[2185] ボトルカッター無情

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<ちゃんと朝起きる生活になった>

■デジアナ逆十字固め…[43]
 ボトルカッター無情
 上原ゼンジ

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[146]
 子連れにいい公園
 茂田カツノリ

■マガジンガイド
 『コマーシャル・フォト』2007年5月号

■マガジンガイド&プレゼント
 『イラストレーション・ファイル 2007 アナログ』
 『イラストレーション・ファイル 2007 デジタル』
 『Web Designing』2007年5月号


■デジアナ逆十字固め…[43]
ボトルカッター無情

上原ゼンジ
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コップの底をレンズにくっつけて撮影すると、ガラスのゆがみによって世の中も歪んで写るのだが、それがけっこう美しく、今後の可能性を感じさせた。しかし、コップを持って撮影している姿というのはあまり恰好いいものではないので、せめて底の部分だけカットして持ち歩こうと思った。

ネットで検索をしてみたところ「ボトルカッター」なるものを発見。6,800円という値段に、しばしためらいの後、カゴへ入れる大英断を下す。ということで、今回はコップの底をカットしてガラス製の歪みフィルターを作る過程をライブでお届けしたい。

買ったのは「Ephrem's Bottle Cutter Kit」という製品だ。届いてみるとけっこう小さい。ワインボトルのようなものを切るためのものだが、四つのローラーの上にガラス瓶を置いて回転させる仕組みだ。ローラーのうちの一つに刃が付いていて、瓶を一回転させると浅い傷を付けることができる。その傷の部分を温め、さらに氷で冷やすとパチッと割れるという理屈らしい。

温めるための器具としてはロウソクが同梱されていた。ロウソクですか?! ちょっとチープだよな。ポンポン蒸気じゃないんだから。まあ、この値段でバーナーまで付いていたらおかしいけど、そんなにたいそうな器具ではないということです。アメリカのサイトで見てみたら$36.95だったし……。

さて、ではまず切れ目を入れてみようと思ったのだが、私が用意していたのは、コップといってもオチョコのようなもので直径4センチ程度。一方この器具でカットすることを想定しているボトルというのは直径7センチぐらい。器具の上に置いてみるとローラーと大きさが合わず使えないことが分かった。

今まで、数多くの失敗をしてきたが、100円ショップで買ったようなものだから、被害はたいしたことはなかった。しかし、大英断の果てに購入したボトルカッターが使えないとは……。しかも内緒にしていたが、これを買った店というのは初回注文に限り合計1万円以上でなければダメということで、ほかにも余計なものを買っているのだ。

熟慮断行のつもりだったが、浅はかな考えであったと言わざるを得まい。かくなる上は意味なくワインボトルを切りまくろうとしたが、残念ながら今日は燃えないゴミの日で、ワインボトルはすべて捨てたばかりだ。無念!

●そして硝子の世界へ

ボトルカッターまで買ってしまったのは、ただコップを使って撮った写真がいい感じであった、ということだけではない。伏線としてガラス方面に向かわせるものがいくつかあったのだ。

まず、ビー玉をレンズ代わりにして撮影した写真。これがなかなかビー玉感に溢れていていい感じだった。何か夏の日のラムネサイダーをイメージさせるような、レトロな描写で、ちょっと追求してみたいなと思わせるものだった。

それからガラスを具材とした万華鏡写真。いろんな色のガラスのかけらを透過光で見るのは美しい。最近の色再現域の広がったディスプレイやプリンタの検証用には、こういった彩度の高い写真を用意しておくといい。せっかく鮮やかな色が再現できるのに、表示する画像に鮮やかな色が含まれていなければ意味がないからだ。

まあ、デバイスの検証用というのは副次的なものだが、理屈ではなく感覚的に自分の欲しい絵を追求していけるというのが万華鏡の面白いところだ。

元々ガラスものが好きだということもある。自分の中に収集癖があることは感じているが、それを解放してしまうと大変なことになりそうなので、しっかりと封印がしてある。そういう中で唯一自分に許しているのは、小さなガラス瓶のコレクションだ。

といっても、そんなにいっぱい集めているわけではない。古道具市などで気に入ったものがあると買い求めてきた。高さ2cmから15cmぐらいのガラス瓶。用途はいろいろで、元々はインクや目薬、みかん水などが入っていたりしたものだ。まあ、200円から2000円ぐらいのものをポツポツと買ってきた。

本格的に集めている人というのは、自分でゴミ捨て場から拾ってくるそうで、ボトルディギング(びん掘り)という分野があるそうだ。まあ、私は窓辺にいくつか並んでいればいいかな、というレベルなので、わざわざ掘りに言ったり、オークションで高値で競り落とすということまではやっていない。

昨年の春からチープなトイレンズをいろいろ試してみたが、今度はもう少し深く掘り下げていきたいなと思っている。それがプラスチックではなくガラスだったということだ。

私は直感的に自分の進むべき方向が分かるというタイプではない。あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしながら、少しずーつ方向を探り当てていくタイプだ。そしていろんなことをやりながら、今ガラスが怪しいかなーと思っている。

と言っても、ガラスに向かって一直線というわけでもなく、相変わらずあっちへ行ったり、こっちへ行ったりを繰り返すと思うんだけど、まあ、少しずつ、自分の進むべき道に近づいてきたかなーと思う今日この頃だ。

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇キッチュレンズ工房
< http://kitschlens.cocolog-nifty.com/blog/
>

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[146]
子連れにいい公園

茂田カツノリ
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独りモノのときはまったくの出不精で、日が暮れてから映画行って夜遊びして、という行動が多かった僕だが、子持ちになってからは心を入れ替え、ちゃんと朝起きる生活になった。

●子連れお出かけの基本

そして子供が三人になった今は、必ずといっていいほど週末には外出している。うちの近所にたくさんお店はあるのだが、特に週末は渋谷・原宿を目指して遠隔地からいらっしゃる方が多く、彼らは人混みの歩き方に不慣れでおられてウザいので、週末はなるべく遠くに行くようにしている。

子供たちの体を強くするためには、公園に連れ出して暴れさせるのが一番。僕も一緒に遊ぶからダイエットにもなるし(笑)。ということで、そんな公園のいくつかを、子連れの視点で評価をしてみた。

▼都立代々木公園

うちの近所にあり、広大で自然も豊富で、さまざまなイベントも開催されている。しかし、子供向け施設はほぼ皆無な上、赤ん坊のそばでキャッチボールするような非常識な輩があまりに多くてストレスも溜まるから、僕らは花見とか以外はあんまり利用しない。平日は人も少なくてまあ快適。たまにトイレで殺人があるという程度だ。

駐車場は原宿駅と反対側にあり、1時間400円と高いが、割と空いている。なお、この週末には代々木公園で、毎年恒例のアースデイが開催される。

・アースデイ東京2007
< http://www.earthday-tokyo.org/
>

▼東京都立潮風公園
< http://www.tptc.or.jp/park/shiokaze.htm
>

お台場ショッピングゾーンと船の科学館の間にある、よく整備されてきれいな公園。海に面してるから風が気持ちいい。駐車場は広いし30分100円と安い。ゆりかもめやりんかい線の駅からも近いし、船やバスでも行ける。

首都高湾岸線の南と北とでエリアが別れている。北側は大きな広場・バーベキュー場・売店があるが、週末にはコンサートなどをやっててうるさいこともある。南側には船の形をした遊具などがあり、割と静かなので、僕らはおもにこっちを利用している。

公園から海沿いにお台場アクアシティまで散歩できるので、日が暮れてきたらトイザらスに向かうというのがウチらのパターン。

なお長時間駐車するなら、臨海副都心開発の大失敗で生まれた空き地をしかたなく転用した駐車場に停めれば、1日1,500円ですむ。

▼昭和記念公園
< http://www.showakinenpark.go.jp/
>

立川とその周辺にまたがる、ものすごおおおおく大きな公園。遊具もプールも、バーベキューもサイクリングも最高に楽しい。ただし入り口から遊具のある場所まではかなり歩くので、親はそれなりの覚悟をしてゆこう。でも、それだけの価値がある素晴らしい場所だ。

場内は「パークトレイン」という乗り物で移動可能だが、これが土日は大人一回300円かかるので、うちの家族構成だと一回900円....ほんの5分乗るだけなのに、高いよ。

▼世田谷公園
< http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004239.html
>

三宿にある大きな公園。子供の遊具がかなり充実しているほか、ミニSLも走っている。また、自己責任で怪我を恐れず遊ぶ「プレーパークせたがや」というコーナーもあり、幼稚園年中〜小学校低学年にはかなり楽しいところ。駐車場は30分100円。

・プレーパークせたがや
< http://www.playpark.jp/
>

僕の出身地の近くの「羽根木公園」(地元じゃ「根津山」と呼んでた)から生まれた、子供の遊び場。住民ボランティアによる運営のもと、ちょっとした怪我でギャーギャーいうなよっていうノリで作られている、かなり素晴らしい施設。子供はちょっとぐらい骨折してもいいや、という考えの人にはいい場所だと思う。

▼若洲公園
< http://www.tptc.or.jp/park/wakasu.htm
>

新木場の沖合にある大きな公園。ゴルフ場・キャンプ場などもある。子供向け施設としてはレンタサイクルと、いろんな遊具が揃った公園がある。ここの遊具はなかなかよくできていて、子供たちはかなり楽しめる模様。

●やっぱり公園は大事だ

子供たちにとって、公園でただ走り回って遊ぶというのは本当に大事だと思う。僕らも子供がもっと小さい頃、あんまり公園で遊ばせなかったのをちょっと後悔してる。

冬場は風邪ひいちゃうのが心配ではあるが、下手にショッピングモールなどの閉鎖空間でインフルエンザなどうつされるよりも、外で普通の風邪ひくほうが体も丈夫になるというものだ。

うちは上が年子で互いに遊び相手になるが、もし一人っ子なら必ず幼稚園や保育園の友達を誘って行こう。子供たちも楽しいし、親同士が微妙にカタい空気で語り合うのも、それはそれで楽しいから。

【しげた・かつのり】
職業は、一応起業家。Web制作とPC書籍執筆を10年ちょいやってきて、この数年はFileMakerでのデータベース構築にも力を入れている。子供三名。

【イベント情報】- FileMaker Fun Night! -
第23回「ポータルについて考えよう」
5月26日(土)16:30〜18:00/AppleStore Ginza 3F
情報を整理して表示するためには欠かせない機能である「ポータル」は、便利だけれど使いこなしにちょっとした知識を要する部分もあります。そんなポータルの基本・留意点・応用事例などをまとめてご紹介します。ぜひ身につけてほしい「ポータルフィルタリング」などのテクニックもご紹介します。なおこの日は、引き続き19時からまつばらあつしさんのイベントもあり、デジクリがAppleStoreを乗っ取る記念日なのです。
【※開始時間が変更されています。ご注意ください】

・有限会社レクレアル
< http://www.recrear.jp/
>

・子育てSOHOオヤジ - The Blog!
< http://amonita.jugem.jp/?eid=34
>

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■マガジンガイド
『コマーシャル・フォト』2007年5月号
< http://www.genkosha.co.jp/cp/index.html
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< http://www.genkosha.co.jp/np/detail.do?magazine_id=1
>
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◇特集「オリジナルプリントの売り方、教えます。」

欧米では、「写真」はすでに現代美術の一ジャンルとして確立しているという。森山大道、杉本博司など、日本人フォトグラファーの作品も人気が高い。日本に写真専門のギャラリーが誕生したのは、1980年代後半。マーケットはまだまだ小さいとはいうものの、好きな写真のオリジナルプリントをインテリアの一部として楽しみたいというニーズは、確かにありそうだ。では、実際にオリジナルプリントを売るには、どうしたらいいのか。また作品を売ることと印刷前提の仕事とは何が違うのか。フォトグラファーにとって「オリジナルプリントを売る」ということは、どんな意味を持つのだろうか。
取材:福川芳郎、フォト・ギャラリー・インターナショナル、エモン・フォトギャラリー、東京都写真美術館、山本昌男、横木安良夫、舞山秀一、藤田一咲、@ギャラリー TAGBOAT、富士フイルム ウェブ美術館&ショップ、GET.B ほか

◇特集 フォトグラファーのためのAdobe Flash入門講座

これまで写真は長い間、紙メディアを中心にさまざまな表現を培ってきたが、Webメディアが普及してきた現在、新たな領域での表現が模索され始めている。そのWebメディアの中で写真に新たな表現力を提供するツールとして注目されているのが、アドビシステムズ社の「Flash Professional 8」だ。この特集では、Flashで何ができるのか、写真をフィーチャーしたFlashサイトを紹介する。※この特集と連動したスペシャルサイト < http://flash.67.org
>Flashの基本操作を学べるムービーや、写真を活用したFlashサイトのリンク集、Flash 8体験版のダウンロードなど、Flashをイチから学べるコンテンツを満載。

◇フォトグラファー特集:ケイ オガタ
◇「マグナムが撮った東京」展 メイキングレポート ほか
4月14日(土)発売 玄光社刊 定価1,300円(税込)

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■マガジンガイド&プレゼント
『イラストレーション・ファイル 2007 アナログ』
『イラストレーション・ファイル 2007 デジタル』

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『イラストレーション・ファイル 2007 アナログ』
イラストレーター502人の仕事ファイル(新掲載31人)
B5判・512頁 定価3,465円(税込)玄光社刊
< http://www.genkosha.co.jp/np/detail.do?goods_id=668
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『イラストレーション・ファイル 2007 デジタル』
イラストレーター375人の仕事ファイル(新掲載61人)
B5判・384頁 定価3,150円(税込)玄光社刊
< http://www.genkosha.co.jp/np/detail.do?goods_id=669
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第一線で活躍中のイラストレーターの「仕事ファイル」として、クリエイティブな仕事に携わる方々から、制作依頼のための情報源として高い評価をいただいている「イラストレーション年鑑」の最新版です。

収録作品数は1人平均4点。作品はすべてポスターや広告など実際に使われた形で掲載されているほか、連絡先・略歴・顔写真・サイトアドレス・制作スタッフ名も同じページに見やすく整理されています。また、巻末には、検索に便利なアートディレクター別の「ADインデックス」も掲載しています。

●本誌アナログ・デジタルセットを玄光社よりデジクリ読者3名様にプレゼント。応募フォームをつかってください。締切は4月27日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に5月上旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html
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■マガジンガイド&プレゼント
『Web Designing』2007年5月号 毎日コミュニケーションズ刊
< http://book.mycom.co.jp/wd/
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<編集部より>

こんにちは、「Web Designing」編集部の井原です。突然ですが普段みなさんは、どんな自転車に乗っていますか? ママチャリ? マウンテンバイク?ちなみにわたしはDOPPELGANGERのクロスバイクです。最近は“自作自転車”なんていうのもあるらしいですね。‥‥そこで、「Web Designing」5月号特集1の写真を見てください( http://book.mycom.co.jp/wd/currentissue/
)。これ、なんのパーツだと思いますか? 実は自転車のパーツなんです。カスタマイズ自在のMovable Typeは自転車に通ず! ということで、自転車フリークの特集担当者が集めてきました。ちょっとすごいんですよ。
さて、「Web Designing」5月号の特集では、このMovable Typeのカスタマイズテクニック集のほか、クリエイターの卵達が通う学校を特集しています。

●特集1:Movable Typeカスタマイズガイド
シックス・アパートのblog作成ツール「Movable Type」は、比較的手軽に導入
できる扱いやすさや、自由度の高いカスタマイズ性などが人気を集め、今や
blogだけでなく、一般的なサイトのCMSとしても数多く利用されています。今
回の特集では、Movable Typeをより自由に活用するためのさまざまな情報や、
テクニックを紹介。今すぐ使えるサンプルデータも提供します。

●特集2:未来のクリエイターが学んでいること
「メディア○○学科」、「××情報コース」という学科名を近ごろよく耳にしませんか? 『Webデザイナー白書』(2006年)によると、Web業界の約5人に1人が、今の仕事につく前は学生だったそうです。卒業してしまうと、足が遠のいてしまいがちな学校ですが、学ぶべき知識は社会の流れとともに変化しています。そこで本特集では、学生たちが取り組んでいる授業について、実際の作品と一緒に紹介します。

さらに、今月から田口和裕氏による新連載「Movable Type Step by Step」がスタートしました。Movable Typeを、初心者でも簡単に導入して活用できるよう、基礎の基礎から解説していきます。また先月に引き続き、「one's view」には新著者が登場。バスキュールの馬場鑑平氏が、驚くべき映像表現を実現したキャンペーンサイト「Get the Glass!」を紹介してくれています。みなさん、ぜひお見逃しなく!

定価1,280円で発売中です。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。応募フォームをつかってください。締切は4月27日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に5月上旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html
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■編集後記(4/19)

エリートヤンキー三郎 1 (1)・デスクにテレビが置かれてから、仕事しながらニュースを見るなど、あればあるでけっこう便利に使っている。録画しても見ないで放置していた映画などもたまに見る。先日、新聞の「深夜番組たんけん隊」に掲載されていたテレビ東京「エリートヤンキー三郎」を録画で見た(短いコラムに「すごい」が六回も出てくるほどすごいドラマだという)。わざわざ録画したのではない。すっかり忘れていたのだから。その日は妻が東京ドームに巨人・ヤクルト戦を見にでかけたが、見たい番組があるというので録画しておいた。それがたまたま三倍モードで(というわけで、未だにビデオユーザー、テレビはブラウン管だ)、チャンネルも同じだったためくだんのドラマもばっちり収録されていたのだった。原作は「週刊ヤングマガジン」に連載されていた不良ギャグマンガだ。超極悪兄弟の支配する不良校に入学した末っ子の三郎は、内気な普通の高校生だが、周囲の誤解や期待や不運が重なりエリートヤンキーに祭り上げられる。彼は失禁すると尿量に比例して凶暴化するというキャラクターである。そんなものすごい設定のマンガを実写でドラマ化するのだから、はんぱではない演出だ。高校生役である超極悪兄弟は20年も前から不良、ヤクザを演じる俳優だから、どう見ても高校生ではないが、みょうに納得できるキャストなのだ。「のだめカンタービレ」がマンガまんまの演出で笑える既視感を出していたが、ヤンキーの方は元のマンガがもっとぶっとんでいるので、まさに実写マンガといえる。さらに、キャスト名を伏せた占い師役は、目しか見せないがなんと仲間由紀恵だと思われる。これは大笑いの荒唐無稽ドラマだ。期待できるなあ。明日はまた録画しようと決意する(ってほどのことか)。もうひとつのお馬鹿ドラマ「美少女戦麗舞パンシャーヌ」三回目を見たが、夕方5時半いったい誰が見るんだという脱力ドタバタホームドラマ。懲りました。もう見ません。(柴田)
< http://www.tv-tokyo.co.jp/saburo/
> エリートヤンキー三郎

木のいのち木のこころ―天・地・人・読売オンラインの見出し「メールのパスワード暗号破った…APOP規格を解読」/建築現場では、樹が山のどの方角に立っていたのかを見抜くのが重要なのだそうだ。数十年で立て替えする一般家屋ではほとんど関係ないそうだが、長く保たせるのを前提としたお寺の柱などでは、年数が経てば、山の中で陽を受けていた時の癖・記憶で微妙に曲がってきて、建物の耐久性に関係してくるとのこと。だからその樹がどちらの方向に曲がるのかを見抜くのが棟梁の一番大切な仕事とも言われているそうだ。というような宮大工の西岡常一氏の言葉を、Mebic運営協力団体会議後の懇親会でお隣のK-DESPAの大倉さんから聞き、あっ! だから適「材」適所なんですか? と。どこにどの種類の樹を使うのかというようなことも含まれるらしい。(人を)使いこなせない棟梁(社長)のいる会社はあかんよな〜、どんな人でも場所さえ適当なら活きるよな〜、という耳の痛い話を自戒を込めて皆で話していたのであった。/Wikipediaの「適材適所」の項目を読み、以前にも書いたが、職人をないがしろにしたら、新たな職人を育てるまでの空白年数はどうなるのかなぁと思ったよ。(hammer.mule)
< http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070419i101.htm
>  記事
< http://www.oklab.ice.uec.ac.jp/
>  太田・國廣 研究室
< http://ja.wikipedia.org/wiki/
>  「適材適所」で検索
< http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11545/tekizaitekisyo/column01/column01.htm
>
木材の適材適所。ひぃー。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/
>  「西岡常一」で検索
< http://blog.mag2.com/m/log/0000079497/107695577.html
>  著書の中で

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エリートヤンキー三郎 1 (1)
阿部 秀司
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starお腹抱えて笑う漫画です。
star笑え過ぎ
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木のいのち木のこころ―天・地・人
西岡 常一 小川 三夫 塩野 米松
新潮社 2005-07
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