[4882] 鼻毛の話 の巻◇夢のようなフォントイベントが実現した日

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《楽しくなければセミナーは成立しない》

■わが逃走[247]
 鼻毛の話 の巻
 齋藤 浩

■もじもじトーク[116]
 夢のようなフォントイベントが実現した日
 関口浩之




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■わが逃走[247]
鼻毛の話 の巻

齋藤 浩
https://bn.dgcr.com/archives/20191017110200.html

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最近、白髪が増えた。頭髪よりも鼻毛に白髪が増えてきたのだ。当初は数本程度だったが、その比率はあれよあれよという間に30%、50%を超え、いまや70%に近づく勢いである。頭髪に比べると、ものすごい白髪率といえよう。

ちなみに、耳毛も生えてきた。いや、厳密にいえば耳毛は誰でも昔から生えているものだが、最近気づくと、太くて黒いヤツが長く伸びていることがある。

抜いて、10倍のルーペで確認してみた。どうやら耳毛はカールする傾向にあるようだ。それに対し、鼻毛はストレートに勢い良く伸びる。同じ毛、しかも近所に生える者同士なのに、なぜここまで違うのだろうか。

耳毛はさておき、同じ鼻毛でも、白髪と黒いのとでは性質が違う。黒鼻毛がしなやかでハリのある質感なのに対し、白鼻毛は硬質なのである。ゴムチューブとハリガネくらい違うのだ。なので、白い奴が伸びてくるとツンツンと反対側の壁をつつくので、すぐにわかる。

鼻から鼻毛がはみ出ているとカッコ悪いが、たとえはみ出てなくても、鼻の穴の中にびっしりと密生しているのもカッコ悪い。いや、カッコ以前に見る者に軽い衝撃を与えてしまうようだ。これは人としての信用にかかわってくる。

幸いなことに私の頭髪の密度は高い方だ。すなわち毛穴の数が多い。密度の法則が鼻にも適用されたらしく、その内壁は、ジャングルそのものである。密林は蒸し暑く、苦しい。こんなところで旧日本軍は戦ったのかと思うと、戦争など愚行でしかないと確信する。

白髪と長いヤツと、はみ出てるヤツだけ抜いてみた。するとどうだろう、鼻毛のほとんどがなくなってしまった。抜きすぎも不自然といえなくもないね。

それはまあいいとして、抜いた鼻毛を並べてみた。白いヤツ、黒いヤツ、中にはグラデーションのものまである。ただの鼻毛であるが、ここまでの数とバリエーションがあると壮観といえよう。

さて一本の鼻毛が机の上にあったとしよう。ほとんどの人は見て見ぬふりをする。そのうち風に飛ばされるなどして、何処かへ消えてしまうからだ。そういうものなのである。そういうもの、というのがいわゆる日常。

ここへ、同じ鼻毛でも「無視できない鼻毛」という存在が確認される。それが「非日常」なんだと思う。日常を非日常にするのは実はそんなに難しいことではない。

最も容易なのが(1)増やすこと、そして(2)巨大化させることである。

風が吹けばなくなってしまうようなものを、ひたすら集めて、ペットボトル一本にぎっしり詰めて、それを持った男がこちらに向かってきたら?

それを見せつけられた者は、おそらくその印象が脳裏に焼きつき、トラウマになるほどのショックを覚えるのではないか。

また、地表を突き破り、曳舟あたりに600メートルを超える高さの黒い巨塔が生えてきたら? スカイツリーラインも伊勢崎線に戻るくらいの大事件となるはずだ。映画だと、「鳥」や「ゴジラ」なんかがそれに相当する。これらは「日常における非日常」である。

では、「非日常における日常」とは?

軸足を相手方に移し、相手の立場で日常を語ればいい。レクター教授が怖いのは、彼は彼の日常を過ごしているにすぎないからなのか。

たとえば、戦争末期、人も物資も尽き果てた旧日本軍は、大真面目にマツヤニで飛行機を飛ばす研究をしていたと聞く。そんなコトしている時点でもうダメだろう、と普通なら思うはずなのだが、このヒトたちはそれをひたむきに続けていた。

異常も、日々続くと、正常になる。

とは80年代の名コピーだが、自分が狂気側で日常を過ごしていただけだった。気づかずに! ということが、案外あるのかもしれない。

並べた鼻毛を眺めながら、そんなことを考えた。


【さいとう・ひろし】
saito@tongpoographics.jp
http://tongpoographics.jp/


1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。


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■もじもじトーク[116]
夢のようなフォントイベントが実現した日

関口浩之
https://bn.dgcr.com/archives/20191017110100.html

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こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。

今回のもじもじトークは、「夢のようなフォントイベントが実現した日」をお送りします。

●FONTPLUS DAY セミナー Vol.21「中村書体と筑紫書体」

10月9日(水)と10日(木)の2日間、『FONTPLUS DAYセミナー Vol.21[中村書体と筑紫書体]~中村征宏さんと藤田重信さんをお招きして~』を開催しました。

FONTPLUS DAYセミナー Vol. 21 夜の部
https://fontplus.connpass.com/event/146103


FONTPLUS DAYセミナー Vol. 21(再演版)昼の部
https://fontplus.connpass.com/event/146104/


書体とデザインにまつわるイベント「FONTPLUS DAYセミナー」は、年6回開催しています。なので、今年で4年目になりました。おぉ、もう、そんなにやっているのか……。

今回、FONTPLUS DAYセミナーとしては、初めて、連日講演やりました。2DAYSにしたのは、こんな理由があったからなのです。

・「ナール」や「ゴナ」を設計した中村征宏さんの東京講演は15年ぶりなので、ひとりでも多くの人に聞いてほしかった。
・中村さんは愛知県一宮市に在住、藤田さんは福岡県に在住なので、なかなかお招きできない。
・1日開催だと、すぐに定員に達してしまう。
・中村征服さんにとって、久しぶりの東京なのでゆっくり楽しんで欲しかった。
・セミナールームが連日で確保できたから。
・ナール、ゴナ、筑紫書体が好きだから。

「FONTPLUS」というWebフォントサービスを立ち上げた8年前から、僕が大好きな「ナール」書体を制作した中村征宏さんを、東京にお招きしてセミナー開催したかったのです。

ナール・ゴナに関することは、「もじもじトーク[59]ナール、ゴナという書体、知ってますか?/関口浩之(2017年03月23日)」をご覧ください。
https://bn.dgcr.com/archives/20170323140100.html


中村さんは、2004年12月に女子美術大学相模原キャンパスで、「タイポグラフィ・タイプフェイスのいま」というシンポジウムで登壇されました。東京での講演は15年ぶりと書きましたが、15年前は東京ではなく、神奈川県相模原市でした。

さらに、正確に言えば、中村さんの東京での講演は8年ぶりでした。2011年7月に東京ビッグサイトで開催された第15回電子出版EXPOに、中村さんが3日間、講演されました。司会は杏橋達磨さんでした。

写研が動いた日(後半)/亮月写植室より
http://ryougetsu.net/report_shaken2011_2.html


「写研、フォント開放の試みを始めます」のメッセージに衝撃が走ったことは、今でも、しっかり記憶に残っています。

写研が動いた日(前半)/亮月写植室より
http://ryougetsu.net/report_shaken2011.html


そして、一昨年の2017年2月に、上田寛人さんが主宰している「和文と欧文」にて開催されたイベントで、初めて、中村さんとお会いすることができました。

看板文字と中村書体─ナールとゴナと中村書体
https://www.wabun-oubun.net/event_info/archives/241/


さらに、今年4月に名古屋意匠勉強会「ナルホ堂」主催(powered by FONTPLUS)で、中村さんの地元、愛知県で登壇いただいたのです。

FONTPLUSはナルホ堂と「中村書体と筑紫書体講座」を共催
https://fontworks.co.jp/news/archives/343


その流れで、うちの会社のセミナー会場で、中村征宏さんと藤田重信さんをお招きして、二日間で約140名が参加するイベントが実現したのです。

イベントでは、中村さんが1960年代に描いたテレビのテロップ文字の原字、ナールの第1回石井賞のコンテスト応募の時の、原字等の展示も行いました。

中村さんがお話された時は、会場の空気が澄みきった感覚を覚えました。中村さんの真摯で真面目で、優しさと愛情を感じる1時間のお話でした。

当日の様子は、ツイッターまとめと、伊達千代(すも)さんのブログを掲載しますので、ご覧ください。

FONTPLUS DAYセミナー Vol. 21 ツイッターまとめ
https://togetter.com/li/1415234


[中村書体と筑紫書体]レポート/フォントかるたNote
http://bit.ly/32hdMTT


ということで、夢のようなフォントイベントが実現したのです。中村さん、そして参加者のみなさん、参加したくても参加できなかったみなさん、ありがとうございました。

● FONTPLUS DAYセミナーを振り返る

今年で4年目ということで、今までのFONTPLUS DAYセミナーを振り返ってみました。

そうそう、まわりの人から、「毎週末、出張が多くて大変ですね」とか、「80〜100名のイベント主催、大変そうですね」とか、「いろんなところに出没してるけど、各都道府県にひとりずつ、フォントおじさんがいるんじゃないか?」とか、お声掛けいただいてます。

でも、忙しいのはイベントではなく、日々の業務なのです。おかげさまで、「FONTPLUS」は数万サイトでご利用いただいております。なので、日々、かなり忙しいです。

なので、フォントイベントを主催したり、全国のセミナーでフォントをテーマとしたセッションに出演しているのは、息抜きなのです。体力的には、楽ではないですけど……。

あっ、ぶっちゃけ話を書いてしまった。うちの会社の人が、この記事を読んでないことを祈ってます(笑)

企業が主催イベントをする場合、通常、その会社の製品を紹介したり、セールスの香りがするイベントが多いと思います。

でも、FONTPLUS DAYセミナーでは、第2部が始まる冒頭5分間だけ、協賛企業の紹介をしています。その5分間の中の1分ぐらいが、自分の製品のPRタイムです。

内容の濃い、FONTPLUS DAYセミナーを長く継続すること自体が、サービスにブランディングになるのではないと思い、そんな形で、毎回、運営しています。

●セミナーを主催するモチベーション

参加する人が楽しくなければセミナーは成立しません。登壇者も楽しくなければ良いセミナーになりません。主催する側も楽しくなければ、長続きしません。

長続きしているモチベーションは、これら3要素のバランスがとれているからだと思っています。忘れがちなのは、とくに3番目だと思います。

「楽しい」の定義は、人それぞれだと思います。「心地良かった」「ためになった」「刺激をうけた」「腑におちた」「大好きな人の話が聞けた」「知り合いが増えた」「登壇した」「質問した」などなど、なんでもいいのです。

そして、主催者も楽しんでいいと思うんです。それは、手抜きすることではないのです。まだまだ登壇をお願いしたい方が、たくさんいるので、あと数年は、FONTPLUS DAYセミナーを年5〜6回の頻度で開催したいと思っています

僕は、基本的に、自分が大好きな人に登壇をお願いしています。過去にその人に会って話をした際に、「この話は楽しくタメになる」「自分だけ聞くのはもったいない」「みんなに聞かせたい」「とりわけ、ウェブの人に、この講義を聞いてもらう機会を作ったら楽しそう」と感じることが多いのです。

それが、トリガーになって、素敵な方々に登壇をお願いしているのです。過去にFONTPLUS DAYセミナーに登壇された方々は、ウジトモコさん、タキ・オノさん、藤田重信さん、片岡朗さん、副田高行さん、大里浩二さん、樋口泰行さん、佐藤好彦さん、祖父江慎さん、小林章さん、筒井美希さん、今田欣一さん、木龍歩美さん、越智亜紀子さん、本多育実さん、akira1975さん、山田和寛さん、フォントかるた制作チーム(せきねめぐみさん、伊達千代さん、星わにこさん、横田良子さん)、河野三男さん、中村将大さん、山本太郎さん、カワセタケヒロさん、宮後優子さん、土井遼太さん、名久井直子さん、正木香子さん、大石十三夫さん、中村征宏さん、他の皆さまです。

セミナーテーマである「書体とデザイン」にふさわしい皆さまだなと、改めて感じました。

では、次回のFONTPLUS DAYセミナーの告知をしちゃいますね。

■FONTPLUS DAYセミナー Vol. 22
[Typography─A Manual of Design 日本語訳版 発売記念]
~白井敬尚さんをお招きして~

2019年11月8日金曜 19:00〜21:30(受付開始 18:30)
※FONTPLUS DAYセミナーの開催日は基本的に水曜日ですが、今回に限り、金曜日開催となります。お間違いのなきよう、お願いします。
※セミナー募集開始は、10月18日(金)15時を予定してます。
※参加費は無料。先着順。定員100名。

書籍の発売は11月上旬のようです。書籍が発売された直後の、発売記念セミナーです。

Typography─A Manual of Design|タイポグラフィ─タイポグラフィ的造形の手引き
https://www.borndigital.co.jp/book/15292.html


では、また、2週間後にお会いしましょう。


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
関口浩之(フォントおじさん)

Facebook
https://www.facebook.com/hiroyuki.sekiguchi.8/

Twitter @HiroGateJP
https://mobile.twitter.com/hirogatejp


1960年生まれ。群馬県桐生市出身。1980年代に日本語DTPシステムやプリンタの製品企画に従事した後、1995年にソフトバンク技研(現 ソフトバンク・テクノロジー)へ入社。Yahoo! JAPANの立ち上げなど、この20年間、数々の新規事業プロジェクトに従事。

現在、フォントメーカー13社と業務提携したWebフォントサービス「FONTPLUS」のエバンジェリストとして、日本全国を飛び回っている。

日刊デジタルクリエイターズ、マイナビ IT Search+、Web担当者Forum、Schoo等のオンラインメディアや各種雑誌にて、文字やフォントの寄稿や講演に多数出演。CSS Niteベスト・セッション2017にて「ベスト10セッション」「ベスト・キャラ」を受賞。2018年も「ベスト10セッション」を受賞。フォントとデザインをテーマとした「FONTPLUS DAYセミナー」を主宰。趣味は天体写真とオーディオとテニス。

フォントおじさんが誕生するまで
https://html5experts.jp/shumpei-shiraishi/24207/


Webフォントってなに? 遅くないの? SEOにはどうなの?
「フォントおじさん」こと関口さんに聞いた。
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/04/04/32138/



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編集後記(10/17)

●偏屈BOOK案内:川口拓「都市型災害を生き延びる サバイバルプラン」

禍々しい真っ黒なカバー、白抜きのタイトル「サバイバルプラン」が頼もしい、ような気がする。筆者は「一般社団法人危機管理リーダー教育協会」代表理事である。同協会の理念は「〈狩りの仕方〉ではなく、〈狩りの教え方〉を伝える。」だという。日常の「いざ」に備える知識、技術を伝える危機管理リーダーを養成する組織らしい。でも、現代社会において「狩り」とは何だろう。

筆者はカナダやアメリカで雪山登山、ロッククライミング、野外教育法、ネイティブ・アメリカン古来の伝承、大地と共に生きるサバイバル技術などを学んだ。ネイティブ・アメリカンの教えに、「誰かに狩の仕方を教えれば、その人ともう何人かは生きてゆけるだろう。その代わりに狩の仕方の〈教え方〉を教えれば、きっと彼の部族全体が長い間生きてゆけるだろう」とある。

さらに自衛隊危機管理教官、自衛隊サバイバル教官でもある。この本では、自然界におけるサバイバルではなく、都市生活者が遭遇する災害時のサバイバルについて、基本的な考え方を示す。よくある一般的な災害対応マニュアルではない。災害時の都市が砂漠なみに厳しい環境であること、さらに自然にない固有のリスクがあることを教えられた。なんと、リスクの正体は「人」である。

「災害時に厳しい状態が長く続くと暴徒化する人々が現れることは、専門家の間では半ば常識になっている」という。震災時にデマが流れるのを、我々はすでに体験済みだが、まだピンとこないのが「暴徒化」である。食料を強奪されたり暴行を加えられたりすることを防ぐため、他人を避けることをすすめる。インフラが失われた都市では、見知らぬ他人の存在は大きなリスクになる。

レスキューの世界では「セルフレスキューファースト」が常識である。他人を助けるよりも、自分を助けることが優先されるということである。えっ、レスキューなのになぜ? と思ったが、これは共倒れを防ぐための方策である。相手を助ける最低条件は、救助者が生きているということである。相手を助けようと無理をして、自分の命を落としてしまうという事態を否とする考え方だ。

サバイバルでも常に「セルフレスキューファースト」を意識すべきである。自分を優先的に救ったことで余裕が生じれば、それは他人を助けるために使える。大災害のもとで性犯罪を防ぐのは簡単ではない。管理や監視といった「互助」の整備がされていない場合はなおさらで、自分自身を守るスキルが必要になる。

災害後に発生する犯罪(的行為)は、大別して二種類になる。水や食料の強奪などの「生きるための」行為。もう一つは、生存の欲求には基づかない刹那的な自暴自棄による行為だ。避難所でのレイプなどが相当する。世界的には、災害後にはまず第一に、治安の悪化に備えることが常識になっている。

自然災害や交通事故、犯罪、危険な野生動物との遭遇、暴漢の襲撃など、襲ってくる危機は多様である。そんな時のためにこそ、覚えておくべき行動指標がある。サバイバルの基本として世界的に知られる「S・T・O・P」である。Stop(止まる)Think(考える)Observe(観察)Plan(計画)の頭文字をとったものだ。その場でじっとして安全を確保し、冷静に状況を判断してから行動せよ。

PlanはActの意味で使われることが多い。おそらく語呂合わせ的な収め方で、「生き延びるために計画し、行動を開始する」と捉えてもいい。プロはSからPまで7秒だという。しかし、一般人は何もできないことをプロの筆者は承知している。だったら、大見出しで「生死を分ける『7秒』」とするのはおかしいのだが、これは編集上の見出しつけの都合だろう。一応、記憶しておくといい。

空気がある所で、体温を奪われないようにし、飲める水があれば、まったく食べなかったとしても、人間は3週間近く生きられる。体調が普通で無傷の場合。サバイバルでは安全のため注意深くゆっくり動き、ゆっくり考えるよう心がける。それまでに救助が来るだろう。筆者が代表を務める組織のPRみたいな感じもする「災害時の考え方」の本、〈教え方〉を教える本、であろう。(柴田)

川口拓「都市型災害を生き延びる サバイバルプラン」2019 イースト・プレス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781618111/dgcrcom-22/



●勉強会続き。先生は、変数名・関数名にセンスが出る、ともおっしゃられていた。わかりやすいネーミングにできれば、ミス回避に繋がり、数年後に見返すことがあってもすぐに理解できる。他人が修正することになるかもしれない。

これHTMLのclass名、id名でも同じなんですよね。超忙しい時は適当な名前をつけがち。

更新を引き継いだら、ローマ字で記載されていて、普段使うローマ字ルールと違うため、スペルミスしないように苦労したことも。「f」と「h」、「y」と「h」など。英語でもスペルミスがあったら、修正するかどうか迷ったり。

「変数名 センス」で検索したら、ダサい問題、カンニングペーパー、ネーミングツールが出てきたわ。(hammer.mule)

変数名ダサい問題
https://se-log.blogspot.com/2019/03/variable-name-out-style.html


プログラミングで変数名や関数名のネーミングに迷ったときに便利なカンニングペーパーまとめ
https://nelog.jp/programming-words


codic プログラマー・システムエンジニアのためのネーミングツール
https://codic.jp/

チームでも使えるんだって

ヘボン式の変種
https://green.adam.ne.jp/roomazi/hebonsikimodoki.html


Nuxt.jsについて社内研修会を行いました。
https://www.t-web.co.jp/blog/nuxtstudy/