[0510] DTP-S倶楽部始まる

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0510   2000/01/20.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 14804部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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<この号ではふたつの出版活動を紹介します>

■デジクリトーク
 DTP-S倶楽部始まる
 上高地 仁

■連載 「ip2000」プロジェクト奮闘記 0004(1/20)
 ゼロからの出発
 川井拓也
 
■デジクリトーク<投稿>
 ほとんど不治の病か? フリーペーパー魂
 イシダタツロウ

■Webサイト案内
「ハチミツカフェ」


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■デジクリトーク
DTP-S倶楽部始まる

上高地 仁
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DTP最強のWebページ「DTP- S」を主宰している上高地仁です。このたび、サイトの一部を有料化しまして、「DTP-S倶楽部」と名付けました。一言で言うと、有料化コンテンツをPDFとして配付するサイトということになりますか。

デジクリ編集長から「ちょっくらスペースをやるから、宣伝してみっか」とお誘いを受けたので、宣伝させて貰うことにしました。ま、私のまだ3000部に少し満たない「DTP- Sウィークリーマガジン」で宣伝するより、その5倍の購読者を誇る【日刊デジタルクリエイターズ】で宣伝させてもらうほうが当然有難いので、一も二もなく書かせていただくことにしました。

ところで、【日刊デジタルクリエイターズ】、500号おめでとうございます。やっぱりね、一応週一回の予定でオタオタとメールマガジンを出すのがやっとの私にすると、毎日発行するというのは、どれだけたいへんなことか、少しはわかります。たいへんだと思いますが、これからも頑張ってください。

さて、それで「DTP- S倶楽部」ですが、基本的なテーマは、Webサイトからどのようにして「お金」を生み出すのか、ということです。やっはりね、お金にならないと続かないということですね。

もともとWebでのホームページというのは、面白がって始めた部分がけっこうあります。やっぱりね、作るのが楽しいし、それを多くの人に見てもらいたいということですね。

私の場合は、最初に「Adobe Illustrator お茶の子サイサイ」というイラストレーターで出力するために書いた原稿があって、それをとある出版社に持ち込んだところ、「出版してもいいぞ」と言ってはくれたのですが、残念ながら途中で「没」。しかしそのまま他の出版社を回ることもできず、手元に置いておいても陳腐化する一方なので、Webにアップしたわけです。

「Adobe Illustrator お茶の子サイサイ」はもう何年も前に書いたもので、イラストレーターのバージョンも5.0J がベースなのに、いまだに毎日何人もの人が読んでいます。古くても今でもそれなりに役に立っているようです。

その後もう3年半以上にわたって、Webサイトを更新してきていて、HTMLの総ページ数は一千ページを越えていますが、やっぱりね、時とともに最初の頃の情熱みたいなものはボルテージが下がってくるわけですね。

さまざまなノウハウやTipsを無料で公開し続けるというのは、実際には難しいというのが、正直な感想です。もちろんできる範囲で続けることはできます。しかし、余技の範囲でやっていると、どうしても、ボリュームも品質も低下してくる部分はあります。ですから、お金をちゃんといただいて、それに見合ったものを提供するという姿勢がなければ、いいサイトはできないのではないかと、思うわけです。

Webには「たくさんの情報があるぞ」といいますけど、実際には、Webにあるのは、未整理の一次情報がほとんどですね。ニュースの場合は、一次情報でいいわけですから、ニュースサイト系のページはいまでは着実に根付きました。しかし、Webをもっと有効に、つまり本当に図書館以上の情報のバックボーンにするのであれば、もっともっと整理されたサイトが増えないといけないのではないかと思うわけです。つまり「新しい」情報ではなく、「わかりやすい」情報を提供するサイトが必要なのです。

もちろんなかには、フリーで公開されていて、非常に整理されてわかりやすいWebのサイトもありますけど、私の感じるところではまだまた数が少ないのではないかと思うわけです。そういうサイトが増えていくためには、やはり、サイトを有料化するノウハウを見つけていく必要があるのではないでしょうか。

そういうことは、いまでも多くの人が取り組んでいるわけですが、私も私なりに取り込みたい、というのが「DTP- S倶楽部」なわけです。有料にして、「お金」を払っていただいた方々には、価値ある情報を整理した形で提供していきたいとということなのです。

そういう考え方は、もちろん以前から持っていたわけですが、やっとその方向に足を一歩踏み込んだわけです。いやいや正確に言うと私の場合は、以前から「Gordian Knot」という「DTP- S」にアップした原稿をペーパーマガジンにして発行して、Webでも販売していました。しかしWebではなかなか売れないというのが、正直なところです。「Gordian Knot」は多分後1回発行して終わりにする予定です。

ペーパーマガジンにしていたのは、Webで斜め読みするより、紙に印刷されたもののほうが、「明らかに理解して貰いやすいにちがいない」と思ったからです。しかし、ほとんどWebで読めるものを、お金を払って本を買う人はそれほどいなかったというのが本当のところでしょう。あるいはWebで情報を集めるひとと、本などで情報を集める人とでは、行動様式が違っているのかも知れません。

というわけで、Webで配布して、しかも印刷もできる方法として、PDFマガジンを発行しよう、という事にしたわけです。まず会員だけがアクセスできるHTMLで読んでいただいて、1ヵ月単位でPDFマガジンにして、配布します。PDFマガジンについては、柴田編集長の「アイピーネット」という事例がありますから、そのへんをですね、よくよく研究して、いろいろと工夫を凝らしたわけです。

それで何故PDFなのか、というと、これはやっぱりAcrobat 4.0になって、フォントの埋め込みができるようになったということが大きいですね。全てのフォントを埋め込んでしまえば、レイアウトが崩れないというのはいいですよね。プリントアウトしたとき「多少フォントが変わってもいいじゃない」というのは、やっぱり困るわけです。太いゴシックは太く見せたいですから。

で、実際にPDFマガジンを作ってみました。先月の半ばにダウンロードできるように、DTP- Sに最近アップした原稿を中心に、約70ページのPDFマガジンを作りました。マガジンタイトルは「デジタルビヘイビア」といいまして、デジタル時代の新しい考え方や行動様式を考えていこう、というすこし風呂敷を広げたタイトルになっています。新しい革袋には、やっぱり新しいお酒が必要なのだということですね。

「デジタルビヘイビア」の創刊準備号では、タイプバンクのTB明朝とTBゴシックのCIDフォントのつかって、全部フォントは埋め込み処理しました。できるだけ画像も重たくならないようにしましたが、それでも70ページがたったの1.6MB 程度でした。ISDNがごく普通の時代にですから、ダウンロードサイズが1.6MB というのは、決して大きくはないでしょう。ISDNで混雑していなければ、1分間に400KB程度(64K)でダウンロードできますから、5分もあれば、1.6MBは落とせることになります。

「デジタルビヘイビア」の創刊準備号は、前月の18日に公開してから先週までの4週間に、1400以上のダウンロードがありました。私が思ったより、けっこうダウンロード数は多いですね。Webで情報を得る人は、やっぱりダウンロードが好きみたいですね。

「デジタルビヘイビア」は創刊準備号と最新の号がフリーとなりますが、「DTP-S倶楽部」にアップされた記事や原稿は、DTP-S倶楽部版のみになります。つまりフリーの「デジタルビヘイビア」と、有料会員のみの「デジタルビヘイビア」があるわけです。そして次の号がでると、フリーの「デジタルビヘイビア」は削除されて(創刊準備号は除く)、バックナンバーは「DTP-S倶楽部」に入会しないと入手できないわけです。

PDFマガジンというのは、必要なところはプリントアウトして読んでいただくというのが、本来だと思っています。「デジタルビヘイビア」はベースのサイズはA4で、そのままプリントアウトして貰うと、会議の資料とかにもできるようになっています。

またプリンタドライバの2アップの機能を使えば、誰でもが袋とじで製本できるようにしてあります。そのため本文のフォントサイズは12.5 ポイントと比較的大きなサイズになっています。もちろんPDFのまま読んでいただいても構いませんが、必要に応じて印刷して使えるのが「デジタルビヘイビア」のミソです。ついでながら、セキュリティがかけられているので印刷しかできないようになっています。

そういう使い方を理解していただくために、フリーの「デジタル ビヘイビア」と、有料の「デジタルビヘイビア」の二つを作ることにしたのです。またおいおい、DTP- S内の記事や原稿もPDFにして、有料サイト内で公開したいと思っています。

できるだけ質の高い内容のものを今後も作り続けていくために、有料会員制にしました。もちろんDTP- Sそのものはいままでどおり、続けていきますが、ノウハウやTipsなどはDTP- S倶楽部で展開していきます。そしてPDFで配布していきます。

もちろんアクセス制限するだけであれば、HTMLだけでもいいのですが、できれば、PDF化したものでも、印刷する価値のあるものは、印刷して製本して売っていきたいという二刀流を考えているからです。

それと、「デジタルビヘイビア」そのものも媒体としてのスケールが生まれてくれば、広告を取っていきたいと思っています。それでビジネスとして成り立つのであれば、私以外の方々にもちゃんとギャラを払って原稿依頼をしていきたいと思っています。そうすることで、いままでとは全く違ったパブリッシングができるようになるのではないかと思います。

今の紙媒体のいいところとWebのいいところを合わせ持つメディアを目指したいというのが、「DTP-S倶楽部」の大いなる目的です。

というわけで、「よくわかんない」という人は、DTP- Sのダウンロードのページで、「デジタルビヘイビア」を一度ダウンロードしてみてください。それを見ていただいて、よければ、会員になってやってください。個人での入会はたったの1年6000円です。月にするとたったの500円ですからね。

「デジタルビヘイビア」は11日に創刊号を発行しました。DTP- S倶楽部版には、「Acrobat4.0 フォント埋め込みも講座」の第1章の「埋め込めるフォントと埋め込めないフォント」と第2章の「プリンタドライバを使い分ける」というのが、全37ページも載っています。マッキントッシュでPDFに正しくフォントを埋め込むためには、是非とも必要なノウハウです。

Webで今足りないものは、Webそのものがお金を生む仕組みだと私は思います。もちろん電子マネーなどで小口の決済システムも必要でしょうが、それだけでなく、おおくの人がお金を払っていくビヘイビアを根付かせるためにはどうすればいいのか、と言うことではないでしょうか。それが見えてくれば、Webはもっと面白くなると思います。

私にしても、自分のしたいこと書きたいことで収入が得られるのであれば、それが一番いいわけです。そして、その方法がうまくいくのであれば、一つのケーススタディとして皆さんに還元できるのでないかと思います。

有料にした以上、それに見合う内容を維持していくのが、これからの私の仕事になります。有料会員だけのサービス計画はこれ以外にもまだまだありますが、取りあえず、いまはっきりしているのは、こんなところですね。

というわけで、皆さんの「DTP- S倶楽部」のご入会をお待ちしています。ま、取りあえず、「デジタル ビヘイビア」のダウンロードから始めませんか。

DTP-S(誰でもできるDTPのために)
URL: http://www.incunabula.co.jp/dtp-s/
E-Mail:"mailto:jin-k@pis.bekkoame.ne.jp"
連絡先 有限会社インクナブラ
〒540-0025 大阪市中央区徳井町2-2-11 LM東本町第3-405
TEL 06-6966-4468 FAX 06-6966-4469

▼わたしは挫折してしまったPDFのオンラインパブリッシングですが、上高地さんには成功してほしいですね。今度はその例を学んで(盗んで)、ふたたび挑戦してみたいと思っています。
 
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■連載 「ip2000」プロジェクト奮闘記 0004(1/20)
ゼロからの出発

川井拓也
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人は二つの種類にわけられます。「記憶を記憶に留める人」と「記憶を記録に留める人」です。私は後者でよくビデオを撮ります。しかし中学校の修学旅行で肩乗せ式のVHS一体型ビデオで旅行の記録を撮っていた時、その後の記憶が「総天然色の修学旅行」ではなく、「モノクロ0.7型ビューファインダーの記憶」になってしまって以来、ビデオから少し離れた時期がありました。カメラに記憶していると思うと、自分の目にとどめておこうという努力をおこたってしまうのですね。

私のビデオ歴は、世界初の一体型家庭用ビデオのベータムービー(懐かしい!当時の広告はこれをかついでスケボーするカタログ写真だったからね、すげー)からパスポートサイズの8ミリビデオと流れてきました。

就職して仕事倦怠期にウォンカーワイの「天使の涙」に感動して友人と映画を撮りに香港に行こう!と盛り上がり買ったのが、デジタルハンディカムのPC-7でした。このカメラの画期的なところは、持っていることを意識させない軽さとビューファインダーの装備でした。これにより「撮影=ファインダーを覗く」という行為が必要なくなり「記憶しながら記録する」ことができるようになったわけです。

で、船の話に戻りますが、人は旅行する時にはカメラというのを持ってくるものです。800人乗れば300人はカメラを持ってくることでしょう。するとどういうことが起るか。それは300カメという現象です。通常どんなに予算があってもカメラの台数は2台から3台です。クルーが分れて複数な場合もありますが300カメというのはありえないことです。

船は寄港地につくと、人々はカメラを片手にさまざまなところに散るわけです。そして各自の思い出を持ちかえり、また同じ船に乗るわけです。するとまた長い移動。「ip2000」プロジェクトは、船にプロダクション機能をのせ、「撮影」と「ポストプロダクション」を繰返して行くプロジェクトです。

移動中にポストプロダクションをしていると「ああっ! あそこおさえとけば良かった」とか「こんな素材ないかな?」などの問題点が出るものです。しかし、船には逃場のない300人のカメラクルーの「素材」があるわけです。ちょっと交渉して使わせてもらうのはたやすいことです。そのお礼に編集を教えてあげたり、また新しい交流が生まれるわけです。

船旅というのはそのくり返し。クルーは素人のカメラに思わぬ新しい発見をしたりするかもしれません。「ip2000」プロジェクトの「ip」の意味のうちのひとつ、「インスパイア」の意味が溶けてきましたね? では次回は、もうひとつの意味をお話しましょう。
(続く)


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■デジクリトーク <投稿>
ほとんど不治の病か? フリーペーパー魂

イシダタツロウ
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昨年の春から東京で暮らしている。生まれてから大学まで大阪で暮らしてきた。

幼い頃は母親が美術の教師であったことから、母親の友人が教えているお絵描き教室に通っていた記憶がある。当時から僕は人にすすめられると断われないタイプで、褒められると熱中してしまう性癖を持っていたらしい。

小学生になると、所謂、お笑いという存在に出会う。多分、大阪というそれ自体が芸人養成所みたいな環境が、年端もいかない少年に与えた影響は計り知れず、小三になる頃には土曜日のお楽しみ会で、自分達の作ったネタを披露するのが楽しみになっていた。

当時はまだ『ダウンタウン』や『雨上がり決死隊』などは世の中では知られておらず、漫才ブームは少し前に過ぎていた。『夢路いとし・こいし』師匠だの『やすきよ』だのと夕方の4時半くらいから放送されていた『お笑いネットワーク』という渋い番組を心待ちにしていた渋い小学生だった。

それとは別に、木や発泡スチロールで自作のチョロQジャンプ台やミニ四駆レース場を作り、みんなで遊ぶということもしていた。想えばこれは作ることが楽しいのではなく、作ってみんなとコミュニケーションをとれるツールを自分が作ったことに優越感があったのである。

だがその後、「少しクラスの芸人としてスパークし過ぎた感があると」感じていた(そうでもないかもしれないがそう感じたのである)ので、中学・高校時代は普通の大人に成長していかなければと、ナリを潜めようと努力したものである。

しかし、なぜか大学は大阪芸術大学である(一説には大阪芸人大学)。ここで僕にとって幼少の頃から培った、そして心のどこかで目指していた『クリエイティブワークとエンターテイメントの融合』つまりはデザインの存在を知るのである。

僕の専攻していたのは空間デザインであったが、どちらかというとそこにはビジュアルや主張でストレートに訴える表現は難しい分野であることに気付いたので、友人と自分たちでアート系フリーペーパーを作ろうということになったのである。

しかし僕は前述のように、別に作品自体を作ることが楽しいというタイプではないので、メディアを通してコミュニケーションをとれる立場、つまりは、まがりなりにも編集長というポジションを得ることになる(正確には友人と僕の二人の編集長がいたわけだが)。

この頃は著作権とかまだ気にする必要がなかった。悲しいかな部数が500部とかなり少なかったので、そこまでの人の目に触れることがなかったということもあったが、なによりも非営利で利益というよりも、作品や記事を入稿したものたちで印刷代を折半するというシステムをとっていたからである(もちろん非営利であろうがなんであろうが著作権はあるのだが、それで自己完結していた)。

そして印刷代と述べてしまったが、フリーペーパー自体は、実は、オフセット印刷ではなく完全なアナログ版下でコピーにかけるという非効率的なたたずまいのものであった。このころポストスクリプトプリンターの存在は知っていたのだが、まだオンデマンド印刷も出だしの頃で、500部では割に合わないということもわかっていた。

夜中に原稿をわざわざ取りにいき、そのついでに一杯やって帰るのであった。不毛だが、わくわくするような議論もしてりして、それはそれで楽しい時であった。

このフリーペーパーは年間4回くらいのペースで発行し、8号目にあたるところで自然解散し、卒業や制作などでそれぞれが忙しくなり廃刊となった。その間に同期生でDJを始めたばかりの阪口君に「音楽の記事をかいてくれ」と教室の外でオファーをかけた(あの時の「俺が書いていいん?」って嬉しそうな顔が、今の彼にとっての恥でなければいいが、阪口君見てたらごめん)。

それがきっかけで彼自身の中で何かが芽生えたらしく、「俺もフリーペーパー作る」とか言い出して、「イシダも手伝って」っていわれたので夜な夜な、パイロット版を作ってあげた。それを持って彼はかなり営業まわりをしたのだろう。いつのまにかスポンサーまでつけて、製本版になっていた。フリーペーパー『SELFISH』編集長。

当時の大阪のカルチャーゼロ、商業利用バリバリのものとは違ったので、新進気鋭のフリーペーパーであったはずである。もちろん今でもその勢いは衰えてはいない。阪口君は、大阪では土曜の夜中にはテレビにも出ているらしいが。

僕はというと、東京で出版や映像とはまったく違う分野ではあるが、まぎれもなくデザインの仕事をしているわけである。その仕事はそれはそれでやりがいがあるが、まだまだぺーぺーの僕にはそれだけでは心が満たされないところもあるので、また始めることにしたのである。

学生の頃には知識や見切りができないところがあったので、今回はちゃんとしようと決めたのだが‥‥。編集は遅れているし、ソースは集まらんし、みんな平日の昼間は働いているしで苦難の道のりは必至である。最近はネット場での発行物が増えているようであるが、紙がいいのだ。持ち運びや折り畳みも自由だし。でもやっぱり絶対、手が足らんっ!!

「そうだ、デジクリでサポートしてくれる人を募れば」と思ったので、長々とみなさんに乱筆を振り乱したけれど、要はそういうことです。

名称:フリーペーパー『ロケットパンチ』
コンセプト:いまだ観たことのないアートとコラボレート・オン・ペーパー
形態:全20ページモノクロ&カラー誌(ただし今後、表紙はカラーにしたい。しなければ)
発行部数:創刊号はパイロット版ということで1000部(これでは少ない)、
その後の反応次第で増部の見込み。

内容:毎回、若きアーチストへの本音インタビューと特集記事、連載企画etc..
発行日:毎月末某日
配付場所:都内各所

フリーペーパー『ロケットパンチ』を作ることに参加したい人へ

我こそ、グラフィックデザイナー、インタビュアー、エディター、広報マン、MDマン、企画屋、情報屋、イラストレーター、漫画家、カメラマン、モノ書き、ファッションデザイナー、モデル、芸大生、女子高生...etc なんてひと大歓迎!! もちろんプロ・アマは関係ありません。世の中は下剋上です。

もちろん今のところは損得でいえば、なしどころではなく、金は払えんし機材もない状態です(欲しいくらいなんです)。唯一の救いは、日本の情報都市ナンバーワンの東京発ってことぐらいです。それでも、何かしたいが何をすればいいかわからない人がウジャウジャいる時代に、なにがしか啓蒙したり感化させたりできるはずです。

何もないところから一緒に始めた人を僕は信じたいし、それが本来クリエイターの真骨頂ではないでしょうか? 表現したいけどする場所がない人たちを僕は応援したいし、僕はそんな人に応援してもらいたい。皆さん力を貸してください。

このテキストを観てなにか興味のある人は是非連絡ください。平日は働いていますので、ファクスかメールでのやりとりしかできません。申し訳ありません。必ず返答はします。

ロケットパンチ編集部
イシダタツロウ
FAX:03-5433-3584
mailto:mantle@osk4.3web.ne.jp

▼いいですね~。世の中は下剋上、ってのが気に入った。

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■Webサイト案内
「ハチミツカフェ」
http://www.linkclub.or.jp/~hatimitu/cafe/
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Shadeで作成連載中の3D四コマ絵本「ハチミツカフェ」が連載200回を迎えました。野原の一本の木の下で、喫茶店を営むぬいぐるみ(?)のクマくんの物語です。出演キャラクターもいつの間にか10人に増えました。バックナンバーも全部読めます。何げない内容ばかりなので、何げない気分でお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

ハチミツ/hatimitu@air.linkclub.or.jp

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■編集後記(1/20)
・景山民夫最後の長篇小説「さよならブラックバード」を読む。学校でいじめにあっている中1の主人公が、その地獄の日々からどう脱するのか。じつは全然新しい展開ではなく、ホームレスの青年から合気道を習って、トいうこの作家には信じがたい平凡なストーリーだった。「カーネギー名言集」を持ち出したのが目新しいかも。でもなあ。だが、わたしはこの作家が好きだった。主人公・柳翔太のこれからの成長を書き続けて欲しかった。この本は、いじめで悩む青少年には勇気を与える小説ではあると思う。おすすめしたい。(柴田)

・灰谷健次郎の「天の瞳」がドラマ化するのだそうだ。倫太郎ちゃんの視点が新鮮で新聞に連載されていた頃から大好きだった。今はまだ完結していないので、つまらないラストになって欲しくないなとは思っている。倫太郎ちゃんや倫太郎ちゃんのおじいちゃんが好きだな。おっとこまえ〜!(hammer.mule)
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/contents/199906/797.html

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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