[4931] アンナ・カリーナに恋をした◇スター・ウォーズ「観る順問題」の結論

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《SWは人生なのだ》

■日々の泡[024]
 アンナ・カリーナに恋をした
 【アルチュール・ランボー/地獄の季節】
 十河 進

■グラフィック薄氷大魔王[639]
 スター・ウォーズ「観る順問題」の結論
 吉井 宏




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■日々の泡[024]
アンナ・カリーナに恋をした
【アルチュール・ランボー/地獄の季節】

十河 進
http://bn.dgcr.com/archives/20190115110200.html
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1968年5月に僕は高校二年生で、東洋の果ての国から遠くヨーロッパ大陸のフランスの動乱に憧れていた。学生や労働者がまるで革命を起こしているかようなニュースが、毎日、テレビや新聞で流されていたからだ。ちょうど、カンヌ映画祭が開催されている時で、ゴダールやトリュフォーといった先鋭的な監督たちが「映画祭中止」を叫んでいた。

僕はトリュフォーの「大人は判ってくれない」もゴダールの「勝手にしやがれ」も見てはいなかったが、映画雑誌や映画評論の本を読んでゴダールやトリュフォーといった名前に憧れていた。とりわけゴダールは、「勝手にしやがれ」によって映画に革命を起こした、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手的監督なのだと憧れた。

フランスの五月革命が鎮静し、朝日新聞社が出していた週刊誌「朝日ジャーナル」が特集をした。車が燃え上がるパリの街頭。敷石をはがして警官隊に向かって投げるカルチェ・ラタンの学生たち。彼らは、ソルボンヌ大学の学生なのだろうかと僕は思った。

「朝日ジャーナル」の真ん中にあったグラビアページでは、五月革命の最中のパリを三本ターレットレンズのついた16ミリキャメラを片手にした、薄いサングラスをかけたゴダールの写真が掲載されていた。少し禿げ上がった額、シニカルにゆがんだ唇、ゴダールのすべてがかっこよく見えた。

その頃のすべての映画少年はゴダールを神のようにあがめていたが、地方に住む少年たちはその作品を見ることはできなかったのだ。だから、1970年4月に上京したとき、名画座をまわればいつでもゴダール作品が見られることに僕は狂喜乱舞した。

「女は女である」「女と男のいる舗道」「小さな兵隊」「気狂いピエロ」「軽蔑」「アルファヴィル」「男性・女性」「勝手にしやがれ」「ウィークエンド」「中国女」などなど、僕は食事を抜いて名画座に通ったものだった。

その頃、18歳の僕はアンナ・カリーナに恋をした。ゴダールはすでにアンナ・カリーナとは離婚し、アンヌ・ヴィアゼムスキーと結婚していたけれど、ゴダールのミューズはアンナ・カリーナなのだと堅く信じていた。

特に「気狂いピエロ」「アルファヴィル」(1965年)「メイド・イン・USA」(1967年)のアンナ・カリーナは素晴らしかった。恋をせずにはいられなかった。映画は、恋する人間の視線で撮られていたからだ。

ゴダールは、その三作のヒロインをつとめたアンナ・カリーナに複雑な想いを抱いているようだった。アンナ・カリーナが最も輝いている「気狂いピエロ」では、彼女が演じたのは男を裏切り破滅に追い込む、「運命の女(ファム・ファタール)」だ。しかし、自分を裏切ってもベルモンドはアンナ・カリーナを許す。

惑星「アルファヴィル」にやってきたトレンチコートのタフガイは、様々な冒険をし、美女アンナ・カリーナを救い出す。主人公レミー・コーションは、エディ・コンスタンティーヌが演じて人気のあったハードボイルドなキャラクターである。そのイメージを借用し、ゴダールは独特な雰囲気の映画を作った。

ゴダールと離婚したアンナ・カリーナは「メイド・イン・USA」のヒロインを演じたが、彼女は自らがトレンチコートを身に付けてベルトを締め上げ、拳銃を手にするなどハードボイルドなヒロインとなった。ゴダールは、アンナ・カリーナの自立を受け入れ、自分の元から去るのを認めたのかもしれない。

あれから五十年が過ぎ去り、2019年12月14日にアンナ・カリーナの訃報が世界を駆けめぐった。何人の男たち(あるいは女たち)が「ああ、かつてアンナ・カリーナに憧れた時代があったなあ」と甦らせたことだろう。

僕は、アンナ・カリーナの死を知り、「アルファヴィル」を見た映画館の匂いさえ嗅いだ気がした。「気狂いピエロ」を見て映画館を出た後の五十年前の新宿の雑踏が目の前に浮かんだ。

ところで、ゴダール作品で原作について語ることはほとんど意味がないのだが、「アルファヴィル」「気狂いピエロ」「メイド・イン・USA」はすべてミステリ(犯罪小説)が原作になっている。

「アルファヴィル」の主人公レミー・コーションはイギリスのミステリ作家ピーター・チェイニィが作り出したヒーローだし、「気狂いピエロ」はアメリカのミステリ作家ライオネル・ホワイトの犯罪小説をベースにしている。

そして、驚くことに「メイド・イン・USA」の原作は、アメリカのミステリ作家リチャード・スタークの小説が使われているのだ。悪党パーカー・シリーズである「死者の遺産」だという(原作の跡形もないけれど)。

ハードボイルドな作品を書いていたドナルド・E・ウェストレイクは、60年代半ばにリチャード・スターク名義で「悪党パーカー」という非情でクールな犯罪者(プロの強盗であり冷静に人を殺す)を生み出した。僕は今でも「悪党パーカー」の第一作を読んだときの衝撃を憶えている。

「メイド・イン・USA」は悪党パーカーを女性の新聞記者に変更して、アンナ・カリーナに演じさせているのだ。まあ、ゴダール作品で原作について語るのは意味ないのだけれど、これだけ犯罪小説をベースにするのは、ゴダールもミステリ好きだからではないかと僕は想像している。

「気狂いピエロ」は犯罪者になった男女の逃亡劇であり、その途中で強盗をしたりして、まるで「ボニーとクライド」なのだけれど、ゴダールが撮るとまったく別の世界が描き出される。

特にあふれるように様々な書物から引用されたナレーションが耳に残り、原作の小説よりはランボーの詩集「地獄の季節」を読みたくなったりする。そう、映画のラストシーンに引用されるのは、ランボーの「永遠」という詩なのだ。

とうとう見つけたよ
何を
永遠というもの
太陽に溶けていく海のことだ


【そごう・すすむ】
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■グラフィック薄氷大魔王[639]
スター・ウォーズ「観る順問題」の結論

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20190115110100.html
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●「SW スカイウォーカーの夜明け」を観た

初日12月20日朝の第一回目を観て、他の人のレビューや解説を読まないうちに書いた。具体的なネタバレはないつもり。ただ、先入観を持ちたくない人は、読まないほうがいいです。公開一か月近く経ったので、観るつもりの人はすでに観ただろうけど。

・あれだけとっ散らかってたのを、使えるもの全部使ってきっちりまとめたJ・J・エイブラムス、よくやった。

・一本の映画の出来はおいといて、42年越しの完結編であるep9は「悔いのないようにうまくまとめて着地させる」が最重要。そこはクリアしてくれた。SWは人生なのだ、「ホッとした」で十分w

・失敗と言われた前作ep8をカバーしただけではなく、ep1〜3まで含んでうまいこと筋を通したのは、けっこうアクロバット。まあ、都合が良すぎだろ?ってところや、後付けにしか見えないところがいくつもあるし、ちょっと前振りしておいて、後で「なんだやっぱそうなるのね」ってネタが目立ったけどね。

・今までに出てきたネタを、伏線のように感じさせるのが上手い。っていうか、SWって全部そうなんだけどね。ep3の後半など、最初のep4で撒かれたネタを27年越しに伏線回収してるように見えたから大感動だったのだ。

今回での残骸の内部なんか、36年ぶりに廃墟と化した思い出の場所を訪れる感じ。長く続いたシリーズは、過去作全部が財産なんだなあ。

・普通の映画だったら大クライマックスみたいな山場があちこちに分散してて、本当のクライマックスのときには、もう慣れちゃったというか、疲れちゃってて「はいはい、山場山場」って感じになっちゃったのは残念。これはep7〜8でも感じた。リアルな戦闘シーンも、目が慣れちゃっててワクワクしなくなってるなあ。

・強大なフォースで何ができるか? は、インフレ悪循環になりがちだから今までは抑え気味だったのを、次はない完結編ってことでリミッターを外してるのが痛快。僕的にはツボだった。

そもそもあの稲妻って、ep6で皇帝がやったとき「ギャハハハ、そんなクラシックで陳腐な表現するんだ、あんまりだw」って笑うところだったんだよなあw

・30年の間に修行含めていろいろやってたんだろうと思ってたけど、映像で見れるとは思わなかった。ここもツボ。

・○○が出てきたのは驚いた。JJの総動員力!

・ぜったい「ドラゴンボール」を参考にしたに違いないw ほぼ元気玉。フォースって結局、「気」だったな。

・せっかくだから「善の帝国」を作ればいいのにw

・ep8の、血統から離す試みは悪くなかった。だから、ep8ラストの正体不明なフォース使いの子供が活躍するのかと期待してたけど、土台からしてどうにもとっ散らかりすぎちゃってて、JJはまとめなおすのに精一杯だったろう。そもそもep8でやることじゃなかった。2022年からの、次の三部作にあの子供が出てくるとかアリだな!

●スター・ウォーズ芸人と「SW見る順問題」

公開直後、「テレビでSW芸人やってるよ!」って呼ばれて見た「アメトーーク」。めちゃくちゃ面白かった。芸人たちがテキトーにSWを茶化しながらしゃべる苦手なパターンかと思いきや、全員SWに思い入れが大きい人たちのようでホッとした。過去作ネタバレ全開だったけどねw

中でも有意義だったのが、SWをまったく見たことのない狩野英孝に「123456」の順でSWを見せたこと。ep3の後半で何も回収されず、単に「そういうことになったそうな」な話になり、「ep5 帝国の逆襲」や「ep6 ジェダイの帰還」の衝撃ポイントが「知ってるよ。で、それが何?」になっちゃうw

やっぱ「456123」順がおすすめってことが、非常によくわかった。僕的には、「123456」でもいいかなと思ってたこともあるけど、「456123」でなきゃもったいない! と確信した。これで「SW観る順問題」の結論出たんじゃないかな。

(スピンオフも加えるなら、「456」→「123」→「ローグ・ワン」→「789」。正史に直接の繋がりのない「ハン・ソロ」は観なくてもかまわないですw )

先週にはNHKまでが「まるごとSTAR WARS~いよいよ完結スペシャル」やってた。こちらはディズニーランドの新テーマパーク「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」の比重が大きかった。

●ディズニーデラックスのスター・ウォーズ

昨年始まった配信サービス「ディズニーデラックス」を覗いてみた。ディズニー関連だけじゃ、他の配信サービスにくらべてラインナップが弱いだろうと思ったら、とんでもなかった。ディズニー傘下って広範囲!
https://theater.disney.co.jp/

ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルなどの映画やドラマやアニメ・カートゥーンが無数にある。他配信サービスで、有料やポイント払って個別に観るよりぜんぜんお得かも。数本の映画を観るためだけに登録してるサービスを解約し次第、ディズニーデラックスを観てみよう。

スター・ウォーズ関連もいっぱいある。SWのテレビ用作品ってほとんど見てないから、楽しみ! ただ、2Dアニメの「クローン大戦」がないなあ。新しいスピンオフ作品の「マンダロリアン」は早く見たい!
https://bit.ly/2SFjmxc

そういえば、ルーカスの手を離れたんだから、CGを加えたり改編する前のオリジナル版ep4〜ep6も配信してくれたらいいのに。

あと、ディズニー的には「海底2万哩」(1954年)はあるけど、「ブラックホール」(1979年)はない。あと、「空軍力の勝利」(1943年)や「砂漠は生きている」(1953年)も見当たらないなw


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  https://www.yoshii.com
Blog https://yoshii-blog.blogspot.com/

レーシングカーが右から左へ走り去る、ドップラー効果付きのよくあるアレ。クリスマスから正月までってそんな感じ。年賀状を投函したのが20日も前なんて信じられない。ところで、先日に続いてHDDがまたひとつ壊れたのをきっかけに、パンドラの箱を開けてしまったような状態に。そのへん近々書きます。

○吉井宏デザインのスワロフスキー

・三猿 Three Wise Monkeys
https://bit.ly/2LYOX8X

・幸運の象 LUCKY ELEPHANTS
https://bit.ly/30RQrqV


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編集後記(01/15)

●偏屈BOOK案内:山村竜也「世界一よくわかる新選組」

ずいぶん自信過剰なタイトルである。いつから新選組がワールドワイドになったのだ。前著「本当はもっと面白い新選組」を改題し、新原稿を加えたものだと最後の最後に記してある。わたしも新選組ファンだったから、いままでいくつもの小説を読んできた。テレビドラマは1965年〜1966年「新選組血風録」をリアルで見ており、今でもこのときの新選組のキャストが脳内に固定している。

土方歳三:栗塚旭 沖田総司:島田順司 近藤勇:舟橋元 斎藤一:左右田一平 原田左之助:徳大寺伸 井上源三郎:北村英三…… ありゃ? Wikipediaで確認したら、これ以外のキャストはまったく知らない人ばかりである。脚本の結束信二は覚えているが。後に、栗塚、島田、左右田は同役で「俺は用心棒」というドラマも製作され、これも欠かさず見ていた、ような気もする。

筆者は18歳の時に「新選組血風録」再放送を見て、栗塚・土方のかっこよさに惚れ込み、以来、新選組の研究に没頭、今や出版した本は20冊にも及ぶ。NHK大河「新選組!」では時代考証を担当、という幸せな人だ。!付きの新選組が放映されて以降、新選組ファンが激増し、日販の運営する「新選組検定」の実施につながり、受検者は4回までで1万人超。この本は検定の公認参考書だ。

その構成は、新選組幹部列伝(13人)、土方歳三と剣、池田屋事件の真実、新選組最強の剣士は誰か、坂本龍馬と近藤勇、新選組の組織編成、新選組屯所のすべて、新選組をめぐる女たち、土方歳三 鬼の副長はなぜ戦い続けたのか、新選組なるほど一問一答。……妥当なまとめ方だとは思うが、堂々と「新選組検定」対策本と謳われると興ざめする。いや、正直、あざとい記述である。

新選組ファンの大好きなテーマは、剣の達人ばかりで構成された集団の中から、あえて最強は誰か? らしい。当時の史料には「新選組最強」と呼ばれた剣客は隊内に何人もいる。西本願寺の寺侍・西村兼文の「壬生浪士始末」では、沖田を隊内随一とする一方で、斎藤は局中一、二の剣客にて、と書く。子母沢寛「新選組遺聞」では、永倉もまた「隊内でも一、二の遣い手」であったと書く。

ではベスト3内の順位はどうなんだという話題、どうでもいいような気がするが、それぞれのファンはおさまらない。筆者は、元隊士で服部武雄らとともに御陵衛士に転じた阿部十郎が「史談会速記録」の中で語った話から、順位をつけるなら永倉、沖田、斎藤ということになり、さらにいくつかの証言を比較検討して導き出されるのは、永倉が最強だったという結論に他ならないという。

まあ、この件は検定で出題されることはないだろう。検定の出題レベルは1級から4級まであり、マークシート4者択一方式。新選組検定公式サイトには、第5回の申込受付は終了しました、とある。検定の日時は2017年9月24日(日)、会場は函館、東京、名古屋、京都。回答一覧はPDFでダウンロードできるらしい。ところが2017年以降は実施されておらず、どうなっているのか不明だ。

めんどうだから、どうでもいいから、これ以上詮索するのはやめたが、この本は2017年9月の発行だった。見なかったことにしよう。新選組関係の本を書棚から運んできた。司馬遼太郎全集「新選組血風録 幕末」、子母沢寛全集「新選組始末記」、池波正太郎作品集「近藤勇白書」すべて函入りで厚い。本文を見たら……2段でぎっしり組まれた本文活字が小さすぎる! 嗚呼。(柴田)

山村竜也「世界一よくわかる新選組」2017 祥伝社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/439661621X/dgcrcom-22/


●昨年からの「ウィーン・モダン」続き。18世紀末から20世紀初頭のウィーンということで、マリア・テレジアやフランツ、エリザベートの肖像画にはじまり、シューベルトの眼鏡やフリーメイソンなモーツァルト、ウィンナーワルツ(ヨハン・シュトラウス2世)やら、ビーダーマイアー時代にヨーゼフ・ホフマン、ウィーン工房、オットー・ヴァーグナーにアドルフ・ロース、ウィーン分離派、クリムトとシーレ、マクシミリアン・クルツヴァイルなど。

暮らしや文化の移り変わりが、展示室を進むたびに見えてくる。それは建築物の装飾であったり、家具の形だったり、書体であったり、食器デザインのコンセプトであったり。庶民の時代やブルジョアの時代があるのだが、それらの中心にフランツの治世がある。

ミュージカル「エリザベート」では、影の薄い、母親や嫁に頭の上がらない、仕事のできなさそうなフランツ・ヨーゼフ1世が、実はとても有能な人で、城壁を取り払って都市計画を行い、文化や経済を発展させていたことを知った。 (hammer.mule)

フランツ・ヨーゼフ1世~名君になれなかったオーストリア皇帝 悲痛の人生
https://bushoojapan.com/world/europe/2019/08/18/27574

https://ja.wikipedia.org/wiki/フランツ・ヨーゼフ1世

エリザベート 東宝 4月から
https://www.tohostage.com/elisabeth/

エリザベート 宝塚 10回目の上演はおととしの夏
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/elisabeth/

エリザベート 本家vbw
https://www.vbw-international.at/home/elisabeth