[0942] 優しさは武器になるか

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,800文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0942    2001/09/28.Fri発行
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 <あれは毒矢の風の音>

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 優しさは武器になるか
 十河 進

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 わたくしの仕事環境――収入を度外視したSOHO例。(第7回-最終回)
 収入の見通し。
 白石 昇
 
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■デジクリトーク
優しさは武器になるか

十河 進
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●目的は手段を浄化するか

1905年2月、モスクワ。ボリス・サヴィンコフの指導下にあった社会革命党に
属するテロリストたちはロシア皇帝の叔父に当たるセルゲイ大公暗殺計画を推
進していた。そのテロリストの中に「詩人」と渾名された心優しい青年がいた。

カリャーエフという名を持つ青年は、大公の馬車に爆弾を投げる役を命じられ、
劇場へ向かう大公の馬車を待ち伏せる。そして投擲の瞬間、彼は大公の馬車に
ふたりの子供が同乗しているのを発見する。彼は、暗殺を中止する。

そのエピソードはボリス・サヴィンコフの「一テロリストの回想」(日本では
「テロリスト群像」のタイトルで翻訳された)によって有名になった。サヴィ
ンコフはロープシンの筆名で「蒼ざめた馬」「漆黒の馬」(どちらも昔、晶文
社から出ていた)を書いている。

サヴィンコフ自身は、1917年2月革命ではケレンスキー革命内閣で陸軍省総務
長官を務めるが、ボルシェビキの10月革命以降、白軍に身を当じて反革命側と
なり、亡命後、再び帰国し捕らえられ、1924年、獄中で自殺する。45歳だった。

そのサヴィンコフより2歳年上だったカリャーエフは、二度目の襲撃でセルゲ
イ大公暗殺に成功し、捕らえられて死刑になった。28歳の短い人生だった。司
馬遷の「史記」に登場する暗殺者たちも有名だが、近代文学史上、彼ほど有名
になったテロリストはいないかもしれない。

ノーベル賞作家アルベール・カミュに「正義の人々」という戯曲がある。また、
同じ主題を扱った「心優しき殺人者たち」というエッセイ風の文章もある。ど
ちらもテロリスト・カリャーエフを中心に政治と革命を考察したものだ。

カリャーエフの殺人は革命後の理想の世界の実現をめざしたものとして正当化
されるが、大公を殺せても子供たちを殺せなかった事実はどのように理論づけ
られるのか、そのことを含めた様々なテーマがカミュによって抽出され、人間
的な苦悩を含めて描かれたのが「正義の人々」である。

しかし、「正義」そのものが相対的であることは、テロリストたちだけしか登
場しない前半部分でも討論される。彼らは常に内省的であり、「革命のために
人を殺す権利があるのか」ということを議論する。

そして、大公暗殺後、捕らえられたカリャーエフのところに大公夫人が面会に
現れることによって、カリャーエフは自分が信じるところの正義が相対的なも
のであったことに改めて気付かされるのだ。

──彼らは思想のために殺人を犯すとはいえ、いかなる思想も人間のいのち以
上に考えていないということである。正確に言えば、彼らは思想の高さに生き
ているのだ。

カミュは「心優しき殺人者たち」の中でそう語っている。しかし、いかに思想
の純粋さを強調しようと、「心優しい」という形容詞と「殺人者たち」は矛盾
する概念だ。心優しい人間は、いかに崇高な目的のためであったとしても人を
殺すことはできないだろう。

目的は手段を浄化するか──古くて、しかし解決のつかない命題が再び現れる。
しかし、崇高な目的であったとしても、すべての人々にとってそれが崇高な目
的とはならない。すべての人にとっての理想の実現なら、テロリズムという手
段によって「敵を殺す」必要などないはずだからだ。

「正義の人々」においてカミュは他の登場人物は名前を変えているが、カリャ
ーエフは実名をそのまま使っている。1949年12月15日にパリのエベルトオ劇場
で初演された時、カリャーエフを演じたのは若きセルジュ・レジアーニだった。
「冒険者たち」(1967)で墜落したセスナ機のパイロットを演じた、あのレジ
アーニである。

●優しさとは優柔不断の裏返し?

20歳前後の頃だったと思う。僕は「優しさは武器になり得るか」という命題を
自らに課し、いろいろ考えた時期があった。当時は、ゲバルト(暴力)闘争へ
と時代が移行していた頃で、肉体的暴力に耐えられない僕としては、そのアン
チテーゼとして「優しさ」を武器にできないかと考えていたのである。

仲間たちとやっていた同人誌にも「心優しき受難者たち」という小説ともエッ
セイともつかない文章を載せたことがある。敬愛する作家の井上光晴が上下二
巻の大作小説「心優しき叛逆者たち」を出版したのは、僕が書いた文章より後
のことだから、僕としては大いに優越感を感じたのであったけれど、時代は確
かに「優しさ」を考察する方向に向かっていたと思う。

僕が「心優しき受難者たち」というフレーズにこだわったのは、吉野弘の「夕
焼け」という詩をどう読み取ればいいのか、考えていたからだ。吉野弘の詩は
「いつものことだが電車は満員だった」という日常的な光景から始まる。

ひとりの娘が年寄りに席を譲り、年寄りは礼も言わずに降りていく。娘が座る
と別の年寄りが前に現れ娘はうつむくが、やはり席を譲る。年寄りは次の駅で
礼を言って降りていく。しかし、三度、年寄りが腰掛けた娘の前に立つ。娘は
うつむいて席を立たない。その様子を見ていた詩人の目は以下のように綴る。

やさしい心の持主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。

高校生の頃、僕はこの詩がとても好きだった。だが、長く生きてきて経験を積
み、この詩が言うところの「優しさ」とは何なのかがわからなくなってきた。
ここに描かれているのは「優しさ」ではなく単なる「優しい心」に過ぎないの
ではないか。

確かに最初の老人と二人目の老人に席を譲った娘は「優しい行為」を行ったの
だ。これは客観的に周囲から見える行為である。だが、詩人の目が捉えたのは、
そんな心優しい娘が「立っている年寄りを無視し続ける自分」を責める辛さ、
である。

この詩で本当に読み取るべきは、そうした娘の心の中の葛藤を優しく見守って
いる(理解している)詩人の優しさだと思う。しかし、他人の辛さを自分の辛
さのように感じる(だけの)娘は、本当に優しいのだろうか。

「やさしいにっぽん人」(1971/114分)という映画がある。ドキュメンタリ
スト東陽一が初めて監督した劇映画だ。エピソードの積み重ねのような映画だ
から物語は説明しにくい。「ぴあシネマブック」によれば「沖縄・慶良間列島
の集団自決を生きのびたものの、今はそのことを何も覚えていない青年(河原
崎長一郎)が、真の“ことば”を求めて旅を続ける姿を描く」映画である。

僕は「優しさは武器になり得るか」と考え続けていた頃に見たのだが、この映
画を見て僕は「やさしいにっぽん人」とは東陽一の逆説的・反語的タイトルな
のだと気付いた。復帰前の沖縄でドキュメント「沖縄列島」を撮影した東監督
は、そのタイトルに日本人への批判を込めていたのだ。

映画の中で緑魔子が歌ったフレーズは印象深いものだった。
──夢を見たら、ここへきて
  あなたが光と思っているものは あれは毒矢の風の音

この映画を見て僕は学んだ。僕らが「優しさ」と思っているものは「優柔不断」
ということでもあるのだ、と。もちろん、「真の優しさ」は違うかもしれない。
しかし、一般的に「優しい」といわれる要素の中には「優柔不断」であったり
「無責任」であったりすることが含まれている。それは「偽の優しさ」なのか
もしれない。

言動に表れない「優しさ」は単に「優しい心」でしかないし、それは現実の世
界を生き抜いていくうえでの「武器」にはならないのではないか。「優しい心」
だけでは、単に自らを苦しめるだけではないのか。「夕焼け」も見ずに、うつ
むいて生きていくだけなのではないか。

しかし、「真の優しさ」とはどういうことなのだろうか?

●愛と憎しみの相克

死と暴力に充ちた現実の世界で「優しさ」を武器に闘っても、みじめに敗れ去
るのは見えている。圧倒的な映像の力で迫ってくるニューヨーク貿易センター
ビルの崩壊シーンを見ながら、僕は改めてそう思った。怒りと憎しみが生まれ、
人々は報復を望み始める。

アメリカの同時多発テロから4日ほど経った頃に衛星放送で見たABCネットワー
クの番組で白人の若い作家と黒人女性の詩人と白人ジャーナリストのデビッド
・ハルバースタムが討論していた。その中で、黒人の女性詩人は明確に「今こ
そ自分を見つめ直す時だ。報復は憎しみしか生まない」と主張していた。

テロから1週間も経たない時期に、そう主張するのは勇気のいることだっだろ
う。コンサートを再開したマドンナが黙祷を捧げた後に「報復は報復しか生ま
ない」とメッセージしたことがニュースで流れたけれど、異常に愛国心が盛り
上がっているアメリカでそう発言することはとても勇気がいることだ。

ただ、マドンナにしろ黒人の女性詩人にしろ、アメリカの中にも「報復を! 
今すぐ報復を!」と主張するばかりではない人々もいるのだと、僕は少し安心
した。

その討論で煮え切らない発言をしていたのはハルバースタムだった。ハルバー
スタムのニュアンスは報復に短絡することには反対という感じだったが、それ
を明確に言い切って大衆から抗議されるのを怖れているという腰の引けた態度
が見えるのだった。

アメリカの知性と言われるハルバースタムにしてそうなのだ。アメリカ人全体
の愛国心の高まりには怖れを抱く。「怒りは当然のこと。しかし、憎しみは憎
しみしか生まない」と討論の司会役をやっていたキャスターが発言した。

「狩人の夜/THE NIGHT OF THE HUNTER」(1955/93分)という映画の中に登
場する殺人鬼(ロバート・ミッチャム)は、左右の手にhateとloveの刺青をし
ている。どんな人間でも、その感情を突き詰めると「愛と憎しみなのだ」と象
徴的にあの映画はメッセージしたかったのだろう。

確かに、人々の感情は愛と憎しみに分裂される。そして、多くの場合、憎しみ
は強く、愛は弱い。今、アメリカの人々は、あるいはアメリカを支持する多く
の人たちは、報復を正当化する。だが、報復とは「仲間のために人を殺せ」と
主張しているに過ぎない。「死体には死体を。破壊には破壊を」と彼らは生け
贄を求め、ブッシュは煽り続ける。

しかし、今、差し出すべきはloveの刺青をした手なのではないか。今こそ、世
界は優しさを武器にするべき時ではないのか──ジョン・レノンの「イマジン」
が放送で自粛されているという異常なアメリカの状況では、そう口にすること
すらできなくなっているように思える。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。仕事で土曜の夕方に代官山の写真家のオフィスに出向いた。その
後、渋谷でもうひとりの筆者と会った。土曜の夜に代官山・渋谷などに出かけ
るものではない。日本は平和だ。しかし、無意識に平和を享受しているのは一
種の罪ではないか。

昔書いた文章が「投げ銭フリーマーケット」に出ています。デジクリに書いた
文章も数編入っています。
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ネットギャラリーとオリジナルプリント販売を担当しています。
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

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■デジクリトーク
わたくしの仕事環境――収入を度外視したSOHO例。(第7回-最終回)
収入の見通し。

白石 昇
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スコールにいてこまされて取り込み忘れた洗濯物をついついそのまま再度乾か
して着てしまいがちな雨期真っ盛りな今日この頃ですが日刊デジタルクリエー
ターズ読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

ご無沙汰しております白石昇です。初めましての方は初めまして。わたくしの
職業属性は言語藝人ですが、やっていることは要するに引きこもりです。相変
わらず椰子畑となりの秘密基地で引きこもってます。以後お見知り置きを。

さて、わたくしは春からずっと引きこもったまま泰語の辞書に弄ばれる日々を
積み重ねてきたのですが、この度ようやく下訳が終了いたしましたいえーい。

当然これからこの下訳を皆様に楽しくご賞味いただける品質の日本語に書き替
えて、市場出荷する予定であります。市場出荷となるとそれは商品として流通
すると言うことですので、当然翻訳言語藝人として商品開発に携わったわたく
しにもお金が入るのです確実に。

お金ですお金。去年コンクールの賞金とメールマガジンの広告費を頂いて以来
の藝道収入です木戸銭です。しかも賃労働ではなく自分の美意識に基づいてな
された仕事による藝人として誰にも後ろ指差されることない現金収入です。再
度いえーい。

しかも、今回のお仕事は翻訳言語藝。いわばイスラエルで食ったシュニッツェ
ルの美味しさを、チキンカツ定食としてアレンジした上で日本の皆様に味わっ
て頂くようなもの。素材と調理法自体の品質は保証されているのですから、こ
の仕事が商品として価値がないわけはありません。

結論として一年ほぼ一年ぶりの藝道収入はゲットしたも同然です。

とそういった状況をふまえた上で藝道収入の見通しがついたと言うことで、今
回でこの、『わたくしの仕事環境――収入を度外視したSOHO例』の連載を終了
させていただきます。短い間ですが読んで戴いて有り難うございました。

あ、この程度の掲載頻度で連載たあ笑わせるぜ、などのまったく持ってまっと
うなツッコミなどしていただくと、羞恥恥辱の悦びに心震えて日々の生活に支
障が出ると推測されますので一方的にお断りします真性マゾとして。

真性とは言え、マゾにも人並みの日常というものがあるのです。どうかそっと
しておいてあげてください。

とさりげなく妄想に足を踏み入れたところでふと疑問がまろび出てきました。
それはものすごく根本的で、避けては通れない疑問のような気がします。

作品を商品にして市場出荷、って具体的にどうやるの?

実はわたくし、今まで自分の藝を売り込んで商品化したりしたことが一切ない
のです。それどころか作品を市場出荷したこともありません。藝道収入は誰に
依頼されることもなく勝手に出品してゲットしたコンクールの賞金とメールマ
ガジンの広告収入だけなのです。

要するにまったく売り込みのスキルというものがないのですわたくしには。

と、いうことなので当然、売り込みの素人であるにも関わらずわたくしはこれ
から市場出荷のために仲買業者に蹴り込まねばなりません。

翻訳言語藝商品なので当然、商品売り上げに伴う利益分配契約等の法的手続き
もありです。

しかもそれら全てが外国語でなされます。

なんかこの段階まで来てようやくデジタルクリエイターズのネタとしてはそれ
らしくおいしいものになってきたような気がします。これまでわたくしは、他
の寄稿家の方々との間にたとえようもないくらい深い河のようなものが存在し
ているのを自覚していたのですそれはもう確実に。

いろいろとクリアすべき事項はありますが客観的にネタとして見た場合、一番
の見所はやはり、仲買業者さんの常識を知らないわたくしが今後何をしでかす
か、だと思います。

今後ある程度進展していった時点で、デジクリトークとして皆様に状況を御報
告したいと思っております。

あ、もちろんデジクリ様が掲載してくれれば、の話ですが。

【しらいしのぼる】noboru@geocities.co.jp
言語藝人。昭和44年5月1日長崎県西彼杵郡多良見町生まれ。『抜塞』で第12回
日大文芸賞を受賞。

反戦川柳を掲載したら読者が減ったメールマガジン。↓
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/mailmagazine.html

公式サイト。↓
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/

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くことで、デッサン力が身につき、2次元・3次元CGソフトの使い方も理解でき
ようになります。

最終章には、CG作家の作品と作家自身が書き下ろした作品解説が掲載されてい
ますので、プロがどのように作品を仕上げていくのか、その方法や考え方が分
かります。(大寺聡、花山由理、三河一郎、Rey.Hori)

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応募締切りは10月15日(月)。詳細はサイトで。
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協賛 日立マクセル (株)

応募に関する問い合わせ先 pasovi@genkosha.co.jp
Tel.03-3263-3513 担当/佐山、村田

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■編集後記(9/28)
・文章を書かせると論理的でじつに説得力があるのだが、セミナーなどで話す
側になるとからっきしダメという人がいて、昨日のセミナーではその代表例み
たいな人が現れた。文章100点、お話15点。ほんとうの力を知っているだけに、
気の毒でならなかった(そういう人をもうひとり知っているが)。
話といえば先頃参加したデザイン会議における大物のディスカッション。学術
用語、哲学用語を交えた話からは「環境の中の多様性が根本的に重要で、それ
が失われると進歩が止まる」「個性がないと多様性が起こらない。視点を広げ
よう」「都市が自然なんだ」「コミュニケーションが深化につながる」「多重
人格的分裂を乗り越えなければならない」「共生系としての地球を考える」な
どという言葉がメモに残っているが、どんな脈絡で出てきたのかは記憶にない。
教養的な会話であったことは確かだがなにも残らない。
しかし、意外に下世話な部分もあって「デザインはエコロジカルなほうがかっ
こいい」「環境に関わっている、貢献しているのがかっこいい」「かっこいい
生き方は花鳥風月。消費とかはかっこわるい」……かっこいい、かっこわるい、
なんて言葉が出てくると、急にたいした話ではないような気がしてきた。いい
気なもんだという印象だ。とくに、NYにいる環境がお好きな文化人(音楽家)
をみんなで持ち上げているさまがとってもかっこわるかった。   (柴田)

・夕焼けは見られないのだろうか。責め続けながら、遠い目をすることもある
のではないだろうか。子供の頃、完璧主義の傾向があって、先生は絶対間違っ
たことを言わないとも思っていた。年をとればとるほど、人間って完璧じゃな
いからいいんじゃない、と思うようになった。彼女はひとりでいたら、責め続
けてしまってつらい。隣に「でも2回も譲ったじゃない」と言って、彼女の心
を補ってくれるひとがいたらいいのにね。「ほら、夕焼け綺麗だね」って。責
め続けないで、自分のしたささいなことを認め、もっと広い視野で、できるこ
とだけしたらいいんだよ、って言ってくれるような。アメリカも意地はってな
いで、皆で夕焼けや空を見ればいいのにね。        (hammer.mule)
・もちろんテロ首謀者たちもね。この情報社会、他の方法もあっただろうに。

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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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