[0219] 今年も大変だ

投稿:  著者:  読了時間:17分(本文:約8,200文字)


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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0219 1999/01/07発行
http://www.dgcr.com/      1998/04/13創刊
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●「今年も大変だ」
 木曜日担当:森川眞行

●デジクリ・トーク
 人生、イッスン先は闇? (参の巻)
 服部幸平

●新刊情報
 ◎「1999年度 完全保存版 日本のデジタルイメージ・クリエイター100人」

●コンテスト情報
 ◎VRML 3DCGキャラクターコンテスト(一次募集)

●現在募集中
 ◎ ホームページリニューアルインフォメーション
 ◎ 新刊情報
 ◎ デジクリClassifieds



「今年も大変だ」
木曜日担当:森川眞行
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あけましておめでとうございます。森川です。日刊デジクリも2年めに突入。お
正月はゆっくりお休みできましたでしょうか?

ボクは自分のサイトのコンテンツの整理のために、相変わらずの毎日でした。
お正月は業務上のメールが激減するので、その間に自分のサイトをじっくりメ
ンテナンスしていたのですが…これがなかなか終わらない。…というか終わり
のない戦いなのです。

なにしろ自分のWebサイトを公開したのは4年前。今回改めて昔のコンテンツを
次々にオープンすると懐かしいものがいっぱい出てきます。年末の押し入れの
大掃除のように、ついつい手が止まってしまいます(笑)そして改めて3年間の
間にWebページを制作するクリエイターとして、色々な変化があったことに気が
つきます。

はじめてフレームを使ったページ、積極的に音声や動画のプラグインを使った
時代、アニメーションGIFに凝った時代、テーブルタグでレイアウトを開始した
時代、それぞれのWebページに歴史あり…ってカンジ。GIF画像ひとつとっても、
昔のファイルはなんでこんなにファイルサイズが大きいのだろう…って笑って
しまいます。Webの画像制作もPhotoshopしか使っていなかった時代があったん
ですよね。最近のページを見るとFlashムービーがやたら多くなっていたり、レ
イヤーを使ったDHTMLのページなんかがあり、今でこそ最先端の技術かもしれま
せんが、また何年かすると笑ってしまうのかな…って思いました。

10年前にDTPを開始した頃の苦労を思い出します。当時はMacintoshのCPUも
68020か30でフォントも2書体しかない時代。イメージセッターからの出力はポ
ストスクリプトエラーばかりで大変な時代でした。それでもボクたちは「将来
これがスタンダードになるんだ」と信じて何日も何日も自宅に戻れず、イメー
ジセッターの前で仮眠する毎日を送っていたのです。
やっと5~6年前にDTPが一般的に普及し始めた頃、新規参入のDTPユーザーに
「あの頃は大変だったんだ…」なんて苦労話をよくしたのですが、Webでも同じ
ようなことを言うようになるのかもしれません。しかし、DTPとの大きな違いは、
まだまだ現状が変化の途中であるということ。この差は大きいです。

Webデザインは「ナマモノ」だと思います。そして仕事としての最終的なカタチ
が見えてこない。目標がどんどん変化する。これはやっている側とすれば精神
的な苦痛が大きいですよね。でも、ここで踏ん張って変化しつづけるWebに追い
付かないと仕事にならない。ボク達は最新の技術をどうやって仕事にするか試
行錯誤のまっただ中にいます。

Webデザインを仕事をして開始したばかりの頃、クライアントからのリクエスト
に応えられないことが多かった。コンピュータでページを作ることから、どう
してもDTPと比較されてしまうのですよね。もっと文字を詰めてください。画像
をもっと鮮明にしてください。行間を見やすく整理してください。書体を変更
してください。…そんなリクエストにボクたちは胸を張って(笑)できません!
と言い切ることが出来たのです。

もちろん、ただ単に「出来ません」を連呼しても、クライアントに見放される
ので、仕方なしに文字の一部分を画像にしたり、“BLOCKQUOTE”や“TABLE”タ
グを使って工夫をしたものです。しかし今となってはそんな言い訳は全然通用
しません。「Dreamweaverがあるでしょ」とクライアントに指摘されたらそこで
ゲームオーバー。ボクたちは「まだブラウザのバージョンが対応していないか
ら…」「プラグインがいるから全ての人に見てもらうことが出来ないですよ…」
てな言い訳が出来た時代が懐かしいです。

FlashにしてもDHTMLにしても、JavaScriptによるロールオーバーにしても、見
栄えのよい軽い画像ファイルにしても、下手をすると作り方の情報そのものは
クライアントの方がよく知っている時代なのです。当然、クリエイターは新し
い技術に対応できるように今まで以上の学習が必要です。
ボク自身も、次々と変化するWebデザインの本筋から離れていかないように自分
のページで色々と実験を繰り返しています。時には実験や検証の最中に仕事が
入り、まるでテストケースのようにクライアントの仕事をやっつけてしまう場
合だってあります。

日刊デジクリは決して止まることのないWeb技術をクリエイターの立場でレポー
トしていきたいと考えます。日刊デジクリというよりは自分のため…という方
が正解(笑)。また何年かしたら「笑っちゃう」ような出来事になるかもしれ
ませんけどね。スピードの早い世界だからこそ、こうして電子メールで情報交
換をして次なる時代に備えたいと思っています。

笠居さんの昨日のコラムにもあったけど、今年にはFlash4がやってくる。
Dreamweaverも2になったし、FreeHand9もFireworks2もやってくる。GENERATOR
はすぐそこまで来ているし、Shockwave7も昨日からダウンロード開始になった。
どうする? どうする? どうする? どうする? どうする? 今頃ダイナ
ミックHTMLやFlashを勉強している場合じゃないよ。XMLへの心構えは出来てい
るかい? DreamweaverもFireworksもFlashも、しっかり使いこなして次のクラ
イアントの要求にすぐに応えられるようになっておかないとね。

う~む、今年も大変だ!

【森川眞行】もりかわ・まさゆき/ Silicon Cafe'
おかげさまで「FIREWORKS徹底解析」(オーム社刊)の売れ行きがよいらしい。
ボクの所に「書店で売り切れてました(涙)」というメールが何通も届いている。
オーム社に問い合わせたら、Webページでも販売しているとのことなので、そっ
ちもヨロシクね。
http://www.ohmsha.co.jp/data/books/contents/4-274-06281-3.htm

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■デジクリ・トーク
人生、イッスン先は闇? (参の巻)
服部幸平(フリーイラストレーター)
http://www.asahi-net.or.jp/~pg9k-httr/
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初出勤の日に辞める決心をしてから、会社とそれ以外のふたつの顔を持つこと
にしました。店ではマジメに一生懸命働き、アパートに帰ると今後の進路につ
いて考えたり、資料を集めたり。帰りの電車の中では、他の乗客を観察し人物
デッサンを始めたり。

さて、今後の進路が問題でした。私は趣味で絵を描く気はありませんでした。
仕事として『絵を描く』ことをしたいと思っていました。

職業に就く、ということはとても大切なことで、大袈裟に言えば自分の人生を
かけられるモノ、それぐらい大切な選択だと思っていました。(ナノニ、なん
でスーパーを選んだの? と突っ込まないように。タイトルがお答えデス)

そして考えた結果、イラストレーターという職業がイチバン自分にあっている。
しかし、イラストレーター、と名前は知っていても、どうやったらそうなれる
のか、まったくわからない。知り合いもいないし。

とにかく、会社を辞めてイキナリのイラストレーターは無理なことだけはハッ
キリしている。まずは勉強もかね、少しの時間が必要と考え、『とりあえず美
術の専門学校へ通おう、ハナシはそれからだ』と結論がでました。

それからは休みの日は、本屋で専門学校やイラストレーターのことを調べる日
が続きます。ただ、ひとつだけ困ったことがありました。デッサンです。美術
系の学校には必ずデッサンの実技試験があります。高校の時に半年間だけデッ
サンの勉強はしていましたが、自信はまったくありません。

そんなある日、本屋で玄光社の『イラストレーション』という本の”学校訪
問”なるコーナーで中央美術学園が紹介されていました。読んでみると、ここ
は入試にデッサンの試験がない、それが学校の方針だと書いてあるではないか。

ここだ! ここだ! と私は大喜びしました。それからは、ひたすら倹約、倹
約で、とにかくお金をためまくり、12月の入試をじっと待ちました(ちなみに、
転勤で大阪にいた両親には一切話していなっかた)。

その年の大晦日、店の業務がすべて終わり、私は直属の上司に来年の3月で退
職する意志をそっと伝えました。上司はとても驚いたようで(勤務態度がマジ
メだったから)しばらく絶句していました。
まさか私が辞めるとは想像もしていなかった様子で。

まだ、専門学校から合否の結果は届いていません。不安な中での告白でした。
(つづく)

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■新刊情報
『1999年度 完全保存版 日本のデジタルイメージ・クリエイター100人』
アマナ刊
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現在の日本を代表する100人のクリエイターによる最先端のデジタル・イメージ
のアーカイヴ。掲載分野は、3DCGをはじめ、デジタルフォト、フォトイラスト
レーション、グラフィックデザイン、イラストレーション、マンガなど。デジ
タル・イメージング分野のほとんどを網羅。クリエイターの最新作品のほか、
プロフィールやデジタル歴、ギャランティなども含めたデータ・ベースを収録。

デジタル・イメージングが近い将来、どのような世界を切り開いていくのかを
探るため、いま活躍中のパワー・クリエイターによる巻頭スペシャル・トーク
「加速するデジタルイメージングの近未来を予測」を収録。

1 谷田一郎(CGアーティスト)× ラジカル鈴木(イラストレーター)
2 赤司 周(フォトグラファー)× 紀里谷和明(フォトグラファー)
3 寺沢武一(マンガ家)× 所幸則(フォトグラファー)

A4変型見開きに、原則として左ページにポートレート、テキストデータと作品
1~2点、右ページはたちきりで、作品1点が掲載されている。非常に見やすい設
計である。全ページCTPによる印刷だといい、そういえばキレがいいような気も
する。

クリエイター100人とは以下のひとたち。1998年版は104人収録で、だいぶ入れ替
わりがある。比較的写真関係に強い独特の人選といえるだろう。このうち約1/3
が「ディジタル・イメージ」会員だ。

赤司周 阿部知弘 伊藤美露 井上よういち 梅地浩太郎 Ed. TSUWAKI 海老
原豊 エレクトリック ORGANIX 小笠原たけし 岡野隆一 岡部タカノブ 甲
斐彰 勝井三雄 金子裕 叶精作 亀村俊二 岸本淳 紀里谷和明 日下部実
 くつぎけんいち 國島宣弘 久納ヒロシ 黒田智之 桑島秀樹 桑島幸男 
小坂徹 後藤宏 ゴトウヒロシ 小森修 鷺義勝 笹原和也 佐藤理 Siva 
柴田敏明 島田達彦 清水雄介 庄野晴彦 真悟 杉崎真之助 鈴木守 成光
雄 ソネオカ太志 高橋晋 高橋善丸 瀧澤謙司 竹内オサム 田島照久 立
花ハジメ タナカカツキ 田中茂 タナカノリユキ 田中秀幸 谷口広樹 谷
田一郎 玉野哲也 TXT designings 寺沢武一 寺田克也 土井浩一郎 所幸
則 とみぞうちゃん 内藤忠行 中島秀 永戸鉄也 中根ケンイチ 中坊明 
中村至男 ハシモトミカ 服部幸平 東泉一郎 檜山巽 福島治 藤原ヨウコ
ウ 本田晋一 正子公也 MUSTARD MATSU 松蔭浩之 松木靖明 松下計 松
原英二 三好涼 六浦丈雄 村上隆 村松ルイ 若野桂 モンキー・パンチ 
八木博司 八倉巻弘行安井進 ヤナギダ・ワタル 横尾美美 吉井宏 吉岡俊
直 吉澤崇晴 ラジカル鈴木 Rosemary ロボットメガストア

タイトル:『1999年度 完全保存版 日本のデジタルイメージ・クリエイター
100人』
体裁:A4変型(208×280 mm)、オールカラー、232ページ
編集:(株)アマナ/出版部:アイマガジン編集部
発行・発売:(株)アマナ
発売日:1998年12月25日
定価:本体3200円+税

(株)アマナ/出版部:アイマガジン編集部
〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-43 T-33
Tel.03-3740-4305 Fax.03-3740-4306
E-mail:editor@amana.co.jp

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■コンテスト情報
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VRML 3DCGキャラクターコンテスト(一次募集)
http://www.so-net.ne.jp/sonymagazines/web/digicre/catalogue/conte_1.html
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<以下は主催者案内より抜粋。詳細についてはWEBをご覧ください。>

3D仮想空間で動く3DCGキャラクターをつくろう。一次募集はキャラクター企画
を募集! 自己PRも忘れずに! Web上の3D空間で動かすことを前提とした
3DCGキャラクターを募集します。一次募集は完成作品の募集ではありません。
二次審査へ進む人を選考するためのオリジナルキャラクター企画の募集です。
あと、スキルをアピールする場です。

一次募集での合格者20名にはCommunity Place Conductor & Light Wave 3Dが
レンタルされます。

●一次募集で送るモノ(すべて形式自由)
・3DCG化したいオリジナルキャラクターの企画書
・オリジナルキャラクターのイラスト
・自分のスキルをアピールできるCG作品(既制作もので可)
・プロフィール(経歴書)

●応募ルール
・作品制作に使用するアプリケーションは問いません。
・ファイルはWindows95、98、NTフォーマット。
・応募作品は返却いたしません

●賞・賞金
グランプリ:賞金30万円(+副賞) ほか

●審査員
ゲームクリエイター、CGクリエイター(未定)、SONY VRML開発プロデュー
サー、Light Wave 3Dテクニカルディレクター、デジクリ(ソニーマガジンズ発
行)編集長

●応募締切 1999年1月15日(一次募集)
●結果発表 デジクリ第7号(1999年2月28日)

●主 催
SONY、ディ・ストーム、デジクリ編集部
※このデジクリとはソニーマガジンズ発行の雑誌デジクリのことです。

●応募・お問い合わせ先
〒102-8679 東京都千代田区五番町6-2
ソニー・マガジンズ デジクリ編集部
『VRML 3DCGキャラクターコンテスト』係

氏名、住所、電話番号、ホームページURL、e-mailアドレス、年齢、職業、使用
したソフト、作品のタイトル、解説を明記してください。

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■現在募集中
「ホームページリニューアルインフォメーション」
「新刊情報」
「デジクリClassifieds」
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●ホームページリニューアルインフォメーション 情報募集

ホームページで作品をどんどん公開しているデジタルクリエイターからの更新
情報を掲載します。更新内容を簡単にまとめて(200字以内)URLを添えてお送
りください。新規オープン情報も歓迎。ただし、掲載するしないは編集部の判
断によります。

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●新刊情報 情報募集

デジクリ諸君に読んでもらいたい本を出版した著者、あるいは版元の担当者か
らの情報を募集します。本の内容、体裁、価格などの情報を簡潔にまとめてお
送りください。また関連URLも。ただし、掲載するしないは編集部の判断により
ます。一部手を入れて掲載することもあります。

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●デジクリClassifieds 情報募集

「売ります、買います、あげます、ください」などのクリエイターにとって有
益な情報をお待ちしております。zacke@ppp.bekkoame.or.jpまで。
不要になったものが、案外ほかの方には有益なものかもしれませんっ!
企業の方からのモニター情報、プレゼントもお待ちしております。自社製品な
どをアピールしてくださいませ!

なお、このコーナーでの取り引きは個々の読者と直接コンタクトをお取りくだ
さい。編集部ではトラブルの責任を負いません。

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長  森川眞行 
     柴田忠男 
     神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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