[2119] 複合型産業を目指す"アップル"という会社

投稿:  著者:  読了時間:16分(本文:約7,800文字)


<一日でも早く試してみたい>

■KNNエンパワーメントコラム
 複合型産業を目指す"アップル"という会社
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[113]Illustrator CS2編
 引用符を変換する
 古籏一浩

■展覧会案内
 特別展「江戸城」
 「北斎展 — 風景画の世界」
 土から生まれるもの:コレクションがむすぶ生命と大地
 畑中純「RYOTA DU MANDALA展」
 キヤノン、「写真新世紀」の巡回展を開催
 写真展カレンダー・1月・首都圏 Ver.1.0
 写真展カレンダー・1月・首都圏以外 Ver.1.0


■KNNエンパワーメントコラム
複合型産業を目指す"アップル"という会社

神田敏晶
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KNN神田です。

新年、早々、IT Mediaの記事で多数の皆さん、および関係者にご迷惑をかけたことを最初に謝罪申し上げます。すみませんでした!
< http://blogs.itmedia.co.jp/knn/2007/01/30_4610.html >
< http://blogs.itmedia.co.jp/knn/2007/01/post_b512.html >


●複合型産業を目指す"アップル"という会社

アップルコンピュータの社名からコンピュータが取れて、「アップル」となった。もうコンピュータだけの会社ではないという意志表示だ。ではアップルは何屋になるのだろうか?

iPodのハードウェアメーカーとしてみると「オーディオメーカー」であり、iTunes Storeとしてみると「デジタルコンテンツの流通サプライヤー」である。iPhoneでは「携帯端末メーカー」でありAppleTV、では「家電メーカー」となる。

また、OSXにおいては「OSメーカー」であり「ソフトメーカー」である。Apple Storeは「通販会社」、直営店舗のAppleStore「小売店」である。「.Mac」のサービスにおいては、「ISP」であろう。まさに、コンピュータ会社とはいえないほどの多彩な複合型の企業である。

かつてアップルは、CPUも開発し(PowerPC時代)、ハードウェアを設計し、OSを提供し、さらにアプリケーションソフトウェアを販売する唯一のパソコンメーカーであった。そして、現在CPUはインテルに委ねるものの、依然として、コンピュータメーカーとしての色合いは強い。

1993年、アップルはパソコン用デジタルカメラとして「QuickTake100」を発売し、デジタルカメラという市場を切り開いた。2001年にMac専用初代iPodを発売したが、あくまでもメインであるMacintoshの「デジタル・ハブ構想」の一環であった。それが、2002年からWindowsにも対応ということで、マーケットをMacintoshのみに絞り込まないという戦略に切り替えている。

そして、ついに2007年、携帯を再発明するとし、アップルは携帯OSにOS Xを採用した最初の通信機器端末メーカーとなり、iPodと携帯電話の複合製品としてiPhoneを世に送りだすことになる。

iPhoneは、携帯電話でありながらもiPodとしても使えるインタフェースを持った。Macintoshでは「マウス」、Newtonでは「ジェスチャー」、iPodでは「スクロールホイール&タッチホイール」、iPhoneでは「Multi-Touch」という新たなインタフェースを登場させてきている。デザイン、製品力、革新的なインタフェースという武器で常に新市場を築いてきている。

携帯端末メーカーがQWERTYキーボードをつける中、コンピュータメーカーが、ソフトキーボードを採用するところがユニークな発想である。実際に、ジョブズ氏自身が何度もミスタッチをしていたのが気になるところだが、ジニーエフェクトばりにキーをポップアップしてタイピングの視認をサポートしている。このインタフェースが正解なのかどうか、こればかりは一日でも早く試してみたいところだ。

アップルが社名から、コンピュータを切捨てはしたが、iPhoneによって、携帯とPCを接続させこと、AppleTVによって無線LANとテレビを結んだことなど…。広義の意味での「デジタルハブの新・構想」がスタートしたように、ボクの目には映った。

しかし、今後はコンピュータ会社としてではなく、デジタル産業の理想をテクノロジーによって牽引するリーディングカンパニーとしての色あいを濃く出したようであった。そのアピールをするために、今回は次世代OSの発表は控えたのだろう。

コンピュータ会社でなくなったアップル。ゲーム、メディア、amazon化、いろんな市場参入の夢に期待したい。ジョブズ氏のキーノートのビデオはこちら。
< http://events.apple.com.edgesuite.net/j47d52oo/event/ >


ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp/ >
毎週金曜日22:00MXテレビ「BlogTV」出演中 < http://trj.weblogs.jp/blogtv/ >
NetSurfin2.0 放送中!デジハリ大学放送部 < http://blog.dhpodcast.com/ >
神田敏晶著「Web2.0でビジネスが変わる」
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797335939/ >
「YouTube革命〜テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ〜」
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797339039/ > 発売中です!

KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/ >
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550 >
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[113]Illustrator CS2編
引用符を変換する

古籏一浩
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今回はIllustrator CS2で引用符である"〜"を“〜”のように変換するスクリプトです。(まあ、前回のIllustrator版です)

スクリプトは二種類あります。スクリプト1は、変換したい引用符があるテキストフレームを選択してから実行します(テキストフレーム/テキストエリア内の文字を選択しないでください)。テキストフレームは複数選択でき選択したテキストフレームのみ引用符が変換されます。

スクリプト2はスクリプト1の改良版で引用符が正しく閉じられていない場合、警告を表示します。どちらのスクリプトも文字の色などを指定する前に実行してください。文字の色などを指定してしまった場合には文字のみ置換され色などは最初に置換された引用符の属性が反映されてしまいます。


【スクリプト1】
LQ = "“"; // 開始カッコ
RQ = "”"; // 閉じカッコ
function convertQ()
{
selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i< selObj.length; i++)
{
for (j=0; j< selObj[i].paragraphs.length; j++)
{
count = 0;
result = "";
try { len = selObj[i].paragraphs[j].contents.length; }
catch(e) { break; }
for (k=0; k< len; k++)
{
c = selObj[i].paragraphs[j].contents.charAt(k);
if (c == '"')
{
c = LQ;
if (count & 1) c = RQ;
count++;
}
result += c;
}
selObj[i].paragraphs[j].contents = result;
}
}
}
convertQ();


【スクリプト2】
LQ = "“"; // 開始カッコ
RQ = "”"; // 閉じカッコ
function convertQ()
{
selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i< selObj.length; i++)
{
for (j=0; j< selObj[i].paragraphs.length; j++)
{
count = 0;
result = "";
try { len = selObj[i].paragraphs[j].contents.length; }
catch(e) { break; }
for (k=0; k< len; k++)
{
c = selObj[i].paragraphs[j].contents.charAt(k);
if (c == '"')
{
c = LQ;
if (count & 1) c = RQ;
count++;
}
result += c;
}
selObj[i].paragraphs[j].contents = result;
}
if (count & 1)
{
alert("括弧が正しく閉じられていません");
}

}
}
convertQ();


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >
夕方5時〜5時半あたりはアクセスが集中してサーバーにつながりにくい状態になってます。できれば違う時間帯にアクセスしてもらえると助かります。頑張れば6回に1度くらいはつながりますf(^^;
今月末にAjaxライブラリリファレンスが発売されます。こちらも、よろしく。
< http://www.bnn.co.jp/books/2007/01/ajax_1.html >

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■展覧会案内
特別展「江戸城」
< http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ >
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会期:1月2日(火)〜3月4日(日)9:30〜17:30 土19:30 月休 2/12開・2/13休
会場:東京都江戸東京博物館(東京都墨田区横網1-4-1 TEL.03-3626-9974)
観覧料:一般1200円、大学生・専門学校生960円、中学生(都外)高校生・65歳以上600円、小中生(都内)600円
内容:江戸城の築城550年を記念して、江戸城の全貌を明らかにする。屏風絵、絵巻物、金箔瓦、建築図面、古文書、大型模型など約250件の展示品で江戸城の姿を多角的に検証するとともに、焼失した「幻の天守」や、大奥の素顔にせまる。

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■展覧会案内
「北斎展 — 風景画の世界」
< http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2007/0102/0102.html >
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会期:1月2日(火)〜2月12日(月)〜 月休 2/12開 2/13休
会場:江戸東京博物館5階常設展示室内 第2企画展示室
入場料金:一般600円、大学・専門学校生480円、 高校生・中学生(除く都内在住在学)・65歳以上300円
内容:江戸の街並みを描いた版画を中心に、版本を肉筆を交え、北斎の魅力にせまる。

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■展覧会案内
土から生まれるもの:コレクションがむすぶ生命と大地
< http://www.operacity.jp/ag/exh80/ >
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会期:1月13日(土)〜3月25日(日)11:00〜19:00 金土20時 月休 2/11休・2/12開 2/13休
会場:東京オペラシティアートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2 TEL. 03-5353-0756)
入場料:一般800円、大学・高校生 600円、小中生400円
内容:2600点以上にのぼる東京オペラシティコレクションの中から、「土」や「大地」をテーマに作品を見つめ直す。インスタレーション、陶芸、絵画、工芸、写真などの作品をアートギャラリー全館で展示する。出展:秋山陽、荒木高子、伊藤慶二、伊藤彬、尹享根、小川待子、川口起美雄、小泉淳作、鈴木治、崔恩景、難波田龍起、西野陽一、西村陽平、野又穫、李禹煥 ほか計約40人

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■展覧会案内
畑中純「RYOTA DU MANDALA展」 -フランス版「まんだら屋の良太」出版記念-
< http://www.span-art.co.jp/fset_ex/fs_ex_070115.html >
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会期:1月15日(月)〜1月27日(土)11:00〜19:00 最終日17時 日休
会場:スパンアートギャラリー(東京都中央区銀座2-2-18 西欧ビル1F TEL.03-5524-3060)

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■展覧会案内 
キヤノン、「写真新世紀」の巡回展を開催
< http://web.canon.jp/pressrelease/2007/shasin01.html >
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内容:巡回するのは、2006年度(第29回公募)「写真新世紀」の応募者1,505人の中から選ばれた、グランプリおよび優秀賞(5組6名)受賞者の受賞作品と2005年度(第28回公募)のグランプリ受賞者の新作で、昨年11月から12月にかけて東京都写真美術館で開催し、好評を博した「写真新世紀 東京展 2006」の内容を再構成したもの。それぞれの会場では、出展者などによるトークショーが行われる。
・仙台展 せんだいメディアテーク 2/23(金)〜3/6(火)
・福岡展 福岡アジア美術館 4/5(木)〜4/17(火)
・大阪展 OAPアートコート 4/20(金)〜5/6(日)
・名古屋展 電気文化会館 5/29(火)〜6/10(日)

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■写真展案内 姉妹誌「写真を楽しむ生活」制作

●写真展カレンダー・1月・首都圏 Ver.1.0
(首都圏のギャラリー約100か所の予定を掲載したPDFです)
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/1.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/2.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/3.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/4.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/5.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/6.pdf >

●写真展カレンダー・1月・首都圏以外 Ver.1.0
(首都圏以外のギャラリー64か所の予定を掲載したPDFです)
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/7.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/8.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/9.pdf >
< http://www.dgcr.com/photo/cal/200701/10.pdf >

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■編集後記(1/15)

・昨日の読売新聞の求人欄の「オフの才人、オフの達人」というコラムが、救いようのないバカ文章だった。(談)とあるからインタビューしたのだろう、かっこいい写真で登場するのは作家の辻仁成(辻は2点しんにゅう)。「料理は好きで、だいたい何でも作ります」で始まり、「適度に食べることで腹のうちから幸せになれることが最高です」なんてよく分からないことを言い、「パリでは、日本の食材は比較的手に入れやすいです」「イスラム文化はまだ知らないし、だからこそ行ってみたいです」「世界中を旅してさまざまな人たちと出会ってみたいです」「レバノン料理もおいしいです。おいしいとその国を訪ねてみたくなります」といった、発言内容をそのまま並べたような、ほとんど小学校低学年レベルの文章なのだ。読んでいて辻仁成ってこの程度のことしか言えないのか、こんな表現しかできないのか、と思ってしまう。自分の包丁を何本も持ち、みそ汁もカツオ節を削るところから始めるという、食にこだわる作家らしいが、「(日本は)おいしい店が多いです」だって、これじゃ辻仁成はバカだよ。いや、じっさいは駆け出しのライターが書いたのだろう。読売の広告局がよくもまあこんな愚劣な原稿を通したものだ。天下の読売がこんなレベルをよしとするのでは、日本の新聞は終わりだ。辻仁成は被害者だ。こんなものが掲載されたのでは、作家としてのイメージは地に堕ちた。でも、本人が原稿チェックしてこれを通したのだったら、本当にバカだけど。(柴田)

・正月明け、数か月ぶりにバレエに行く。初レオタード。再スタートは形から入ると先生に宣言した。レオタードを着ると、テレビや舞台、先生の体型や動き、ポーズとの違いがよくわかる。自分でイメージしているレオタード姿というのは、トップクラスのバレリーナ。筋肉がついていて、無駄のない体。なのに全然違っていて、とーっても見苦しい。直視するのに勇気がいる。久々に動くと体中が痛いし、以前なら少しはできたことが全くできなくなっている。新しいことを教わっても頭に入ってこない。焦る。終わってから先生からひとこと。「太った?」 はい、その通りでございます。最近は会う人会う人に言われてしまうのだ。その日の夜からは筋肉痛さ。(hammer.mule)
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