[2699] LiveTweetで変るセミナーの姿

投稿:  著者:  読了時間:31分(本文:約15,200文字)


《ボリューム名をSnowLeopardからSlowLeopardに変更》

■KNNエンパワーメントコラム
 LiveTweetで変るセミナーの姿
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[216]hotoshop CS3/CS4編
 Web上にある画像を読み込み加工し別名で保存する
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[86]
 リハゴデニールのライブ/秋刀魚の蒲焼き炒め
 HAL_

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■KNNエンパワーメントコラム
LiveTweetで変るセミナーの姿

神田敏晶
< http://bn.dgcr.com/archives/20090907140300.html >
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KNN神田です。

セミナーやカンファレンスは、現代の有意義な情報メディアのひとつであると思う。実際に自分でもしゃべらせていただいたり、主催することも多いので、セミナーの価値は十二分に把握しているつもりだ。しかし、そのセミナーも「twitter」の登場によって、大きく変化しはじめている。

一般の方が、普通にセミナーに参加申し込みをする場合、その時間帯に他の業務やアポイントメントや会食を入れることは当然ながらできない。その時点で、自分の一日の時間配分率がそのセミナーによって決定されてしまう。そして当日、その会場に定刻に到着するためには、若干の時間の余裕をもって移動しなければならない。そして時間も交通費も労力もかかる。

セミナーの価値には、当然そこで語られるべきものの「本質的な価値」もあれば、そこの「場」という空気がおりなす「心理的効果の価値」も含まれている。セミナーに参加することによって、その時間は他のことからはすべて逸脱して、そのセミナー空間に没入することができるというメリットがある。

会場の雰囲気や、大勢の人と一斉にその空気を共にしている感覚。オフィスなどとは違った緊張感もある。中には日頃の睡眠不足をセミナーで解消する人もいたりするが…。上司から呼び出されたり、電話による中断もその場には存在しない。また、会場では私語はもちろん、携帯電話の音を耳にすることもない。

その非日常的な空間で、新たな情報と対峙することによって得られるひらめきやアイデアが、ビジネスの活性源になっている場合が多いから、ビジネスタイムの有料セミナーにニーズがあるのだろう。当然、参加者は会社に戻って、そのセミナーで得たその情報を社内で共有することができる。

一方、経営者側から社員をセミナーに参加させるとなると、考え方は変わる。セミナー料金は、経費としての表層の一部である。会社は、あなたのセミナー参加の料金の3倍〜10倍は負担していると考えていい。

時間を一回3時間だとして、移動時間に前後30分かかるとすると、都合4時間はセミナーに拘束される。1日8時間労働の1/2にあたる。翌日にレポートを提出する時間を1時間と考えると、5時間分の他の業務が停止していることとなる。懇親会などで名刺交換した人にお礼メールとか出しはじめるとさらに1時間くらいかかってしまう。

つまり、一回のセミナーに出席すると、丸一日分のコストがかかっていると考えてもいい。実質月間給与の1/20(年間休日120日の場合)は、セミナーに対して、会社が負担していることになる。そう考えると、額面給与30万円の人で1万5000円+有料セミナー代金となる。額面給与50万円の人では、2万5000円+有料セミナー代金となる。そう考えると、セミナーで寝ている人は高級ホテルのスイートルームで寝ているように優雅だ。

無料のセミナーも数多く開催されているが、なぜ無料なのかを考えるとその意味はわかりやすい。広告宣伝セミナーなのである。わざわざ、1万5000円を支払って宣伝を聞きにいくという人は少ない。しかし、よくまとまった無料セミナーで情報を収集できるのは、自分で情報を集めるより、はるかに効率は高いから無料セミナーも内容次第だ。

最近、そんな各地でのセミナーをtwitterで垣間みることができるようになってきた。twitterで現場からライブレポートする人が増えてきたからだ。業界用語では、それを「Tsudaる」という。

「Tsudaる」とは…
「社会問題上重要度の高いカンファレンスにオンライン状態で出席し、現場で発表された発言の140字要約postをTwitterのTimeline上に送り続ける行為」と定義されている。
津田大介氏が語る、Twitter報道論「tsudaる技術」
< http://bit.ly/24shAk >

ご本人も「はっきり言って(Tsudaるという表現を)やめてほしい」と言っているので、twitter上では、「Tsudaる」ではなく、「LiveTweet(生つぶやき)」を省略して、「LT」と表現すべきかと勝手に提案している。また、社会問題上重要度の高いカンファレンスでなくても、セミナーの情報共有用語として、「LT」を推進できればと思う。

広告関連のカンファレンス「AdTech Tokyo」では、
< http://bit.ly/jhRVM >
フルで参加すると12万円のセミナーであるにも関わらず、#(ハッシュタグ)つきの #adtechtokyo のついたコメントが多数twitter上に登場した。

< http://search.twitter.com/ >

#adtechtokyo
で検索

現在でも、#adtechtokyoでtwitterから検索すると、LiveTweetや感想や意見、希望などいろんなtweetを発見することができる。残念だったのは、同時に#adtechでも同様のコメントがアップロードされ、事後の資料などのURLが公開されている。統一されるべきであった。ただ、英語の#adtechもすべて検索されるので、http://search.twitter.com/の検索窓のとなりにある、オプションのAdvanced Serachをクリックして、Words Written in をJapaneseに設定するなどが必要だ。

ボクは、別のセミナーに参加中であったが、この時、まるで、二つの会場で別々のセミナーを同時に聴講しているような不思議な気分になった。LiveTweetでの実況は、ウェブ上にあげられたプログラムを見ながら見ることができるので、何となく参加しているような気にはなれる。一時、eラーニングが話題になったが、それと似た感覚である。

eラーニングと違ったのは、同じセミナー会場という雰囲気が、疑似体験をさらに強固にしてくれたことだ。eラーニングの欠点は、「自宅で手軽でいつでも」が問題だと思う。自宅というリラックスした雰囲気と、いつでもできるという安心感は、決して有効な学習効果には働かない。いつでもできるはいつまでもできない、と同意義だからだ。「いまだけ、ここでだけ、」というライブの重要性がセミナー空間の価値となっているからだ。

twitterのLiveTwitterのおかげでセミナーに行く必要がなくないと考える人がいるかも知れないが、「場」という空気がおりなす「心理的効果の価値」まではtwitterでは伝えられない。文字だけの理解と空間や音声による理解も違う。著名な著者の本とまったく同じ内容のセミナーでさえも、新たな発見や、本では伝わらなかった感動があったりもするからだ。ライブで見るミュージシャンがCDと違うというのと似ているのかもしれない。むしろtwitterのLiveTweetのスレッドは、現場空間への羨望で「行けばよかった感」を醸成している。

今後は、主催者側が事前にイベントについての#(ハッシュタグ)を最初から告知しておくということも必要かもしれない。ただ、#タグは、twitter上のローカルルールのため、活用者数の多いタグに自動的に占拠されてしまうという傾向があるので、#タグを決めるには英語でも空いている#タグを選んでおく必要があるだろう。

ボクの先日の関西でのセミナーも、#tob1「twitter on business vol.1」として公開している。

< http://search.twitter.com/ >

#tob1
で検索

ここで実感したのは、しゃべっている本人でさえ気づかなかった、自分の発言がどのように伝わっているのかという再発見だ。聞いている人の関心具合も、LiveTweetによってよくわかる。

さらに、セミナー参加者同士の横のつながりや、セミナーに参加できなかった人たちとの交流なども、LiveTweetで、新たな価値が生まれていると感じた。セミナー後の質問なども、セミナーのアフターフォローとしても使えることを実感した。

セミナーという空間は、リアルタイムでクローズドという空間の価値であったが、参加者が自分のためのメモ書きをLiveTweetすることによって、非同期な時間を超えて、セミナーの空間もオープンに広がっている。

そして、何よりも、セミナーに参加していなくても、セミナーの表層を疑似体験できることが挙げられる。…かといって、セミナーの価値が下がるのではなく、反対に、価値をあげているのかもしれない。LiveTweetが多いセミナーほど、ソーシャルにフィルタリングされた情報であり、参加意欲を高めてくれるという効果さえあるように感じられる。

今後は、セミナーの「LiveTweet大歓迎!」」というスタンスのほうがよいのかもしれない。

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■セミナー twitter on business vol.2
「twitterに参入してみたけれど…Twitter戦略的活用セミナー」
日時:9月16日(水)19:00〜21:00(開場18:45)
場所:渋谷アジアビル(東京都渋谷区神南1-12-16)
< http://bit.ly/yMZJN >
参加費:5,000円(消費税込み)
申し込み:< http://bit.ly/oPC1M > の申し込みフォームまで

プログラム
19:00開演
「twitter革命─メディア化する個人、個人化するメディア」
神田敏晶(かんだとしあき)

19:15 ゲストスピーカー プレゼンテーション
「最新、海外企業twitter活用最新事例」
小林啓倫(こばやしあきひと)氏/株式会社日立コンサルティング
< http://twitter.com/akihito >
< http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/ >
< http://akihitok.typepad.jp >

19:40「企業のtwitterAPIカスタマイズとプロモーション展開」
玉田雄以(たまだゆい)氏/面白法人カヤック
< http://twitter.com/yuitamada >
< http://www.kayac.com/member/tamada >
< http://www.kayac.com/service/sp/twitter/ >

20:05「twitterにおける企業のソーシャルメディアマーケティング」
小川浩(おがわひろし)氏/株式会社モディファイ
< http://twitter.com/hiro_roadster >
< http://www.modiphi.co.jp/ >

20:30 パネルディスカッション
「日本の企業はtwitterとどう向き合うべきか?」
モデレーター:神田敏晶
KandaNewsNetwork,Inc.< http://www.knn.com/ >
〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸7-10-12 グランドソレーユ105
KandaNewsNetwork,Inc. 代表取締役 神田敏晶
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[216]hotoshop CS3/CS4編
Web上にある画像を読み込み加工し別名で保存する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20090907140200.html >
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今回は、インターネット上にある画像ファイルを読み込み、Photoshop CS3/CS4で加工処理した後、画像を別名で保存します。Photoshop CS3/CS4にはソケット通信機能がありますが、画像などのダウンロードはBridge CS3/CS4を経由する方が簡単です。

基本的な方法はこれまでと同じです。サンプルでは読み込み、保存する画像形式はJPEGですが、PSDでもTIFFでも可能です。画像形式はPhotoshop CS3/CS4で読み込めるものであれば大丈夫です。ただし、ファイルが壊れていたり拡張子と実際の画像形式が合っていない場合にはエラーが発生します。サンプルでは、エラーの処理はしていません。通信エラーがない限りは大丈夫だとは思います。

まず、以下のスクリプトで読み込むファイルがあるURLを変更してから、ホームフォルダにgetImageData.jsxというファイル名で保存します。

画像のURLは
var imgURL = "http://www.openspc2.org/HDTV/footage/HD/60i/train/C12/0002/sample.jpg";

http://www.openspc2.org/HDTV/footage/HD/60i/train/C12/0002/sample.jpg
を変更してください。

一時的にtemp.jpgファイルをホームフォルダに保存しますが、画像をリンクするのであれば、以下の ~/temp.jpg の部分を保存したいパスに変更します。

var fileObj = getHttpData(imgURL, "~/temp.jpg");

これで準備OKです。


// サーバー上にある画像(JPEG)ファイルを読み込む
var imgURL = "http://www.openspc2.org/HDTV/footage/HD/60i/train/C12/0002/sample.jpg";
var fileObj = getHttpData(imgURL, "~/temp.jpg");
var flag = fileObj.open("r");
if(flag != true){
alert("エラーです");
}
// HTTPを使って指定されたサーバーのデータを読み込みファイルオブジェクトを返す
function getHttpData(sURL, filePath){
if ( !ExternalObject.webaccesslib ) {
ExternalObject.webaccesslib = new ExternalObject("lib:webaccesslib");
}
var http = new HttpConnection(sURL);
http.response = new File(filePath);
http.execute();
http.response.close();
return new File(filePath);
}

保存したら、次に以下のスクリプトをPhotoshop CS3/CS4から実行します。これでファイルがBridge CS3/CS4経由で、ホームフォルダに temp.jpg という名前で保存されます。

その後、Photoshop CS3/CS4でぼかし処理が行われ temp2.jpg という名前で保存されます。場合によっては、保存時にダイアログが表示されることがあります。運悪くインターネットからファイルがダウンロードできなかった場合は、ずっと待ちの状態になって終了できません。その場合は、ホームフォルダにtemp.jpg という名前のファイルを作成すれば終了します。

ぼかしは

app.activeDocument.activeLayer.applyBlurMore();

の行を3回並べて書いてあるだけですが、この命令を変更すれば様々なエフェクトを適用させることができます(どのようなエフェクトがあるかは付属のリファレンスに掲載されています)。


// Photoshop CS3からBridge CS3を経由して画像を読み込みフィルタを適用し保存する
var fs = new File("~/getImageData.jsx");
fs.open("r");
bridge2.executeScript(fs.read());
fs.close();
// temp.jpgファイルを読み込み
var fs2 = new File("~/temp.jpg");
while(!fs2.exists);
wait(2); // 待ち時間を2秒に設定
// 画像を開く
var fileRef = new File ("~/temp.jpg");
app.open(fileRef);
// 3回、ぼかし(強)を適用
app.activeDocument.activeLayer.applyBlurMore();
app.activeDocument.activeLayer.applyBlurMore();
app.activeDocument.activeLayer.applyBlurMore();
// JPEG形式で保存する
var saveFile = new File ("~/temp2.jpg");
jpegOpt = new JPEGSaveOptions();
jpegOpt.embedColorProfile = true;
jpegOpt.quality = 8;
jpegOpt.formatOptions = FormatOptions.PROGRESSIVE;
jpegOpt.scans = 3;
jpegOpt.matte = MatteType.NONE;
activeDocument.saveAs(saveFile, jpegOpt, true, Extension.LOWERCASE);
app.activeDocument.close(SaveOptions.DONOTSAVECHANGES);
// 待ち時間を処理する関数
function wait(sec){
var e = (new Date()).getTime() + sec*1000;
while((new Date()).getTime() <= e);
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

MacOS X Snow Leopardにすると、動作は速くなったような感じになりますが、QuickTime 7でH264エンコードを複数行うと、信じられないほど遅くなります。以下に実際の映像を用意しました。文字は0.5〜1秒間隔でしか入力できず、プルダウンメニューの選択時の点滅速度もスローです。
< http://www.openspc2.org/blog/photo/slow_leopard.mov >

時計もひどい時は5〜6秒に1回くらいしか更新されないという無惨な状態に…。以前のLeopardでは、同じことをしても(これ以上やっていましたが)こんなひどい状態にはなりませんでした。これでも、CPUパワーの表示は20%前後。機種はMacPro(2 x 2.26GHz Quad-Core Intel Xeon)なんですが、うちだけでしょうか…? 今までボリューム名をSnowLeopardにしてましたが、SlowLeopardに変更しました……。

諏訪湖新作花火の映像を追加しました。一番最後のだけ見れば十分かも。
・諏訪湖新作花火(遠くから撮影しているので音はありません)
< http://www.openspc2.org/seminar/hanabi/20090905/index.html >

ASCII.jpの連載もよろしく
・Illustrator×JavaScriptで百ます計算を自動生成
< http://ascii.jp/elem/000/000/455/455348/ >

再挑戦、三田紀房っぽいIT業界向けのセリフ。
「IT業界の人間は嘘つきである」
「Webの世界においてプロの世界とは金と人脈なのだ」
「勉強して…知識を蓄えてからWebデザイナーになるというのは、才能がないものの発する言葉だよ。サイトの制作なんてまわりの無能なものにやらせて必要な時だけ利用しピンハネする。これが真のWebデザイナーというもの」
「俗に…『IT業界は格好よさそうだ』というだろう…あれはね…大きな間違いなんだよ。3Kを遙かに超える7Kが本当のIT業界だ」
「IT業界の仕事は厳しいというが、これは大きな間違い。ITは自分がいかに楽な仕事をするか…さらに…いかに仕事をしないで済むかを考える業界だ。そのためには誰よりも早く『クリエイター手抜きプロジェクト』を読むことだ」

仮面ライダー ディケイドの後は仮面ライダーWですか……
その後、番組は多分、仮面ライダー バブル!! 世界経済を混乱させるやつらを倒すストーリーに違いない……。

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[86]
リハゴデニールのライブ/秋刀魚の蒲焼き炒め

HAL_
< http://bn.dgcr.com/archives/20090907140100.html >
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先月29日に久しぶりにライブハウスへ行きました。以前行ったのはもう遠い記憶の中のこと、パンクやスカの流行った時代、イギリスで隆盛したパンクとスカを融合したツートンズスカのマッドネス(Madness)を見に行った時が最後だったような気がします。

この時代のマッドネスはファンが少しずつ増えてきたころで、まだホンダのコマーシャルで認知される前でしたので、ライブの箱は歌舞伎町にある小さな所でした。今回のライブは、六本木にあるmorph-tokyoというライブハウス。はじめて行ったのですが、マッドネスライブの箱、半分以下という小さな場所でした。

当日はインディーズバンドboabeeNockのCD発売記念ライブということで、前座としてBalletta Butterfly、REMINGS、Rehagodenny'leの三組のライブがありました。私の目的は三番目のリハゴデニール(Rehagodenny'le)です。実は先日のパーティーで知り合った人の事務所が抱えている音楽グループで、とてもいいから見に来て下さいとのお誘いがあったからなのです。ボヘミアンナイトは様々な人が来るので、時にはこういう特典もあります。

会場は六本木からミッドタウン方向に歩き、すぐ右側にあります。逆方向から行った私は場所を勘違いし、会場先の角を左に溜池方向へ曲がるつもりでした。すっかり、行くべき場所はこの先だと思い込んでいた私が会場の前を素通りしてしまいそうになった時、私は誰かに声をかけられたのです。

その人は、ボヘミアンナイトで会った人だと思い出し挨拶をしたのです。それでも気の急いていた私は、誘ってくれた当人だとは気がつかず、通り過ぎようとしてしまいました。そして再び彼に引き留められたのです。彼はライブハウスの入り口で待っていてくれたのでした。もし、声がかからなかったら完全に通り過ぎ、その先、迷うところでした。

彼に案内され、とりあえず生ビールを手にしてライブ会場内に入ったのは、ライブ開始を15分ほど過ぎていました。会場内はスタンディングスタイルで最大250人入るということですが、せいぜいその半数が入っただけで目一杯に感じてしまうくらいの狭い客席です。ステージ面積は横幅が6〜7mで、その割に奥は広く演奏者はゆったりした感じのスペースで演奏できるようになっています。演奏していたのは女性ボーカルグループBalletta Butterflyでした。
< http://www.morph-tokyo.com/ >

会場には後ろから入るような形になり、入った最前列ステージ側には鉄パイプのガードがあります。そこに掴まるようにして、数人のノリノリな若者が頭を前後に振っています。私はすでにひとつ仕事を終えてきたところだったので、ちょっと疲れ気味。なるべく演奏者が見え、壁に身体を預けられるようにと人をかいくぐりながら、キラースポットのように空いていた一番前列の左側に陣取ることが出来ました。なかなかいい場所でした。

Balletta Butterflyはファンキーでノリノリなバンド。私が入るとすぐに演奏が終わってしまったのですが、ステージ上で全員一斉にジャンプする姿が印象的。女性ボーカルのトークがなかなかいけます。メンバーは6人? 視聴サイトがあったのでご紹介。一曲丸ごと聞けます。
< http://www.audioleaf.com/ballettabutterfly/ >

次がREMINGS。ステージに登場した時には忌野清志郎風に化粧したボーカルを中心に、左に突っ張りのお兄ちゃん達4人組です。ボーカルの「セシル」と髪の毛を逆立てたギターの「スネーク」が目立ち、いい感じに気持ちが悪いバンドです。彼らをYoutubeで見つけたのですが、ライブは会場内での臨場感が一番ですね。彼らは演奏より観客を引きつけるトークが上手でびっくりしました。全体を通してのパフォーマンスが大切なのですね。その点ではとても勉強になりました。

今は視聴サイトがあったり、Yutubeで紹介されたりと分かりやすくいい時代ですね。私は会場内で、まさにこの映像の左下からあおって撮影するカメラのすぐ後ろに陣取っていました。
< >


そして、私にとってのメインであるリハゴデニールが登場します。この日の3グループ目になると徐々に会場内は人が増え、ステージ前の鉄パイプガードには横一列にファンが並ぶようになります。リハゴデニールは全員が派手でトリッキーなステージ衣装を着ているのですが、演奏がはじまるとなかなか音がまとまっていていい感じなのです。聞いている内にその衣装も音と相まって「なるほどな」と感心してしまう要素になります。

メンバーはメリハリの効いたギターを演奏する「ケイケイ ドット」、ジャジーなドラム「ニッキパパス」、ユニークなトロンボーン「グリフィー」、ムーディーなサックス「マヒマヒ」、スーパースターと言い切っている男性ボーカルの「トッシー」がまたユニーク。それに女性ボーカルで、パンチの効いた花がある「香椎ゆり」が全体を引き締めています。音楽はもとより、このボーカル2人によるしゃべりのファンサービスが行き届いているのです。そういっ演奏は会場内でしか見られませんが、このグループの雰囲気は公式サイトの写真やビデオを見るとよく分かります。

そして何より気に入ったのが、私の目の前でリズミカルに気持ちよく身体をくねらせながらベースを弾き、時々ボケの入る「イズミ」ちゃん。弾きながらの笑顔が最高に格好いいのです。帰ってきてからサイトを見て驚いたのがリハゴデニールはイズミがリーダだったということ。さすが私の目に狂いはない……というわけでもないか。で、このライブでは右の後ろにもう一人女性キーボード奏者がいました。彼女は臨時メンバーなのかな?

グループの特性はまとまって安定した音の構成、そしてユニークで個性的な衣装。さらに、リラックスさせる雰囲気作り。ユーモラスな歌詞と軽妙なリズム。駄目なところはイズミちゃんの出番が少ない。あ、でも彼女は脇にいて光るものがあるのかも。

一番左側の娘がお気に入りのイズミちゃん。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090907/01.jpg >

ライブでは聞けなかったのですが。探している内に見つかったこの[RICE]がとっても気に入ったのでぜひご覧下さい。他の作品もとてもいい感じなのです。バンドの演奏に合わせてライブペイントをやってみたいな。
< >
公式サイトにある「替え玉」も秀逸
< http://www.manomana.com/music/rehago/ >

そんな、ノリノリになったライブを最後にして、メインのboabeeNockも見ずに会場を後にしようとしたのですが、この時には会場内は溢れんばかりの人。とりあえず招待して下さった方を見つけ挨拶し、マネージャーにも紹介して頂き、階段に座る人達の脇をすり抜けるように、帰途につきました。

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◇本日のお薦めYouTube Music──ムーディー・ブルース
(The Moody Blues)英1964〜

プログレッシブ・ロックバンドとしてムーブメントを支えたイギリスのバンド。童夢/Every Good Boy Deserves Favour(1969年)が最高傑作と言われ、ファンにもっとも親しまれている。私はこの中の The Story In Your Eyes を聞いた時になんと幻想的な曲なのだろうと驚き、ロックバンドとしては美しいバンド名の不思議さにも魅了された。しかし、調べてみてバンド名以外はメンバーの中で知っている名前が全然ないことに気がついた。この頃ヒットしたグループの曲は、今聴いても古さを感じさせないのはなぜだろう。YouTube紹介の最後に新しいものも紹介したが、これは音が洗練されすぎて面白味がない。好みはあるでしょうが。

"Procession"/"The Story In Your Eyes"
< >
Tuesday Afternoon Live 1968 Jazz Blitzen
< >
Nights in White satin´67
< >
Tuesday Afternoon (1970)
< >
The Moody Blues - Your Wildest Dreams
< >

───────────────────────────────────
◎秋刀魚の蒲焼き炒め

秋刀魚の美味しい時期になりました。今年の秋刀魚は早いころから価格も安定してきていますね。さて、今年は土用にウナギを食べなかったので、この時期に脂の乗った秋刀魚を蒲焼きにして、さらに野菜と炒めてしまおうという魂胆です。表面をカリッとさせ中をふんわりという火の入れ加減で、ビール、日本酒、赤ワインなどで、もちろんご飯でもとても美味しく頂けますよ。

1)秋刀魚は4尾を三枚におろし、4等分に切り、下処理として日本酒大さじ1とショウガ汁少々をかけて5分ほど置いておきます。
2)下処理した秋刀魚の水分を軽くふき、片栗粉と小麦粉各大さじ1をまぜ、秋刀魚にまぶしてサラダオイルを熱したフライパンで両面こんがり焼きます。
3)日本酒大さじ3、醤油大さじ3、砂糖大さじ2、みりん大さじ2を、弱火にしたフライパンにまわしかけ、秋刀魚に照が出てきたたらショウガのしぼり汁を加えます。
4)前もってサラダオイルで軽く焼いたピーマン、または獅子唐を加えてさっと混ぜて出来上がりです。お好みで粉山椒を振り召し上がれ。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090907/02.jpg >

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >

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■編集後記(9/7)

りはめより100倍恐ろしい (角川文庫)・いまさらながら、木堂椎「りはめより100倍恐ろしい」を読む(角川書店、2006、2007文庫化)。インパクトあるタイトルの意味は「(いじ)りは(いじ)めより」だと初めて知った。中学時代はいじられ続けた主人公は、高校生活を平穏に過ごしたい、いじられたくない、いじられないためにはなんだってやると、部活の仲間一人をむりやりいじられキャラに仕立て上げるが、やがて陰湿ないじりグループの口撃の次の標的は自分に。当時17歳、高校在学中にケータイで書いたというこの作品。とにかく読めたものではない文体で、読んでいるときの苦痛と忍耐とむかつきは半端じゃない。半分くらいまで来たら物語の展開がおもしろくなり、文体にも慣れて来たのでその後は一気に読めた。オチもうまいが後味はよくない。しかし、本書が言いたいところの「り」と「め」の違いが実感できない。わが世代にいじりはなかった(と思う)から、この本に書かれたいじりはイジメと変わらないと感じる。共感はまったくできないが、これを読んでいまの中高生って気の毒だと思う。同時に、荻原浩「コールドゲーム」を読む(新潮文庫、2008)。これもイジメがテーマ。高3の夏、主人公の中2時代の級友が次々と襲われる。犯行予告の内容からトロ吉(廣吉)が浮かび上がる。中2当時、クラス中の残忍なイジメの標的だったトロ吉が、復讐を開始したのだ。主人公らは防衛隊を結成し、警察に頼らずトロ吉を探し始める。後に「イジメ報復殺傷事件」と呼ばれるこの出来事の顛末はなかなかスリリングで、最後まで緊張が続くサイコ・サスペンスだ。実行犯の意外な正体、うまいものだ。トロ吉の復讐にやや共感を覚えるのに対し、防衛隊の連中の軽い言動にはほとんど感情移入できない。生徒諸君、いじめられたらすぐ反撃するのがいちばん有効だ。外交という戦場においても、やられたら倍返しだ、できるのか、岡田克也。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043863012/dgcrcom-22/ >アマゾンで「りはめより100倍恐ろしい」見る(レビュー2件)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101230315/dgcrcom-22/ >アマゾンで「コールドゲーム」見る(レビュー33件)

・神田さんのセミナーについての意見に大賛成。家でDVDを見るのと、映画館で見るのとの違いぐらいはあると思う。私は二日以上の圧迫はあるけど……。/「勉強して…知識を蓄えてから〜」耳が痛い〜! 一年ほど前、事務所の引っ越しの際に、たくさんの仕事関連の本を捨てた。数年前の技術のほとんどが使い物にならない。もうすぐ住居兼仕事場の引っ越し。またまた古い技術の本を捨てることになると思うんだが、学んだ分、収入があがるってことはないんだよなぁ。「仮面ライダー バブル」に爆笑。バブルの恩恵にあずかってみたかった……。/東京でIさんが、ひさしぶりに会いましょう、と、本プレゼント実施中の大賀葉子さんを呼んでくれた。落ち込んでいる時に、Iさんも大賀さんもメールくださったんだよなぁ。Iさんもそうなんだが、大賀さんもお若い〜! Iさん家でお昼からお鍋をつついて、自由が丘に移動してお茶。とりとめのないお話をする。価値観、世の中、iPhone・iPod touch、怪我……。Iさんに声をかけてもらえたのも、大賀さんにお会いできたのも嬉しかったなぁ。(hammer.mule)