[4973] コロナ騒動から生まれたアート◇Adobe XDの新機能を追いかけてみた

投稿:  著者:  読了時間:25分(本文:約12,000文字)



《世界は「ひきこもり化」に向かう》

■羽化の作法[102]現在編
 コロナ騒動から生まれたアート
 武 盾一郎

■LIFE is 日々一歩(116)[ウェブ]
 久しぶりに、Adobe XDの新機能を追いかけてみた
 森 和恵
 



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■羽化の作法[103]現在編
コロナ騒動から生まれたアート

武 盾一郎
http://bn.dgcr.com/archives/20200317110200.html
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●予想以上にシリアスな展開に……

前回から二週間ですが、コロナ騒動が想像以上にすごいことになってますね。

フランスでも店舗が閉鎖になってるようです。
滞仏日記「全仏、休校に続いてついに飲食店、クラブ、商店などが閉鎖に」
https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-472/

スイスでも。
https://www.swissinfo.ch/jpn/society/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9-%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%83%85%E5%A0%B1/45591162

ヨーロッパ全土が非常事態になってます。

パンデミックの「中心地」欧州、人が消えた街(字幕・16日)


そんな中、イタリア各地で住宅の窓やバルコニーから音楽を奏でる動画がTwitterやFacebookに出回っていて、一筋の光を感じさせます。

「新型コロナで外出禁止のイタリア、人々はバルコニーで歌って励まし合った(動画)」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/italy-sing_jp_5e6c88c5c5b6747ef11d7159

「新型コロナウイルス対策で全土封鎖に踏み切ったイタリアでは音楽が国民を支える」
https://gigazine.net/news/20200315-italy-fighting-coronavirus-music/

アカペラだったり、オペラだったり、アコーディオン、ギター、DJ、様々な音楽をみんなで楽しんでいます。まさに文化が生まれる瞬間って感じです。さすが芸術の国イタリアですね。

芸術はよっぽど暇とお金と心の余裕がないと生まれないのではなくて、生きることに必要なものなんだ、と見ているこちらが励まされます。

休校、閉店、検査などの対策が国によって違うのがとても興味深く、それをリアルタイムで知れるのはありがたいものです。

国家の威信をかけた戦いが、まさに今コロナ対策で発動されている。ある意味、国家対抗オリンピックである。

どこの国がもっとも風土にマッチした合理的な判断をしてるのか? 結果は数年後の国家経済状況で明らかになります。コロナ対策の良し悪しが、モロに出ると思います。

果たして我が国の対策は吉と出るか凶と出るか。

●本性があらわになる

経済が個人のレベルでグローバルになってますよね。インターネット・テクノロジーを生活インフラに置くほど、「国家」の必然性は薄くなる。

国家とは舞台裏で的確に機能していればいいのであって、しゃしゃり出て来て欲しくない。しかし、そうなってくると反動として「ナショナリズム」が台頭する。

小競り合いはあるものの、この振幅は螺旋を描き「アウフヘーベン」している。多分。

しかし、このコロナ騒動で「国家」が急に姿をあらわにして来ました。それはまるで地中に埋められていた巨神兵が、不格好な姿のままドロドロと地上に這い上がって来たかのようです。

国家の本質とは何か? ひとことでいえば、良くも悪くも「暴力装置」です。

学校も店も地域も閉鎖するとは「戒厳令を敷く」ようなもので、これは国家による暴力に他ならない。

「国家」がむき出しになる状態、これはもう「戦争」である。

ただ幸いなのは、課題が「新型コロナウィルス」で全世界共通してるところ。

「宇宙人が攻めて来たらきっと人類はいがみ合ってる場合じゃなくなるので、助け合うだろうなあ」なんて思ったことあるでしょう? そんな新しいタイプの戦争です。

でも、ちょっとおかしいのは、悪しき状態とされて来た「ひきこもり」が、ここに来て推奨されていることです。

本当はものすごく大多数の人たちが、学校や会社に通いたくなかった。本当はひきこもりたかった。しかし、表立ってそれを言えず我慢してきた。それ故にひきこもる人をことさら非難していた。

その膨大な想念が新型コロナウィルスとなってこの世に現れて、世界を「ひきこもり化」に向かわせた、なんて想像してしまうほどです。

この騒動をきっかけに、「ひきこもり」はマイノリティではなくなるでしょう。ひきこもりのあなた。もう自分を責めないで。後ろめたく思わないでください。

「非常事態はパニックになる」と思いがちですが、狂うのではなくむしろ本性が露呈し、自分のやりたいことに気がつく機会になります。3.11の時もそうでした。

ところで、冒頭で「バルコニー音楽」が花開いてるイタリアを紹介しましたが、日本ではそういったムーブメントがないのでしょうか?

あります。これです。

●コロナ騒動から生まれたアート

◇妖怪「アマビエ」
https://i.pinimg.com/originals/c2/0c/fb/c20cfb5b5af4ce19576192975138454a.jpg

江戸後期に熊本に出現した妖怪で、海中に光る物体が出没していたため、役人が見にいくと姿を現した。とのこと。人魚のようなカッパのような感じですね。

で、ここからが肝心なのですが、この妖怪、『疫病が流行したら自分の姿を写して人々に見せるように』と伝えて、海中に消えたそうなんです。

「アマビエ」より
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%93%E3%82%A8

このお話が元になって、アマビエを描いてSNSにアップさせることが流行しています。絵だけではなく、ぬいぐるみなどの立体もあります。

『妖怪「アマビエ」とは? 新型コロナウイルスの沈静化を祈ってイラストを描く人が続出』
https://www.huffingtonpost.jp/entry/amabie_jp_5e675a75c5b68d61645a5151

Twitterのハッシュタグ #アマビエで、いろいろ見られます。
https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%93%E3%82%A8

また、Instagramのハッシュタグ #amabie でも見れますね。
https://www.instagram.com/explore/tags/amabie/

私も「このビッグウェイブに乗らなくては!」と思ったのですが、まだ乗り損ねています(笑

ネットでのムーブメントはイラストだけではないようです。こちらはクラシック音楽(?)です。

◇Coronavirus Etude


どんな曲なんでしょうか? 演奏している動画もあります。アップしてる人が徐々に増えてるようですね。

「Coronavirus Etude - for Piano and Disinfecting Wipe」


演奏者によって楽譜の解釈が違うところが、クラシックの醍醐味です。上の演奏とはまたちょっと違っています。

Coronavirus Etude. for piano and disinfecting wipe


ちなみに、先ほどの『コロナウィルス エチュード』の楽譜ツイートには #coronapocalypse(コロナ黙示録)というハッシュタグがありますが、これ地味にトレンドになったりしてるようです。

そしてもうひとつパロディ絵画を紹介します。

◇名画パロディ

こちらの「The Art」というFacebookページで見つけました。
https://www.facebook.com/The-Art-1766194410274684/

ではご覧ください。

『The Art in The Times of Coronavirus』

https://www.facebook.com/1766194410274684/photos/pcb.2781952155365566/2781952002032248/

https://www.facebook.com/1766194410274684/photos/pcb.2781952155365566/2781951992032249/

https://www.facebook.com/1766194410274684/photos/pcb.2781952155365566/2781952035365578/

https://www.facebook.com/1766194410274684/photos/pcb.2781952155365566/2781952062032242/

https://www.facebook.com/1766194410274684/photos/pcb.2781952155365566/2781952048698910/

https://www.facebook.com/1766194410274684/photos/pcb.2781952155365566/2781952045365577/

ちなみに絵の原作はこちらです。

『最後の晩餐』レオナルド・ ダ・ヴィンチ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%99%A9%E9%A4%90_(%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89)

『ヴィーナスの誕生』ボッティチェリ
https://artsandculture.google.com/asset/the-birth-of-venus/MQEeq50LABEBVg?hl=ja

『ラス メニーナス』ベラスケス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9

『絵画芸術の寓意』(アトリエの画家)フェルメール
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B5%E7%94%BB%E8%8A%B8%E8%A1%93_(%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%B5%B5%E7%94%BB)

『メデューズ号の筏』ジェリコー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%8F%B7%E3%81%AE%E7%AD%8F

『1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での銃殺』ゴヤ
https://www.musey.net/325

楽しんでいただけたでしょうか?

では最後にこちらのデザインをお楽しみください。



(つづく)


【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/断酒68日目】

◎ギャラリー 13月世大使館 オープンします!
3月21日(土)13〜18時
『スプリング・エフェメラル〜金色野原のめぐり逢い〜』展
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“またあおう”

スプリング・エフェメラル

ある春の日

突然出逢った

金色野原の

永遠の友達

御予約開廊日:3月24日(火)13〜15時・16〜18時
3/17迄予約受付中!

・ガブリエルガブリエラ
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Instagram https://www.instagram.com/gabrielgabriela.jp/
ブログ「13月世の物語」 
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・武盾一郎
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ブログ「絵と空の事」 
https://take-junichiro.blogspot.com/
Facebookページ https://www.Facebook.com/junichiro.take
take.junichiro@gmail.com

◎絵画のレンタル&販売のCasieにインタビュー掲載されてます!
https://casie.jp/take

◎アーティストとアートファンを繋ぐプラットフォーム「メセロ(mecelo)」私のページができました! 応援よろしくお願いします! インタビューもあります。
https://mecelo.com/artists/take_junichiro

インタビュー前半
https://mecelo.com/artists/take_junichiro/interviews/57
インタビュー後半
https://mecelo.com/artists/take_junichiro/interviews/58

◎装丁画を担当しています! 『星野智幸コレクション・全四巻』(人文書院)

星野智幸コレクションI スクエア
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226418.html
星野智幸コレクションII サークル
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226413.html
星野智幸コレクションIII リンク
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226414.html
星野智幸コレクションIV フロウ
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b278897.html


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■LIFE is 日々一歩(116)[ウェブ]
久しぶりに、Adobe XDの新機能を追いかけてみた

森 和恵
http://bn.dgcr.com/archives/20200317110100.html
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こんにちは、森和恵です。不要不急の外出を控え続けて、一か月以上が経ちましたね。

せっかく時間があるのだからと、手つかずだったことに時間を振ってみました。

ということで今回は、昨年夏より追いかけていなかったAdobe XD(V23~V28)のアップデート情報を調べてみました。

●Adobe XDとは画面レイアウトに特化したソフト

Adobe XDとは、ディスプレイに表示する画面をレイアウトすることに長けたソフトです。

【デザイン、レイアウト、プロトタイプをすばやく作成、共有 | Adobe XD】
https://www.adobe.com/jp/products/xd/details.html

XDは、同社のIllustratorによく似た操作感ですが、リピートグリッド・コンポーネント・ステート・レスポンシブサイズ変更など、ウェブサイトやアプリの画面を作るのに便利な機能を持ち合わせています。

日本の制作現場では、PhotoshopやIllustratorを用いてデザインカンプを作ることが多いと聞きますが、これらと比較してXDの方が「機能が少ない分、操作の習得が早い(学習コストが低い)」、「ソフトの動作がとにかく軽い」、「デザインデータの共有がしやすい」などの利点があり、利用者が急増しています。

XDをまだ使ったことない方、どんな感じのソフトかをざっくり知りたい方は、次の動画をご覧になってみてください。

【Adobe XD 入門 解説動画】

※3月29日までの期間限定公開

また、XD22(2019年8月)までのアップデートについて、次の再生リストで動画を公開しています。

【[検証]Adobe XDアップデート】
https://www.youtube.com/playlist?list=PL7LtdGFp5DwR6RVe3q0p7Y8fia-iExJnU

●XDのアップデート情報を収集するには、この3つをチェック!

XDはアドビソフトの中では歴史の浅いソフトで、機能追加や改善が活発に行われています。昨年は、9回のアップデートがありました。

XDの新機能を追いかけないでしばらくほおっておくと、がらっと様変わりするので、定期的に新機能の確認をおすすめします。

アップデート情報は、次の3つのURLから情報をチェックしておけばOKです。

▼最新機能 | Adobe XD
https://www.adobe.com/jp/products/xd/features.html

※正式にリリースされた2017年10月から、新機能が年表のように紹介されています。

▼新機能の概要 | Adobe XD の最新リリース
https://helpx.adobe.com/jp/xd/help/whats-new.html

※新機能の詳細を確認するには、こちらのリンクをみるのがおすすめです。

▼[連載] Adobe XD アップデート - Adobe Blog
https://blogs.adobe.com/japan/serialization/adobe-xd-update/

※アドビスタッフや有識者によるコラムが掲載されています。

●XD23 では「ブレンド機能」が追加

2019年10月のアップデートでは、バージョン23になりました。

【Adobe XD 2019年10月アップデートリリース! - Adobe Blog】
https://blogs.adobe.com/japan/cc-web-xd-october-2019-update-blend-modes-shortcuts-more/

バージョン23の新機能の目玉は、「ブレンドモード」でした。

ブレンドモードとは、重なったレイヤーにおける「色の合成」機能です。Photoshopでは、レイヤーの「描画モード」と呼ばれています。

例えば、ブレンドモードを「乗算」で重ねると、ふたつのレイヤーの色を掛け合わせるため、色が濃くなります。

この機能が加わったことで、表現力がアップし、他のソフトとのデータ互換がより近づきました。

また、[shift]+矢印キーで、選択オブジェクトを10pxづつ移動できるようになったり、[ctrl]([command])キーを押しながらクリックで順次背面のオブジェクトを選べるようになったりと、Illustratorと同じような操作が加わり、作業効率がアップしています。

●XD24は、大型アップデート!

2019年11月のアップデートでは、バージョン24になりました。

【Adobe XD 2019年11月アップデートリリース! - Adobe Blog】
https://blogs.adobe.com/japan/cc-web-xd-november-2019-update-coediting-more/

Adobe MAX 直前のアップデートということもあって、多くの機能が追加されました。

○コンポーネントのステートによる、ホバートリガー指定が可能に

オブジェクトにホバー(:hover)状態が指定でき、ボタンにマウスが重なったときに色を変更するなど、ホバーに対するインタラクションが可能になりました。

○オブジェクトに複数のインタラクション(動き)

例えば、オブジェクトを「タップ(クリック)した時」と「特定のキーを押した時」の両方で画面遷移をするなど、ひとつのオブジェクトにインタラクションを複数指定できるようになりました。

○XDからCCライブラリへの「追加」が可能に

XDではCCライブラリからの読み込み専用でしたが、コンポーネント、グラフィック、カラー、グラデーションおよび文字スタイルを、CCライブラリに追加ができるようになりました。

※ただし、追加した情報の編集はできないので、登録したっきりになります。ちょっと残念。

○「共有ボタン」が「共有」タブに

右上にあった「共有ボタン」が、左に移動し「共有タブ」となりました。

共有機能では、プロトタイプ公開時に「ホットスポットのヒント、コメント、ナビゲーション制御、全画面表示、デザインスペック」の閲覧権限を自由に変更できるようになりました。

例えば、「プレゼンテーション」では「閲覧は自由にできるが、コメントはつけられない」、「デザインスペック」では「閲覧もコメントもできるが、全画面表示ができない」のように閲覧権限を選択できます。

○クラウドドキュメントの共同編集

クラウドに公開したXDドキュメントを、招待した複数人で編集ができるようになりました。現在β版での提供ですが、今後より一層のバージョンアップが期待されます。

○XD26 では「コンテンツに応じたレイアウト」が可能に

2020年1月のアップデートでは、バージョン26になりました。

【Adobe XD 2020年1月アップデートリリース! - Adobe Blog】
https://blogs.adobe.com/japan/cc-web-xd-january-2020-content-aware-layout-plugin-apis/

バージョン26の新機能の目玉は、「コンテンツに応じたレイアウト」でした。

「コンテンツ対応のレイアウトの作成」とは、グループ化されたオブジェクトのパディング(余白)を固定し、レイアウトを保つ機能です。

例えば、前面のテキストオブジェクトと、背面の四角形で作成したボタンをグループ化し、プロパティの[パディング]をオンにすると、「コンテンツに応じたレイアウト」機能が有効になります。

この機能が有効になっていると、文字を追加してテキストオブジェクトが長くなるのに合わせて、背面の矩形オブジェクトも長くなり、グループ内の余白が保たれます。

その他の追加として、多角形ツールに「スター比率」が加わって、「星型」のオブジェクトが描けるようになりました。

○XD28 では、「アンカーリンク」が可能に

先日(2020年3月)のアップデートでは、バージョン28になりました。

【Adobe XD 2020年3月リリース! - Adobe Blog】
https://blogs.adobe.com/japan/cc-web-xd-march-2020-audio-prototyping-anchor-links-more/

バージョン28の新機能の目玉は「アンカーリンク」でした。

「アンカーリンク」では、同じアートボード内のオブジェクトの位置へ移動するリンクが設定できます。

これにより、ランディングページなど縦に長いウェブページのデザインで、ページの途中にリンクさせられます。

また、タップ時に「オーディオを再生」させたり、「複数のアクション」が指定できたりするようになりました。

この機能追加によって、「ボタンをクリックしたときに音を馴らしつつ、画面遷移させる」というインタラクションが指定できます。

その他、細かいけれどできたら超便利な「右クリックで画像を置き換え」たり、「エリア内テキストの高さの自動調整」もできるようになっています。


……というわけで、今回はここまで。

別件で忙しくて、夏~秋までXDのバージョンアップをまったく見ていなかったのですが、かなり大きく変化していて驚きました。

これまでのアドビソフトと異なり、ユーザーの声を聞きながら「みんなが便利に使いやすくなるように改善している」様子がわかって、楽しいですね。

学習コストが発生するのでバージョンアップを躊躇してしまうことが多い中、XDのバージョンアップはいち早く試したい! とみんなが思う気持ちがよくわかります。

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)


【 森和恵 r360studio ウェブ系インストラクター 】
mail:r360studio@gmail.com
YouTubeチャンネル:https://youtube.com/r360studio
サイト:http://r360studio.com/


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編集後記(03/17)

●偏屈BOOK案内:エドワード・ルトワック「ルトワックの日本改造論」

世界的な戦略家エドワード・ルトワックは、近代西洋の戦略論に革命を起こした人物である。この本は現在進行中の日本を含むアジア情勢の危機について、なかでも北朝鮮、中国に関する情勢を中心に戦略家の視点からの分析である。彼の書籍は奥山真司が翻訳、解説することが多い。奥山はあとがきでルトワックの視点を理解するためのポイントを三つあげて、本書の解説をしている。

第一は、日本にとって最重要の戦略問題として「子どもを増やす」ことを提唱する。国家が戦略を実行するとき一番の基盤は若い世代だが、その絶対数が足りない。日本はここ数十年間、国策を完全に誤っていた。ルトワックが本書の英題を「日本の若返り」とした意味がここにある。第二は、「戦士の文化」の強調である。第三は、日本に国防に対する「本気度」を迫っていることである。

日本はどんな朝鮮半島を望むか? じつは「現状維持」が正解である。核をもったままの統一は、日本にとって最悪。非核化した統一朝鮮は米中が望む方向だが、その場合は米軍が駐留しない限り中国に取り込まれる公算が高く、日本にとって大厄災。非核化した分断国家を望むなら、いずれ北は中国の植民地になる。北が核ミサイルを完成させた以上は、分断朝鮮(現状維持)しかない。

日韓関係は外交問題ではなく、二国間交渉では解決できない。これは韓国自身の問題だからだ。そのことは、ドイツが欧州で直面した歴史問題と比較すると分かりやすい。第二次大戦終了までに、ドイツはロシア人を2000万人以上殺していた。それから10年経っても、ロシアの反ドイツ感情はまだ激しかった。それから70年以上経過した今、ロシアの反ドイツ感情はすべて消え去っている。

一方、韓国人の日本への反感は70年以上経っても残る。なぜか? ドイツとオランダの関係と比較すれば分かる。ドイツが戦時中に殺害したオランダ人の数は、ロシアと比べれば非常に少なかったのに、オランダ人がドイツ人への憎しみを解消するまで、ロシア人よりもはるかに長い時間を要した。その最大の理由は、ロシア人はドイツ人と戦ったが、オランダ人は戦わなかったからだ。

オランダ人は臆病者で、抵抗しなかった。従僕のようにドイツに協力した。若いオランダ人たちは父親たちが臆病者であったからこそ、戦後に反ドイツ的感情を持ち続けた。朝鮮半島では日本に対するレジスタンスは殆どなかった。朝鮮人は概して服従的だった。むしろ多くの人々は、服従以上の態度で自発的に日本に協力した。オランダ人がドイツ人に迎合したのと同様のことが起きた。

「韓国人が抱える問題も韓国人の内面に起因する。つまり、それは戦後生まれの息子たちと、その父親や祖父たちとの関係の話であって、外交や二国間交渉で解決できる問題ではない。つまり、これは心理的な問題だ。自分たちの恥である祖父の世代の奴隷的な態度を隠したい、忘れたい一心なのである。

ここに新たな問題の根がある。今日の韓国は従属相手を切り替えて中国の従僕になろうとしており、そこに戦略的な問題が出てくる。それは韓国が、アメリカの主導する反中国・封じ込め同盟に参加できないことを意味するからだ」。というわけで、日本の外交官らの努力はすべて無駄だった。つづく。(柴田)

エドワード・ルトワック「ルトワックの日本改造論」2019 飛鳥新社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864107289/dgcrcom-22/


●火事続き。翌日の夜、掲示板には、階下への水漏れについての告知が出た。亡くなった人はいないこと、階下に水漏れがあったことなどだ。

貼り出している時に居合わせた。コンシェルジュさんの話では、空気清浄機が小さく爆発し、そこから出火したとのこと。スプリンクラーのおかげで、大事には至らず、延焼もなかったそうだ。

どこのメーカーかまではわからなかったが、「空気清浄機 爆発」で検索すると、電子部品がショートしたり、空気中の異物が加熱されて出火する事例があった。しかし確率としては低く、身近なところで発生したことに驚いている。

オール電化なマンションで火を使わなくても、電化製品から火災は起きうるんだなぁ。(hammer.mule)