[4905] 少女マンガの繊細さ◇ディスプレイと板タブ・iPadの比率◇量子力学の講義

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《ナスカ地上絵、自分のキャラに見えてドキッとするw》

■日々の泡[021]
 少女マンガの繊細さに打たれる
 【河よりも長くゆるやかに/吉田秋生】
 十河 進

■グラフィック薄氷大魔王[634]
 ディスプレイと板タブ・iPadの比率
 吉井 宏

■晴耕雨読[56]
 理解できなかった量子力学の講義
 福間晴耕




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■日々の泡[021]
少女マンガの繊細さに打たれる
【河よりも長くゆるやかに/吉田秋生】

十河 進
http://bn.dgcr.com/archives/20191120110300.html
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35歳で自殺した鷺沢萠(さぎさわ・めぐむ)は、1987年(昭和62年)に第64回文學界新人賞を「川べりの道」で受賞した。まだ19歳の女子学生だった。その作品は、朝日新聞の文芸時評で取り上げられたと思う。その中に「マンガが文学作品に影響を与える時代になったのか」という一文があり、それによって僕は初めて吉田秋生(よしだ・あきみ)という名前を知った。

僕がマンガを読まなかったわけではない。子供の頃からたくさんのマンガを読んできたし、高校生の頃に樹村みのり作品を読み少女マンガにも守備範囲を広げた。その後、少女マンガもけっこう読んだのだけれど、吉田秋生のことは知らなかったのだ。吉田秋生は1983年に「河よりも長くゆるやかに」と「吉祥天女」で小学館漫画賞を受賞していた。それは彼女のふたつの作品系列を代表するものだった。

朝日新聞の文芸時評では「川べりの道」は「河よりも長くゆるやかに」の影響を受けているのではないかと指摘していたのだった。しかし、そのことを否定的に書いていたわけではない。僕だってマンガからは多大な影響を受けた。僕よりも17歳も若い鷺沢萠が、少女マンガの影響を受けていたとしても当然のことだ。僕は文學界新人賞受賞作品に影響を与えたという吉田秋生の作品に俄然興味を惹かれたのである。

なぜかというと、当時、30半ばだった僕は「文學界新人賞」に応募していたからだった。30過ぎて初めて応募したのだが、一次選考を通り、70数編の候補作の中に残り、作品名と名前と居住地だけは掲載された。「川べりの道」受賞のときに僕も応募していたかどうかは忘れたけれど、結局、僕は三度応募して、すべて一次選考通過で終わった。だから、19歳の少女の作品に興味を抱き、その作品に影響を与えたといわれるマンガを読んでみたくなったのだ。

「河よりも長くゆるやかに」は、マンガでしか描けない青春物語だった。僕は、さらに「吉祥天女」を読み、ずいぶん幅の広い作品を描く人だと思った。「夜叉」も「吉祥天女」の系列に入るだろう。人気の高い「BANANA FISH」は、まるでハリウッド映画だった。僕は、どちらかと言えば「河よりも長くゆるやかに」「櫻の園」「海街diary」と続く、日常を繊細に描く作品系列が好きだった。

吉田秋生の作品を読み漁っていた頃、映画化された「櫻の園」(1990年)が公開された。翌年、ほとんどの映画賞を受賞する勢いだった。監督は中原俊。日活ロマンポルノを中心に活躍していた人だったが、「櫻の園」で一躍注目された。「櫻の園」は少女たちの繊細な心の動きを描き出し、映画評論家たちに絶賛された。絶賛した人たちは、中年男性が多かった。たぶん、彼らが想像する少女たちのイメージに合致したからではあるまいか。当時、38歳だった僕もそのひとりだった。

冒頭、ある名門女子高校の演劇部二年生の舞台監督が大学生らしいボーイフレンドと部室にいるところから始まる。彼女は前夜から男と一緒だったようだ。そこへ、次々に部員たちが登校してくる。三年生の部長である志水由布子は髪を切った姿で現れ、みんなを驚かせる。志水由布子は「櫻の園」のヒロインを演じる大柄な倉田知世子に憧れていて、いつも彼女を見つめている。

そんなところへ、部員の杉山紀子が前夜に他校の生徒と一緒に喫茶店でタバコを吸っているところを補導され、朝から職員会議で「櫻の園」の上演を中止するかどうかが話し合われているという情報がもたらされる。不良と見られている杉山紀子は部長の志水由布子に憧れていて、いつも彼女の視線の先には志水由布子がいる。この少女たちのほのかな関係が、この映画の何とも言えない切なさを醸し出す。

映画「櫻の園」は原作を映画的に凝縮し、ある名門女子高校の演劇部がチェーホフ作「櫻の園」を上演するまでの数時間が描かれた。しかも、多くの人物を登場させながら、うまく整理されていた。その15年後、是枝裕和監督によって「海街diary」(2015年)が映画化された。「河よりも長くゆるやかに」からずいぶん長い時間が過ぎていたけれど、原作は吉田秋生の日常を描く作品系列の到達点を見せる作品だった。

三人姉妹が暮らす鎌倉の古い家。そこへ腹違いの中学生の妹がやってくる。昔、三人姉妹の父は愛人ができて家を出た。その父が亡くなり、妹を引き取ったのだ。三十代の看護師の長女、二十代らしい信用組合に勤める次女、二十歳前後らしいスポーツ店に勤める三女、それに中学生の四女が加わり、まるで現代版「細雪」である。

それぞれの恋や悩みなどが描かれるが、すべては日常の中で淡々と過ぎていく。人々が物語に感情移入し共感するのは、「ああ、そうだよなあ、と身につまされる話」か「あんな風になりたい、と憧れる夢のような話」だとすれば、是枝監督作品は「ああ、そうだよなあ、と身につまされる話」の代表的なものだと思う。「海街diary」も観客が日常的に出会うような出来事が描かれていく。

「海街diary」の登場人物たちは、誰もが「自分が相手を傷つけたかもしれない」と思いながら生きている。だから、人間関係の描写が繊細なのだ。不倫相手である鬱病の妻と別居している医者と長女の会話、エリート銀行員から地方の金融機関に転職してきた課長と次女が交わす会話、三女が妹と交わす死んだ父についての会話、そして父親の不倫相手の子である四女と長女が交わす会話----それらからは、人々の繊細さと優しい心が浮かび上がってくる。

それは、今や是枝作品には欠かせない役者となったリリー・フランキーによって発せられるラスト近くのセリフ「すずちゃん、お父さんのこと知りたくなったら、こそっと聞きにおいで」という囁きに象徴されている。こんなに心穏やかになる作品はめったにないし、それは吉田秋生の原作に負うところが大きい。「河よりも長くゆるやかに」があったから、ここまで到達したのだろう。吉田秋生の人間に対する深い洞察眼を感じる。

それにしても、鷺沢萠の自殺のニュースを聞いたときの衝撃は今も忘れていない。人が自殺する理由なんて想像できるはずもないけれど、鷺沢萠の自殺を知ったとき、最初に思い浮かんだのが「河よりも長くゆるやかに」だった。彼女自身が自作の「川べりの道」への影響を認めていたのかどうかは、未だに調べてはいないけれど----。


【そごう・すすむ】
ブログ「映画がなければ----」
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■グラフィック薄氷大魔王[634]
ディスプレイと板タブ・iPadの比率

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20191120110200.html
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第554回「24インチの限界」では気に入ってるけど狭いとぼやき、第578回では「やっぱ24インチ最高!」って書いてたように、しばらく24インチディスプレイを使ってた。

1920pixel x 1200pixelはちょっと狭いけど、気が散らずに作業がはかどる。「27インチは大画面が視界いっぱいに広がってるだけで腹が立つ」だった。
http://bn.dgcr.com/archives/20180214110200.html
http://bn.dgcr.com/archives/20180912110100.html

ところがやはり、たまにやるInDesignのレイアウト作業や、Webページ編集みたいな作業は24インチだと狭くてやりづらい。Photoshopで多くの画像を開いての作業や、ファイル整理など多数のウインドウを開いたままの作業は特に。

それでガマンしきれず6月に27インチディスプレイを購入した(同じくEIZOのColorEdge)。レイアウト作業などやりやすくなった。

しかし、27インチの2560pixel×1440pixelには別の問題がある。文字やパネルやボタンなどが小さく表示されてしまう。「歳のせいか文字が小さいと見づらい」とは関係なくw

ペンタブレット(板タブ)で、小さいボタンやリストを操作したり、正確にペンでクリックするのは気を遣って疲れるのだ。少し大きめに表示される24インチでの作業に慣れてしまったので、27インチでの操作が窮屈に感じてしまう。

それで、一段低い解像度、2048pixel×1152pixelで表示してみたら、多少ボケるけど表示サイズと板タブ操作性のバランスが取れたいい感じに。もちろんフルHD同等の1920pixel×1080pixelのほうが大きく表示できるけど、ボケ幅も大きくなってしまう。

あと、比率について。WACOMの板タブと27インチ(というか横長ディスプレイ全般)の比率は違う。1920pixel×1200pixelが板タブの描画範囲を最も大きく使える比率(ただし、左右に3cmくらいずつ黒フチが出る)。これは24インチと同じ比率。24インチで板タブが使いやすいのはこの比率のおかげでもあるのだ。

さらに1600pixel×1200pixelに下げると、左右に7.5cmずつの太い黒フチが出て、昔のスクエア液晶のような比率になる。こちらは板タブの描画範囲的には左右にムダが出る。表示は大きくて見やすいけど、さすがに常用するには狭い。

ただ、この1600pixel×1200pixelという比率はiPad Pro 12.9インチと同じなので、Astropadを使うとき好都合。ミラーリングと同等になるため、Astropadで範囲調整が不要。「フルスクリーン」にするだけでいいのだ。

というわけで、最近は27インチディスプレイを使う場合は、2048pixel×1152pixelを基本に、板タブ描画作業には1920pixel×1200、iPad ProのAstropadを使う時は1600pixel×1200pixelに切り替えてる。ウインドウをたくさん出すような作業には、本来の2560pixel×1440pixelに戻す。27インチとしてはもったいない使い方かもしれないけど、快適。

とはいえ、どちらかというと24インチディスプレイを使ってることが多い。こちらはデフォルト1920pixel×1200pixelでペンタブ比率ぴったり。iPad ProのAstropadを使う場合だけ1600pixel×1200pixelに切り替える(縦は同じ解像度で左右に黒フチが出るだけなので鮮明)。

●謎のファンファーレ

バラエティ番組とかで、勇ましいシチュエーションによく使われてるファンファーレっぽい曲。耳にこびりついてるんだけど、何の曲でしょう? 映画かドラマか何かの音楽?
https://www.yoshii.com/dgcr/20191108.mp3

FacebookやTwitterで問いかけてみたけど、誰も教えてくれなかったw 映画のサウンドトラックの曲とかじゃなく、業務用のBGM・効果音集に入ってるのかもしれない。

さだまさし関白宣言のサビ「(わすれてくれるな)仕事もできない男に」に、ちょっと似てる部分があるw

●ナスカ地上絵キャラ

新しく発見されたナスカの地上絵。僕のTDWキャラっぽかったので、思わず作ってみた。
http://www.yoshii.com/dgcr/TDW_Nasuca.jpg

元の記事。Twitterでこの記事の画像が出てくるたびに、自分のキャラに見えてドキッとするw
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/15/news104.html

他にも猿や猫や魚とかいろいろある。ペットみたいのもかわいい。絵画表現的に地続きでないのに、動物などの形の捉え方が現代と共通なところがあるのがおもしろい。ゆるふわ禅画と同じ面白さ。
https://image.itmedia.co.jp/l/im/news/articles/1911/15/l_sh_nasca_03.jpg

●プランタンのRoseちゃんがクリスマスに復活!

Printemps Parisの150周年マスコットの「Roseちゃん」が、4年ぶりにクリスマスに復活。歩道の巨大フィギュアと試着室w 店内にもメタルカラーの大きなフィギュア。ショーウインドウやクリスマスツリーにスパンコールのドール。記事下のほうのInstagramには動くRoseちゃんも。
https://yoshii-blog.blogspot.com/2019/11/printemps-parisrose.html


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  https://www.yoshii.com
Blog https://yoshii-blog.blogspot.com/

16インチMacBook Pro、出た。従来はBTOして希望の構成にするのだが、そのままでメインマシンとして使えそう。ストレージ等、容量アップして安くなってる? 実質大幅値下げみたいな。

◯Studio City Macauのデコレーション展示中
https://bit.ly/30olPNF

○吉井宏デザインのスワロフスキー、7月半ばに出た新製品4つ

・幸運の象 LUCKY ELEPHANTS
https://bit.ly/30RQrqV

・HOOT HAPPY HALLOWEEN 2019年度限定生産品
https://bit.ly/2JZVVcm

・SCS ペンギンの赤ちゃん PICCO
https://bit.ly/2JStbC4

・SCS ペンギンのおばあちゃん
https://bit.ly/2YbmnJ7


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■晴耕雨読[56]
理解できなかった量子力学の講義

福間晴耕
http://bn.dgcr.com/archives/20191120110100.html
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日経サイエンス7月号「特集:量子の地平線」と、それに関連したTwitterのまとめで思い出したので書いてみたい。
https://togetter.com/li/508344

だいぶ前の大学生だった頃、美大にもかかわらず、なぜか理数系の専門的なクラスがあった。

案の定、そこを受講する学生は殆どおらず、理系崩れの自分の他は、医学部を目指していたのに、親の反対を押し切って、美大に転向した友人と、他数名しか居ない状況だった。

授業後半になると、すっかり先生と我々は勝手知ったる同士と化して、カリキュラムにあるコースをしょっちゅう逸脱して、様々な話題で盛り上がっていた。

もちろん知識差があるので、多くは先生があるテーマについて講義するスタイルをとったが、それでも普通の授業のような一方通行のやり取りではなく、けっこう面白かった記憶がある。

ある日、どんな流れだったか思い出せないが、量子力学についてその実在性を証明するという話になった。なにせ、上のTwitterのまとめにもあるように、量子力学では箱の中の猫は生きていて同時に死んでいるとか、すんごい離れたところにある2つの粒子が、テレパシーしてるみたいに影響し合うとか、妙な話ばかり出てくるからだ。

その証明が凄かった。おもむろに先生は前提となる定理を数式で書きはじめると、後はそこからひたすら起こりうる状態を数式で計算し始め、たちまちの間に黒板は計算で埋め尽くされたのだ。

結局、90分間の講義の大部分を計算とその説明に費やして、量子力学で言われている事が計算で出てくることを実証されたのだが、既に途中で我々の貧弱な頭脳では計算を追っかけることも、説明を理解することもできなくなっていたのを今でも鮮明に覚えている。

あの計算を理解することはできないかもしれないが、それでもどんなものだったか、もう一度振り返ってみたいと今でも思うのだ。


【福間晴耕/デザイナー】

フリーランスのCG及びテクニカルライター/フォトグラファー/Webデザイナー
http://fukuma.way-nifty.com/

HOBBY:Computerによるアニメーションと絵描き、写真(主にモノクローム)を撮ることと見ること(あと暗室作業も好きです)。おいしい酒(主に日本酒)を飲みおいしい食事をすること。もう仕事ではなくなったので、インテリアを見たりするのも好きかもしれない。


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編集後記(11/20)

●偏屈BOOK案内:橘玲「事実VS本能 目を背けたいファクトにも理由がある」2

自民党はリベラルで共産党は保守、なんだという。日本では40代を境にして、保守と革新(リベラル)が逆転しているという、またしても「ホンマかいな?」なデータがある。2012年12月、早稲田大学社会科学学術院准教授・遠藤晶久さんの奇妙な体験。PC画面上の世論調査を学生に回答してもらい、アイトラッカー(視線測定調査)を用いて、画面のどのあたりを見ているかを調べていた。

プログラム・ミスで、50人分の調査動画を個別認識しなければならなくなった。さて、学生は最初に自身のイデオロギー位置について問われるが、マウスカーソルはふらふらと画面をさまよい、回答に躊躇していた。次に自民党の位置を問われても同様にさまよい、回答に躊躇していた。さらに、(旧)民主党、公明党、共産党についても、回答に躊躇していた。つまり、分からないのだ。

しかし、橋下時代の日本維新の会の位置を尋ねる質問では、即断で「革新」とクリックされた。准教授は「早稲田の学生なのに維新を『革新』と思っているのか」と落胆したという。ところが、次も、その次も同様の回答パターンを示し、けっきょく維新を「保守」に位置づけた回答者は50人中3、4人だった。

なぜこんなことになるんだと疑問に思っていたところ、2012年衆院選時のWeb調査のデータが届いた。それを年代別にしてイデオロギー位置の平均をとってみると、大学生どころか40代まで同様の認識を持っていることがわかった。こうして、【日本では40代を境にして「保守」と「革新(リベラル)」が逆転している】ことが発見された、んだって。そんな馬鹿な〜 驚くのはまだ早い。

5年後の2017年に行われた読売新聞・早稲田大学共同世論調査ではさらに顕著で、若い世代は共産党を「保守」、維新を「リベラル」に分類し、自民党は共産党や(旧)民主党より「リベラル」だと認識していたのだ。長いこと読売巨人軍新聞を購読してきたが、そういう調査結果記事を見落としていたわ〜。

「『遠藤晶久/ウィリー・ジョウ イデオロギーと日本経済』(新泉社)では、日本社会における政治政治イデオロギーの逆転をはじめとして、ビッグデータを駆使してさまざまな『通説』が実証的に検証されています。そこからわかるのは、『日本の右傾化』や『若者の保守化』など、当たり前のようにいわれていることのほとんどに根拠がないという驚くべき『事実(ファクト)』です。」

女児虐待死事件でメディアがぜったいにいわないこと、イスラーム原理主義より深刻な問題、テロ事件の犯人が「救世主」になる理由、過労死自殺がなくならない単純な理由、……事実(ファクト)とは無関係に体感治安だけが悪化していくのは、様々な理由があるのだろうが、最も重要なことは「社会がますます安全になった」ことだと断じる筆者。事実VS本能、実に興味深い。(柴田)

橘 玲「事実VS本能 目を背けたいファクトにも理由がある」2019 集英社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087808769/dgcrcom-22/


●今更ラグビー、アルゼンチン対トンガ続き。早めに到着したつもりが、グッズ売り場には長蛇の列ができていたので、購入を断念。こういう列を見ていつも思うのが、家電量販店の先着販売や、行列のできる飲食店の手際の良さ。

最後尾と書かれたプラカード、整理券配布、数人ずつで整列させカウント。人数確認、待ち時間にメニュー配布、着席前にオーダーなど。フードコートの呼び出しベルとか、ほんと色々考えられていると思うわ。

販売ブースのテント上側にあるグッズと価格表を、遠くから見るよりは、並んでいる時にメニューが回ってくるといいのにな。現物を見たい人のためには、列の途中でサンプルが見られるようにしておく。質問は整列させる人へ。

同時に在庫切れや在庫僅少もアナウンス。こういうのこそ、デジタル・AI化すればいいんだよね。店頭でバーコードを読み込むようにすれば、在庫量がリアルタイムでわかる。(hammer.mule)