[0395] インディペンデント・コンテンツ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0395   1999/08/09.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 13688部
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┃日刊デジクリも夏休みとなります。
┃明日8月10日(火)から19日(木)まで。 

┃では、8月20日(金)の396号まで 
┃ニッポンのみなさんさようなら
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●デジクリSPECIALコラム
 インディペンデント・コンテンツ
 神田敏晶
 
●デジクリトーク
 Windows DTPの幻想
 瀬之口章一郎

●ニュース
 知恵蔵裁判に注目するライン・ラボがWebサイトで
 被控訴人(朝日新聞)代理人弁護士内藤篤さんへの質問と回答を一挙掲載
 
●セミナー情報
 小学生のための夏休み無料体験教室「さわって知るマルチメディア」



■デジクリSPECIALコラム
インディペンデント・コンテンツ

神田敏晶
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KNN神田@バーバンクです。
明日からのSIGGRAPHのために映画の都のハリウッドのさらに北のユニバーサル
スタジオの近所からです。

エジソンがのぞきからくりのキネトスコープを発明した時、映画はパーソナル
なメディアでハードウェアを家庭に置いて、コンテンツのフィルムを買ってき
て楽しむパッケージ型のコンテンツだった。しかし、映画の DNAはパッケージ
型ではなく、流通型のコンテンツを選んだ。映画は、リュミエール兄弟が開発
した高価な映写機と専用劇場を低廉な入場料でまかない各地で同じコピーパッ
ケージで展開するという興行システムの中から生まれた。

当初の映画は演劇や舞台の再放送をメインとしたが、撮影技術の進化によって、
外に出てロケーションするようになった。活劇やドタバタ喜劇が全盛となる。
天候の悪い日や当時のモノクロの解像度であれば、屋外で撮影する必要ではな
く、簡易のスタジオやセットで対応できるようにもなった。天候や日照時間に
左右されずに限られた予算内で量産できるようになった。ユダヤの豪商がロサ
ンジェルスの北部に映画会社を作り、映画産業を製作から配給まですべてを管
理できるシステムを作った。それがハリウッドだ。俳優志望者が集まり、オー
ディションがくり返され、スタッフが近郊に住みつき、映画の大量生産の都と
進化していった。

巨大な資本と絢爛豪華な虚飾の世界は幾多もの銀幕のスターを生み、さらに、
それをメディアが拡大した。ハリウッドの本物と形容されるが、ハリウッドの
スタジオから生まれた本物など一切ない。すべてが本物以上の偽物を銀幕の中
に生み出しただけだ。やがて映画産業が確立されればされるほど、専門性は高
まり、素人は入ることさえ許されない閉息的な状況を生み出してもいた。映画
会社が優秀な映画マンを求めていても、門戸はかたく閉ざされたままだ。あの
スティーブン・スピルバーグでさえ、一般入場のチケットを買って、ユニバー
サルスタジオのトラムにのって連日、作品を見てもらうために忍び込んでチャ
ンスを築いたと語られているほど…。

それほどまでに、映画の世界はプロの世界で固められてしまった。しかし、現
在の著名な映画監督のほとんどは、低予算の映画での成功が認められ、この映
画の世界にはいってきている。むしろ、低予算映画をヒットさせることがプロ
の映画監督への一番の近道といえよう。

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」や「デスペラード」のロバート・ロドリ
ゲス監督の「エルマリアッチ」に関しては、製作費用はなんと70万円。もちろ
ん出演者から、脚本、カメラ、音楽、そして監督すべてノーギャラのボランテ
ィア集団だ。映画が好きで、映画を作りたくて作った映画だ。

しかし、もしも映画を作ろうと思って作らなかった作品が、映画になってしま
ったら…。
予算の問題ではない。そしてさらに作者がいなかったとしたら…。

今までの映画の常識をくつがえす映画が全米で話題になっている。この「話
題」に注目してほしい。
その映画の名前は、「The Blair Witch Project」。

下記の情報はネット仲間からのリポートだ。
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1999年8月1日(日) 晴れ
映画「The Blair Witch Project」
恐い映画を見た。まじで恐かった。
ホラー映画に属するんだろうけど、普通のホラー映画とは違う怖さだ。なんて
言えるほど、ホラー映画を見ているわけじゃない。どちらかというと、ホラー
映画とジェットコースターにお金を使うことに、私は賛成できない人間だ。な
のに、「The Blair Witch Project」を見に行ってしまった。
サンフランシスコでは一つのシアターでしか上映していないため、チケットを
買うには二日前でないと買えない状態だった。そして、上映の一時間前からシ
アターの前で待つありさま。それくらい人気のある映画なのだ。低予算で作製
されたインディペンデンスムービーなのに、同時期に公開されたホラー映画
「The Haunting」を越える人気だった。

では、この超人気映画のあらすじを紹介しよう。

この映画は、映画学専攻の3人の学生についての話。この3人が、学校の課題
で、彼らが住む街に伝わる魔女の話しについてドキュメンタリーを撮ることと
なった。その街には、 Blair Witch(魔女)が現れるという森があり、実際に
街の歴史をさかのぼると、ある時期に集中して子供が行方不明になったり、複
数の大人が、森の中にある岩の上で頭を切断されて殺されていたという記録が
あった。ちなみに殺された人達の両腕は、両隣の死人の腕と一緒に縛られてい
るという、奇妙な殺され方である。この3人の学生は、この森に住んでいると
思われる魔女、BlairWitchの謎に迫ろうと、カメラとキャンプに必要なテント
や食料、地図、磁石などを持ち込み、この森へ入っていった。3人は森へ入っ
ていったもの、それ以来、行方不明となり、二度と帰ってくることがなかった。
行方不明になって一年後、彼らが撮影したビデオテープが森から発見された。

行方不明になった3人の学生うちの1人の母親が、帰ってこない子供の捜査に
ついて、警察に不満を抱き、発見されたビデオテープを使って映画化すること
によって、より多くの人にこの3人の学生について、多くを知ってもらおうと
思い実際の公開に踏み切った。

この映画は、この3人の学生が撮った画像のFootageだけで作られている
(Footage=切り貼り)。当然、彼らが撮影したフィルムに含まれる画像と音以
外は、一切この映画には使われていない。つまり、映画「The Blair Witch
Project 」は、行方不明になってしまった3人の学生自身が実際に見、聞き、
感じ、体験したことが結果としてドキュメンタリー映画となってしまったのだ。

この映画を見ることによって、帰ってこない3人が、どんな目にあったのか、
彼らが撮ったフィルムをとおして、見ること、推理することが出来る。

詳しくは <http://www.blairwitch.com/>www.blairwitch.com>

追伸>これから映画を観る人のため、書けなかったことがいくつかあります。

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ボクは、ネットでこの記事を読んで、時間をつめて見にいってきた。

ビデオジャーナリストとしても非常にインスパイアされた映画だ。
ビデオに語りかける独特の取材手法。被写体よりも本人の声の方が大きいとこ
ろからも、マイクも 8mmビデオの本体内蔵マイクだとわかる。手ブレもピント
もおかまいなし。ズームもガンガン使う。映画のスクリーンで見ると酔いそう
な映像だ。しかし、どんな時にでもカメラを回し続ける…。当然、NGカットも
なければ、細かな編集もない。淡々とビデオは、森に深くはいっていく2人
(本人は撮影している)をブチブチとポーズで止めながらも写し続けている。

カメラがあるからこそ理性が保てる。たとえ、気が狂いそうな恐怖を体験して
もカメラが回っていることによって、その恐怖心を片隅に追い出すことができ
る事がわかる。もしもそこにカメラがなかったとしたら…。帰ってこなかった
3人の足跡を映画は効果音もなくずっと追いつづける。そしてクライマックス
へと…。

最新のSFXもCGも登場しない、しかもグチャグチャの8mmの画像が、瞳をここま
でスクリーンに釘づけにするとは思わなかった。しかし、ラストは…。

日本で公開されるのかどうかは、まだ未定のようだが、問題は興行成績で
「STAR WARS 」を抜いたかどうかの事よりも、映画界にもまだまだ未開のマー
ケティングを発見したことに、まだまだ残された新人登竜門の道を感じた。低
予算でも「話題」を作れることを証明した映画だ。

テレビCFでは、意味シンな謎のCFのあと http://www.blairwitch.com/ のクレ
ジット。そして Webでの映画の背景の説明。そして真相は映画で明らかにされ
るのか?…。
この映画のクリエイターの無限の想像力に深く追悼の意をあらわしたい。

明日からのSIGGRAPHでの「人類の創造できるものは、何でも表現できる世界」
を見る前に、心の奥にある恐怖を自己拡大する人間の「恐ろしさに対する情報
の無限のレンダリングパワー」に自ら驚いてしまった。

【かんだ・としあき】
世界で一番小さなデジタル放送局KandaNewsNetworkを個人で営む。
http://www.knn.com/ mailto:kanda@knn.com
携帯電話は昨年やめてしまい、オフィスからうるさい電話もなくしてしまいま
した。隣の部屋で受けた留守番電話を1日1回チェックするだけ。メッセージ
には「お急ぎの方は、電子メールでお願いします」。これだけで、自分の時間
が3倍は生きてきます。
「会った時(Atom)には密に、デジタルでは最小限に…」をモットーとする。
人と違ったことを、すればするほど独自の視点と価値感が生まれると信じてい
る永遠27才のデジタル・ノマド(電子放牧民)。

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■デジクリトーク
Windows DTPの幻想

瀬之口章一郎
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デジクリの375号で、水無月実氏が「Windows DTPはいま?」と題したコラムで
「Windows DTP 市場が成長するための条件も整ってきたと思う今日この頃であ
る」と結んでいた。しかし私はそう思わない。悪い意味でMacintosh DTP と同
じ道を歩んでしまっているだけだと考えている。

水無月氏は、カラーマネジメントと出力の問題を挙げていた。 Macintosh DTP
に携わる人間がWindows DTP について語るときの特徴として、このカラーマネ
ジメント云々という話が必ず出てくるのだ。これは、あちこちのセミナーでも
聞かれる意見である。

しかし、私は逆に問いたい。カラーマネジメントができないから「使えない」
と烙印を押している人たちの何%が、Macintosh でのカラーマネジメントを厳
密に行なっているのだろうか? 

環境光を整え、モニタの反射を考えた服装、モニタフード、そして定期的なモ
ニタやプリンタの計測と調整。これらすべてを行なっていなければたとえ Mac
intoshであってもカラーマネジメントを行なっているとは言えないのではない
か? モニタフードや測色計の普及率がPhotoshopやQuarkXPressの普及率に近
づいて初めて、そんな事がいえるのではないのか。

Macintosh をただ使っているだけの状態では、私にいわせれば「せっかく Win
dowsよりは優れたカラーマネジメントができる環境を持っていながら何もしな
いバカ」である。そんな「バカ」が大多数を占めているのがMacintosh DTP の
現状だろう。

一方、Windows 98ではICM 2.0が搭載され、ICCプロファイルによるカラーマネ
ジメントができるようになったというが、実際にプロファイルはどの程度提供
されているのか?
 
提供されたとしても、工場出荷時の平均値で作成されたプロファイルを使って
も、個体差や経年変化を考えれば、定期的に自分で測定してプロファイルを作
成しなくては意味がないのではないのか。

さらに言えば、Windows 98のICM はちゃんと動作しているのか。私はお世辞に
も、きちんと実装されているとは言えないと思う。昨年に取材した限りでは、
日本のMicrosoftにはICM 2.0の実装と動作についてきちんと説明できる人間は
いなかった。そのため、各メーカーの担当者もICM 2.0 の動作はまともに理解
していない。これが現実だ。

では、きちんと合わせ込んでいないMacintosh環境と合わせようのないWindows
環境で色を管理するにはどうすればよいのか。データを作成するときに、画面
のRGB 色を信用せずに、CMYKで何色になっているのかをしっかり確認しながら
データを作ればよい。

RGBのCGデータがあるなら、PhotoshopやIllustratorでMacintoshと同じ条件で
CMYK変換させてやればよい。どうせ調整していないのなら、つまらない理想を
振りかざすより、出力を想定したデータを作り込むことを考える方が現実的で
はないか。

出力もまだまだ問題がある。Macintosh の立ち上げと同じく、膨大なノウハウ
が蓄積されてきており、出力には普段それらを無意識に操らねばならない。し
かも、不景気のため「どんなデータでも受けます」と看板を掲げ、出力に問題
のあるデータは出力側で調整して出力するところまで出てきている始末だ。

Macintosh DTP が、未だにまともな完全データをつくれないユーザーのデータ
を受け付け、内部で処理をして出力するという慣習となんら変わりない。

Macintosh が為し得なかった、責任の所在を明確にして効率化を図るワークフ
ローは、一部のこうした心無い連中によって崩れていく。確かに経営も大変だ
ろう。しかし、こういう仕事の受け方が結局自分たちの首を絞めるということ
は、一番身にしみて知っているはずではないのか。

そうして、ノウハウは常に一部の出力側の人間だけに集約していく。出力自体
が受注産業として存在しているために、折角得たノウハウを生かしてソフトウ
エアの改良に結び付けたり、コストの削減や生産性の向上のためにワークフロ
ーを改善して、クライアントであるユーザーに提案するというところまでもっ
ていくことができない。

カラーマネジメントができるかどうかとか、そんな瑣末な事を議論する前に、
一番先にやらなくてはいけないことであるはずなのに。ユーザーにきちんとワ
ークフローを提示し、導いていくことはユーザーも望んでいるはずである。

「面倒な事をいうと客が逃げる」と考えているのであれば、それはユーザーを
馬鹿にしすぎている。そういう態度で「何でも受け付けます」と言っていれば、
「じゃあ、よくわからないけどとにかく渡せばいいんだね」となるのは当然で
あろう。

Macintosh という先例がありながら、その悪いところをそのまま受け継ぎ、し
かもビジネス分野という裾野の広がりによって「ワークフローが確立されてい
ないのでなんでもあり」が当たり前となっていくWindows DTP。

一般ビジネスユーザーを納得させうるだけのワークフローを、DTP は10年かか
ってもつくることができなかったのだ。もちろん、これはWindows DTP を伝え
ることができる立場にあった私も反省すべき点である。非常に残念だ。

こんないいかげんな「DTP」、特にビジネス向けが主流となっている「Windows
DTP」が本当に成長段階に入っているといえるのか? 私にはとても思えない。
そんな予測があるとすれば、出版・印刷業界だけが抱いている幻想だろう。

【せのくち・しょういちろう】
1971年生まれ。編集者。某誌でWindows DTP の連載を担当。すべてのご意見に
返事はできませんが、メールは ck7s-snkc@asahi-net.or.jp まで。
 
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■ニュース
知恵蔵裁判に注目を! ライン・ラボWebサイトが
被控訴人(朝日新聞)代理人弁護士内藤篤さんへの質問と回答を一挙掲載
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書籍の本文フォーマット・デザインに著作権は認められるだろうか? 認めら
れるとすれば、それは誰の権利なのだろうか? 認められないとすれば、本文
デザインにはどのような法的権利も存在しないのだろうか? 「レイアウト・
フォーマット」の著作物性の有無を問う日本で初めての訴訟の控訴審が、一審
提訴から4年余りを経て、いよいよ大詰めを迎えようとしている。(郡 淳一郎
『日経デジタルデザイン』99 summer号掲載文の冒頭部)

グラフィックデザイナー鈴木一誌さんが、朝日新聞社を相手どった、いわゆる
「知恵蔵裁判」も9月2日に結審する。郡淳一郎さんが上掲記事の執筆にあた
って、被控訴人(一審被告)・朝日新聞社の訴訟代理人弁護士である内藤篤さ
んに取材を申し入れ、書面で回答をもらった。Fax で取り交わした質問と回答
の全文を内藤篤弁護士の許可を得て採録する 。

http://www.linelabo.com/chi99714.htm#q&a

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■セミナー情報
(社)可視化情報学会主催、小学生のための夏休み無料体験教室
「さわって知るマルチメディア」
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<以下は主催者情報です>
マルチメディアでは、文字だけでなく絵や音なども組み合わせて表現すること
ができます。また、最近のインターネットの広がりによって、コンピューがよ
り身近なものとなりました。今や、インターネットを通して、大人もこどもも
世界中の人と音や映像を使ってコミュニケーションができる時代です。
可視化情報学会では、小学生を対象に、マルチメディアとインターネットにふ
れ、その楽しさを発見してもらう体験教室を開催いたします。夏休みの一日、
親子で新しいコンピュータ・アートに挑戦してみませんか?

平成11年8月17日(火) 午前の部 10:00~13:00/午後の部 14:00~17:00
会場:デジタルハリウッド
東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001Bldg.
人数:100名+同伴者(希望者のみ)
対象:小学4~6年生 参加:無料
主催:可視化情報学会
協力:デジタルハリウッド
The Multimedia School/The Internet School

親子向け講演会:「コンピュータを通しての自分らしさとの出会い」
         苅宿 俊文 (大東文化大学文学部教育学科専任講師)
子供とコンピュータの出会い、そして将来的な可能性について、体験講習で用
いる再構成型描画ソフトウェア「脳の鏡」による実例などを通してわかりやす
く解説する。デw"定アプリケーション:「脳の鏡」ほか

体験教室:「インターネットとマルチメディアの体験」
     学習環境デザイン工房(デジタルハリウッド研究所)ほか
1人1台のコンピュータと「脳の鏡」による作品づくりやインターネットホー
ムページの体験を通して、マルチメディアの表現法、情報の見方を伝える。ま
た、ネットワーク上での作品発表や、遠隔地とのマルチメディア通信を実際に
行い、情報通信の即時性、インターラクティブ性を子どもたちが実感する機会
となる。使用予定アプリケーション:再構成型描画ソフトウェア「脳の鏡」他。

講演:「マルチメディアで世界とつながる」
    鶴谷武親(デジタルハリウッド・サンタモニカ校代表取締役)
最新の通信技術・デジタルメディアによる表現技術がどのように進んでいて、
それが私たち身近な生活にどのように関わっているか、また、本当に、マルチ
メディアで国境がなくなるのか、具体的なアプリケーションの紹介を交え解説
する。

作品発表会:最後に児童の作った作品を発表

講演者:苅宿 俊文(かりやど としふみ)
大東文化大学文学部教育学科専任講師/可視化学会会員
デジタルハリウッド研究所主任研究員
1980年代より、公立小学校教諭として、コンピュータを取り入れた教育実践に
取り組み続け、港区立神応小学校での活動実践が、NHK 教育テレビ「教室にや
ってきた未来」などで紹介される。
「メロディーサーフ」(TDK)、「絵本物語全4巻」「おとうさんといっしょ全4
巻」(NHKネットワーク・ヘッドオフィス)、「再構成型描画ソフト・脳の鏡」
(三谷商事)等多くの教育ソフトウェアの開発に参画する一方、文部省「マル
チメディア時代に対応した文教施策に関する懇親会」、文部省地域電子図書館
構想検討委員会委員、文部省学習用ソフトウェア研究委託調査研究委員、可視
化情報学会会員、日本ミニバスケットボール連盟常任理事などを務める。
著書に「子ども・コンピュータ・未来」、「コンピュータのある教室」他。

申込方法:下記宛まで電話にてお問い合せ。定員に達し次第締め切り。
tel:03-5281-9221(デジタルハリウッド東京校)

メールにてお申込み頂く際は、下記のフォームにてご返送ください。選択枠に
ついては該当枠以外を消去ください。なお、デジタルハリウッドでは 8月15日
まで、都合により、メールでのお問い合せに対する返信ができなくなります。
お申込みは承りますが、申込の確認が15日以降になりますことを予めご了承く
ださい。
Mail:dh@dhw.co.jp
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  <8月17日「さわって知るマルチメディア」申込>
●お子様の氏名:
●フリガナ:
●ニックネーム(インターネットに作品を掲載する際に、本名以外を
希望のお子様のみ)
●参加希望:(□午前の部10~13時 /□午後の部14~17時)
●性別:(男/女)
●小学校名:(   小学校)
●学年:( 年生)
●住所:
●電話:
●FAX:
●E-mail:
●保護者の同伴:(お父さん/お母さん/ご兄弟/なし)
 小さいお子様には、なるべく保護者の方がお付き添い下さい。
●どちらでお知りになりましたか?(   )
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■編集後記(8/9)
・ひさしぶりに夏休みがやってくる。フリーになってから本気の休みなんてな
かったと思う。しかし、今年は本物の夏休みだ。デジクリの休みの前半はまだ
編集の仕事を引きずっているが、後半は本当にフリーだ。たまった本やビデオ
の整理にまる3日。MacintoshとOASYSのデータ整理に1日。手にいれたばかり
のクロスバイクで遠出に1日というところか。楽しみだなあ。今日昼過ぎに南
の空に、弧を描かない虹が出ているのを見た。瑞兆だとよいが。(柴田)

・広島に転勤した弟から電話。「DTI めっちゃ早いで。」体感速度が、わたし
が現在利用している常時接続よりも早いらしい。テレホタイムであっても、で
ある。別の常時接続を利用したことがあって、この常時接続でもかなり早いほ
うだと満足していたのだが、上限3500円のダイアルアップに負けるとはどうい
うことなのだ。おい~。広島が早いだけなのか? 誤解が誤解を生んで螺旋階
段の途中で立ち往生。思春期並みの胸の重みとしこり。偶然。連鎖。いいこと
もいっぱい…のはず。ラリホー。(hammer.mule)
http://www.dti.co.jp/

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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