クリエイター手抜きプロジェクト[397]イベント編 「DevFest Japan 2014」レポート/古籏一浩

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今回はGoogle関係のイベントのレポートです。7月19日に日本各地を多元中継で結び、Google I/Oに行ってきた人からのレポートを聞いたりするというイベントです。名称が何度か変わってきていますが、現在はDevFest Japanとなっています。この後に年号が付くので今年は「DevFest Japana 2014」です。

・Google I/O
< https://www.google.com/events/io >

・DevFest Japan 2014
< https://sites.google.com/site/devfestjapan/ >

このイベント、現地に行った人のレポートを聞くだけでなく、質問もOKです。が、質問がでることは滅多にありません。日本だから? かなと思いますが、今年も質問はひとつだけでした。

まあ、それはさておき「DevFest Japan 2014」の前日からの様子でも書いてみます。面白い裏話はないかもしれませんが、内情が少しでも垣間見れればよいかなと。




面白い裏話がないのは、私がGDE(Google Developer Expert)のためです。DevFest JapanはGDEが主催するのではなく、各地のGDG(Google Developer Group)が主催するためです。GDEは日本各地に移動して、そこでGoogle I/Oやテクノロジーについてプレゼンをする、という具合です。

その際、実際にGoogle I/Oに行ってきた人が、各会場に一人いるというような割り当てになります。まれに例外もありますが、機材トラブルやネットワークトラブルで接続できなくなった場合、Google I/Oに行ってきた人が、適当にリカバリーしてくれるということになっています。運良く、今のところ完全に接続できず駄目になってしまったことはありません。(3回しかやってないのですけど)。

前日は機器を接続してリハーサルをするのですが、だいたいトラブルで駄目。これまでは東京(Google)がメインコントローラーで全部処理していたのですが、今回は名古屋がメインコントローラーに。つまり、名古屋がネットワークトラブルなどで落ちればアウトということになります。

ところが、この名古屋が前日リハーサルから機材トラブルでうまくいかず、結構時間を食ってしまいました。接続はGoogleのハングアウトで行いました。

・ハングアウト
< http://www.google.com/intl/ja/+/learnmore/hangouts/ >

ハングアウトは同時に複数の会場を接続できる便利なサービスです。ただ、ハングアウトではメインコントローラーから音声の制御ができません。また、流した映像を録画するか、しないかといった細かい制御ができません。

結局のところ、いろいろあったらしく(GDEなので経過が詳しくわからず、後から又聞き)ハングアウトではなくハングアウトオンエアーでやることに。

・ハングアウトオンエアー
< http://www.google.com/intl/ja/+/learnmore/hangouts/onair.html >

リハーサルと本番と違うという、なかなかナイスな状態。トラブルと言えば、今回接続して使う予定だったGDGマネージャーのMac Book Airが、壊れて駄目になってしまいました。で、急遽私のMac Book Proで接続するということになりました。まあ、安定したマシンなので(アプリとかほとんど入れてないので)トラブルもなく使うことができました。

さて、当日は11時半から、ハングアウトオンエアーでリハーサル。接続先のURL不明だったり、いろいろありましたが、とりあえず接続し各会場を映し出すことができました。しかし、途中で止まったり、他の会場でマシン再起動したりと、裏側では様々なトラブル発生。

イベントに参加した人だとわかりますが、本番中にも結構トラブルが発生して、数分待つというような事態がありました。東京会場がマシントラブルに加えてプロジェクターの都合でダウンしてしまったり、一部の会場が接続できないままプレゼンするという事態になっていました。

そして、今回は私もプレゼンするハメに。プレゼンなんかしたくないのですけど、人数的にやらざるを得ない状態に。どうしても、顔が映るのがいやでやりたくないんですが。

幸いにしてハングアウトオンエアーで録画できないように設定されていたので、まあ、いいかということで3分ほどプレゼンしました。内容はGoogle Maps APIに新しく追加されたGeoJSON APIの使い方。まあ、簡単にマーカーやポリゴンなどが扱えるようになりましたよ、という内容です。

この原稿を書いている時点ではプレゼン資料が公開されていないのですが、要約すると、map.data.loadGeoJson("./geodata.json"); でGeoJSONデータファイルが読み込まれ、自動的にマーカーが地図上に表示できますよ、と。

ポリゴンなどのスタイルは、map.data.setStyle({ fillColor: "red" });で自由に変更できますよ、という内容のプレゼンです。

プレゼンは慣れていないので、あらかじめ紙にシナリオを書いて棒読み。せっかくの棒読みなので、棒読みした紙の裏に「実は棒読みです」と書いておきました。が、どうもウケませんでした。ウケ狙いは難しい。

さて、プレゼンしたGeoJSONですが、私のページに解説とサンプルを用意してありますので興味のある方はぜひどうぞ。

・逆引きGoogle Maps APIリファレンス ver 3
< http://www.openspc2.org/reibun/Google/Maps/API/ver3/ >

プレゼンは前半〜中盤までは、だいたい時間通りにいったのですが、中盤から次第に遅くなり、後半に至ってはプレゼンの内容を縮小するという事態に。さらに会場の関係で、プレゼンの順番を入れ替えることになったりと、裏ではいろいろ大変でした。

ただ、ここらへんがネットワークで共有でき同時編集もできるGoogle プレゼンテーション(ドキュメントやスプレッドシートも同じですが)の強み。数10分で内容の変更、縮小が完了。こういう柔軟性に関しては凄いと思います。

なんだかんだで時間をオーバーしたものの、イベントは終了しました。信州会場ではたくさんのガジェットが展示されており、賑わっていました。中でも人気だったのがmz-700。

・mz-700
< http://ja.wikipedia.org/wiki/MZ-700 >

このマシンは1982年発売のレトロなコンピューターです。フロッピーではなくカセットテープからプログラムを読み込みます。20年近く前に作成したゲームを、カセットテープから読み込んで展示してました。もちろん、遊べます。32年前のマシンなので若い人は、触ったこともなく少し感動してました。

せっかくなので、マシン語を直接入力してプログラミングするという実演を行いました。マシン語直打ちなはずがないだろ、と笑ってた人もいますが、そのまま直打ちしてたので、最後は納得したのか感心して帰っていきました。ちなみに実際のマシン語コードは、こんな感じ。

21 00 D0 11 00 50 01 E8 03 ED B0 C3 AD 00

これは画面キャプチャーするマシン語コード。Macならコマンドキー+SHIFTキー+3になります。他にも画面にGoogle I/Oと表示するマシン語とかのプログラムを作っていました。実際のようすはTwitterにもアップされていますので、どうぞ。
< https://twitter.com/search?q=%23devfest&src=tyah >

他にも3DモニタとかPebbleやAndroid Wareなどの時計、1チップMSXとか、Surface Pro 3とか古いものから最先端までのものを、ごっそりと並べていました。

ということで、多分来年も同じ会場で「DevFest Japan 2015」が行われると思います。全国、あちこちに会場があるので(関西の方が多いけど)興味のあるかたは、ぜひ会場に来て雰囲気を味わってもらえば、と思います。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

しっかり校正したつもりでも、やはりミスは出てしまうもので。ということで本の訂正です。

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.openspc2.org/book/error/js_reverse/index.html >

夏休みというものがないのですが、デジクリが夏休みの間に原稿を書きためておかないと。最近はストック原稿がかなり少なくなってきているのです。昔は一年分近くストック原稿があったのが、今は半年まで激減。

・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797368861 >

・D3.js本 Kindle版
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00LBLX46Y >

・D3.js例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/D3.js/ >

・Chromecast (クロムキャスト) 使い方辞典
http://www.openspc2.org/reibun/Chromecast/

・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/ >

・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082 >

・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844395955 >

・Nexus 7(アンドロイドタブレット)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Nexus7/ >

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< https://www.ddc.co.jp/estore/cgi/item/start.cgi?m=DetailViewer&record_id=243 >
吉田印刷所の「印刷の泉」でも購入できるようになりました。