[4941] HDDの故障とSSD◇液タブと板タブ/両方のメリットを使い分け

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《前触れも何もなく突然沈黙……》
 
■グラフィック薄氷大魔王[641]
 パンドラの箱を開けちゃった(その1)HDDの故障とSSD
 吉井 宏
 
■ネタを訪ねて三万歩[178]
 液タブと板タブ 両方のメリットを使い分け
 海津ヨシノリ




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■グラフィック薄氷大魔王[641]
パンドラの箱を開けちゃった(その1)
HDDの故障とSSD

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20200129110200.html
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●発端、またHDDが壊れた模様

フォルダが開かず、ディスクユーティリティでは「First Aidsプロセスを完了できません。可能ならバックアップしてください」って。3TBのポータブルHDD、2011年1月購入で9年前のもの。内容的には古いバックアップのそのまた控えみたいな、どうでもいいものなんだけど。

昨年12月にもTime MachineのHDDが壊れたのだが、5年以上回りっぱなしだったから無理もない。それほど使ってなくても、そろそろ壊れ始める時期なのか。もっと前の20年近く前から使ってるポータブルHDD(容量160GBとか)がいくつかあるけど、まだ大丈夫だったりする。

3TBといえばポータブルHDDとしては当時最大級の容量。9年たった今は4〜5TB。値段もずいぶん安くなった。3.5インチなら10TBもある。

壊れてないけど使わなくなった、古いむき出しの3.5インチHDDが溜まってきてる。1ダースくらいが中途半端に生き残ってるのだ。

容量が小さいのもあるから、重複なしでまとめれば5TB一台に入りそう。10年くらい前に、不要HDDをソフマップの破壊サービスで穴あけしてもらったけど、また行かないと。

それらのHDDにはスタンド型のクレードルを使うのだが、いちいち電源を繋いでセッティングするのも面倒。むき出し3.5インチを全廃止するつもりで、大容量ポータブルHDDいくつか買ってこよう。

●ポータブルもSSDが主流?

古いHDDを世代交代すべく、ポータブルHDDを買いに量販店に行ってびっくり。今やもうポータブルもSSDが主流なのね。3:1くらいで、HDDが少数派。もちろん、SSDのほうが容量小さく割高だけど。

内蔵SSDが壊れにくいのは経験的に知ってるけど、外付けポータブルのSSDは僕的に故障率100%なので、あまり信用してない(3台中3台壊れた。USBの抜き差しが負荷かかるんだろう)。SSD壊れるときって、前触れも何もなく、突然沈黙する。こわいぞ。

グラフィック薄氷大魔王[492]SSDの故障率100%の衝撃w
http://bn.dgcr.com/archives/20161005140100.html

たぶん、総合的にはSSDのほうが圧倒的に壊れにくいんだろうけど、HDDって何年どのくらい使ったらそろそろかな? って見当つく。

壊れるときも開かないファイルがあったりして、そろそろダメだなってわかるし、修復が効くことある。対処のしようがある分、気がラク。3台の4TBポータブルを購入。

で、コピーを始めようと古い3.5インチHDDにディスクユーティリティかけてみたら、「First Aidsプロセスを完了できません。可能ならバックアップしてください」って出た。これも9年前のHDD。まだ読み出しはできるので、いいタイミングかw

コピー作業を始めるも、ダメだ、超絶不安定。コピー中に接続が切れたり、不要フォルダをゴミ箱に捨てる操作に数分かかったりする。手動でできるところまでコピーして、ダメならあきらめようかと思ったけど、とりあえず成功(失敗したとしても、データ自体はBD-Rに焼いてあるから損失はない)。

古いHDD、壊れてなければポータブルにコピーした後は控えとして置いとこうと思ったけど、ダメか〜。今コピーしたもののバックアップ用にもう一つHDDが必要になる。マジに10TBのHDD買って、数台のポータブルのバックアップにしようかな。

しかし、HDDが3台連続で故障。どうなってるんだ?

そしてこの後、他の古いHDDから新しいポータブルHDDに移そうとして、大変な事態に突入することに……。


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  https://www.yoshii.com
Blog https://yoshii-blog.blogspot.com/

「パンドラの箱(壺)」じゃ、ちょっと変かなと思い、「地獄の釜の蓋が開いた」にしようかと思って調べたら、こちらのほうはぜんぜん違う意味なのね。知らんかった。

○吉井宏デザインのスワロフスキー

・三猿 Three Wise Monkeys
https://bit.ly/2LYOX8X

・幸運の象 LUCKY ELEPHANTS
https://bit.ly/30RQrqV

・SCS ペンギンの赤ちゃん PICCO
https://bit.ly/2JStbC4


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■ネタを訪ねて三万歩[178]
液タブと板タブ 両方のメリットを使い分け

海津ヨシノリ
http://bn.dgcr.com/archives/20200129110100.html
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年末年始は原稿書きの仕事が入っていて、映画三昧は実現できませんでした。これが意外と苦戦してしまい、指定の原稿文字数の倍近くを執筆してしまいました。

年末年始でテレビも見ないし酒も飲まず、遠くに出かけることもないから時間が充分にあったことで、逆に深みにはまってしまった感じです。アイデアは執筆中にどんどん湧いてくるので、肥大化してしまったわけです。

どうも私の場合は、ある程度ギリギリのスケシュールの方が、仕事を熟すリズムがいいようです。まっ、これからもそうなのかは分りませんが、お仕事の依頼は本当に恐縮してしまいます。ありがたいことですね。

なんだか昨年の後半にXP-Penを使い始めてから、流れが変わったような気がしています。まっ、気のせいでしょうけれど……。

ところで、そのXP-Penはメインの22E Proと、一番最初に購入したStarG640がWindowsに繋がっており、Deco01 V2がMacなのですが、問題はWindows環境。

本体はノートPCであり、セミナー等でも使うのでStarG640を購入して使っていたのですが、22E Proをセッティングしたときに、板タブレットのStarG640と相性が悪くて外してしまったのです。が、それはどうも今となっては私の勘違いだったようです。

1月の月例セミナーの準備がことのほか手こずり、ギリギリまでかかってしまい、慌てて準備をしているときにタブレットのことを忘れてしまい、StarG640をバッグに入れ、会場でドライバーをインストールしようと思っていました。

ところが、いざドライバーをインストールしようと思ったら、なんとそのま使えてしまったのです。どうやらドライバーはアッパーコンバチで、どのペンタブレットとも使える(?)ようです。少なくとも、StarG640とDeco01 V2は使えました。

ということで、自宅に戻って改めてStarG640をセッティング(ケーブル接続しただけ)したら、22E Proともども問題なく使えました。しかも、もう一台の外付けモニターにも連動です。

つまり、これで液晶タブレットなのに、液晶タブレットのメリットと板タブレットのメリットを両方使い分けることができるのです。これ、ちょっと良い感じデス。

それじゃ、両方のメリットって何ですか? と突っ込まれそうなので、私なりの感触を整理してみます。

液晶タブレットのメリット:直感的にグリグリ描いたりスカルプト系モデリングする時

板タブレットのメリット:Offfice等の事務的で細かい処理を行う時

これだったらDeco01 V2相当をもう一台ゲットかな。そんな2020年のスタートになりました。

ところで、問題の大型液晶タブレットXP-Pen 22E Proで、予想外の収穫がありました。それは、二本指グローブ。

液晶タブレットには必須アイテムなのですが、これは板タブレットでも付けた方が良い感じです。実際、XP-Pen Deco 01 V2にもバンドルされていました。

結果として、私は先月から作業中は付けっぱなしになりました。一応すべりやすくて汚れにくい素材なのですが、2セット持っているものの、毎日付けっぱなしになるので予備を購入しました。

少しだけ気になるのは、キーボードでのタイピング時の違和感かな? というぐらいです。もっとも慣れれば問題なしのレベルですね。

二本指グローブ
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01CNKIONE

さて、気になるXP-Pen 22E Proの操作性ですが、お絵かきは当たり前として、3D処理でも使い勝手がいいですね。スカルプトによるモデリングの時には、板タブレットよりも直感的に作業ができるので、使い勝手が良いです。

しかし、良いことづくめではなく、少し問題が発生してプチパニックになりました。室内の蛍光灯が写り込んでしまうのです。

私の仕事部屋は遮蔽板のついた蛍光灯で、昔は専用の色温度バリバリの蛍光灯でしたが、高額すぎるので現在は白色。但し、真上にあるのでアウトです……。そこで、あまり使っていなかった床の上に立たせる、足の長いフロアライトを使うことにしました。

色については問題ありでしたが、白色LED等を探して調整しています。これでとりあえず、位置関係は何とかなりました。あとは細部の調整です。メインの机の後ろにあるテーブルに、LED武装したフロアライトを設置しています。

もちろん手元にもある程度の光が欲しいので、USBライトを使うことにしました。USBから電力供給するLEDライトです。ちなみに、液晶タブレットを配置している天板は、600mm×1000mmです。

そんなわけで、小まめに環境改善ネタなどをblogにアップしていますので、興味ある方は覗いて見て下さい。ということで、本年も宜しくお願い致します。

http://www.kaizu.com/Goods/kaizu/ny2020.html

◎今月のお気に入りミュージックと映画◎

◆ "Three Kingdoms" on Gao Xixi in 2010(CN)

題名は英語版で、日本では「三国志 Three Kingdoms」として放送。45分で95話の大作。魏の曹操(そうそう)役の陳建斌(チェン・ジェンビン)の演技が、他を圧倒していいます。

曹操は悪役とされるのが定番ですが、本作では現実主義者として描かれています。他に蜀の劉備(りゅうび)役の于和偉(ユー・ホーウェイ)、諸葛亮(しょかつりょう)役の陸毅(ルー・イー)、関羽(かんう)役の于栄光(ユー・ロングァン)、張飛(ちょうひ)役の康凱(カン・カイ)、晋の司馬懿(しば
い)役の倪大紅(ニー・ダーホン)など、他の作品では美男美女で作り込まれている作品なのに、この作品はリアルな感じで色々なイメージの俳優が演じているため、見ていて楽しいです。とにかく役者の個性が光る作品です。

もともと吉川英治の「三国志」で一度挫折していたので、正直、もう無理だと思っていました。横山光輝の「三国志」は手付かず。

とにかく中国人の名前は漢字2文字が多く、歴史物では親子で同じ字を1文字使うことが一般的なので、小説だと誰が誰だか判らなくなってアウトだったからです。

Youtubeで偶然見て、はまってしまいました。連続してある程度見ていくうちに、全体の流れが理解出来ると同時に、この世界感にグイグイ引き込まれます。毎回役名が表示されるのも映像の強みですね。そのうち、レンタルビデオでしっかり見直してみたいと思っています。

三国志 Three Kingdoms 第41話 苦肉の策


三国志 Three Kingdoms 第42話 赤壁の戦い


◆ "Please Mr Postman" by Carpenters at 1975(U.S.A)

邦題「プリーズ・ミスター・ポストマン」で、誰を思い浮かべるかが面白いですね。私はカーペンターズでが、ビートルズもいいですね。でも、オリジナルはマーヴェレッツなんですよね。

やはり良い意味での泥臭さは拭えませんね。もちろんそれは味わいの世界。ビートルズやカーペンターズの洗練された表現は、当時としては相当衝撃的だったのかも知れませんね。今はさしずめ郵便配達人よりも「早くAmazonの荷物が来ないかな〜」ですかね〜。

Please Mr Postman [HD-Music Video] - Carpenters (1975)
https://bit.ly/39tNC49

The Beatles - Please Mr. Postman (1963)
https://bit.ly/37vnKDr

The Marvelettes - Please Mr. Postman (1961)
https://bit.ly/2ZGowux


【海津ヨシノリ】
グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/お菓子研究家

yoshinori@kaizu.com
http://www.kaizu.com
http://kaizu-blog.blogspot.com
https://www.facebook.com/yoshinori.kaizu
https://twitter.com/Yoshinori_Kaizu

元日に6年ほど使っていたiPhone5sのバッテリーを交換しました。ほとんど酔狂だったのですが、アッサリ問題なく交換できてしまったので、とりあえずしばらくはiPhone5sを使い続けようかと思っています。

ちなみに、昨年末は週にPhone5sの使用時間は7分という記録を打ち立てました。通話しないし、メールチェックぐらいなのと、iPad miniで大学関係は構内のWi-Fiがストレスなく使えますので、そんな流れになりました。

あと都営地下鉄は繋がりが良いですね。ただし、JR山の手線、西武池袋線、東武東上線は普通……しかし東急電鉄は最悪で、外国人観光客用のWi-Fiしか出てこなくて日本人は無視……かなりガッカリです。

■page2020クリエイティブゾーンへの登壇いたします。
クリエイティブゾーンセミナー(2月5日 14:30〜15:30)
「Photoshop for iPadで変わるPhotoshopperの世界」
https://page.jagat.or.jp/sessionList/zone.html

■2月の画像処理セッションは2月20日を予定しています。
海津ヨシノリの画像処理テクニック講座 vol.141
〜ZBrushの基本講座
【3Dデジタル粘土細工入門8】〜
https://www.borndigital.co.jp/seminar/16994.html

講演内容:ZBrush 2020で加わった機能の確認と、モデリングの流れをパーツの組合せで考察してみます。単純な形状の積み重ねという考え方も面白いです。マネキンライブラリ、ポリペイントのカラー調整、XTractorブラシ、モーフUVなど。


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編集後記(01/29)

●偏屈BOOK案内:黄文雄「それでもなぜ、反日大国の中国人、韓国人は日本に憧れるのか?」

黒地に特太ゴチック白抜き29文字にもなる長いタイトル。カバー袖には「すべては中韓の精神文化に答えがあった!」以上、おしまい、ってわけにはいかないが、本文中に箇条書きゴシックが小見出しふうに入るという構成になっている。分かりやすいが、無理やり設定したような感じ。これは編集者の仕業か。

反日国家であるはずの中国人と韓国人は、なぜあの手この手で日本に永住や帰化を求めるのか。なぜ、「鬼子」や「倭豚」の国を目指すのか。その理由を知るためには、故国と異国についての二つの視点と視野から見なければならない。この本はその理由の解説のために書かれた。ポイントは以下の6つだという。

1)中国も韓国も歴史・文化的に易姓革命の国で、「力」によって支配される社会である 2)戦乱、虐殺、抗争がどの時代でも絶えない、不安定な社会3)いくら公平を求めても、ますます格差が広がり、いつも勝ち組と負け組の敵対関係が存在し、憎しみあい、内ゲバの社会となる 4)生命、財産を安全にして安心できる保障がない 5)人間としての尊厳や人権を得られない6)そのまま故国にいたら、夢も希望もない……だから「逃げるしかない」

社会主義史上最大の富豪とされるトウ小平一家は、江沢民時代になると上海閥に狙われ、約10兆円の資産を奪われた一族は海外に逃げた。習近平は先手を打ち上海閥を潰した。習一族は既に海外に逃亡完了。中国に約118万人いる「裸官」と称される役人も、逃げる準備中かほぼ完了している。党中央委員の91%、党中央規律検査委員会の88%が脱走の準備を整えている。と筆者は推定する。

中国人が中国から逃げ出したい理由は、1)奴隷制社会 2)良心を持った人がいない社会 3)才能ある人が潰される社会 4)中華思想で成り立っている社会 だという。小中華の逃げ足はもっと早い。朝鮮戦争の時、建国の父・李承
晩大統領は真っ先に逃げた。己一人が助かればよいと、漢江大橋まで爆破し、結局国外に逃げのびた。あのセオウル号の船長が逃げたのもお約束通りだ。

台湾は多言語、多文化、多種族社会だが、台湾人は中国人の同胞ではない。中国も韓国も、建国は戦後である。中国は建国以来、一度も台湾を統治したことはない。島国・台湾に歴史上何の貢献もしていない。台湾人と中国人には何の関係もない。知らない日本人は多いが、筆者は台湾人だからビシッと断言する。

日本語は日本史の中で最大の発明で、漢字・かな文字混じりの文字体系は世界文化を包摂している。日本語を除くアジアの語文は、教育の面から考察するとほとんど高校までしかメディアとしての価値をもたない。近代諸科学の歴史的蓄積が不足しているからだ。中国の憲法でも「和製漢語」が70%以上を占める。もちろんハングルの世界でも、漢語の含有率は70%以上ある。

日中・日韓の関係はますます冷え込んでいるのに、なぜ中韓の観光客が増えたのか(いま現在はいろいろわけあって減っているが)。 1)強い反日思想をもつ人は限定的 2)反日よりも自分の欲求が大事 3)いちばん行きやすいのが日本だった というだけだ。中韓が親日になる可能性は? 韓国にはないが、中国は「嫌日」よりも「嫌中」「嫌韓」の方が多い。そうなんだ〜。(柴田)

黄文雄「それでもなぜ、反日大国の中国人、韓国人は日本に憧れるのか?」
2015 海竜社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4759314210/dgcrcom-22/


●胃カメラ。12月の健康診断でバリウム検査をして、ポリープが複数見つかった。ここ数年、胃の調子が悪かったので納得。結果を受けて、病院で胃カメラをやってもらった。

15年ぐらい前に初めて受けた時は経口で、とても苦しかった。好奇心が勝ってしまい、自分の胃の中を見られて面白かったという印象が強い。いつの間にかポリープ切除までしてくれていた。

「この手のポリープができる人は胃がんにはならない」とまで教えてもらって、受けて良かったなぁと思ったものだ。

4年前に受けた胃カメラは鼻からで、経口よりは楽だったが、鼻の穴が苦しいのと、後ろが通路になっていて、鼻を広げるためにチューブを刺したままの姿を、誰からでも見られるのが恥ずかしかった。

ピロリ菌検査も同時に受けたが問題はなく、胃自体もわりと綺麗で、自分ではあんまり胃の調子は良くないと思っていたから意外だった。(hammer.mule)