[4883] 世界の片隅方面、鉄道大混乱からのサバイバル

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《よし、逃げよう。》

■ Otaku ワールドへようこそ![315]
 世界の片隅方面、鉄道大混乱からのサバイバル
 GrowHair




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■ Otaku ワールドへようこそ![315]
世界の片隅方面、鉄道大混乱からのサバイバル

GrowHair
https://bn.dgcr.com/archives/20191018110100.html

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逃げよう。地球史上最大級などとも言われる台風19号が日本に接近している。10月11日(金)、私は落ち着かず、仕事の合間に何度もネットのニュースを見に行った。

渦巻きがデカい。進路が多少ブレたところでもはや大差なく、1,000ヘクトパスカル以下の低気圧の、丸い領域が東京から大阪まですっぽり飲み込むのは目に見えている。

1959年の伊勢湾台風では3,000人以上もの方々が亡くなっている。言っては不謹慎かもしれないが、今度の台風で犠牲者の数がゼロで済むとはとても思えない。あと1日の命だって人がきっといるはずなのだ。虫の知らせみたいなやつ、来ないのだろうか。

予感虫は来なくたって、台風自体はあらかじめ来ると分かっているのだから、それが来て死んでしまうというのは、なんともやりきれない。みんな、どうなの?

(1)ヤバいかも、と思っている
(2)特に根拠はないが、自分だけはぜったい平気と思っている
(3)サーフィン日和だ海へ行こう
(4)台風が接近していることを知らない

私は(2)だけど。そういうのを「正常性バイアス」と呼ぶのか。あいつ楽観したな、とか遺影の前で言われてはおもしろくない。そうでなくても、停電になって何もできなくてじっとしているのもつまらない。よし、逃げよう。

東海道新幹線は翌日、計画運休するともう発表されている。逃げるなら今だ。小さくなりながら、小声で「お先に失礼します」。3:30pm

●激混み、ベタ遅れの東海道新幹線

帰る前に、当日の宿だけは「旅の窓口(楽天トラベル)」で予約を入れておこう。2泊することになるのはほぼ確実だが、2泊目のことは1泊目に考えよう。

逃げるなら博多あたりまでとは思ったが、時間的に厳しい。それに、博多だと空室があまり残っていないし、あっても1泊2万円とかだ。う、ひょっとして、みんなおんなじこと考えてる?

岡山によさげなところが見つかったが、「残り1室」と表示されていて、他と比較検討しているうちに満室になった。こういうときは、迷わず、瞬間的に決断すべきだよなぁ。

広島で「東横イン駅前大橋南」の予約が取れたのが3:08pm。6,400円。東横インは日本全国そこらじゅうにあって、値段が比較的安めな割にはそんなに悪くない。セルフサービスの簡単な朝食がつくし、ロビーにパソコンが置いてあるのもよい。予想がつきすぎてつまらないけど、安心は安心だ。

避難が目的なら、着の身着のままでというのが筋だ。しかし、筋に逆らい、いったん帰って、すね毛を剃り、ヒゲを三つ編みにして、セーラー服を着る。変身! B面からA面へ。学童疎開。

中央線上り快速電車は定刻通り、18:58に東京駅に到着した。私は東京駅から東海道新幹線に乗るとき、指定席券を買うことはまずない。どの列車も16両編成で、のぞみは先頭1~3号車、ひかりは1~5号車が自由席車両になっていて、曜日や時間帯によらず、たいてい座れるのだ。もし満席だったら、一本、見送ればよい。乗る列車をあらかじめ決めておかない。

のぞみの場合、○○号のところが1~2桁の列車はすべて博多行き、100番台のはたいてい岡山または広島行き、200以上のはたいてい新大阪行きだ。

博多行き最終ののぞみ59号は、18:50にすでに出ているはずだ。広島行きののぞみはあと3本ある。

  19:10 東京 - 23:08 広島、のぞみ125号広島行
  19:30 東京 - 23:32 広島、のぞみ127号広島行
  19:50 東京 - 23:55 広島、のぞみ129号広島行

これらをそれぞれ、X列車、Y列車、Z列車とここでは呼ぶことにしよう。

東京駅の在来線の構内で駅弁を買って行こうと思っていたら、すべての種類が売り切れていた。

在来線構内から新幹線構内に入る改札口がすっと通れない。向こう側がごった返しているのだ。あ、そうか。翌日は終日運休するとすでにアナウンスされているのだから、当然、しわ寄せはここに来るわなぁ。

明日の予定を繰り上げた人、私のように避難する人。ビジネスマンふうの男性が圧倒的に多い。セーラー服姿の男性は、自分以外に見当たらない。

広島まで行くあと3本ののぞみは、いずれも16番線から発車する。16&17番線ホームへの階段が人で埋め尽くされ、ほとんど進んでいかない。

タイミングとしてはX列車に乗れるつもりでいたのに、19:10の発車時刻までにホームに上がれる見込みがほぼゼロだ。ホームに上がっても、人がぎっしり詰まっていて、1号車の乗車口の位置まで進めない。

あれ? まだ入線すらしてないとか? 19:23になってやっと入線してきた。上り列車が到着しても、降りてくる人はほんのぱらぱらで、ぎっちぎちの人混みを縫い分け縫い分け下り階段に向かっていく。折り返し運転のため車内清掃があり、すぐには乗車できない。

19:40乗車開始。乗る時点で、すでにY列車に乗る人の列ができていた。1号車6番B席に座れた。左側3列席の真ん中。ほぼ最後の一席だった。通路が立つ人で埋め尽くされる。19:50に発車した。40分遅れ。

品川駅と新横浜駅では、ホームに人がたくさんいるが、ほぼ誰も乗れない。遅れは60分に拡大。新大阪到着は、21:37の予定が22:55になっていた。

78分遅れ。通路に人が立っている状態は岡山駅まで続いた。こんな状況をあたりまえのように受け入れて、我慢している日本人、ちょっとすごいと思った。

岡山駅と広島駅との間には、新倉敷、福山、新尾道、三原、東広島の5駅がある。X列車とZ列車は福山駅にのみ停車、Y列車はすべて通過となっている。通過駅で降りる人は、こだまに乗り換える必要がある。

  21:32 新大阪(始発)- 23:44 広島、こだま767号広島行
  22:02 新大阪(始発)- 23:57 三原、こだま769号三原行

X列車からは新大阪駅で広島行きこだまに乗り継ぐことができる。Y列車からは姫路駅で、Z列車からは岡山駅で三原行きこだまに乗り継ぐことができる。

ところが、この日、こだまは順番を入れ替えて先に発車していて、X列車からは福山駅で三原行きこだまに乗り継ぐことができるけれども、Y列車とZ列車からは新大阪以遠、どのこだまにも追いつけない。

このままだと、もともとX列車から広島行きのこだまに乗り継いで、東広島駅で降りる予定だった人が、その駅にたどり着けなくなる。X列車が東広島駅に臨時停車して解決した。

Y列車はおそらくもともとの予定通り、岡山駅から広島駅まで全駅を通過したのであろう。Z列車はもともと福山駅だけに停車する予定だったところ、もともと着けない東広島駅を除く、全駅に臨時停車させたのではないだろうか。

X列車は94分遅れで0:42に広島駅に到着した。ホーム上の電光掲示板にはあと2本の到着予定が表示されており、Y列車は70分遅れ、Z列車は100分遅れの見込みと表示されていた。23:55から100分遅れたら、1:35か。

広島駅前の暗いエリアは路面電車の駅だった。遠回りして、道を渡る。居酒屋が何店舗も入っているビルがあり、まだ営業している。そのさらに先にコンビニが見える。セブンイレブン広島松原町店。1:02am。

晩メシがまだだった。洋食ミックス弁当、ねぎ塩チキンのサラダ、お茶、赤ワイン、おつまみ。2,227円。Suicaで決済。

雨は降っていないが、風が強烈だ。人気(ひとけ)がほとんどないからいいけど、両手がふさがった状態で短いスカートはヤバい。

パソコンを持ってきている。立ち上げようとすると、AC電源が見当たらない。あれ? 8月30日(金)に東岡崎から帰ってきて以来、触っていなかったはずなのだが。ひょっとして、帰りの新幹線の車内に置き忘れて来ちゃったのか? ほぼ100%充電されているけど、これを使い切ったらどうにもならないぞ。

会社を出る前、香川県丸亀市に住んでいる中俣保志氏(香川短期大学生活文化学科教授)とFacebookメッセージを軽くやりとりしていた。「週末のご予定はいかがですか」「いつの週末?」「今の週末ですが」。もし私が行くなら、予定を調整してくださるとのことで。

中俣氏とは、2017年9月9日(土)、10日(日)に京都府立大学で開催された『アーカイブサミット 2017 in 京都』でお会いしている。

2018年12月9日(日)、私は高知から帰るために下記の列車に乗っていた。ディーゼル特急は関東近辺ではどこにも走っていない。

  10:13 高知(始発) - 11:59/12:00 丸亀 - 12:40 岡山、特急南風10号岡山行

先頭3号車自由席右側窓際12番D席。丸亀駅に停車したとき、中俣氏はホームまで来て、弁当を差し入れてくれた。ひもを引くと温められる仕掛けになっている鶏弁当だった。丸亀というとうどんが有名だけど、「一鶴」というお店の骨付き鶏も名物なのだとか。

文学に詳しい中俣氏に、文学研究の方法論についてお聞きしたいことがあったのだが、なかなかお会いできる機会が作れずにいた。広島の東横インに到着してから、丸亀駅の近くのホテルを予約した。1:47am。

一番のハードルは、翌日、広島から丸亀までたどり着けるかだ。列車がまともに走るかというのもあるが、風速が秒速20メートルを超えると瀬戸大橋が通行禁止になってしまうのが、一番心配なポイントだ。強風が終日収まらなかったら、四国に渡る手段がなくなる。

●世界の片隅みたいなところで立ち往生

10月12日(土)、1階で朝食をとる。雨は降っていないが、風が強烈だ。窓の外、目の前の街路樹がけいれんするようになびいている。交通整理のおじさんの旗が、ばたばたばたばたはためいている。

下記の列車に乗るつもりで広島の東横インをチェックアウトした。

  10:03 広島 - 12:42 尾道、呉線・山陽本線快速瀬戸内マリンビュー尾道行

11月30日(土)までの土休日のみ運転する臨時列車だ。その経路は全線電化されているはずなのに、気動車を走らせるようだ。これはぜひ乗りたい。

乗る予定の列車の4本前の呉線の列車は9:14に広島駅を発車しているはずなのに、9:50時点でまだ停車している。10:04に50分遅れで発車した。山陽本線も、40分遅れで発車したり、行先を変更したり、発着番線を変更したり、運休したりと、もともとのダイヤとかけ離れた運行状況だ。芸備線はマイペースで淡々と定刻運行している。

予定の列車はどうなるのかと駅員に聞くも、まだ決定していないという答え。

ふと気がつくと、えんじ色の三角スカーフをしていない。あれ? いつの間にか風で飛んでいっちゃったのか? いやいや、そもそもした覚えがないぞ。ホテルの部屋に置き忘れてきちゃったのか。

徒歩5分くらいの距離だが、そこをあえてタクシーで行く。待たせておいて、フロントへ。まだ部屋を掃除してなく、フロントの人が見にいってくれた。スカーフ、出てきた。同じタクシーで広島駅に戻る。11:08am。720円。Suicaで決済。

乗る予定だった10:03発は運休が決定したと知らされる。最初っからあきらめていれば、もっと早い列車に乗れたけれど、その場合はスカーフを失うところだったわけで、ラッキーだったとも言える。

これに乗った。

  10:40 広島(始発)- 11:53 広、呉線広行

山陽本線から直通してきて、72分遅れで11:52に発車した。呉線は広島駅から3つめの海田市駅で山陽本線から海側へ分岐し、呉駅、広駅などを経て、三原駅で再び山陽本線と合流する。札幌駅を札駅と略したり、名古屋駅を名駅と略したりするけれど、広島駅を広駅と略したら混乱を招く。

いっそのこと呉線をあきらめて、素直に山陽本線で岡山に向かう手も考えられたが、そうとう混雑していて乗る気がしない。西条で開催予定の「酒まつり」に行く人たちか。呉線からの海の景色にも気持ちがしがみついている。水尻駅の向こうの海、ウィンドサーフィンの帆が3つぐらい見える。

11:22吉浦駅発の予定が、約68分遅れで12:30ごろ吉浦駅に到着。この駅で運転を見合わせるとアナウンス。軌道内に土砂が流入したと。土・砂・が・流・入! どしゃっとな。

運転再開は14:00以降になる見込み、と。ほとんどの人がさっさと列車を降りて、どこかへ消えていった。しばらく経って、改札口で駅員に聞くと、土砂が流入したのは、広島 - 吉浦間のどこかで、除去はすでに済んでいるとのこと。しかし、運転再開は15:00ごろになる見込みとのこと。

駅のすぐ前を並走する道を呉行きのバスが走っていて、休日の運行予定は30分に1本ほどだという。1:25pmごろ、バス停に行ってみると長い列ができていた。

もしかして、呉線が止まるのって、日常茶飯事なの? みんな、あたりまえのように対処のしかたを心得ておられる。この世界の片隅で電車が止まったことなどニュースにもならない。

予定だと、次のバスは13:33に出ることになっている。すぐ後ろに並んだおばちゃんは、なんだか陽気な人だ。

  13:33 吉浦駅前 - 13:52 呉駅 - 14:10 東畑、広島電鉄バス(34-H)
  吉浦天応線東畑行

13:38にバスが来た。5分遅れ。9人、積み残された。陽気なおばちゃん、スマホを見て、呉線の運転が再開されたことを知る。駅へ戻ろう。

乗ってきた列車はすでに発車していた。次の列車が入線してきたが、間に合わず、目の前で発車していった。その次の列車はまだ広島駅に停車しているという。バス停に戻る。次のは13:53に出る予定。

  13:53 吉浦駅前 - 14:12 呉駅、広島電鉄バス(34)吉浦天応線呉駅行

13:55に来た。2分遅れ。14:20ごろ呉駅に着いた。そこから呉線の続きに乗るという手もあるが、陽気なおばちゃんによれば、ここまでで止まるようなら、この先はもっと止まるという。さすがにその賭けはできない。陽気なおばちゃんとはここでさよなら。ありがと。

呉駅から広島駅行き急行バスが15分おきくらいに出ており、その路線だけ観光バスみたいな豪華車両。このゲーム、すごろくみたいだ。すでに4時間以上経っているのに、これから振り出しに戻るのはとてもつらい。

呉線から山陽本線に復帰する手段として、西条駅行きのバスが出ている。

  14:40 呉駅 - 16:10 西条駅、中国JRバス 西条駅行

これに乗る。風が強い。ぼこぼこした雲が低い位置を覆っていて、ずんずん流れていく。けど、雨はまったく降らない。ときおり、陽が差す。映画『この世界の片隅に』に広島や呉が出てくる。海を見下ろす家が建っていたのはどの山だろうなどと思いながら、峠越えの景色を眺める。16:10ごろ西条駅に到着。定刻通りだ。

酒まつりが開催されていて、駅の周辺はたいへんにぎわっている。駅前で、ふにゃふにゃなプラスチック製のカップにビールが入っているのを手に持った人から写真を撮られた。

西条駅から山陽本線に乗ろうとすると、改札口の外、跨線橋の階段の下まで長蛇の列ができている。しかし、下り広島方面への列車に乗る人たちの列であって、上りは待たずに改札を通ってよいとのこと。次の発車は、16:40ごろだという。20分ぐらいある。その時間にビールが一杯飲めそうだな。

甘かった。20分で帰って来られるわけがなかった。1時間ほど居てしまった。まるですごろくのようだ。酒まつりにハマって一回休み。

乗ったのは、おそらくこの列車。

  17:19 西条 - 17:56 三原、山陽本線糸崎行
  18:29 三原(始発)- 19:45 / 19:53 倉敷、山陽本線岡山行
  19:49/19:50 倉敷 - 20:02 岡山(3)、山陽本線快速サンライナー岡山行

17:50ごろ西条を発車した。18:30ごろ三原駅に到着。その先へ行く列車は、18:29発のが待っていてくれた。

さて、もし岡山駅に定刻通り到着したら、3分間の乗り継ぎ間隔で、高知行きの特急南風に乗ることができる。その間に3番線から8番線に渡らなくてはならない。がんばって走る。

  20:05 岡山(始発、8) - 20:46 丸亀、宇野線・本四備讃線・予讃線・
  土讃線特急南風25号高知行。

間に合った。この列車に乗れた旨、中俣氏にFacebookメッセージを送る。パソコンの充電の量がほぼ最後のひと絞りになっていたので、途中経過をつぶやくのをなるべく控えていた。いちばん肝心なメッセージを伝えることができて、一安心。

定刻よりも3分ほど遅れて発車。3号車7番A席。特急券を買っている暇がなかったが、車掌さんが回ってきて、車内で精算できた。

児島駅を発車すると、瀬戸大橋をすいすいと渡っていく。一番の関門かと恐れていたので、ちょっと拍子抜け。

丸亀駅に到着し、ホームから改札口に向かう下り階段で、声を掛けてきた人がいる。岩城知明氏という方で、MIROC BEERという飲み屋をやっているそうだ。

改札口の向こうに中俣氏が立っているのが見える。なんと、中俣氏は岩城氏とお知り合いだった。まず行こうと思っているお店があり、その後、もし時間があったらMIROC BEERにも行ってみると言ってくれた。

まず、「ホテルアルファワン丸亀」にチェックインする。部屋に荷物を置きに行ったが、パソコンと時刻表の入った手提げ袋をフロントに置き忘れていた。それは持って出る。

「一鶴」というお店の丸亀本店へ。丸亀名物の骨付き鶏のお店はあちこちにあるが、発祥はこのお店なのだそうだ。以前、年老いたおかみさんがいて、啖呵売みたいな人だったという。
https://www.ikkaku.co.jp/


「おやどり」と「ひなどり」。骨付きの鶏もも肉は、手ごろな大きさに刻みが入っているが、ぎゅっと引っ張らないと取れない。東京で親鶏を出す店は多くない。鶏肉とは思えないほどかたいのだけど、そこがよいのだ。分かっていないお客から苦情が来たりするのだろうか。

すごい量の脂が肉の下にどろっとたまっている。キャベツにこれをつけて食べるのが、なかなかよい趣向。

最近30年くらいの間に急速に進歩した、脳科学や人工知能から得られた知見に立脚して、人間機械論的な立場から見たときの意識の謎について私は興味を持ってきたが、文学史や哲学史や演劇の脚本の観点からどのように語られてきたかという、中俣氏の話が非常におもしろい。

トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』に書かれている政治哲学の思想が、もしかするとジュリオ・トノーニの統合情報理論と近いものがあるかも。

一鶴に10:02pmまで居た後、MIROC BEERへ。けっこう歩く。飲み屋街でも何でもない閑静な一角に、ぽつっと孤立してお店はあった。お店で働く若い女性は、中俣氏のかつての教え子だったという。先生がセーラー服おじさんを連れて来店したことに、大ウケしていた。

中俣氏は、ホテルアルファワン丸亀まで送ってくれた。すでに日付が変わっていたような気がする。翌朝10時にまた来て、案内してくださるという。

なんと、部屋にパソコンが備わっている。これは助かる!

10月12日(土)の写真:
https://photos.app.goo.gl/zYofxgR58aiHmKFV6


●うどんを食べて琴電に乗る

まったく無計画に丸亀に来てしまったが、来たら来たなりに、やりたいことはいろいろある。

(1)中俣氏にプレゼン
(2)そのためにはパソコン用のAC電源が要る
(3)うどんを食べる
(4)琴平電鉄に乗る
(5)宇多津駅の北側のデルタ線を研究する

(5)のデルタ線は、今回、通るには通ったが、話が複雑になる上に、解明しきれなかったことも多々あるので、脇へ置いておきたい。

(4)の琴平電鉄に乗るのは、大学時代からの懸案だ。I田というやつがいて、出身地がいかにド田舎であるかを自慢するのに、この鉄道路線をよく持ち出していた。

(3)のうどんについて、私は東京ではうどんを食べることはほぼなく、いつもそばを食べる。うどんは原材料に特別感がなく、そのココロがいまひとつ理解できていないのだが、遠くへ行ったときは、土地のものを何でも食べたいほうだ。

移動には車が必要ということで、中俣氏はお知り合いの方にお願いしてくれた。安部貴士氏。宇多津で映像制作の会社「株式会社火燵(こたつ)」を営んでいる社長さんだ。東京にもオフィスを構える。

中俣氏は顧問を務め、10年来、一緒にやってきているという。また、カントの『純粋理性批判』を読む会を開いているそうだ。
https://kotatsu.info/


安部氏が丸亀駅に到着するまで、丸亀城の方向へ散歩。中俣氏の解説には、時間軸が入ってきて非常におもしろい。目の前に見えているのはアーケードの商店街だが、江戸時代は港とお城とをまっすぐに結ぶ大通りをあえて作らず、間には大きなお屋敷がでんと構えていたという。

また、一筋隣りの道は、昔は水路で、物資を運搬する船が行き交っていたという。そのあたりは、木造のどっしりした建物がいくつか残存していて、江戸時代の面影をそこはかとなく残す。

解説を聞くと、なんとなく江戸時代の景色が目に浮かんでくる。これ、仮想現実(Virtual Reality; VR)や拡張現実(Augmented Reality)で可視化したら面白いかも。行き交う人々も着物姿に変換! みたいな。

商店街では「おしろのまちの市」という、イベントを開催している。10:00amからだが、始まる前から参加店舗の前には長い列ができている。

丸亀駅前から安部氏の車に乗せてもらい、「ヤマダ電機テックランド丸亀店」へ。東芝のパソコン用のACアダプタが入手できた。安部氏の車に100V電源が備わっており、充電しようとしたが、うまくいかない。「日産プリンス香川販売(株)善通寺店」へ。

電源に電気が来てなく、車の内部の配線の問題のようだ。その場での修理は無理なようで、あきらめ。「マクドナルド丸亀競技場前店」へ。事前に中俣氏がお店に電話して、100V電源の備わったテーブルがあることを確認しておいてくれた。

懸案のプレゼンができた。中俣氏も安部氏も興味をもって聞いてくれて、貴重なアドバイスをいろいろ授けてくださった。これができたことは、お互いに収穫が大きかったと思う。

あたりにうどんのお店はたくさんあるが、長い列に並ぶのは、この際、時間がもったいない。多度津の「根ッ子うどん」へ。現在地からの行きやすさと、少し外れにあって並ばずに入れるのと、店構えのよさと、味のよさと、絶妙のバランスだ。

中俣氏は丸亀で生まれ育ったわけではなく、鹿児島出身で、北海道大学を経て香川短期大学に来ているが、お店はふだんからいろいろ探索していて、地元の人以上に詳しいという。

JR琴平駅で安部氏とさよなら。ありがとうございました。琴電琴平駅に向かって歩き始めようとしたところで、中俣氏は背負ってきたバックパックを車の中に置き忘れてきたという。

取りに戻ったら、安部氏の読み筋通りで、にやにやしながら背負って待っていたという。伊達に10年間一緒にやってきていない。細部への思考の緻密さと、大局的な状況把握の間抜けさってあたりで、私と似たとこありませんか?

  14:13 琴電琴平 - 15:08 瓦町、琴平電鉄高松築港駅行

向かいの席のおばちゃん3人は、金毘羅様をお参りした後、4:00pmから香川県県民ホールで開催される予定の、徳永英明さんのライブに向かっているのだとか。間に合うかどうか心配していた。

琴平電鉄琴平線は、起点の琴電琴平駅から終点の高松築港駅までの32.9kmを結び、所要時間は約1時間。平日も土休日も毎時13分と43分に琴電琴平駅を出る。軌間は1,435mmの標準軌で、JRの在来線よりも広い。

乗った電車の車両は京急からの払い下げ品だ。京急も標準軌だ。昭和34年製とあり、私よりも三歳、年上だ。速いところでは60km/h出ている。しかし、直線コースであっても、よく揺れる。ほとんどの枕木がコンクリート製なのだが、線路の継ぎ目の下だけ木製だ。

デジクリに寄稿している十河進氏のことを、中俣氏は、玄光社の映画の雑誌か何かでご存知だった。しかし、高松出身だとは知らなかったという。

琴電瓦町駅ビルを出て歩き始めたところで、すれ違う車を運転している女性が中俣氏にあいさつしてきた。お知り合い? 通称桃ちゃんといい、「時宅(じたく)」という居酒屋を営んでいるのだそうだ。

古本屋「ヨムス(YOMS)」へ。齋藤祐平(Saito Yuhei)氏のお店。齋藤氏は画家で、中ザワヒデキ氏とお知り合いだという。ヨムスのすぐ向かいが時宅ではないか。桃ちゃんもヨムスに来てくださった。

るいままさんもヨムスで合流してきてくださった。作家であり、プロデューサーであるという。3人ですぐ近くの本屋「Lunuganga(ルヌガンガ)」へ。奥が喫茶店になっている。

徒歩でJR高松駅へ。自動券売機で快速マリンライナーと新幹線との通しの切符を買おうとしたら、マリンライナーのほうが、どうしても指定席しか選べなかった。

  17:40 高松(始発)- 18:32 岡山、快速マリンライナー52号岡山行

20分あればコーヒーが一杯飲めるだろうってことで、2階の「STARBUCKS JR 高松駅店」へ。前日の夜の哲学談義を思い出して深遠な話になっていき、時間をうっかりしていた。ぎりぎりになって気がつき、改札口まで走る。改札口でるいままさんに見送られながら、中俣氏と一緒に駆け込む。

最後尾1号車14番A席。2階建て車両。上はグリーン車。1号車だけは特急用車両だが、前方の普通車は快速用車両だ。中俣氏は、車内精算でB席を取ってくれた。あ、オレが普通車に移るべきだったか。ふぎゃぁ。

我々の乗った快速列車を追いかけるように、徳島発岡山行きの特急列車が高松駅を出る。

  17:47 高松 - 18:47 岡山、特急うずしお22号岡山行

7分後に発車した特急が快速を追い越せないどころか、差が15分に開いている。快速はデルタ線を右へ行き、宇多津駅をバイパスして瀬戸大橋を渡る。特急はデルタ線を左へ行き、宇多津駅に停車して高知からの特急南風22号と併結する。

これをやると、たぶん、前後がひっくり返るはずだ。特急列車は座席の向きを転換することができ、通常は全座席が進行方向を向くようにセットされているが、もしかして、高松から宇多津まで後ろ向きに走るのだろうか。

パズルを解くような手順を踏めば、向きを変えないようにすることも可能は可能だが、たぶんそれはやらないだろう。そこを確認することは、次回送りの懸案だ。

中俣氏は、坂出駅で降りていった。デルタ線を右と左へ。非常識なまでの急な来襲にもかかわらず、長時間にわたってきめ細かに対応してくださいまして、ほんとにほんとにありがとうございました。

下記の直通ののぞみに乗ろうと思えば乗れたが、入線時にホームから見る限り、自由席の右側窓際が空いていないようだったので見送る。

  18:53 岡山 - 22:13 東京、のぞみ54号東京行

下記のにした。

  18:58 岡山 - 19:44 新大阪(20)、みずほ606号新大阪行
  1 号車6番A席。右側3列窓際

  19:53 新大阪(始発、24)- 22:23 東京(17)、のぞみ254号東京行
  2号車10番A席。右側3列窓際

ずっとガラガラだったが、新横浜駅から外国人の大集団が乗ってきて、2号車がほぼ満席になった。スポーツの国際試合があったらしい。英語のアクセントがすごい。スカートを穿いたおじさんが何人かいる。

ぴったり定刻通り東京駅に到着。

帰りがけ、ウチの近くの飲み屋に寄ったら、この地域で台風の被害はほぼ皆無だったそうで。取り越し苦労だったか。

10月13日(日)の写真:
https://photos.app.goo.gl/BwyN2gBzxwtAVnP57



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《 よく忘れ物をするという自覚 》

今回の旅では、よく忘れ物をした。今回に限らず、私は、この手の忘れ物をよくやらかす。特に、平日の夜、イベントや飲み会などで人と会うときは、朝、変身セット一式をスーツケースに入れて持っていき、仕事を上がった後、いつものカラオケ屋で変身するのだが、このとき、何かを入れ忘れてきていることがよくある。

今年の6月7日(金)、六本木で烏丸プケ子と娘さんに会うことになっていたときは、ヒゲの三つ編みを留める小さい輪ゴムとリボンと眼鏡と腕時計を忘れてきた。それらをまとめてひとつの袋に入れておいたのに、その袋ごと置いてきたのである。

眼鏡はB面用のをそのままかけておき、腕時計はなしで済ませ、輪ゴムはコンビニで入手し、リボンは文房具屋でマスキングテープを買って、縦に二つ折りに張り合わせて間に合わせた。

忘れ物をしがちだという自覚はある。この自覚は重要だ。というのも、この種の忘れ物をぜったいにしてはいけない、重要な場面がたまにあるのだ。そういうときは、自覚があるからこそ慎重にも慎重を期して、念入りにチェックする。

10月16日(水)がまさにそれだった。三遊亭とむさんの独演会『スーパー落語 ラブファントム 2019』が「東京国際フォーラムホールC」で開催されるので、聞きに行くことにしていた。

とむさんは35歳と若いのだが、落語家として初めてエイベックスに所属するなど、上昇気流に乗り続けていて、今度の公演会場は今までで一番大きい。

私はとむさんの公演を4回観ている。

(1)2017年 8月19日(土)、半蔵門「国立演芸場」
(2)2018年 1月21日(日)、有楽町「よみうりホール」
(3)2018年10月 6日(土)、虎ノ門「ニッショーホール」
(4)2019年 7月15日(月)、中野「なかの芸能小劇場」

いずれも最前列。あらかじめ参加申し込みすると、なぜかそうなっているのだ。そして、ステージ上からいい感じにいじられる。ほぼ初っ端で。

私は私で調子に乗って、立ち上がって振り返り、「にゃんっ♪」とポーズを決める。そして拍手をいただく。オープニングで空気を和ませる、割と重要な役回りなような気がするが、これ、事前打合せも何もしてなく、流れで自然にそうなるのである。

こういうときはぜったいに、不完全コスで臨んではいけない。朝、用意するとき、慎重になった。スカーフは特に忘れやすいので、最初に入れた。よし、抜かりはないな。

ところが、である。いつものカラオケ屋のいつもの一番奥の部屋。袋を開けてみると、あれ? 足りない。スカートが入ってない! 今までいろんなものを忘れたけど、スカートは初めてだ。

もう取りに帰っている暇はない。オープニングを吹っ飛ばして、遅刻して、最前列に座るわけにはいかない。それじゃ壊すよね。B面もだめだ。上がセーラー服で下がジーンズというのもだめだ。いっそのこと、スカートを穿かずにパンツ丸出しではどうか。いや、それが一番だめだ。

唯一、可能性があるとすれば、新品を買っていくことだ。もし、店が開いてなかったり、いいサイズのが品切れしていたりしたら、万事休すだが。

いったんB面に戻るが、ヒゲの三つ編みは編んだまま。服の下はブラとキャミ。これで総武線に乗る。不自然さに気づかれませんように。

秋葉原「コスメイトプラス」へ。開いてる! 売ってる! セーフ! 仕付け糸を取ってもらい、試着室を貸してもらった。解決! 余裕で間に合った。

来場者数1,500人。三遊亭とむさんは、榊原郁恵の『ピーターパン』よろしく、空中を舞って出てきた。そして、読み筋通りのオープニング。

2017年8月19日(土)に武盾一郎氏が大手町の路上で撮影した写真が、舞台背景スクリーンに大映しされる。とむさんがタクシーで通りがかり、私が「どちら様でしょう」とやらかしてしまった場面だ。「にゃんっ♪」とやったら、スポットライトが当たった。盛大な拍手がいただけた。

結果的には乗り切ったけど、精神的に崖から落ちるあの感じはもうたくさん。

公演のことはサンスポでもう記事になってる。

  2019.10.16 21:32
  サンスポ
  三遊亭とむ、落語が可視化された異例の高座
  https://www.sanspo.com/geino/news/20191016/geo19101621320036-n1.html



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編集後記(10/18)

●偏屈読書案内:広尾晃「球数制限」2019 ビジネス社

高校野球は世界で最も成功したアマチュア野球であるが、さまざまな問題も抱えている。2018年、酷暑の中での甲子園は準優勝の金足農・吉田輝星の力投に日本中が注目したが、同時に地方大会で1517球、甲子園でも881球を投げたことが賛否両論を呼んだ。これがきっかけになって「球数制限」の議論が巻き起こった。高野連は有識者会議で、高校球児の健康問題を議論することとなった。

野球界には信仰に近い非常識も罷り通る。プロ野球の成功者たちの多くは「球数制限の必要なし」と一蹴したが、この問題はプロ野球の成功者、成功予備軍だけの話ではない。高校球児は全国で15万人弱、そのうち2割ほどいる投手の問題だ。さらに、中学生以下の少年野球にも影響を与える。「球数制限」とは「球児をどう守るか」がテーマで、成功論や技術論で語っても意味がない。

スポーツという大きな枠組みで「球数制限」に関する何人かの識者の意見がある。わたしが一番同意したのは、桑田真澄の提言だった。以下要約。アメリカでは「球数制限」は、プロからアマチュア野球、少年野球までもが導入している。医師や専門家が何十年もの間データをとって、選手の肩、肘を守るためにはそうするしかないと結論に達している。野球選手のケガと故障は違う。

ケガは事前に防ぎようがないが、投手の故障の多くは投げ過ぎで起こる。これは「球数制限」をすることで防げる。既にこういう結論が出ているのに、高野連が「球数制限」を導入しない理由が分からない。従来のような苛酷な登板が続けば、投手は必ず壊れる。「球数制限」は選手だけでなく、指導者も守る。

監督はエースが疲れているから降ろしたいと思っても、「なぜ、降ろしたんだ」という周囲の声を気にして、なかなか決断できない。だが「球数制限」のルールがあれば、「規則だから」と降ろすことができる。指導者も悩まなくてすむ。複数の投手を擁する有力校に比べて、投手が一人しかいない学校が不利になるという説があるが、有力校のエースでも球数が来たら降板しなければならない。

一般的に二番手はエースより力が落ちるから、普通の学校の打者にも攻略のチャンスが増える。戦力格差が縮まる可能性がある。エース以外の投手にも登板のチャンスが生まれる。埋もれていた素材の中から好投手が誕生する可能性もある。10年も前からずっと言っているが、子どもたちを守るためには「球数制限」しかない。いいぞ、桑田、プロ野球中継で選手に「君」づけはやめろよな。

筆者は多くの野球関係者の取材を通じて思ったことは、「せんじつめれば、この議論は『今後も吉田輝星のような投手を出すのか、否か』という問題に行き着く。これを肯定するのか、否定するのかによって、今後の議論は大きく変わる」であった。これまで投手の故障を自分の責任だと思ってこなかった指導者の意識を改めるのが難しいから「投球制限」は必要なのだ。それと、日本の高校野球でしか通用しない「金属バットの使用」もやめるべきだろう。(柴田)

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●「200以上のはたいてい新大阪」なるほど〜。/新横浜? 「スカートを穿いたおじさん」? それ、ラグビーのスコットランド戦ですやん!

/勉強会続き。Nuxt.jsとVue.jsで便利だと思ったのは、HTMLにディレクティブという属性が書けること。ifやfor、onなどを直接埋め込める。読み込む要素がなかったらエラーメッセージを出す、なんてのをHTML内で指定できちゃう。

サードパーティーのCSSアニメーションライブラリ、JavaScriptアニメーションライブラリと連携できるのも便利。

コンポーネントという概念があって、一度パーツを作っておけば、他のページでは呼び出すだけで使い回せる。

などなど、もっと便利な話も聞けたのだけれど、私がまだわかってんだか、わかってないんだか、モヤモヤしたレベルなので書けないのであった……。興味のある方は公式サイトのドキュメントや書籍をどうぞ。

株式会社ティウェブ立石さん、社員の皆さま、そして先生、本当にありがとうございました。(hammer.mule)

Vue.js
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Nuxt.jsについて社内研修会を行いました。
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