を重ねる毎に増えてきて、11時~17時の6時間で1万人規模が参加する大イベントになりましたね。


今回は、2階と3階の2フロアに規模が拡大されたり、時間指定入場券の販売を事前に行ったりと、新しい試みが多い回でした。

そのかいあってか、会場の殺人的な混雑は解消されていて、みなさん安心してイベントを楽しむことができていたような気がします。

巨大な『進捗神社』が3階に登場したのをみたときは、今回はブースが広くなったんだなぁと実感しました。


ただ、新しい試みにはつきものの不備もあったようです。一般の方に迷惑をかけないようにと、2階から3階の移動を階段に限定したことで、細い階段に人が滞ってしまい、場所を移動するだけなのに待機列ができていました。

また、その階段が奥まったところにあったために、階段が見つけられない人もかなりいたようです。

わたしも、階段が見つけられず迷い、待機列を並んでやっと3階にあがったのですが、3階は思ったほど混雑していなくて拍子抜けしたものでした。

サークル参加している立場でみると、規模が拡大されてサークル数が増えたのに、来場者数がそれほど増えていないために人がばらけてしまい、1サークルあたりに訪れる人が減ったという印象でした。

わたしのサークルの売り上げは、前回とほぼ同じでしたが、期待したほどの頒布数が見込めませんでした。

減少にはいろいろな理由が考えられますが、理由のひとつに「ついで買いする人」が減った、というのがあるのではないでしょうか?

サークル数が増えて、回遊する面積も広くなったことで、来場者が回りきれなくなってしまい、「指名買い」以外の購入をせずに終わってしまったのでは? と思います。

閉会間際にサークルをざっと見渡したところ、完売しているサークルがとても少なかったことをみても、1サークル毎の平均頒布数は下がったのでは? とみています。

規模が大きくなったので、たくさん売れるだろう……という単純な図式ではなく、競争相手も増えたというふうに解釈する必要があったかもしれませんね。

●今回の反省

今回の技術書典の規模の拡大をみて、いつもよりもうちょっと数がでるかな? と思って刷りすぎました……。

『Dreamweaverでサクサク進む、WordPressテーマ作成』と『Adobe XDアニメーションレシピ』が、共に残り50冊ずつという結果になってしまいました。

頒布数はそれほど変わってなかったので、期待値が大きかったということもあるでしょうけれど、事前の告知をかなりがんばってやれたし、情報が露出しているのに売り上げが変わらなかったというのは、単純に頒布本のテーマと技術書典に参加する方の、ニーズがマッチしてなかったのが原因ではと思います。

残してしまったとはいえ、自分が気になるテーマをしっかりとまとめる機会が持てたのは、とてもよかったなと思います。

自分が推してることをまとめて、手で直接欲しい人に販売するというのは、技術書典ならではの醍醐味ですね。

次回は、ノンデザイナーの方に向けたデザイン本を書こうかなと思っています。

デザインルールっぽい本はたくさん出回っているので、読みながら操作を進めていけば、ポスターなりチラシなり、なにか役に立つものが作れちゃう! みたいな本がいいかなと思っています。

ということで、今回はここまで。

最後になりましたが、まとまった冊数が手元に残りましたので、今回こそ通販を行います。
https://r360study.booth.pm/


サイトにて、どちらも限定50冊販売中。追加はしませんので、欲しいなと思う方はお早めにぜひ。

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)


【森 和恵 r360studio ウェブ系インストラクター】
mail:r360studio@gmail.com
サイト:http://r360studio.com/