[3093] 4対3の風景

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,700文字)


《もう光学ドライブは完全に見捨てるってことですね》

■ユーレカの日々[03]
 4対3の風景
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[266]
 Lionインストール祭り
 吉井 宏



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■ユーレカの日々[03]
4対3の風景

まつむらまきお
< http://bn.dgcr.com/archives/20110727140200.html >
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テレビのアナログ放送が地上波、BSとも終了し、デジタル放送に移行した。我が家には二台のテレビがあるが、小さい寝室用は地デジ対応の液晶に買い替え、居間用はブラウン管テレビに地デジ対応のレコーダーをつないでしのぐことにした。ブラウン管といってもハイビジョン画質対応製品で、レコーダーさえつなげば地デジもBSデジタルもBlu-rayも、液晶テレビと同等に高解像度で見ることができる。というわけで、そのまま続投していただくことになった。

ブラウン管は電気代が高く付くというのが気になるが、うちはテレビをそれほど見ないので、買い換える方がお財布にも環境にもやさしくないだろう、という判断だ。

アナログテレビは50年以上、同じフォーマットが使われてきた。途中、カラー化したり、ステレオ化したりと拡張されてきたものの、基本はずーっと同じフォーマットで古いテレビでも見ることができた。

今回はじめて、下位互換のないフォーマット変更ということになる。デジタル化することで、画質がよくなったり、録画ディスクのコピーができなくなったり、Macで見られなくなったり、時報が信用できなくなったりと、ええやら悪いやら(悪い方が多い気がするが)であるが、一番大きな変化は画面のアスペクトが4対3から16対9になったことだ。

テレビがワイド化したのはいつからだろう? VHS、レーザーディスクまではすべて4:3、その後DVDが規格化されてから徐々に受像機のワイド化が普及してきた。今うちで使っているテレビを買ったのは2001年。この時点で製品としてのテレビはすっかり16:9のワイド画面のみになっていた。

ワイドテレビはDVDを見るときはいいのだが、放送は4:3だから左右に黒い帯が入る。無理矢理ワイドに変形拡大する機能がついているが、不自然すぎて気持ち悪いので、ずっと左右が黒帯状態で使ってきた。

それが地デジになって、ようやくすべてのコンテンツが16:9に統一され、すっきりした。パソコンもこの4〜5年でワイド画面が主流になった。4:3は完全に前時代のものになったわけだ。

見慣れた4:3という比率がいつ決まったのか調べてみたら、エジソンが映画に採用したフォーマットまで遡るそうだ。その後、映画のスタンダードサイズとして規格化されたらしい。テレビはそれに習ったわけだが、映画はその後、テレビとの差別化のためにビスタサイズ(ほぼ16:9)へ移行する。

デジタルテレビ放送の16:9はビスタサイズにあわせたわけだが、現在のハリウッド映画の主流は、さらにワイドなシネマスコープサイズ(2.35:1)。そんなわけで洋画のDVDやBlu-rayにはまたまた上下に黒帯が入ってしまう。20年後くらいには、テレビも2.35:1になってまたまた買換えになるのかもしれない。

アスペクトの変化で変わるのは、コンテンツ以上に「ディスプレイのある風景」だ。駅の案内などでまだ4:3を見かけることがあるが、これも今後16:9へとリプレイスされていくだろう。

これだけ日常にディスプレイがあふれているのだから、その形状が変わることは、風景そのものが変わるということだ。古い映画やドラマでコード付きの電話機を見ると古さを感じるのと同様、4:3のディスプレイのある風景がノスタルジーになりつつある。そんなことを考えていて、古い二本のSF映画のことを思い出した。

ひとつめは「2001年宇宙の旅」。もう40年も前の映画だが、この映画の中に登場するディスプレイのアスペクトはすべて、1対1の正方形だ。

映画が公開された1968年はようやくカラーテレビが普及しはじめた時代だから、当然これらの平面ディスプレイはすべて作り物で、正方形のスクリーンに背後から映写機で投影することで表現している。コンピュータディスプレイ、テレビ電話、スポーツ中継、タブレットPCで読む新聞など、すべてが正方形の平面ディスプレイで統一されている(全て正方形と思っていたら、冷凍睡眠の生命維持装置は横長という指摘を読者の方からいただいた。よく覚えているなぁ。また改めてよく見てみたら、食事時に出てくるタブレット型のテレビ新聞は縦長でした)。

この映画が描いている未来の風景が今も古く感じられないのは、こういうディテールの徹底した作り込みにあるのだろう。ディスプレイに囲まれた風景、という描写も時代を考えればすごいが、もし、この映画の中のディスプレイが3:4だったら、とても古くさく感じられるだろう。

もうひとつ、アスペクトにこだわった映画がある。キャメロン監督の「エイリアン2」だ。こちらに登場するディスプレイはすべて16:9。海兵隊の装備、医療機器、壁面プロジェクタすべてが16:9だ。公開された1986年はMacはまだモノクロの時代。パソコンもテレビもすべてアスペクトは4:3だ。

映画のセットでは、ディスプレイの上にベゼル(フレーム)を画面の上からかぶせて、16:9のディスプレイに見せている。エイリアン2は前作から数10年たっているという設定であるため、「未来のそのまた未来」を表現するための工夫なのだが、はじめて見た時、その「今の延長上にある未来感」の演出に感心したし、おかげで今この映画を見ても、やはり古さは感じられない。

そういえば、ここ数年で急速に増えたのが縦型のディスプレイだ。スマートフォン時代になって、携帯のディスプレイは急激に表現力と重要性が増した。駅の広告でも、柱にあわせた縦型ディスプレイというのが多くなってきた。いよいよ「紙」とのリプレイスが進み始めた印象だ。

しかし、まだタテ構図の映像というのはあまり見かけない。人間の目は左右に配置されているので、当然、上下よりも左右の方が視野角が広い。そういう意味では縦型よりも横型の方がずっと自然だが、本や手帳、ポスターなど、紙は縦位置で使う場合の方が多い。

昔、ビデオゲームがアーケード中心だった時代は、ゼビウスのように縦型のものがけっこう多かった。印刷物と映像の境目がなくなって、縦型ディスプレイにあわせた映像表現が増えてくると面白いと思う。

そんなわけで、4:3の画面はもう前時代の風景になった。デジタルテレビへの移行の恩恵は正直あまり感じられないが、時代の風景は確実に変わっていく。

【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学准教授】
< twitter:http://www.twitter.com/makio_matsumura >
< http://www.makion.net/ > < mailto:makio@makion.net >

ぼくがイラストを描いた、森巧尚さんの「よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書」のXcode4対応版が出た。表紙のイラストも変わってます。見てね。
よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書【Xcode 4対応版】
< http://amzn.to/owbOuw >

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■グラフィック薄氷大魔王[266]
Lionインストール祭り

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20110727140100.html >
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先週21日の夜、間もなくリリースされるはずのLionや新MacBook Airの話をTwitterで書いてたところ、えっ! もうLion売ってるって? えっ2,600円〜安っ! まっ先に思ったのは、LionはiPad2の時と同じく「通知を受ける」って関係なかったじゃん!!

新MacBook Airは最大1.8GHzってそれほど速くないかと思ったら、最大2.5倍速!あとはThanderboltとバックライトキーボードが主な追加機能。13インチMacBook Air、SSDが256GBで138,000円って激安化! これじゃ取り残されたMacBook Proの13インチがちょっとかわいそう、と思ったけど、Core i7で2.7GHzで光学ドライブつきならまだまだ需要ありそうかな。

Mac miniからも光学ドライブが消えた。Lionは光学ディスクでの発売はないけど、USBメモリ版の発売が予定されているらしい。もう光学ドライブは完全に見捨てるってことですね。やっぱすごいのはAppleの時代を変える意志。iTunesやApp Storeなど、自分で率先して光学ドライブ廃止に持って行くしくみを作っちゃう。

Mac mini、販売再開されたCintiq21インチとの組み合わせが良さそう!

●Lionインストールの実況中継

じゃあ、まずサブマシンのMacBook Pro 17インチに入れよう。Mac App Storeでポチッとな! さすがにリリース直後はダウンロードに時間かかかるだろうと思ったら、やはり1時間ちょっとかかった。ダウンロードが始まりさえしない人もいたようで、運が良かった。

しかしおもしろいのは、初めてOSXがダウンロード販売で、Twitterでその状況をみんなで共有してる。こんな状況初めてだ。「Lion」でEchofon上で検索をかけると、一番上に、スクロールできないほどのスピードでタイムラインが流れる。

1時間ちょっとかかってようやくダウンロードが終わり、インストールが始まったと思ったら、あ〜ダメだ〜〜! インストールメディアの検証中に「ダウンロード中に破損したか不正に変更された可能性があります」って! ダウンロードし直しだ。

ところが、再起動したらなぜか普通にインストールが始まった。ダウンロードしたインストーラは大丈夫だった様子。30分ほどかかる模様。

と思ったら、おおおーーい! ダメだよー。プログレスバーが右端に到達したと思ったら、「エラーでインストールできませんでした」って。やはりインストーラ破損か?

再起動したらまたインストールが始まった。自動的にそうなっちゃうのでしかたない。あと36分。こりゃまたダメっぽいな。このまま延々インストール失敗を繰り返すのか......。

やはりエラーでダメでした。起動ディスクがどうなってるか確認するため、Optionを押しながら起動してみると「OSXインストーラー」と「リカバリーHD」ってのが出る。ってことは元のSnow Leopardは残ってない。

で、エラーでインストールできないってことは、リカバリーするしかない??それはキツいだろ! どうするんだ〜〜?? とりあえず終了して、明日情報が集まるまで放っておくしかないか......。

TimeMachineから復旧できることを教えてもらったけど、普段使わないほうのMacBook ProなのでTimeMachineをつないでない。メインマシンのTimeMachineからも復旧できるとのことで、なるほど。このマシンにか入ってないファイルはターゲットモードで救い出してから、復旧できますね。最後の手段はそれで行こう。

Snow Leopardで起動できさえすれば、TrashMeというソフトを使って削除して再ダウンロードできるはずなんですけどね。まあ、旧MacBook Proだし、元々入ってたHDDは未使用のまま交換してとってあるんで、それに載せ替えちゃうという手もあるんですけどね。

検索すると、インストールの失敗を数回繰り返すと「復旧システムを作れませんでした」とかになり、それはBootcamp領域を削除すると解決する、とかいう情報が。めんどくさそう。やっぱリカバリーしちゃうか......。

で、翌朝、朝食を食べてる間にインストールさせておいて、部屋に戻ったらあっさり成功してた! 今までのは何だったんだ? 他のMacのApp Storeの「購入済み」にLionが出てるので、AppleIDが同じなら何台でもインストールできるようですね。

2台目のMacBook Airにはすんなりとインストール完了! 3台目、現在のメインマシンの新しいMacBook Proにも入れたいのだけど、Snow Leopardではこうだった、と確認できなくなるのがツライ。と一瞬思ったけど、心配だったプリンタのドライバ、キヤノンもエプソンもちゃんとLion対応版が出てるのを確認したら、すぐインストールしました。

●新機能の印象

タッチでダッシュボードやExposeっぽいことができるとか以外は、表面はあんまり変わってないかも? と思ったら、変わってないどころか、フォルダーの中身の表示がぜんぜんちがう。新しいカテゴリ分けみたいになってる。マイファイルって何? なんだこのiCal、かっこわりい〜? ......というのが第一印象。使ってみるといろいろ面白い発見が。

マウスホイールやトラックパッドでのスクロールが反転した? と思ったら、Finderはそのまま? どっちかで統一してもらわんと。よくよく確認すると、やはり同方向ですね。全体が逆転してる。以前の方向に戻すのはシステム環境設定で設定可能。

まあ、スクロールバーでなくウインドウの中身をスクロールする感覚ならこちらのが正しいし、iPadのような画面タッチ操作の場合、そのほうが自然だからだ。じゃあ、スクロールバーを消しちゃえば違和感がないのにな、と思ったら、システム環境設定の一般でスクロールバーを消せる!! 思い切ったことを!っていうか、よく見ると、スクロールバーは自動に設定されていて、最初から消してあったのですね。

Mission Control、新しいデスクトップをいくつか追加して作業してみた。Spacesより各デスクトップに行くのがぜんぜんラク。実際バカでかいディスプレイで作業してる感じ。同時進行でいくつか仕事するとき便利。

Mission Controlで手軽にダッシュボードにアクセスできるようになると、活用したくなる。今までほとんどウィジェットって使ってなかったけど、専用のTwitterクライアントとかあればいいな。何か面白いウィジェットが出てないか見に行ったら、なんだ、ウィジェット制作って過疎化してるっぽい。新着ウィジェットに2011年のが一つもない。

フルスクリーンは、modoやPhotoshopなどのメインの制作ソフトが対応してくれないとあまり意味ないかな。

LaunchPad、面白い! iPhone/iPadと同じく長押しで位置を変えられるし、フォルダにもできる。iWebやDVDプレーヤーが二個ずつあるけど、どうなってるんだ? LaunchPadで削除したMac App Storeで購入したアプリは、App Store上でも削除されて「インストール」表示に変わる! 捨てたアプリも「アップデート」に数が表示されてジャマだったけど、ようやく削除方法ができた。

Finderウインドウ内の並び順を種類にした上で、日付順とか二重にソートできるのは非常にイイ!

Mail.appも変わった。3カラム表示っぽい。以前のレイアウトに戻したい場合は、環境設定の「表示」でクラシックレイアウトを選択できる。スレッド表示・関連表示がとても見やすくなった。ただ、「関連メッセージを表示」もあるのでちょっと混乱する。

あ? ユーザーフォルダ内のライブラリのフォルダはどこへ行ったんだ? と思ったら、不可視になってる。ライブラリの中にmodoのAutosaveがあるし、その他キャッシュとか捨てたりするのにいつもアクセスするもんだから、非表示だと困る。検索したら、ターミナルを使って表示する方法がありました。解決。

MacBook Proに外部ディスプレイを繋いでる場合、従来はMBPを閉じるとスリープになってしまうのが不満だったが、Lionではスリープしない。これはちょっとうれしい。

ウインドウの端をつかんで上下左右どうにでも拡げられる!

あと、フォルダ移動で同一ファイルがあるとき、「両方とも残す」と「置き換える」になってしまって、「置き換えない」がなくなっちゃった?? これ不便じゃないのか? ファイル整理のときに、ファイルを重複させずにフォルダ統合したりしてたのがLionでは不可能になった? 困るなあ。

ずっとATOKを使っているのでことえりは滅多に使わなかったけど、推測変換もついてちょっと賢くなった様子。iPadの変換にもかなり慣れたことも相まって、ほとんど違和感なくテキスト打ちできるようになってます。これならことえりだけで大丈夫っぽい。

AdobeがLionサポート情報出したそうです。とりあえず、Adobe CS5以上を使ってる人はちょっと待つほうがいいかもってことかな? CS4からアップしなくてよかったなあ。まあ、そのうちアップデータ出るだろうけど。

ちょ、一大事?! modo501でポリゴンや頂点が動かせないぞ?? アイテムモードでは動くけど。正確に言うと、動かした分はちゃんと結果的に動いてるんだけど、表示がついてこない。新しいほうのMacBook Proでは大丈夫だった。おかしいな。modo501のバージョンは同じなのだけど。と思ったら、よかった!SP4が出てたのですね。

しかし、いじればいじるほど、これが画面タッチ用でないわけがないと思う。アプリケーションのフルスクリーン操作してると、iPadでやってるみたいだ。近々ぜったい画面タッチMacが出るよ。24インチのスレート型Macを希望!

ただし、Lionが最高に快適なのはトラックパッドのみで使ってる場合に限るようで、ペンタブ併用だと主にMagicTrackPadの置き場所問題のため、ちょっと苦労することになる。そのあたりについてはまた書きます。

◎前回の訂正

「画面に掌をおきたい理由は、手を固定した上で手首より先の動きで描きたいわけじゃないです。」
これ、最初「描きたいわけじゃないですかー。」って書いたのを、くだけすぎ表現だなと「かー」を削除しただけで済ませてしまったのが原因で、逆の意味になってしまいました。正しくは「手首より先の動きで描きたいわけです。」でした。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

アナログ放送終了の瞬間はいちおう見ておきたいと思ってた。うちのテレビはアナログチャンネルも見れるけど、でかくてジャマと言われているテロップが出ない。ひょっとするとビデオデッキのチューナーで見れば出るかもしれないけど、接続が面倒なのでしなかった。で、正午にその瞬間を待ってたんだけど、うちのテレビは単にデジタル放送がアナログに変換されてたらしい。正午すぎても映ってる。つまらん。

・iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」販売中
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >

・「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

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■編集後記(7/27)

・わが家の飼犬は13歳7か月、人間の70歳に相当するらしい。見た目は若く、ときどき外の歩道を通る犬に反応してテラスから猛ダッシュする姿をみると、とても老犬とは思えない。だが、確実に耳は遠くなったし、歩き方もときどきジジムサイ。この数ヶ月、脚の傷が治らない。調べたら「肢端舐性皮膚炎」の疑いがある。成犬によく見られる症状らしい。ヒマなときに執拗に舐めるから、いつになっても患部は傷口のようになっている。いままで通ったペットクリニックは、若い男性医師が一人で何事にもやたら時間がかかるわりに頼りない。この症状で薬をもらったが、高価なのにまったく効果がなかった。ネットで調べたら、そのクリニックよりもっと近い距離に○○犬猫病院を見つけた。潔く力強い名前ではないか。オシャレとはほど遠い古い建物であった。内部も昭和の古きよき時代の雰囲気で、老いた男性医師がひとり。診察台に上げると、いつものように固まってしまう臆病・ハニー号である。患部を見るなりすばやく注射を一本うち、塗り薬を出してくれた。これで様子を見て、治らなかったらまた来なさい。その間わずか数分であった。我々の後から病院を出て来た老婦人と話したら、とにかく処置が早く破格の安さなので昔からここのお世話になっていると言う。ペットは健康保険がないから、高額の診療代がかかるものだと覚悟していたのだが、たしかに耳を疑う安さだった。往きはどこに行くのか不安で元気のないハニー号は、復路は元気いっぱい、天下をとったような振舞なのはいつもの通り。涼しい夏が続行中、とりあえず犬も人も元気だが、本当にこんな夏でいいのか。セミはどうした?(柴田)

・Lion。CS5メインなのでまだ入れられない〜。/続き。歩くモチベーションをあげよう。健康とダイエット。そこに今時テーマの節電を入れれば、新聞にリリースしたらきっと取り上げてもらえる。うまくいけばテレビにも。最初に考えたのは、エレベーターの電力。重い人たちを移動させるより、軽い人たちを移動させるほうがきっと電力は少なくて済む。同じ電力でひとつ上の階まで移動できたりして? 数字の裏付けはないが、仮説として。車や電車だってそうだろう。電力だけでなくガソリン消費も少なくなり、クーラーの設定温度も上げられて(痩せている人に寒がりは多い)、エコに繋がるのかも。あなたが何気なく歩いて、ちょっとダイエットしようという気持ちが、いくつも集まれば実は凄いことになるんだよ、と。この考えにはたぶんどこかでFolding@homeも。分散コンピューティングプロジェクト。タンパク質の折り畳みについて、個人個人のコンピューターで計算し、それをまとめることで、世界最大級のスパコンで計算していることになっているというもの。とまぁヨタ話をしてみると、皆が肉付けをしてくれ、実現化の有無も教えてくれる。個人ランキングを出そう。一日のランキングと、積算ランキング。グループやチームでの登録ができるようにもしよう。チームで競えばモチベーション上がる。Twitterにも投稿させるか? アバターにする? 私がこだわったのは、皆の日常のささいなことが、実は大きなことの一部になるというところ。皆の徒歩のおかげで、こういう成果が出ましたよ、計算ではこれだけ軽くなりました、なのでここまで移動できる電力が減りました、と。見た目小さく仮想エレベーターか、宇宙に向けて行くか、などといろいろ考えた末、電車にしようという話に。ここの見せ方を練れたら面白くなるのだが、時間切れ。限られた時間でできることは少ないからと、膨らんだ妄想を萎ませる作業に入る。続く。(hammer.mule)
< http://folding.stanford.edu/Japanese/Main >  Folding@home
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「2001年宇宙の旅」で思い出した。着メロに? いいねぇ。
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予告編