[0339] Macromedia International User Conference99 速報

投稿:  著者:  読了時間:28分(本文:約13,800文字)


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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0339  1999/06/03.Thu発行
http://www.dgcr.com/      1998/04/13創刊
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前号の発行部数 12675部
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<本日も超重量級につきご注意!>

●Macromedia International User Conference99 速報
 Flash4 見てきました
 木曜日担当:森川眞行

●Prix Ars Electronica 99 速報
 果たしてLinuxはアートなんだろうか?
 出渕亮一朗

●セミナー案内
 ソフト産業プラザiMedio ビジネスサポートオープニングセミナー
 ネットワーク型ベンチャーを目指せ!!

●新刊案内
 iMedioマガジン本日(6/3)創刊

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■Macromedia International User Conference99 速報
Flash4 見てきました

木曜日担当:森川眞行
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先週のデジクリ原稿は、サンフランシスコから風邪ひいて咽が潰れているダー
スベイダー状態でした。帰国後も風邪完治せず。月曜日に行った「客が倒れる
か?森川が倒れるか?」の5時間耐久デスマッチセミナーは、森川の負けでし
た。クリエイターはカラダが資本。みなさま健康には十分注意しましょうね。

さて、昨日の『まつカサ・チャット対談』にもありましたFlash4。今回のサン
フランシスコで行われた“Macromedia International User Conference99”で
はshockwave.comと並んで大きな目玉となっています。

Flash4についての詳しい情報については、水曜日の笠居さんが詳しい情報を提
供してくれることでしょう(たぶん)。森川はまだFlash4を手にしていないし、
詳しいことはわからないのですが、サンフランシスコのUCONを見てきて今後の
WebデザインにおけるFlashの重要性について考えてみたいと思います。

ところで、みなさんFlash は使っていますか?「使っているよ~ん」と頷いた
人、どのようにFlashを使っています?

Flashは一般的にWeb上でのベクターアニメーションソフトとして位置付けられ
ており、多くのFlash ムービーはページのオープニングアニメーションやゲー
ムなどに使用されている場合が多いですよね。森川の場合もFlash はそれぞれ
のページで、人目を引くためのタイトルアニメーションとして使用している場
合がほとんどです。

今回のFlash のバージョンアップの大きな目玉として『変更可能なテキストフ
ィールドの採用』と呼ばれるものがあります。MacromediaのWeb サイトではこ
の機能を使って、ショッピングサイトを例にとって機能紹介をしています。

Flash で作成したムービーのオブジェクト(シンボル)をユーザーがドラッグ
してショッピングバスケットに入れ、ムービー内にユーザーがテキストを打ち
込み、さらにFlash ムービーがショッピングしたアイテムを計算して表示する
といった機能。

以前ならばMacromediaのGENERATORを使わないとできなかった機能が、Flashだ
けで完成してしまうのですね。御存知のようにGENERATOR ってのはサーバーソ
フトなので、誰でも簡単に採用することはできません。

今回のUCONでは、このショッピングサイトの作成例が、あちこちで公開されて
いました。 UCON のオープニングスピーチでも感じたことなのですが、今回の
Flash のバージョンアップは、単なるソフトウエアの機能紹介でなく、今後の
Webにおけるスタンダードについて『Flash がHTML プラス画像に代わり、フル
Flashのサイトが主流になるのだよ』とMacromedia が提案しているように聞こ
えてなりませんでした。

Flashはバージョン3で仕様を公開し、Netscape Navigator4.5からはプラグイ
ンを必要としなくなりました。またFlashプラグインの普及率や、Flashを採用
しているWeb サイト(ウォルトディズニーなど)とのパートナーシップなどを
強調して、もはやFlashで作成することは特別なことではない! といいたげな
Macromediaなのであります。

さて、そうなるとボクたちのように、Web デザインでメシを食うために日々精
進しているものにとっても、今後はますますFlash は無視できない存在になり
ます。難しい…敷居が高い…と嘆いてばかりはいられません。他のクリエイタ
ーがFlash を採用したプレゼンを提出して、そのメリットを企業が採用しはじ
めると、Flash を使いこなせないことには仕事がやってこないことになるでし
ょう。困ったぞ。

そおいえば、UCONのキーノートでは、「Palm」でFlash アニメーションを動か
してました。今後は携帯電話やザウルスでもFlash アニメーションが動くこと
でしょう。また電子メールに添付してメールのウインドウでFlash アニメーシ
ョンを動かすこともできるようになりました。ベクターアニメーションの『軽
さ』のメリットを活かしたビジネスも今後はいろいろと登場するかも知れませ
んね。

てなわけで、森川は昔以上に、Flashに注目しています。なによりFlashを中心
としたWeb デザイン、インターフェイス、ナビゲーションの構築に興味を持っ
ています。

今後もデジクリの水曜日コラムからは目が話せませんねっ!

【森川眞行】もりかわまさゆき
サンフランシスコでひいた風邪をまだ引きずってます。風邪が悪化した原因は
サンフランシスコの気候はもちろんですが、一番の原因は黒坂部屋での朝まで
宴会でした(笑)なにしろワイルドターキーがぶ飲み。黒坂さん、おつかれさ
までした<こんなとこでバラすなよ!
サンフランシスコのレポートページも御覧下さい。
http://www.siliconcafe.com/event/99sfmmucon/index.html

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■Prix Ars Electronica 99 速報
果たしてLinuxはアートなんだろうか?

出渕亮一朗
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今年で13回目となる毎年オーストリアで行われる、ORF 主催のデジタルアート
のコンペPrix Ars Electronica 99の結果がウェッブ上で発表された。今回は
その速報をちょっとやってみたい。

http://prixars.orf.at/

(あくまで、HPを参考としたものなので、英文を読めばだれでもわかります。
詳しくは追って出版される予定の Prix Ars Electronica 99の本か、1999年9
月4日からオーストリアの Linz、O.K. Center for Contemporary Art での受
賞作品の展覧会を見に行ってください。なお、授賞式は9月6日 ORF Upper
Austrian Regional Studio にて)

今年は記録的に、2119作品が世界60ケ国からエントリーされた。
そして、今回は computer animation / visual effects / interactive art/
digital musics / .netの各部門がもうけられ、それぞれにGolden Nica(一等
賞)、二つのAward of Distinction(二等賞)、最高12のHonorary Mentions
(入賞)が審査された。また、このコンペでは高額な賞金がでることでも有名
である。今回はトータルで、116,377 USドルが授与された。

■.net部門
http://prixars.orf.at/press/netwine.htm

インターネットを使った作品、とくにこのコンペでは、ネットを使った人と人
を結び付けるコンセプトに評価の重点が置かれているようだ。今年のGolden
Nica はあのLINUXである(ちょっとなんだかな~)。おもしろいものを重点的
に紹介していきます。

Golden Nica Linux/ Linus Torvalds (Finland) "LINUX"

ごぞんじフィンランドのLinus Torvaldsが学生時代の1991年に、なぜか世界に
存在しなかった、PC用の"Unix"を作ろうと始めた、Linuxである。 現在PC用の
サーバーOSとして大注目されている。オープンソースプロジェクトにより、世
界中のプログラマーがボランティアで参加し、インターネットのおかげで大発
展したというところが評価されたようだ。

ところで果たしてLinuxはアートなんだろうか? この場を借りて、ちょっと得
意の持論を展開させてもらいます。

私のHPに「AL@WWW」のページがある。そこで、人工生命はネット上でどう発展
させることができるか? の理論を述べている(ちょっと略して引用)。

http://www.atom.co.jp/vrml2/life-j.html

『インターネットはALを進化させることができるのだろうか? 進化という飛
躍をAL に与えるにはどうしたらいいのだろうか? それを考えるのにふさわし
い、現実の生命進化説がふたつある。それは共生進化説と進化へのレトロ・ウ
イルス媒介説である。

1)共生進化説
1960代末にアメリカの女性生物学者リン・マーギュリスに唱えられた。太古に
原核生物から真核生物に進化したとき、いくつかの原核生物が複合して、それ
ぞれの小器官となったというもの。元となる古細菌に、呼吸細菌が取り込まれ
てミトコンドリアとなり、光合成細菌は葉緑体に、らせん状のスピロヘータは
鞭毛や繊毛の波動毛に変化したという。

2)進化へのレトロ・ウイルス媒介説
山梨医科大学の中原英臣らによって、1971年に提唱された説。エイズ・ウイル
スなどレトロ・ウイルスはRNA でできているウイルスであるが、自分の遺伝子
を寄生体の遺伝子にくっつけて自分を増やす。このとき、ある生物の遺伝子の
一部をもぎ取って、別の生物の遺伝子にくっつけたりすることもあるという。
これが、進化に大きく貢献しているのではないかという説。

ふたつの例で共通することは、別々にできあがったものが、あるメカニズムを
媒介にして複合されるということ、もうひとつは進化とは「死」と隣り合せの
危険なものであるということだ。インターネットがこの、まぜっかえすメカニ
ズム、レトロ・ウイルスとなるのではなかろうか?』

そう、Linuxはまさに、PC用Unix というプログラム=遺伝子をインターネット
というまぜっかえすシステム=レトロ・ウイルスを媒介として進化させたもの
のいい例なのである!!

ところでこのことは商業ベースのソフトにおいても言えるはずなのである(語
られないが)。

今みなさんがお使いのCGソフトウェアの発展黎明期において、たくさんのCGソ
フトハウスが離散集合した。そのたびに有能なプログラマーが企業を出入りし
た。このとき彼らは自分の作ったプログラムのソースコードを持ち出している
かもしれない(少なくとも頭の中に入っていたはずだ)。

こうして新たな環境で自分のソースコード(遺伝子)を、そこのシステムくっ
つけ、新しいアプリケーションに発展させていった、とは考えられないだろう
か? これはかなりアナキズムすれすれであり、進化のためには生と死のせめ
ぎあいが必要であるということのアナロジーとなっている。

ところで、「レトロ・ウイルス進化説」はすごい説の割には海外にあまり知ら
れていない。私の想像なのだが、海外の学会などにちゃんと発表されていない
のではないのだろうか? HPを探したけれど見つからないし(だれか見つけら
れた方、御一報を!)。

Award of Distinction  Jean-Marc Philippe (France) "KEO":
http://www.keo.org

インターネットで集めたメッセージを、渡り鳥型の人工衛星にのせて2001年に
飛ばし、5万年後の地球人に送ろうというプロジェクト。厳重にシールドされ
たCD-ROM を乗せた人工衛星は、中心0.8m、翼を広げた全長10mの「受動人工衛
星」である。つまりいかなる動力ももたない。
地球の軌道を回り、5万年後に地球に落ちてくる予定だ。その時、「人工オー
ロラ」をシグナルとして発するらしい。HPにはShockWave によるわかりやすい
説明ものっている。

Honorary Mentions Fumio Matsumoto, Shohei Matsukawa (Japan) "Ginga":
http://www.plannet-arch.com/ginga.htm

このサイトはインターネットの新しいブラウジングシステムの提案であるらし
い。「銀河」と名付けられたプロジェクトは、サイバースペースを3Dワールド
として表示する。そのワールドには Nebula / Ring / Network / Forest /
Strata / Text / Image /Polyphony / Cemetery の9つがあり、それぞれ意味
がある。たとえば、Nebulaでは、各「星」は世界中のURL に対応しているとい
った風である。
また、Avatar, Editorとここで呼ばれている物はいわゆるエージェントのこと
であるらしい。つまり、自分の好みの情報を自動的に探し集めてくるシステム
である。これらをVRMLを使ってプロトタイプを作っているが、このサイトはあ
くまでも提案であり、実際に実現されたものではない。

inxight.com "MagniFind":
http://www.inxight.com

PCのホルダーの木構造がダイナミックに表示されるツールを、フリーダウンロ
ードすることができるサイト。アートなエクスプローラーか? けっこう笑え
る。このMagniFindと呼ばれるツールは、Hyperbolic Treeという手法を使い、
魚眼レンズのようにホルダーの階層構造を表示している。

どこかのホルダーをひっぱると、ずるずるとその下のホルダーが表れてはウィ
ンドウいっぱいに広がっていく。一方で遠いものは消えていく。まるで、宇宙
をマクロからミクロまで見ている感じだ。

Windows95/98/NT を使っている方はぜひ試してみて。ただ、日本語バージョン
がないのが残念(Javaアプレットによるサンプル画面もあるので、マックの人
も感じはつかめると思う)。

Erik Loyer (USA) "The Lair of the Marrow Monkey":
http://www.marrowmonkey.com/

ShockWaveを使った抽象アート+ポエム+アートな音楽。Orion17 というミニマ
ルミュージシャンの物語だ。ShockWaveのプログラミングの参考になるかも。

Daniel Julia Lundgren (Spain) "React":
http://www.iua.upf.es/~dani/react

これもShockWave を使った抽象アート。長方形を基本として、さまざまに運動
がリアクトする。
REpresentation + interACTion = REACT
REctangle + ACTion = REACT 
であるらしい。

Mark Napier (USA) "Shredder":
http://potatoland.org/shredder

ShredderとはPOTATOLAND.orgとDigital Landfillによるオルタナティブなウェ
ッブブラウザである。「シュレッダー」の名のごとく、HTMLページをズタズタ
の「アート」に展開してしまう。

作者の意図は、「ウェッブページは紙のようなソリッドなものではなく、単に
コンピューターのハードディスクにあるデータにすぎない」ということを私達
に思い起こさせることにあるようだ。それは解釈によってはどんなふうにも変
化してしまうものなのだ。

David P. Anderson (USA) "SETI@home:"
http://setiathome.ssl.berkeley.edu

「SETI@home (セチ・アット・ホーム)とは、インターネットにつながってい
る何百何千台のコンピュータの余った力を、地球外文明探査(SETI)に活用し
よう という科学的実験です。 電波望遠鏡のデータの取り寄せと解析を行なう
スクリーンセーバーを起動すれば、誰でも参加することができます。参加者に
は、自分のコンピュータが地球外の文明のかすかな声を見つけるというささや
かながら魅力的な可能性が与えられます」とHP日本語版にある。

SETIとはthe Search of Extra-Terrestrial Intelligence(地球外知的生命探
査)の意味。天文学者 Frank Drake の等式は聞いたことがあるかもしれない。

N = R * f(p) * n(e) * f(l) * f(c) * L(詳しくはHPを)
これが、N=L となり、つまり「メッセージを送ってくる可能性のある地球外知
的生命の存在数は、知的生命の存在期間に等しい」というけっこう楽観的な理
論である。

カリフォルニア大学バークレー校のコンピュータサイエンスの元教員Dr.David
P.Andersonらによるこのプロジェクトは電波望遠鏡のデータの解析を世界中の
インターネットにつながったコンピューターで分散して行わせ、その結果を集
積して求めようというものである。SETI@home クライアントはインターネット
で分配される。

プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡で、1日およそ35ギガバイトのデータが高
密度テープに記録される。そして、カリフォルニアのバークレーに郵送され、
0.25メガバイトごとに分割してからSETI@home のサーバーでインターネットを
使って世界中の計算機を使う人達に送られる。これはSETI@home のスクリーン
セーバーで計算され、結果は自動的にまたカルフォルニアに送り返されるとい
うものであるらしい。

Joanna Berzowska (Poland) "Computational Expressionism":
http://www.media.mit.edu/~joey/x

Java Appletを使った2D抽象ドローイングアート集。
Computational Expressionism とは「コンピューター的表現主義」とでもいお
うか。ユーザーがインタラクティブに簡単なドローイングアートを楽しむこと
ができる。「線を引く」ということにもいろんなやりかたがあるのだなあと考
えさせられる。

Hairy Line(毛虫ぽいものを描く)、Animation Drawing (描いているライン
が同時に動いていく)、Line One(描く速度で太さが変化する)、Line 1(描
いたラインをはじから消していく)などがおもしろい。

Christa Sommerer und Laurent Mignonneau "Verbarium":
http://www.fondation.cartier.fr/verbarium.html

日本のATR に在籍している、さまざまなインタラクティブ人工生命アートで有
名な、Christa Sommerer と Laurent Mignonneauの作品である。

Verbarium はverb(動詞)のバーチャル植物園である。ユーザーが送ったメッ
セージに対応して植物らしいものが自動的に生成され左画面に表示される。ま
た、現在の「植物園」の状態も右画面に表示され、それをクリックするとそれ
を生み出した「言葉」を引き出すこともできるという作品である。ところで、
どんな言葉を入力すればサンプルのような美しい花? を咲かせることができ
るのだろうか?

ざっと.net部門を紹介してみたが、こういったアート作品はいつも私たちに次
のことを思い起こさせてくれる。

今現在、目の前にあるテクノロジーの形態は、無限の可能性の中からひとつ選
ばれた物であり、けっして最善のものではない。私たちはそのことを忘れて、
「こうあるべきもの」と思い込み、あるいは空気のように気づきもしない。

しかし、もともとある人(達)の空想や妄想の中にあったイメージが具現化し、
世界中に広まっただけの物なのである。そう、クサい言葉であるが、「未来は
自分の力で作るもの」ということをいつも忘れてはいけないのだ。

■以下、他の部門についても簡単に紹介します。言葉だけなので、こちらも詳
しいことはわからないのです。

Golden Nica Computer Animation
Chris Wedge, Blue Sky Studios (USA) "Bunny":

コンピューターアニメーション部門のGolden Nica である、この作品は私も見
たことがある。3D Stdio Maxを使ったアニメーションで、ウサギのおばあさん
の生活を描いた7分の作品である。ふわふわの毛皮や、陰影の表現の仕方、表
情の付け方などがリアルでコンピューターを感じさせない作りとなっている。

Golden Nica Visual Effects
Digital Domain/Mass Illusions/ POP/Shadowcaster/Giant Killer
Robots/Mobility/Lunarfish, (USA) "What Dreams May Come"

ビジュアルエフェクツ部門は映画のシーンに与えられたようだ。映像がないの
でどんなものかはわからない。

その他アニメーション部門のHonorary Mentions には日本のPolygon Pictures
が「the FLY BanD !」など2作品を入賞させている。

Golden Nica Interactive Art
Lynn Hershman (USA) "Difference Engine #3"

インタラクティブアートも文章から推測するしかないが、インターネットを使
ったものらしい。バーチャルなミュージアム(media museum of the ZKM
Karlsruheをモデルとしたもの)を訪れた人は写真とID ナンバーを付けられ27
秒間だけそのワールドに存在する。

Honorary Mentionsとして、Kouichirou Etoや、前出のChrista Sommerer、
LaurentMignonneauの日本(関係)の名前が見つかる。

Golden Nica Digital Musics Richard James (Aphex Twin)
and Chris Cunningham (UK)
"Come to Daddy"

デジタルミュージック部門のGolden Nica は、ミュージッククリップのサウン
ドトラックらしい。DIgital Musics部門 は昨年まではComputer Music と呼ば
れていた。

Award of Distinction にIkue Moriという日本人の名前がある。ドラムマシー
ンを使ったパフォーマーであるらしい。ネットサーチしてみれば、いろいろこ
の人に関する情報を集めることができると思う。

またHonorary Mentionsとして Masami Akitaの名前があった。彼は80年代始め
から一貫してノイズミュージックを「メルツバウ」のプロジェクト名で追求し
てこられた方だ。サブカルチャー系のたくさんの書籍のライターとしても有名
であろう。

■最後におまけとして、前回の「ワールドアート特集」ネタの続きをひとつ。

Pulse Player / Pulse Entertainment
http://www.pulse3d.com

Pulse Playerは、今ネットでどんなインタラクティブ3Dを最小限必要としてい
るかをよく考えたプラグインである。単純なひとつのモデルは、マウスドラッ
グに従ってわかりやすく自由に回転させることができる。

しかし、特筆すべきことはモデルが「ボーンアニメーション」を備えているこ
とである!表情もモーフさせることができ、キャラものには最高である。また
下に並んだボタンにより簡単なインタラクションを与えることもできる。

サンプルとして最近、車の宣伝でも有名な、"Dancing Baby"をボタンクリック
でさまざまにクネクネ踊らせることができるものがある。また、クリントンの
スキャンダルをパロった Protozoa 製作の"Virtual Bill"、女性DJの踊りと音
楽を変えられる、"Radio-V"などがある。

【出淵亮一朗 Ryoichiro Debuchi】
1958年鳥取県生まれ。九州芸術工科大学画像設計学科卒。(株)アスキー、
(株)ハイテックラボ・ジャパン、を経て現在、(株)アトムの専属アーティ
スト。1994年キリンコンテンポラリーアワード最優秀賞受賞。1997年マルチメ
ディアコンテスト ネット部門エンターテインメント賞受賞。その他、海外で
の作品発表、受賞いろいろ。

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<以下主催者情報>

今年3月に誕生しましたイメディオではマルチメディアベンチャーや情報関連
産業の支援を目的とした、様々なビジネスサポートを行っていきます。そのオ
ープニングとして、シリコンバレーや情報関連の事情に詳しく、第二電電をサ
ービス開始後8年で売上げ高5000億の規模まで育てた企業経営者であり、学者
でもあります千本教授にお越しいただき、次代のビジネスキーポイントを語っ
ていただきます。情報やネットワーク系のビジネス展開を考えられている方に
は必見のセミナーです。

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講師:千本 倖生 (慶応大学教授、元第二電電副社長)
日時:平成11年6月11日(金)13:00~15:30
会場:大阪市住之江区南港北 WTC 20F
   ソフト産業プラザ・プレゼンテーションルーム
主催:財団法人大阪市都市型産業振興センター
ソフト産業プラザ イメディオ
協力:ソフト産業プラザMADO、エンゼル証券株式会社
定員:200名  
入場料:無料
問合せ:06-6252-7941
参加申込  FAX、インターネットにより申込みくだざい。(先着順)

http://www.imedio.or.jp/study/seminar/business1.html

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iMedioマガジン本日(6/3)創刊
ソフト産業プラザ iMedio (info@imedio.or.jp)
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<以下発行者より>

プレ号を3号発行し、いよいよ本号が創刊号となりました。今後は、iMedioの
サービス事業のひとつであるコンサルネットとの連携で、より多くの情報を提
供していきたいと思っています。

このiMedioマガジンは会員登録をされている方、およびiMedioを支援して下さ
っている方に無料配布しています。毎週水曜日発行となっていますので、皆様
楽しみにしてください。

Medioでは、ホームページで会員登録の募集を随時行っています。(無料)
会員登録は、インターネットからいつでも行うことができます。
<http://member.imedio.or.jp/bisession/bsqa/bin/webin.cgi?06/user.gam>

・創刊号の内容は、iMedioキーパーソンズ No.1 株式会社日本教育テレビ 
代表取締役社長 前内隆男氏、ベンチャー情報、教育セミナースケジュール
(iMedio主催)、教育セミナー講座企画・講師募集など。

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■新刊案内
「入門! 最新版 ICQ――電子メールはもう古い」
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はじめまして、毎回楽しく拝見させて頂いています。今回は6月25日発行の新
刊書を紹介をさせて頂きたくメールいたしました。

急な予定変更、深夜に作成したイメージの意見を、その場にいる人たちに、簡
単に求めることができる。インターネット時代のあたらしいコミュニケーショ
ンのかたち、ICQを、

「入門! 最新版 ICQ――電子メールはもう古い」
早川聖司/小栗一夫・共著(きんのくわがた社刊)

でまとめました。B5変形判 264ページ、2000円。
カバーイラスト : ミート茂手木
是非よろしくお願いいたします。

- Studio Zoo - http://member.nifty.ne.jp/studio-zoo/
(Illustration, Animation, Web design)
茂手木弘之(Meet Motegi) motegi@ruby.famille.ne.jp         

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デジクリClassifieds など、クリエイターに有益なもの全般!!

■編集後記(6/3)
・「超激辛爆笑鼎談『出版』に未来はあるか?」なる本(編書房)をゲット。
元三一書房編集者の井家上隆幸、元中公の、元スーパー・エディター(何たる
恥ずい肩書き!)安原顕、それに永江朗。まだ中公身売りの真相しか読んでい
ないがバリゾーゴンの快適な鼎談である。「編集者バカ論」の私としては、参
考になる悪口や裏話がいっぱいつまっていて思わぬ拾いものなり。(柴田)

・ずっと蕾つけていた、薔薇。他はミニバラばかりで、大輪はこれだけ。朝、
ふくらんできて、2時間で満開。人間、本当に欲しいものがわからないと何も
手に入らないという。私は何が欲しいのやら。        (ハマムラ)
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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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