[4380] フォントの神様

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《ぼーず頭は黒光りにシャープなハイライトが命》

■はぐれDEATH[34]
 はぐれは光合成で生きている
 藤原ヨウコウ

■もじもじトーク[66]
 フォントの神様
 関口浩之




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■はぐれDEATH[34]
はぐれは光合成で生きている

藤原ヨウコウ
http://bn.dgcr.com/archives/20170706110200.html
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お日さまが大好きである。正確には日光。東照宮ではありません、念のため。

特に春から初秋にかけてのお日さまは最高で、もうほとんど光合成で生きているのではないかと思うぐらいである。

お日さまが出る頃に目が覚めるという、アホな生活習慣もある。今の時期(6月初旬)なんかは4時前に目が覚めるが、12月となると6時前後になる。

日の出の時間に完全にコントロールされているというのは、生物としてはごく自然だとは思うが、社会生活を送る上ではそれなりのデメリットもある。まぁ、それなりに摺り合わせて支障は出ないようにしていますが。

気温ももちろんかなり影響があるのだが(しつこいようだが、寒いのはめちゃめちゃ苦手だ)、今年は2月から朝稽古をしていたので、やっぱり日の出とともに起きることができた。例年は寒くてお布団から出れなかった、というのが実態のようだが。

日差しが強くなればなるほど元気になるので、じゃんじゃん日向ぼっこもする。「紫外線の弊害」など完全に無視である。もちろん、どんどん日焼けもする。と言うか日焼けは必須である。

アトピー性皮膚炎を、大学入学時からおねえちゃんが生まれるまで患っていたのだが、おねえちゃんを初めて海に連れて行ってから、あれよあれよという間に治ってしまい、今では完治している。

理由はよく分からないのだが、どうも海水と日光がイイ方に転がったみたいである。

瀬戸内海で育ったので、海水浴は毎年のように行っていた。京都に来て海水浴に行く機会がなくなった。福山と違って、気軽に海水浴に行けるような土地柄ではないのだ。

福山に居る時は海が本当に身近だった。笠岡まで脚を伸ばせば、沖の島に行く船もじゃんじゃん出ていたし(今は知らん)、船に乗るのも大好きなので二度美味しい。島まで渡れば海の水はもちろん綺麗である。

そういう生活習慣が京都に来て崩れたのが、ボクのアトピー性皮膚炎の原因ではないかと思っているのだが、あくまでもボク個人の事例なので真似はしないで下さい。日光も海水も症状を悪化させるケースがあるので。

それ以来、毎年おねえちゃんを連れて海水浴に行くのが年中行事になった。小学校6年生まではずっと行っていた。

気の毒なのは付き合わされる奥さんで、全身紫外線対策でのぞまないと酷い目に遭う。奥さんの家は皆さん肌の色が白く肌理が細かいのだ。義兄さんなんか本当にキレイな白い肌をしている。

もっともおねえちゃんが水泳部を卒業(?)してから事態は急展開を見せるのだが。おねえちゃんもやっぱり奥さんの家の皮膚だったのが、高校に入って判明したのだ。

中学までは水泳部なので、学校のプール(露天)でオンシーズンは毎日泳いでいて真っ黒だったのだが、高校に入って茶道部に移籍した上、基本インドア派なので、日光を浴びる機会が極端に減り、地の肌の性質が露呈したのだ。

おねえちゃん曰く「すぐに赤くなんねん。中学の時はプールの水で冷やしながら焼けてたから、こんなんにならへんかったんやろうなぁ」だそうだ。

正直これには頭を抱えた。何しろ紫外線対策などしたことがないので、何をどうすればいいのかさっぱり分からないのである。もう奥さん頼りだ。

ボクの場合は、春になるとサンオイルを塗って日焼けを促進させている。ちなみにぼーず頭は、黒光りにシャープなハイライトが命なのである(笑)

そもそもボク自身は、過度な紫外線カット信仰に甚だ懐疑的だ。

なんか前にも書いた気がするが、メラニン色素というのは細胞核のDNAを損壊する太陽からの紫外線から、毛や皮膚を吸収するためにある。元々メラニン色素が少ないと思われる白人種ならともかく、オールマイティな黄色人種である。

そもそも太陽光そのもは、人類が生まれる前から存在するのだ(大気を構成する物質の量や比率にもよるとは思うが)。太陽光ありきで進化してきたのに、ここにきて「紫外線(太陽光)は健康に良くない」というのは、あまりに不思議過ぎる。

メラニン色素の沈着によるシミやソバカスの害が喧伝されているが、一方的に日光の害ばかりをあげつらうのは如何なものかと思う。

だいたい、日光がなければ植物の光合成は起きないわけで、「野菜を食べましょう」という効能は、日光抜きには語れないはずなのだ。もちろん抜け道はありますが。

人の皮膚だって、日光を浴びることでビタミンDを作る作用もあるそうなのだ。

ビタミンDには骨の成育に必要なカルシウムの体内吸収を高めるとともに、免疫作用を向上させるなど、病気の予防効果があることも知られているそうな(ボクは知らなかった)。

紫外線だけを槍玉にあげるのも、正直卑劣な気がする。一般的に言われる太陽光を構成するのは、多くの光線や放射線などである。詳しいことはいつも通り自分で調べて下さい。

太陽光は大気でガンマ線を遮断し、成層圏のオゾン層で有害な紫外線は90%以上がカットされる。おそらくオゾンホール問題を過大にしたのが、アンチ紫外線信仰の由来のような気がする。

ちなみに、可視光線や赤外線も大気圏中の反射、散乱、吸収などによって平均4割が減衰して地上に達すると言われている。

太陽光は地球において生物の営みや気候などに多大な影響を与えている。人間だって恩恵に預かっているのだ。

バレンタインのチョコレートのように過度な紫外線カット信仰は、化粧品会社のイメージ戦略ではないかとボクが疑うのも無理あるまい。

ところが、奥さんやおねえちゃんのように、強い日差しのせいで皮膚に異変が起きるとなると話は別である。悲しいかなボクは、日光の恩恵しか受けていないような人なので、どう対処していいものなのか見当もつかない。

変な日焼け防止のクリームみたいなものの方が、皮膚にはよほど負担が大きいような気がするからだ。かと言って、無碍に日光浴を推奨する気にもならない。個人差はあるからなぁ。

これがおねえちゃんとなるともう一大パニックで、ただでさえどうかと思うぐらいおねえちゃんを過保護なボクは、気が狂いそうになるのだ。

どや、めっちゃアホやろう、呵々♪

このへん、猫のももちは実にお気楽だ(笑)。じっさい春になると嬉々としてお外に遊びに行くし、それでももちがの身体がどうこうなっているとは到底思えない。

ももちと奥さん・おねえちゃんを比較するコト自体大間違いなのだが、ボク的にはみんな家族なので何となく比較してしまう。

日焼けというのは一種のヤケドである。ボクのように元々日焼けに強い皮膚ならともかく、弱い人にとっては苦痛以外のなにものでもあるまい。普通のヤケドの痛みはさすがのボクも知っているので、想像するのは極めて容易である。

ヤケドの治療は冷やすこと、空気に触れさせないことが一番である。今でも使われているのかどうか知らないが、ヤケドした部位に油を塗って空気に触れさせないという方法は昔からある。

最近ではサランラップで保護するという手もあるようだ。単純に酸化を防ぐためだと思うのだが、この辺は専門知識がないのでよく分からん。

お日さまの話に戻す。洗濯物やお布団も、お日さまで干すのが大好きである。室内干しなど、冬場のどうしようもない時ぐらいしかしない。干してお日さまの匂いをつけるのだ。このお日さまの匂いが大好物ときている。

特にお布団につくお日さまの匂いはめちゃめちゃ大好きで、干した日に寝る時はシヤワセな気分になれる。実に分かりやすい人である。

あ、お日さまの匂いを持って帰ってくるももちの匂いも大好きです♪ 毛もふわふわになっててものすごく気持ちいい。もっともこれは春と秋限定だが(笑)

なんだか、うちでお日さまの恩恵をうけてるのはボクとももちだけみたいやなぁ……まぁええか。

最近なにかの記事で、「視力にもいい」とかいうのを読んだのだが、確認はしていないのでよく分からん。おそらく山や身近な植物の緑色との相関関係だとは思うが。

とにかくお日さまが出ていないと、それだけでテンションが下がるのだ。曇りならまだ救いがあるが、雨となるともうさっぱりダメである。ボクとしては直射日光が重要なのだ。

朝のお散歩でも晴れの日はめちゃめちゃ機嫌が良い。朝の日光を浴びながら、宇治川派流に沿って歩くのは実に気持ちいい。

もちろん朝に限らず、それぞれの時間や季節の日光の変化も状態も好きだ。毎日なにがしかの変化があるので飽きることはない。なかなか安上がりな人だ。

東日本大震災の後、一時期太陽光発電が脚光を浴びたが、あれは減価償却が出来るかどうかかなり怪しいと当時思っていたら、案の定、設備投資で負債を抱えてしまった上に、売電もイマイチでしんどいおもいをしている人が少なくないらしい。とにかく、マスコミやメーカーの言うことは一度疑うべきである。

これでお日さまが悪者にされたら、こっちとしては迷惑この上ないのだが(あり得ない話だけど)、発電だけに限れば日本の場合、地熱発電という大技があるではないか。

何しろ火山列島である。マントルの上に住んでいるようなもんで、これを利用しない手はないと思うのだが、どうも大規模な商業発電となるとあまり例を聞かない。やっぱり、設備投資と減価償却や管理・メンテナンス費が掛かりすぎるのだろうか? この辺は今後の技術開発に期待したい。

ちょっと脇に逸れるが、原子力発電の総コストはちょっと信じがたい程かかる。廃炉まで含めれば、もうアホみたいな値段である。純粋にコスト面からみても、原子力発電所をこれ以上増やすのは得策とは到底思えない。

「もんじゅ」なんか役にも立たないし。どうしても核を使いたいなら、核融合システムを生み出す方がよほどマシだと思う。高速増殖炉よりは全然まっとうな気がする。いつ実用的な核融合炉ができるかは知らん。ちなみに既存の原子力発電は核分裂。

そもそも、太陽光以上のエネルギーを必要とする方がどうかしているのだ。地球上の人間以外の生物で、こんなにアホなエネルギーを消費する種など存在しないだろう。

もっとも、ボクもこうしてPCで作文を書いているので、他人様のことをどうこういう資格などないのだが、自然の摂理からするとやはり異常だとしか思えないのである。

とにかくお日さまは偉大なのだ、呵々♪


【フジワラヨウコウ/森山由海/藤原ヨウコウ】
YowKow Fujiwara/yoShimi moriyama
http://yowkow-yoshimi.tumblr.com/
http://blog.livedoor.jp/yowkow_yoshimi/

最近、本業で口に糊できないエカキ。これでエカキと言ってイイのか正直不安になってきている気の弱いぼーず。お仕事させてください…m(_ _)m


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■もじもじトーク[66]
フォントの神様

関口浩之
http://bn.dgcr.com/archives/20170706110100.html
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こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。

昨日は台風一過で暑かったですね。そんな中、自分が主催する「活字に関するセミナー」を開催しました。

FONTPLUS DAYセミナー Vol.9
[typeKIDS─活字は踊る]今田欣一さんをお招きして
https://goo.gl/yPEUmK

ということで、昨晩開催したセミナーレポートを書こうと思ったのですが、情報を整理するのに時間がかかりそうなので、次回のもじもじトークでご紹介したいと思います。じゃあ、今日のもじもじトークは…?

今日のお題は「フォントの神様」にします。

●鳥海修さんのセミナーに参加

先月6月14日(水)に神楽坂で、書体設計士の鳥海修さんのセミナーに参加しました。

神楽坂ブック倶楽部presents

鳥海修「書体で世界はがらりと変わる! 〜あなたは、どんな書体で読んでい
ますか〜」
https://goo.gl/vyC2ft

鳥海さんと言えば、書体設計をしている日本人の中で最も有名な方の一人です。

今回のトークショーの冒頭で、司会者からプロフィール紹介があったのですが、その内容がとても素敵だったので紹介しますね。

「スティーブ・ジョブズから『フォントの神様』と言われた鳥海さんです。そして、鳥海さんは、空気のような水のような書体を追求し続けています」

スティーブ・ジョブズが、カリグラフィーを勉強していたことは有名なお話ですよね。大学を中退した後も、ジョブズは大学に居続け、興味を持っていたカリグラフィーの授業を受けていたようです。

ですので、2000年に、アップル社CEOであったスティーブ・ジョブズが「空気のような水のような書体」を見て、感銘を受けたことは想像できますね。

●フォントの神様が設計した書体とは?

デジクリ読者の中で、iPhoneやiPadを持っている方、またはMacのパソコンを持っている方、少なくはないですよね。

アップル製品に日本語書体が搭載されているのですが(実際は、OSにフォントがバンドルされている)、そのほとんどの日本語書体は鳥海さんが設計した書体なのです。

鳥海さんが手掛けた代表的な書体は「ヒラギノ角ゴシック」「ヒラギノ明朝」「游ゴシック体」「游明朝体」が有名ですよね。それら書体は、2000年からのMac OSに搭載されているのです。

そういえば、Windowsパソコンにも、最新OSには「游ゴシック体」「游明朝体」がバンドルされているので、多くの方が鳥海さんの書体を日々、目にしているのです。

『文字の食卓』の著書である正木香子さんが書かれた鳥海さんの対談記事、僕、好きなのでご紹介します。
https://goo.gl/hpLp2v

●書体の適材適所

そのセミナーの中で、「書体の適材適所」をテーマとして、さまざまな書体を
非常に分りやすく解説していただきました。自分なりに咀嚼してご紹介します。

みなさん、「江戸文字」ってご存知ですか? 江戸時代に盛んに使用された文字の総称ですが、いくつかに分類されます。

・寄席文字

橘流とも言います。橘右近さんが橘流寄席文字家元として有名です。お弟子さんに左近さんなどがいます。テレビでも見かける「笑点」の文字、寄席文字の代表作と言えます。

そして、橘流の書体は「フォント化してはいけない」というルールがあるようです。寄席文字は、人から人へと継承され続ける書体なのです。

・勘亭流(歌舞伎文字)

歌舞伎の看板などで使用される書体です。歌舞伎の会場毎に書く人が異なるようです。

・相撲字

大相撲の番付表で使われる書体です。下位の力士になると、だんだん文字が小さくなるやつです。

実は、僕、歌舞伎と寄席と相撲の文字は、同じような形をした同一の書体だと思っていました。今回の講義で江戸文字のさまざまな書体見本をみて「あれっ、ぜんぜん違うじゃん」と気付きました。

江戸文字以外で、鳥海さんから解説があった書体の中で、記憶に残っている書体を書き出してみました。メモを頼りに話を思い出して書いているので、解釈が間違っていたらごめんなさい。

・新聞書体

一般的に10:9ぐらいの比率で平体かかっています。つまり、少し平べったい書体なのです。昔の新聞は1段15文字だったけど、最近の新聞では1段11文字になっているようです。

新聞を購読している人、すごく少なくなりましたね。僕も最近、新聞購読してないです。

・横太明朝体

明朝体は、本来、横線が細いのですが、テレビの解像度が低かった頃、横線が飛ばないように、横太明朝体が流行りました。

・ビットマップフォント

パソコンの解像度が低かった頃、アウトラインフォントではなく、ビットマップフォントが流行りました。

・教科書体

小学生の教科書で使われている文字で、書き順がわかりやすいように、文字が設計されています。そして、数字とアルフォベットは丸っこい形をしています。小学生にとって、書きやすいような字形になっているようです。

「も」の書き順ですが、みなさん、横の二本を先に書きますか? それとも、「し」の部分を先に書きますか? 正しい書き順は「し」が先です。書き順を間違って横から書くと、すぐにバレるそうです。

なぜなら、筆の流れがまったく違うので、筆跡が分かってしまうのです。恥ずかしい話ですが、僕は、横二本を先に書いていました。

・明朝体

長文を読むための書体と言ってよいでしょう。縦書きで書かれている文庫本の文字がゴシック体だったら、長い時間読むと疲れると思います。

スマホばかり見ていて、本を読まない人がいたら、ゴシック体に慣れ親しんでしまい。明朝体はあまり目にしない世代が出てきる可能性もありますね……。


かなり、ざっくりとしたご紹介でしたが、文字が使用されるハードウェア解像度に依存する適材適所もあれば、人間の脳が判断する適材適所もあり、また、情感に訴える適所適所もあるんだなぁ〜と思いました。

鳥海さんの最新の著書「文字を作る仕事」が、第65回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しました。おめでとうございます。
https://goo.gl/G9GFBS

セミナー会場で、なぜか、三冊目となる「文字を作る仕事」を購入して、鳥海さんのサインをいただきました。家宝にしたいと思います。


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/

1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。


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編集後記(07/06)

●遠藤誉「毛沢東 日本軍と共謀した男」を読む(2017/新潮新書)。筆者は1941(昭和16)年中国吉林省長春市(元満州国新京市)生まれの女性。国共内戦を決した長春包囲戦を体験し53年に帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授。理学博士。中国関係の著書多数。中国研究の第一人者。

中国建国の父といわれる毛沢東を、ズバリ中華民族を裏切った者と断定。徹底調査した資料で証明してゆく本書は、じつにスリリングであった。日本軍と戦わず山奥に隠れていたとか、文化大革命で紅衛兵を組織し大殺戮をやらせ男たという程度しか知らなかったから、ここに描かれた毛沢東の正体には驚愕する。

これはまさに「中国共産党の不都合な真実」である。中国人民は、日中戦争中、毛沢東が率いる中国共産党こそが日本軍と勇敢に戦い、日本を敗戦に追いやったと教えられてきた。その間、国民党軍は本気で戦わなかったと位置づけ、蒋介石を売国奴と罵ってきた。すべてウソだが、最近は少し修正されている。

それでも2015年9月3日の「中国人民抗日戦争勝利と世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典」なる、タイトルからしてウソ100%のイベントを開催、中国人民解放軍(中共軍)の軍事パレードを大々的に行なった。中共軍が日本軍を打倒したことで中国が誕生したという神話は、習近平政権の基軸でもある。

しかし、中共軍は日本軍とあまり大きな戦闘はしていない。日本軍と真っ正面から戦っていたのは国民党軍である。それどころか、中共軍は日本軍と共謀していた。毛沢東の最大の敵は国民党軍の蒋介石で、日本軍と戦わせ消耗させ、機が熟したら国民党軍を叩き、自分が中国の覇者になろうと目論んでいた。

毛沢東は西安事件を利用して蒋介石を騙し、国共合作を理由に国民党政府にとり入り、そこで得た軍事情報を日本側諜報機関に売っていた。自分一人の野望のために、国民党軍を弱体化させ、中華民族を売り、人民を裏切っていたのである。日本軍との共謀、協力の関係はまぎれもない歴史的事実である。

毛沢東は生きている間、一度も「抗日戦争勝利記念日」を祝ったことがない。それを祝うと蒋介石を讃えることになるからだ。毛沢東は「南京大虐殺」についても語らない。その時、毛沢東は延安の山奥に逃げ込んでいたからだ。筆者は、中国側資料、日本側資料を駆使して毛沢東の一生を鮮やかに描いてみせる。

岩井英一の回顧録、王明の手記、蒋介石の回顧録、この三つが「いかにして毛沢東が日本軍と共謀し、中華民族を売っていたか」を証言する。それぞれ自分自身の思いを独自に書いているのだが、恐るべきことに内容がすべて一致する。

「これ以上厳然たる事実がある得るだろうか──。これさえ事実として認める勇気を中国人民が持ちえないとすれば、それは『歴史を直視する勇気』を持てないということに等しい」。日本軍と共謀して、国民党軍の兵士を殺させたのは毛沢東だ。そして、その中国共産党政権を誕生させることに貢献したのは、ほかならぬ日本軍だったのである。嗚呼、なんということだ……。 (柴田)

遠藤誉「毛沢東 日本軍と共謀した男」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106106426/dgcrcom-22/


●走るなら心拍数わかった方がいいよねと買ってしまったApple Watch(AW)、単体でできること続き。

Apple Pay。モバイルSuicaで電車やバスに乗れる。登録したクレジットカードや電子マネーでお買い物。

AWだけでジョギングして、喉が渇いたわとスーパーやコンビニに寄って飲み物が買える。脚をくじいてしまったわと電車で帰宅なんてこともできる。電子マネー対応タクシーにだって乗れる。

しかし惜しいなぁと思うのが、レシート。何かあった時のため、レシートをもらうことにしている。タクシーに忘れ物をしたって、レシートさえあれば連絡ができるのだ。

このレシートは紙でできており、せっかく手ぶらで行動していたって、どこかにしまわないといけない。登録しておいたメールアドレスに自動送信してくれたらいいのに〜。専用アプリに蓄積でき、いざとなったらプリントアウトできるとか。

あとはポイントカードも登録できて、提示しなくても決済するだけで自動的にそれぞれのポイントにつけばいいのに〜。続く。 (hammer.mule)

Apple Pay
https://www.apple.com/jp/apple-pay/getting-started/