[0358] 極楽フリーのマチダ生活 その1

投稿:  著者:  読了時間:15分(本文:約7,300文字)


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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0358  1999/06/25.Fri発行
http://www.dgcr.com/      1998/04/13創刊
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前号の発行部数 12934部
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●デジクリSPECIALコラム
 極楽フリーのマチダ生活 その1
 金曜日担当:須貝 弦

●電子出版奮闘記(前編)
 お金が無くたって本くらい作れる
 猫乃電子出版 田辺浩昭

●イベント情報
 フロッケ6 夏の陣 東京、大阪、神戸三都物語 開催決定!



■デジクリSPECIALコラム
極楽フリーのマチダ生活 その1

金曜日担当:須貝 弦
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えー突然ですが、フリーならではの生活を満喫する須貝が、「フリー」という
甘いコトバの裏に潜む実体を、我が地元町田市のネタも含めてお送りするこの
コーナー(今つくった)、第1回は、今の私の大事な情報源「書店」について
です。

フリーになってからというもの、本屋に入り浸ることが多くなった。1日3時
間近い立ち読みもざらである。会社勤めをしていたときは、会社が定期購読し
ている雑誌、プレスリリース、やりたい放題のインターネットなどを駆使して
情報を仕入れていたわけだが、やめてしまったらそうはいかない。だから、時
間があれば本屋に行って、仕事に役立つものからそうでないものまで、片っ端
から手に取っている。しかも買わない・・・。

雰囲気的に好きなのは、表参道の国連大学裏の青山ブックセンター。ときどき
ココで、ショッピングカートを押しながら、デザイン関係の本や洋雑誌(読ま
ない。カッコだけ)、写真集などを物色したくなる衝動に駆られる。ただ、気
のおもむくまままにカートに投げ込むと、レジで結構な金額になるので、最近
はなるべく控えている。それに、最近青山近辺のクライアントはどこも仕事な
いし。しかし、「ジュノン」とか「ポポロ」見ながらキャーキャー言ってるガ
キがいないって点ではたいへん貴重である。

他には、新宿ルミネ2の青山ブックセンターや、タイムズスクエアの先にある
紀伊国屋にも良く行く。これらの本屋に共通して言えるのは、品揃えが破たん
していないということだろう。どのジャンルについても、ある程度のツボは押
さえてあると思う。また、僕は初台や秋葉原に行くことが多いから、新宿は寄
りやすい。

しかし、最近いちばん世話になっているのは、秋葉原の書泉ブックタワーだ。
秋葉原ウオッチングの仕事(どんな仕事だよ~)の前後には必ず立ち寄ってい
る。その名のとおりタワー形だからひとつのフロアが狭いのが難だが、ある程
度のジャンルごとにフロアが分かれているのは、やはり便利。ただ、コンピュ
ータ関連のものを探すときは、やっぱりラオックスに行ってしまう。

ところで、我が地元、東京・町田の書店はどうにかならないだろうか。いちば
ん仕事に役立ちそうなのは、東急ハンズにある「久美堂」というところ。この
本屋は町田市内にたくさんの店舗をもつが、ハンズの中の店だけは他の店舗と
差別化されていて、市内に多いロードサイドの書店では手に入らない「デザイ
ンの現場」、「アイマガジン」や「新建築」(これも見るだけ、カッコつけ)
なんかも余裕で見つかる。バイク関係の雑誌もひととおり手に入り、最近そっ
ちの方向にも進出しつつある私としてはうれしい。

町田には「メディアバレー」というダイエー系列のパソコンショップもあり、
コンピューター書籍の在庫は、土地(新宿から急行で40分)を考えたらほぼ完
ぺき。いつもお世話になってます。また「リブロブックス」は基本的には「何
かが足りない」品揃えだが、写真集(アイドルものではない)やサブカル本が
充実しているのが面白い。「三省堂書店」は鳴りもの入りで進出したが、品揃
えが薄く、内容的には郊外の書店の域を出ていない。

町田でいちばん品揃えが破たんしているのは、「有隣堂」だろう。「ポポロ」
と「GB」が同じ棚に平積みなのはまだ許せるが、その棚の上のほうに「鉄道
模型趣味」や「鉄道ファン」を置き、そこから「カーセンサー」を経て強引に
クルマ・バイク雑誌に持っていくやりかたは、どうにかならないんだろうか。

でもね、いろんな書店に行って、いろんな本をあさるほうが、調べものはよっ
ぽどはかどることがわかった。インターネットは「タダ、情報の宝庫」ってい
う古代人的なバカのひとつ覚えがあるせいで、ついつい調べものはインターネ
ットへ「逃げる」傾向があるんだけど、ダメっすね、やっぱり。そういえば、
町田にはかなり巨大な「ブックオフ」もあって、こちらも古いMac 雑誌がとき
どき見つかったりして助かる。

(つづくかもしれないし、つづかないかもしれない)

すがい・げん
書店の面積は増えたが、本は売れなくなった。なんとかしなくちゃ仕事がなく
なるじゃん!と危機感を強める24歳オトコ。

・南浦和西口の書店事情は、まあまあである。ダイセイコーは夜遅くまでやっ
ているから重宝する。漫画単行本や雑誌、文庫本が充実している。ここには週
に6日は行く。まるひろ上のK屋は品揃え最低で、いままで店員がないといっ
た新刊を、わたしが自力で探したこと数回。コンセプトなき書店。(柴田)

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■電子出版奮闘記(前編)
お金が無くたって本くらい作れる

猫乃電子出版 田辺浩昭
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電子出版ビジネスの現状

電子出版は、混迷し迷走する出版界の救世主というか、戦乱の世に咲いたあだ
花と言うべきか、大いに注目を浴びている分野である。本格的な電子出版ツー
ルの先鞭をつけたのは、かの(株)ボイジャーであるが、現在では様々な印刷
会社やソフトウェアメーカーから電子出版ツールが登場している。

その中で猫乃電子出版は、エキスパンドブックとT-Timeというボイジャーの出
版ツールを利用して電子出版を展開している。大いに注目されビジネスチャン
スも広いはずだが、残念ながら商業ベースに乗っていないというのがうちの現
状である。

とりあえず私を動かしているのは「お金が無くたって本くらい作れる」という
出版界で飯を食っている人達が聞いたら激怒しそうな心意気であり、「自分達
の本を読んでもらうためには『電子本』そのものを知ってもらうしかない」と
いう現状である。

猫乃電子出版はまったくの個人出版社である。現状では採算ベースを何も考え
ていないので「自費出版」ではなくて「個人出版」を応援すべく出版点数を増
やしていこうという考えで動いている。これは個人で行なっているという身軽
さから来ている訳だが、その半面自身ですべて行わなければならないという宿
命を背負っている。製作、出版、営業、販売を一手に引き受けなくてはならな
いのだ。

販売は現在のところ2チャンネル持っている。ひとつはインターネットによる
通信販売であり、もうひとつはイベントでの直接販売である。インターネット
での通信販売は、参照数の関係もありなかなか難しい部分が大きい。

ただし、将来的には電子的少額決済(投げ銭のような)システムを導入する事
で簡略化が計れると期待している。また、ダウンロードではなく添付ファイル
形式によるアップロード販売も実施しているが、残念ながら注文はない。

直接販売では、ボイジャーの行っているイベント「エキスパンドブック横丁」
への参加が基本となっている。今年(99年)は、それ以外に「東京国際ブック
フェア」、「デジタルクリエイターズワールド」、「にいがたマルチメディア
ワールド」への参加をポシブルブック倶楽部での活動として試みている。

将来的にはこれらのイベントを例年化して行きたいと思っている。今年は、そ
の基礎データを集め始めたというところか。また、地方で小さなイベントをリ
ンクしていくのも面白いと思う。

大きなイベントの他、新潟で開催される漫画同人誌即売会等への参加も行なっ
ている。これは同人部門での電子出版の宣伝を行なうと同時に参加してくれる
作家を探しているわけで、今年から本格的に参加者を募集している。Web ペー
ジ作家をスカウトするのも重要だが、なかなか時間的な余裕がなくてそこにま
で至っていないのが現状なのである。

こうして販売される冊数は、月平均数冊というところ。うーむ、これでは商業
的には失敗ですな。しかし、これでさえ矢尽き刀折れないのは電子出版の手軽
さというところにあるのだろう。何と言ってもほとんど在庫がない。イベント
で返品があった時だけが大量在庫の発生となる…といっても枚数はたかが知れ
ている。

そういう意味では大量生産・大量販売にスタンスを置かず、個人出版による少
部数生産・少数販売で行った方が確実である。もちろんこれで良いわけではな
く版元からの少数部数の委託販売も行い多種類の電子本を販売して、その中で
自分達の本も売っていくという試みも必要である。その実験実践店となるべく
「ポシブル堂書店(http://niigata.cool.ne.jp/necom/)」の開設が準備され
ている。

ま、ぼちぼち作ってぼちぼち売る。この辺りが現状かと思うのである。
(後編に続く)

田辺浩昭【たなべひろあき】HAH03606@nifty.ne.jp
1996年新潟出身。現在「猫乃電子出版」を営業中。ホームページ上で電子本を
「知ってもらおう・読んでもらおう」という活動を実践中。「買ってもらおう」
は次回の課題。製作、出版、販売の他、ジャンルを問わない自著も出版。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~NECOM/

関連サイト

・ボイジャー(http://www.voyager.co.jp/
 エキスパンドブックとT-Timeのメーカー

・ポシブルブック倶楽部(http://www.asahi-net.or.jp/~XT5A-YMMR/
 作者と読者を電子本をキーワードでつなぐ出合いの場。メーリング
 リストに参加して下さい。

・ポシブル堂書店(http://niigata.cool.ne.jp/necom/
 ポシブルブック倶楽部が様々な実践を提案する実験電子書店。

・サイバー・ブック・センター(http://www.cyberbook.or.jp/
 エキスパンドブック専門書店の老舗。エキスパンドブック横丁も主催。

・美しい暦(http://member.nifty.ne.jp/ether/
 ポシブルブック倶楽部主催者多村栄輝さんのWeb

・電子ブックはやっぱりポケットでしょ
 (http://member.nifty.ne.jp/haramasa/ttv.htm
 エキスパンドブックをザウルスで読むことのできるフリーソフトを掲載。


・先ごろ行なわれた「投げ銭」決起集会で、会場のうしろでゴザを敷いて、縁
日の香具師のように電子出版物を売っていた田辺さんに、現状をレポートして
もらった。全部売れたとしても、わざわざ新潟から出てくる経費を考えると儲
からないんじゃないかな~とよけいな心配をしたのであった。果たして、売れ
残りはかなり出てしまった。大丈夫か? 電子出版最前線!(柴田)

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■イベント情報
「フロッケ6 夏の陣 東京、大阪、神戸三都物語」開催決定!
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<以下は主催者情報>

「フロッケ」とはフロッピーマーケットの略称で、その展示販売内容は、フォ
ント、アイコン、ムービーからTシャツ、書籍、ポストカード、ヌイグルミま
で、コンピュータを使ったオリジナル作品であれば、なんでもOK! 誰でも出
展できる「世界一作品数の多い展覧会」です。

また、皆様お馴染みデジタローグ、辣腕企画プロデューサー江並直美が目にと
まった作品、才能をプロデュース、支援する特権「ゴールドタレントカード」
が授与されるチャンスもあります。

詳細は以下に。
http://www.digitalogue.co.jp/flokkeSummer/index.html

●作品の締め切り
1999年7月31日(土)/各会場で作品を受け付け。

●開催日(作品販売期間)
東京・デジタローグギャラリー:1999年8月7日(土)~9月26日(日)
〒150-0001東京都渋谷区神宮前3-27-7
TEL 03-3408-2494
FAX 03-3401-5933
E-mail gallery@digitalogue.co.jp
URL http://www.digitalogue.co.jp/

大阪・クリームルーム:1999年8月10日(火)~9月3日(金)
〒550-0002大阪市西区江戸堀1-23-12 Boo高木ビル2F
TEL 06-6445-5095、06-6445-7969(12:00~18:00)
06-6445-1239(18:00~21:00)
E-mail cream@shinn.co.jp
URL http://www.shinn.co.jp/cream/

神戸・シールドショプ:1999年8月10日(火)~9月15日(水)
〒650-0044神戸市中央区東川崎町1丁目8番1号
神戸ハーバーランドオーガスタプラザ5F
TEL&FAX 078-362-0127
E-mail sealed@plum.ifnet.or.jp
URL http://www.ifnet.or.jp/~sealed/

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■編集後記(6/25)
・床屋さんへ行くのがおっくうだな~。決意しないと行けない。朝一番に行き
開店前から待っているのが一番いい。ちょっと遅れていくとすでに2人待ちと
か。じっと座っているのが苦痛だ。たいていテレビのワイドショーをやってい
て、たいていはあまりのくだらなさに不快になる。このなにもできない時間っ
て、もったいないような気がする。モバイル床屋ってないかね。(柴田)

・行きたいな、と思ったライブは東京のみ。最近それが続いていて、大阪って
なんのかんのいっても地方よね~、と拗ねたくなる。ネットをしていると、放
送されているTV番組の違いや、展覧会の会期の遅れにさえ気付いてしまう。そ
ういえば、携帯電話のCMってどうして地域で出演者が違うの? そのくせ雑誌
では関東の出演者が堂々と掲載されていて、こっちでは他の人がCMに出ている
のに、と思ってしまう。広末や紀香、織田のCMなんて知らないよ。関西版の出
演者が関東に住んでいたら、いい気持ちしないよねぇ。(ハマムラ)

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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