グラフィック薄氷大魔王[665]「素敵な互換ペン」他、小ネタ集
── 吉井 宏 ──

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●ノストラダムスと僕

五島勉さんが亡くなったそう。「1999年7の月に恐怖の大王が降ってきて、世界が滅亡する」は半分くらい信じてたかもw いつか米ソの核戦争になるとも思ってたし、世紀末という言葉の響き自体が怖かった。世代の精神に大きな影響を及ぼしたのは確実。

1993年2月、MacとPainterを使い始めた直後。五島勉著「イソップ物語の謎」の装丁イラストを描いたことがある。話をもらったときには「あのノストラダムスの!」って舞い上がった記憶。ブックデザインは中原達治さん。
http://www.yoshii.com/dgcr/199304-Aesop

この「イソップ」も「ノストラダムス」も、ウソや無理矢理の解釈を駆使して凄い当たってる予言みたいに仕立て、「ホントかよ〜www でも説得力あるなあ!」的に楽しむエンタテイメントだったんだろう。





「水曜スペシャル」とかテレビでも何でも、フィクションとノンフィクションの境目が曖昧な時代だったしね。いくつかの続編も含め、むさぼるように読んだと思う。

その、「もしかしたら本当かもしれん……」っていう不安につけこんだ勢力に利用され、少々好ましくないイメージがついたのは残念。

まあ、影響下の世代にとっては「1999年7の月」が、一種の「メメント・モリ」的に働いたのは、悪いことじゃなかったと思う。

考えたら、1999年7月ってインターネットも普及済み。そんな大昔じゃない。1999年8月1日を迎えたとき、ホッとしたか記憶ないなあw 数か月や数年くらいズレるのも、予言的にはアリと思ってたから、まだまだ油断できないって感じだったかな。

●素敵な互換ペン

Wacom Oneのページを見てたら、
https://tablet.wacom.co.jp/article/wacom-one-display

こんな素敵なものが!
https://www.staedtler.jp/digitalpencil.html

ステッドラーの鉛筆を模したペン。付属のペンは僕には太すぎるけど、これなら鉛筆サイズで描きやすそうだ。

Wacom OneではCintiqやIntuosなどの従来のWACOMペンが使えなく、「特殊なペンかよ〜」と思ってたけど、対応機種のリストPDFを見ると、むしろこちらのペンのほうが標準とも言えそうなくらい普及してるのねw

他にもLAMYの万年筆や三菱鉛筆みたいなペンもある。他にもあるんだろう。少なくとも「対応機種リスト」にある機種のペンは、全部互換性あるはずだし(ステッドラーのも含め、サイドボタンが省略されてることがあるので注意)。

13インチのWacom Oneは小さすぎるかな〜と思ってたけど、このペンが使えるならちょっとほしくなってきた。調べたら、このタイプのペンにはサイドボタンはついてても1個と判明……。そっか、先日書いた「中クリック」問題はそのまま被っちゃう。残念。

●電子ノート「フリーノ」と、ペラ紙ノート

WACOM入りの手書き電子ノート「キングジム デジタルノート フリーノ」
https://www.kingjim.co.jp/sp/freno/

こういう電子ノートは気になりつつ、結局一度も買ってない。いや、シャープのを一度買ったかなあ。結局、アイディアスケッチ用途などでは、そのへんの紙切れとボールペンのほうが便利って結論になっちゃう。ScanSnapやスキャンアプリで、デジタル化はほとんど手間なしになってるから。

iPadとApple Pencilさえ、メモやスケッチ用途にはそれほど使ってないし。あと、紙と筆記用具の相性などあれだけこだわりまくってるのに、そこらへんが調整しにくいデバイスって理由もある。だけど、試し書きしてみたいな。

「フリーノ」で検索してたら、横に楽天市場の広告に「保存するメモ帳(Evernoteエディション)」が出た。
https://superclassic.jp/?pid=21675183

これ、10年前から使ってる。この連載にも書いた。A4かA5のコピー用紙などのペラ紙を折りたたみ、差し込んで使うメモ帳というかフォルダ。パスケースサイズ。
http://bn.dgcr.com/archives/20100331140300.html

びっしり書いてスキャンして捨てるという使い方が理想なんだけど、実際のところ1年以上も同じ紙使ってたりする。外で立ったままメモすることってあんまりない。ロディアのカバー付きメモも使ってるけど、「保存するメモ帳」のほうが手軽で便利。

●TDW作品順番、その後

先週の、「さらに名案」として、「アップロード(予定)日」ではなく、「完成日や最終改訂日」を入れることにすれば全部解決だ〜、の件。制作月だけ入れることにして、修正したものをアップロード、スケジュールを調整した。

その後、追加の11個も完成し、制作月を入れてアップロード。したものの、う〜〜〜〜むむ、これはあまり美しくないなあ。2021年1月〜3月の45個の日付がすべて「2021.07」になってしまう。無理に作り溜めした感が醸し出されてしまうw

「見せたい時に見せられる名案」としては、プレビューやスクリーンショットを「先行公開」で解決したんだから、今まで21年やってきた通りに「日付=アップロード(予定)日」に戻そう。また45個を日付修正してアップし直しだ。これで4回目w


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

ふと気がついたら、次回は第666回! ノストラダムスと一致!……じゃなかった、「オーメン」かw っていうか、新型コロナが「恐怖の大王」みたいになってるなあ。もともと引きこもりみたいな生活してても、さすがに困る。デジクリ夏休み明けには落ち着いててほしい。

◯所属してるパリのエージェントCostume3piecesの毎年恒例の展覧会、今年は新型コロナの影響で、バーチャルで開催(9月末まで)。仮想ギャラリーで33名のアーティストの作品が見れます。今回のテーマは「小屋(cabanes)」。僕は回して見れる3D作品を出してます。
https://www.costume3pieces.com/cabanes/

◯ウォーキングアプリ「STEP ISLAND」

ミクシィのゲーム感覚ウォーキングアプリ「STEP ISLAND」(現時点でiPhoneのみ対応)。歩き回るキャラクターを数十匹提供してます。6月初旬にアップデートされ、キャラも増えてます。

App Store https://apps.apple.com/jp/app/id1456350500
公式サイト https://stepisland.jp

○吉井宏デザインのスワロフスキー

・三猿 Three Wise Monkeys
https://bit.ly/2LYOX8X

・幸運の象 LUCKY ELEPHANTS
https://bit.ly/30RQrqV