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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0028 1998/05/14発行
<http://www.towers-inc.com/mag/daily/>
情報提供はこちらまで
登録・変更<http://www.towers-inc.com/mag/daily/regist.html>
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●本日のコラム『チャンスは誰にでもあるのだ』
木曜日担当:森川 眞行
●本日のニュース
・「クリエイターのための印刷ガイドブック 製版・印刷編」発行される
●イベント・情報
・アドビセミナーのご案内
・UNDERGROUND~EXHIBITION OF CLUB CULTURE
●本日のTIPS/3Dアプリケーション編
●本日のコラム『チャンスは誰にでもあるのだ』
木曜日担当:森川 眞行「TOWERS」取締役/ デザイナー
いよいよ来週から3日間、Macromedia User Conference(通称:UCON)が開催さ
れます。今回のテーマは「Web? Web? Web? 」FlashやDreamweaver、Fireworks
などを中心にしてWebクリエイションに関するプログラムが多数用意されてい
る。
【日刊・デジクリ】はFlashやFireworksなどの情報掲載が多いようですが、
Macromediaとは関係が深いのですか?…という質問メールを何度かもらった。
そんなことはない…ただWebデザインに関しての情報を発信しようとするとき
に、Webデザインのアプリケーションについて多くの情報とノウハウを持ってい
るソフト会社がMacromediaだった…単にそれだけの理由なのである。
ほんの何年か前、Macromediaと言えばCD-ROM制作には欠かせない Directorや、
Adobe Illustratorと並びDTPには欠かせないPostScriptドローツール
FreeHandというアプリケーションを開発している会社だった。それが現在で
は、ShockwaveをキッカケにしてWebデザインに関するアプリケーション開発が
中心になってしまっている。昨年デジクリでマクロメディアの手嶋社長にイン
タビューしたところ、はっきりと「Webにフォーカスした製品を投入し続ける」
と宣言されていた。
http://www.towers-inc.com/mag/repo/intvw/971121tezima/index.html
今回のUCONには、Fireworksのプレゼンタとして私が選ばれた…大変な名誉で恐
縮している(実はその準備で今タイヘンなんです~)
そのキッカケはボクが勝手に始めたFireworks徹底検証というWebページだ。
Fireworksのダウンロード開始の翌日から、自分なりに判った事をWebページに
書き殴り、次々にレポートをしたのである。もちろん、その時点ではマクロメ
ディアの人間が見ているなんて夢にも思ってもみなかった。ページ公開から1週
間以内に、マクロメディアの手嶋社長から激励のメールが来た。その後、UCON
に出演以来のメールが来たのである。びっくりした。これがWebコミュニケー
ションのダイナミズムなんだと実感した。
昨年の手嶋社長のインタビューの中にもあるが、Flashの世界ではチョー有名な
image dive。現在はクリエイターとして大活躍の長藤氏が初めてこのページを
オープンしたときは、まだ学生であった。その半年後にはワールドワイドの
Macromedia User Conference(サンフランシスコ)で「現時点で最もクリエイ
ティブなページ」として紹介されたという実績を持っている。実力さえあれば
ドンドン上に昇ることができる。これがWebクリエイティブの醍醐味だと思う。
そのチャンスは誰にでもあるのだ。
ちなみにimage diveは5月にFlash3対応のimage dive EXTRAにバージョンアップ
した。今回のページもごっついでっせ!腰抜かしまっせ!
http://www2.nagafuji.com/
使い古された言葉だが、やる気になれば誰でも世界に向けて情報を発信できる
のがインターネット。しかし、真剣に取り組んで、ビスネストして成功してい
る人はまだまだ少ない。同様にWebデザインの仕事は、印刷(DTP)やマルチメ
ディア(CD-ROM)の仕事に比べて、時間的な制約や環境(マシンやソフトウエ
ア)の制約も少ない。しかし未だWebデザインを本業にしている人もまだまだ少
ない。今がチャンスだ。長引く不況の影響でDTPの仕事をしているデザイナーが
Webデザインに仕事をシフトし始めている。ライバルは増える一方だ。
Macromediaはもちろん、アドビシステムズもImageReadyというWebの画像制作用
のアプリケーションを発表している。つまりWebデザインという分野が確立され
てきた証拠なのだろう。この世界で仕事をする人間がどんどん増えている。
DTPの世界でのPageMakerとQuarkXPress、IllustratorとFreeHandのように、各
社がどんどん競争して欲しい。その結果一番の恩恵を受けるのは、ユーザーで
ある我々なのだから。
今回はFireworksに関する情報が全然ないやんけ~!とお怒りのみなさま…。ご
めんなさい…。実は書きたいネタはいっぱいあるのですが、来週のUCONが終了
するまで、書けない事情があります。そのかわり、来週の【日刊・デジクリ】
ではUCONのレポートを含めて、Webデザインの大特集をしますので、もう少し
待って下さいね~!
それではUCONで逢いましょう!
【プロフィール】
森川 眞行
1958年大阪府茨木市生まれ。 1981年大阪芸術大学美術学科彫塑専攻卒業。
以降、17年間グラフィックデザイナーとして活動。
1989年Macintoshに遭遇して、カッターナイフとシャープペンと写植見本帳
を窓から捨てる。1993年シリコンカフェの名称でフリーランスになる。同年
関西DTP協会を設立して初代会長に就任。1996年G-TOOLという素材フリーサ
イトを作り、爆発的アクセスに腰を抜かす。1997年、ボクのアイデアに出資
者があつまり、G-TOOLをコアにした新会社・タワーズ株式会社を設立。取締
役に就任。
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■本日のニュース
「クリエイターのための印刷ガイドブック 製版・印刷編」 発行される
玄光社はデザイン、印刷業界で定評の「クリエイターのための印刷ガイドブッ
クシリーズ」の「明快」版の3号目を発行した。従来のシリーズがアナログ対応
だったものを、このシリーズではデジタル対応に一新した。すでに「基礎編」
「実践編」が出ているが、新刊は「製版・印刷編」。「デザイナーにも役立つ
製版・印刷作業の実際」とサブタイトルにある。
内容は、印刷の概念と印刷物の制作工程、製版の基礎と工程、写真製版テク
ニック、下版から印刷までの工程、印刷素材と印刷インクと、非常に実際的で
わかりやすい内容で、相変わらず文字もぎっしりのお勉強本だ。今回、注目す
べきは「デザイン・製版側への提言」という一章が最後についていることだ。
プリンティング・ディレクター坂本恵一氏によるもので、とくに「意識を変え
て校正回数を減らす」「初校・再校での責了を目指す」という提言は重要であ
る。DTP、CTPの時代には校正についてこういう考え方でないとやってられな
い。これほどの実践的なガイドブックを出す出版社だから、よほど理想的なデ
ジタルワークフローが構築されている会社であろうと読者は思う。トいうのは
皮肉である。なぜなら、わたしはこの会社に26年もいたが、ワークフローは褒
められたものではなかった。「紺屋の白袴」とはよくいったものだ。
だが、ベテラン鹿野一則編集長の作るこのガイドブックは絶対に絶対に「買
い」である。デジクリ諸君、書店に走れ。「基礎編」2205円、「実践編」2205
円もチョー役立つ内容だぞ。(柴田)
ISBN4-7683-0085-5 2100 円+税
東京都千代田区飯田橋4-1-5 株式会社玄光社 03-3263-3515
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■イベント・情報
●アドビセミナーのご案内
「オフィスユーザ・セッション」
企業ユーザ向けに、Adobe Photoshopを利用したプレゼンテーションや提案書な
どのビジネスドキュメントの効率的な作成方法と、ドキュメントのクオリティ
をアップするためのヒントをご紹介します。AdobeImageReadyでは、企業の情報
発信の手段として注目を浴びているインターネットやイントラネットで利用す
る画像作成のソリューションをご紹介します。さらにAdobe Premiereでは、プ
レゼンテーションなどにも利用されはじめた動画のソリューションをご覧いた
だきます。
「クリエイター・セッション」
クリエイティブな分野で活躍される皆様を対象に、高い精度の作業性と生産性
の向上を実現したAdobe Photoshopのパワフルな新機能をご紹介します。また、
Webデザイナーに最適なWeb用画像制作のための統合的環境を提供し、Web用画像
を簡単かつ迅速に作成できる革新的プログラムAdobe ImageReadyをご紹介しま
す。さらに、ビデオ映像のプロフェッショナルに対して今までにないレベルの
生産性、操作性、柔軟性を提供し、よりエキサイティングなビデオ編集を実現
したAdobe Premiereの新機能をご紹介します。
□日時・場所
広島会場
5/18(月)エソール広島 多目的ホール 定員:各セッション180名
福岡会場
5/20(水)福岡サンパレスホテル パレスルームB 定員:各セッション
210名
大阪会場
5/21(木)エルシアター 定員:各セッション800名
仙台会場
5/26(火)仙台国際センター 白橿1 定員:各セッション126名
名古屋会場
5/28(木)東海テレビ放送 テレピアホール 定員:各セッション456名
札幌会場
6/01(月)ホテルライフォート札幌4階アニマート 定員:各セッション
100名
東京会場
6/02(火)紀伊国屋サザンシアター 定員:各セッション468名
6/03(水)紀伊国屋サザンシアター 定員:各セッション468名
□お申込み方法
本セミナーへのお申込みは、下のPDFファイルの「参加申込み書」をダウンロー
ドしていただき
(http://www.adobe.co.jp/whatsnew/events/rs98/index.html)、PDFファイルを
プリントし、必要事項をご記入のうえFAX(03-5696-5500)にてお申し込みくだ
さい。折り返し受講票をFAXにて送付いたします。定員となり次第受付を終了さ
せていただきます。前日および当日のキャンセルはご遠慮ください。
また、「参加申込み書」をファックスサービス(03-5423-2255#2010)でもご提
供しております。
受講料:無料
お問い合わせ アドビセミナー事務局 Tel 03-5676-7119 Fax 03-5696-5500
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●「UNDERGROUND~EXHIBITION OF CLUB CULTURE」
大阪で成長した時代の最先端を行くアーティスト達がここでは紹介されてい
る。
アーティストといっても服飾・音楽・美術等々、その表現分野においては活動
場所が異なっている人達も多い。しかし、それを「アンダーグラウンド」とい
う枠で一つにまとめてしまった。
参加したアーティストは高山泰治、ケンハマザキ、スティーブヤマグチなど。
デザイナーズブランド、20471120・ビューティ:ビーストも参加している。
この極めて近代的で未来的な文化が大阪で作り出されているという事を肌で感
じられるイベントだ。
期間 5月21日(木)~6月14日(日)
時間 11:00~19:00
場所 キリンプラザ大阪
料金 500円
問い合わせ 06-212-6578
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■本日のTIPS/3Dアプリケーション編
【日刊・デジタルクリエイターズ】では毎日クリエイティブ関連のアプリケ
ーションのTIPSを掲載していきます。
TIPSの難易度は、5段階で★印を文末に付けています。
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●StrataVision3D Ver.5.0編/「レンダリング方法あれこれ」
[レンダリング]→[レンダリング]ダイアログボックスを開くと、数多くの
レンダリング方法が選択できます。特徴を挙げてみます。
●ワイヤーフレーム
●クイックシェーディング
●スムースシェーディング
●フラットシェーディング
●グローシェーディング
これらの方式は、高品位なレンダリング用ではありません。
画面表示に利用されているワイヤーフレームやシェーディング方式などで、計
算速度が速いのでアニメーションの確認用に使ったり、ワイヤーフレームなど
の無骨なCGイメージを表現するときに使います。
●フォンシェーディング
影や反射、透明度、屈折などの表現はできませんので、ガラスや質感にこだわ
る金属などの表現には不向きですが、それ以外のテクスチャーの属性はほとん
ど再現されます。レイトレーシングよりも計算時間が速いので、長時間のアニ
メーションや質感表現にこだわらない場合によく使います。
●レイトレーシング
Vision3Dの代表的なレンダリング方法です。Strata社の3Dソフトのレンダリン
グ品質は評価が高いので品質については言うことはありません。
反射、透明度、屈折などを含むのレンダリングが時間がかかります。計算速度
の生産性から静止画向きですが、質感重視のアニメーションにも使います。
●レイペインティング
通常のレンダリングとは趣が異なり、絵画調の仕上がりになる方法です。クレ
ヨン等の画材で手作業で作ったようなアニメーション(セルアニメではありま
せん)のような効果が得られます。
●レイディオシティ
Vision3Dの最高品位のレンダリング方法で、非常にリアルな質感が得られま
す。が、計算時間が途方もなくかかってしまい(生産性に難あり)、利用する
機会はほとんどありません。
●影付きフォンシェーディング
フォンシェーディングに影が付いた(名称そのまま)方法です。
計算方法の違いからレンダリング方法ごとにライティングの効果が微妙に異な
りますので、レンダリング方法だけを変えた計算結果を比較すると、明るさや
光の当たり具合に違いが見られます。ライティングに微妙な設定をしている場
合はレンダリング方法を変えないほうがいいでしょう。
★★★★ (松岡アキラ)
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●MacOS X<http://developer.apple.com/macosx/>の発表がありましたねー。
Mac OS 8とRhapsodyを統合したもので、PowerPC G3マシン上でしか走らないと
か。Rhapsody1.0も出荷されるらしいし、Mac OS 8.5の話もあるみたいです。し
かし相変わらず日本のアップルサイトは無反応・・(汗)
●Macromedia<http://www.macromedia.com/>のサイトでDirector6.5のアナウン
スがあったそうです。つなさん、情報書き込みありがとうございます!(濱村)
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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0028 1998/05/14発行
発行社 タワーズ株式会社
<http://www.towers-inc.com/>
大阪市中央区高麗橋1-5-6 東洋ビル3F
TEL:06-231-1011 FAX:06-231-0838
編集長 森川眞行
柴田忠男
神田敏晶
情報提供はこちらまで
担当:濱村和恵
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※リアルタイム編集後記「編集長はつらいよ」はこちら↓
http://www.towers-inc.com/square/editor/visit.shtml
※討論・激論・あったか感想・なんでもありの「日刊デジクリBBS」↓
http://www.towers-inc.com/cgi-bin/towers-inc/daily/dailybbs.cgi
※バックナンバーはこちらから手繰ってくださいね↓
http://www.towers-inc.com/mag/daily/
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★【日刊・デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)
Copyright(C), 1998 TOWERS INC.
許可無く転載することを禁じます。
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木曜日担当:森川 眞行「TOWERS」取締役/ デザイナー
いよいよ来週から3日間、Macromedia User Conference(通称:UCON)が開催さ
れます。今回のテーマは「Web? Web? Web? 」FlashやDreamweaver、Fireworks
などを中心にしてWebクリエイションに関するプログラムが多数用意されてい
る。
【日刊・デジクリ】はFlashやFireworksなどの情報掲載が多いようですが、
Macromediaとは関係が深いのですか?…という質問メールを何度かもらった。
そんなことはない…ただWebデザインに関しての情報を発信しようとするとき
に、Webデザインのアプリケーションについて多くの情報とノウハウを持ってい
るソフト会社がMacromediaだった…単にそれだけの理由なのである。
ほんの何年か前、Macromediaと言えばCD-ROM制作には欠かせない Directorや、
Adobe Illustratorと並びDTPには欠かせないPostScriptドローツール
FreeHandというアプリケーションを開発している会社だった。それが現在で
は、ShockwaveをキッカケにしてWebデザインに関するアプリケーション開発が
中心になってしまっている。昨年デジクリでマクロメディアの手嶋社長にイン
タビューしたところ、はっきりと「Webにフォーカスした製品を投入し続ける」
と宣言されていた。
http://www.towers-inc.com/mag/repo/intvw/971121tezima/index.html
今回のUCONには、Fireworksのプレゼンタとして私が選ばれた…大変な名誉で恐
縮している(実はその準備で今タイヘンなんです~)
そのキッカケはボクが勝手に始めたFireworks徹底検証というWebページだ。
Fireworksのダウンロード開始の翌日から、自分なりに判った事をWebページに
書き殴り、次々にレポートをしたのである。もちろん、その時点ではマクロメ
ディアの人間が見ているなんて夢にも思ってもみなかった。ページ公開から1週
間以内に、マクロメディアの手嶋社長から激励のメールが来た。その後、UCON
に出演以来のメールが来たのである。びっくりした。これがWebコミュニケー
ションのダイナミズムなんだと実感した。
昨年の手嶋社長のインタビューの中にもあるが、Flashの世界ではチョー有名な
image dive。現在はクリエイターとして大活躍の長藤氏が初めてこのページを
オープンしたときは、まだ学生であった。その半年後にはワールドワイドの
Macromedia User Conference(サンフランシスコ)で「現時点で最もクリエイ
ティブなページ」として紹介されたという実績を持っている。実力さえあれば
ドンドン上に昇ることができる。これがWebクリエイティブの醍醐味だと思う。
そのチャンスは誰にでもあるのだ。
ちなみにimage diveは5月にFlash3対応のimage dive EXTRAにバージョンアップ
した。今回のページもごっついでっせ!腰抜かしまっせ!
http://www2.nagafuji.com/
使い古された言葉だが、やる気になれば誰でも世界に向けて情報を発信できる
のがインターネット。しかし、真剣に取り組んで、ビスネストして成功してい
る人はまだまだ少ない。同様にWebデザインの仕事は、印刷(DTP)やマルチメ
ディア(CD-ROM)の仕事に比べて、時間的な制約や環境(マシンやソフトウエ
ア)の制約も少ない。しかし未だWebデザインを本業にしている人もまだまだ少
ない。今がチャンスだ。長引く不況の影響でDTPの仕事をしているデザイナーが
Webデザインに仕事をシフトし始めている。ライバルは増える一方だ。
Macromediaはもちろん、アドビシステムズもImageReadyというWebの画像制作用
のアプリケーションを発表している。つまりWebデザインという分野が確立され
てきた証拠なのだろう。この世界で仕事をする人間がどんどん増えている。
DTPの世界でのPageMakerとQuarkXPress、IllustratorとFreeHandのように、各
社がどんどん競争して欲しい。その結果一番の恩恵を受けるのは、ユーザーで
ある我々なのだから。
今回はFireworksに関する情報が全然ないやんけ~!とお怒りのみなさま…。ご
めんなさい…。実は書きたいネタはいっぱいあるのですが、来週のUCONが終了
するまで、書けない事情があります。そのかわり、来週の【日刊・デジクリ】
ではUCONのレポートを含めて、Webデザインの大特集をしますので、もう少し
待って下さいね~!
それではUCONで逢いましょう!
【プロフィール】
森川 眞行
1958年大阪府茨木市生まれ。 1981年大阪芸術大学美術学科彫塑専攻卒業。
以降、17年間グラフィックデザイナーとして活動。
1989年Macintoshに遭遇して、カッターナイフとシャープペンと写植見本帳
を窓から捨てる。1993年シリコンカフェの名称でフリーランスになる。同年
関西DTP協会を設立して初代会長に就任。1996年G-TOOLという素材フリーサ
イトを作り、爆発的アクセスに腰を抜かす。1997年、ボクのアイデアに出資
者があつまり、G-TOOLをコアにした新会社・タワーズ株式会社を設立。取締
役に就任。
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■本日のニュース
「クリエイターのための印刷ガイドブック 製版・印刷編」 発行される
玄光社はデザイン、印刷業界で定評の「クリエイターのための印刷ガイドブッ
クシリーズ」の「明快」版の3号目を発行した。従来のシリーズがアナログ対応
だったものを、このシリーズではデジタル対応に一新した。すでに「基礎編」
「実践編」が出ているが、新刊は「製版・印刷編」。「デザイナーにも役立つ
製版・印刷作業の実際」とサブタイトルにある。
内容は、印刷の概念と印刷物の制作工程、製版の基礎と工程、写真製版テク
ニック、下版から印刷までの工程、印刷素材と印刷インクと、非常に実際的で
わかりやすい内容で、相変わらず文字もぎっしりのお勉強本だ。今回、注目す
べきは「デザイン・製版側への提言」という一章が最後についていることだ。
プリンティング・ディレクター坂本恵一氏によるもので、とくに「意識を変え
て校正回数を減らす」「初校・再校での責了を目指す」という提言は重要であ
る。DTP、CTPの時代には校正についてこういう考え方でないとやってられな
い。これほどの実践的なガイドブックを出す出版社だから、よほど理想的なデ
ジタルワークフローが構築されている会社であろうと読者は思う。トいうのは
皮肉である。なぜなら、わたしはこの会社に26年もいたが、ワークフローは褒
められたものではなかった。「紺屋の白袴」とはよくいったものだ。
だが、ベテラン鹿野一則編集長の作るこのガイドブックは絶対に絶対に「買
い」である。デジクリ諸君、書店に走れ。「基礎編」2205円、「実践編」2205
円もチョー役立つ内容だぞ。(柴田)
ISBN4-7683-0085-5 2100 円+税
東京都千代田区飯田橋4-1-5 株式会社玄光社 03-3263-3515
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■イベント・情報
●アドビセミナーのご案内
「オフィスユーザ・セッション」
企業ユーザ向けに、Adobe Photoshopを利用したプレゼンテーションや提案書な
どのビジネスドキュメントの効率的な作成方法と、ドキュメントのクオリティ
をアップするためのヒントをご紹介します。AdobeImageReadyでは、企業の情報
発信の手段として注目を浴びているインターネットやイントラネットで利用す
る画像作成のソリューションをご紹介します。さらにAdobe Premiereでは、プ
レゼンテーションなどにも利用されはじめた動画のソリューションをご覧いた
だきます。
「クリエイター・セッション」
クリエイティブな分野で活躍される皆様を対象に、高い精度の作業性と生産性
の向上を実現したAdobe Photoshopのパワフルな新機能をご紹介します。また、
Webデザイナーに最適なWeb用画像制作のための統合的環境を提供し、Web用画像
を簡単かつ迅速に作成できる革新的プログラムAdobe ImageReadyをご紹介しま
す。さらに、ビデオ映像のプロフェッショナルに対して今までにないレベルの
生産性、操作性、柔軟性を提供し、よりエキサイティングなビデオ編集を実現
したAdobe Premiereの新機能をご紹介します。
□日時・場所
広島会場
5/18(月)エソール広島 多目的ホール 定員:各セッション180名
福岡会場
5/20(水)福岡サンパレスホテル パレスルームB 定員:各セッション
210名
大阪会場
5/21(木)エルシアター 定員:各セッション800名
仙台会場
5/26(火)仙台国際センター 白橿1 定員:各セッション126名
名古屋会場
5/28(木)東海テレビ放送 テレピアホール 定員:各セッション456名
札幌会場
6/01(月)ホテルライフォート札幌4階アニマート 定員:各セッション
100名
東京会場
6/02(火)紀伊国屋サザンシアター 定員:各セッション468名
6/03(水)紀伊国屋サザンシアター 定員:各セッション468名
□お申込み方法
本セミナーへのお申込みは、下のPDFファイルの「参加申込み書」をダウンロー
ドしていただき
(http://www.adobe.co.jp/whatsnew/events/rs98/index.html)、PDFファイルを
プリントし、必要事項をご記入のうえFAX(03-5696-5500)にてお申し込みくだ
さい。折り返し受講票をFAXにて送付いたします。定員となり次第受付を終了さ
せていただきます。前日および当日のキャンセルはご遠慮ください。
また、「参加申込み書」をファックスサービス(03-5423-2255#2010)でもご提
供しております。
受講料:無料
お問い合わせ アドビセミナー事務局 Tel 03-5676-7119 Fax 03-5696-5500
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●「UNDERGROUND~EXHIBITION OF CLUB CULTURE」
大阪で成長した時代の最先端を行くアーティスト達がここでは紹介されてい
る。
アーティストといっても服飾・音楽・美術等々、その表現分野においては活動
場所が異なっている人達も多い。しかし、それを「アンダーグラウンド」とい
う枠で一つにまとめてしまった。
参加したアーティストは高山泰治、ケンハマザキ、スティーブヤマグチなど。
デザイナーズブランド、20471120・ビューティ:ビーストも参加している。
この極めて近代的で未来的な文化が大阪で作り出されているという事を肌で感
じられるイベントだ。
期間 5月21日(木)~6月14日(日)
時間 11:00~19:00
場所 キリンプラザ大阪
料金 500円
問い合わせ 06-212-6578
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■本日のTIPS/3Dアプリケーション編
【日刊・デジタルクリエイターズ】では毎日クリエイティブ関連のアプリケ
ーションのTIPSを掲載していきます。
TIPSの難易度は、5段階で★印を文末に付けています。
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●StrataVision3D Ver.5.0編/「レンダリング方法あれこれ」
[レンダリング]→[レンダリング]ダイアログボックスを開くと、数多くの
レンダリング方法が選択できます。特徴を挙げてみます。
●ワイヤーフレーム
●クイックシェーディング
●スムースシェーディング
●フラットシェーディング
●グローシェーディング
これらの方式は、高品位なレンダリング用ではありません。
画面表示に利用されているワイヤーフレームやシェーディング方式などで、計
算速度が速いのでアニメーションの確認用に使ったり、ワイヤーフレームなど
の無骨なCGイメージを表現するときに使います。
●フォンシェーディング
影や反射、透明度、屈折などの表現はできませんので、ガラスや質感にこだわ
る金属などの表現には不向きですが、それ以外のテクスチャーの属性はほとん
ど再現されます。レイトレーシングよりも計算時間が速いので、長時間のアニ
メーションや質感表現にこだわらない場合によく使います。
●レイトレーシング
Vision3Dの代表的なレンダリング方法です。Strata社の3Dソフトのレンダリン
グ品質は評価が高いので品質については言うことはありません。
反射、透明度、屈折などを含むのレンダリングが時間がかかります。計算速度
の生産性から静止画向きですが、質感重視のアニメーションにも使います。
●レイペインティング
通常のレンダリングとは趣が異なり、絵画調の仕上がりになる方法です。クレ
ヨン等の画材で手作業で作ったようなアニメーション(セルアニメではありま
せん)のような効果が得られます。
●レイディオシティ
Vision3Dの最高品位のレンダリング方法で、非常にリアルな質感が得られま
す。が、計算時間が途方もなくかかってしまい(生産性に難あり)、利用する
機会はほとんどありません。
●影付きフォンシェーディング
フォンシェーディングに影が付いた(名称そのまま)方法です。
計算方法の違いからレンダリング方法ごとにライティングの効果が微妙に異な
りますので、レンダリング方法だけを変えた計算結果を比較すると、明るさや
光の当たり具合に違いが見られます。ライティングに微妙な設定をしている場
合はレンダリング方法を変えないほうがいいでしょう。
★★★★ (松岡アキラ)
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●MacOS X<http://developer.apple.com/macosx/>の発表がありましたねー。
Mac OS 8とRhapsodyを統合したもので、PowerPC G3マシン上でしか走らないと
か。Rhapsody1.0も出荷されるらしいし、Mac OS 8.5の話もあるみたいです。し
かし相変わらず日本のアップルサイトは無反応・・(汗)
●Macromedia<http://www.macromedia.com/>のサイトでDirector6.5のアナウン
スがあったそうです。つなさん、情報書き込みありがとうございます!(濱村)
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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0028 1998/05/14発行
発行社 タワーズ株式会社
<http://www.towers-inc.com/>
大阪市中央区高麗橋1-5-6 東洋ビル3F
TEL:06-231-1011 FAX:06-231-0838
編集長 森川眞行
柴田忠男
神田敏晶
情報提供はこちらまで
担当:濱村和恵
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※リアルタイム編集後記「編集長はつらいよ」はこちら↓
http://www.towers-inc.com/square/editor/visit.shtml
※討論・激論・あったか感想・なんでもありの「日刊デジクリBBS」↓
http://www.towers-inc.com/cgi-bin/towers-inc/daily/dailybbs.cgi
※バックナンバーはこちらから手繰ってくださいね↓
http://www.towers-inc.com/mag/daily/
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★【日刊・デジタルクリエイターズ】は無料です。
お友達にも是非お奨め下さい (^_^)
Copyright(C), 1998 TOWERS INC.
許可無く転載することを禁じます。
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