[0439] ヲタクであることの普通さ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0439   1999/10/12.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 14223部
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 <そうはイカのなんとか>

●デジクリトーク
 ヲタクであることの普通さ
 海津宜則

●デジクリトーク
 フォントスーツケースがぶっ壊れて大騒ぎ
 中嶋かをり
 
●デジクリWEB案内
 噂の真相WEBオープン
 


■デジクリトーク
ヲタクであることの普通さ

海津宜則
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柴田編集長は読書家だ。編集後記を読んでいると、ジャンルは問わない、どこ
からでもかかってきなさい的スタンスである。頭が下がる。実は私も本は好き
なのだが、イカンセン偏っている。推理、SF、歴史、エッセー、童話あたり
が守備範囲である。特にこだわりはないのだが、間違っても恋愛小説は読めな
い。なんたってモテたことがないのだから実感出来るはずもない。だいいち、
人の恋路を読みふけっても面白くない……と、いうヒガミである。

ロマンスがダメなら、純文学系はどうかと尋ねられると、頭が悪いので理解出
来ないと答えるしかない。情けないものだ。というわけで、少し強引に整理し
てみると、柴田編集長は読書ヲタクだが、私はヲタクな読書家ということにな
るのだろうか?

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヲタクというと、何故かコンピュータを想像する人が多いようだ。しかし、実
際には、コンピュータとは無縁の一般社会にも立派に生息していたりする。む
しろこの方が圧倒的に多いはずである。辞書的には、ある分野・物事・状況な
どに異常に詳しい人を指す俗語となっているから、当然と言えば当然だ。辞書
的に素直に解釈すれば、取り立てて騒ぎ出すほどの人間像ではない。しかし、
新聞沙汰になるヲタク達と言えば、どういったわけか、ビデオやLD、CD等
の収集家と相場は決まっているようだ。AV関係の収集癖があるから犯罪に走
る的な、一部マスコミのステレオ報道にはちょっと理解に苦しむが、人間は大
なり小なり収集癖があるのではないだろうか。

さて、実は私も割と(いや、大分、いやいや、相当)収集癖があったりする。
LPレコード(死語)は、内外のロック系を200枚ほど持っている。ただし
プレーヤー(これまた死語)は持っていない。また、ビデオもディズニー、ア
クション、SFなどを50本ほど所有している。まっ、大した数字ではない。
いままで買ったパソコンが30台、プリンタが20台……と、白状したほうが、
よっぽどスリルとサスペンスに満ちているかもしれない。が、この程度の数で
は、まだまだ序の口だろうか?

ビデオと言えば、レンタルすれば安上がりなのに、わざわざ買う意味とはなん
なのだろうと自問自答してみた。公式見解は、『良い映画はなんども見てみた
い』なのだが、思いっきり説得力に欠ける。実際あまり真剣にコノ理由を考え
たことは無かった。私のコレクションの大多数は……。

『ここでビデオを買えば、駐車料金がチャラになる!』

という理由の上に立った衝動買いなのである。欲しいビデオがなければ音楽C
D。それもなければ書籍か文房具……単に貧乏性なだけだが、なんとも主義主
張のない行動である。駐車料金を支払うより、モノに支払ったほうが良いとい
う小市民的生活術なんて言ったら怒られるだろうか。と言ってもティーバッグ
1個をヤカンに入れて、グラグラ煮込んで『はい!』紅茶20人前!……まで
には至っていない。頑張らねば……。

ところで、ビデオ販売されている懐かしのTV映画シリーズを、購入しようか
と考えた方は多いのではないだろうか。実は私もその一人である。しかし、先
の『駐車料金がチャラになる店』には残念ながら置いていない。ならば専門店
に出かけて、という太っ腹な行動に出られない自分が情けない。

さて、私にとって懐かしのTVシリーズの一つと言えば、コンバット(ゴキブ
リ取りではない)である。TVシリーズ『コンバット』は、紛れもなく戦争映
画だが、その戦闘シーンではなく、人間ドラマとしての部分が今、なんとなく
もう一度見たくなったのである。その衝動のほとんどは、単なるノスタルジー
(ノスタル爺とも言う)から来ているのだが、実は放映当時の私は、妙にこだ
わった見方をしていたヲタクであったと言うことも、もう一度見したい理由の
一つである。

例えば、『敵の戦車だ!』という台詞の次に画面に写るドイツ戦車らしき車両
が、予想通りにウォーカーブルドックやシャーマンに鍵十字をマーキングした
だけの場合は、深読みして納得したりしていた。

『あっ、そうね。ぶんどり品ね。そのわりにはマーキングが綺麗過ぎるが』…
…と。いきなり、反則技とも思える危ない発言である。

ところが、『タイガー戦車だ!』で登場する車両が、ウォーカーブルドックや
T-34では納得るはずも無かった。シャーマンのタイガーっていう笑えない
設定が一番多かったと記憶している。これは、ミゼットをボルボと言い切るぐ
らい無理のある世界だ。

しかし、まだ『パンサーだ!』という台詞なら取りあえず納得していた。なぜ
なら、タイガーは重戦車。パンサー、シャーマン、T-34は中戦車。ウォー
カーブルドックに至っては軽戦車だからである。もう、ここまでくると素直に
鑑賞するのではなく、粗探しに走っているのである。悲しいヲタクの性?

いやいや、解っているのである。敗戦国の軍事車両の本物なんて存在していな
いのを。だいたい、普通の人にはこんな見分けなんて付くはずもない。つまり
私はいつの間にか戦車ヲタクになっていたのである。し、知らなかった。

もっとも、私はヲタクは悪い言葉だとは思っていない。例えば、評論家という
のは、その道のヲタクでなければ務まらないはずだ。と、考えるとあながち悪
い言葉とも思えないのではないだろうか。ただし、その場合は『ヲタク』では
なく、正しい表現の『オタク』を使うのがマナーだが。

余談だが、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を舞台にした映画の中で、ノルマ
ンジー上陸以降の設定では、ドイツ兵の服装は物資不足で相当ラフのはず。た
とえばブーツはほとんど供給されずに、米兵のような短い靴(今で言うと工事
現場の靴のようなもの)であり、詰め襟ではなくて開襟襟が主流だったはず。
そして極めつけは、ヘルメットのワッペンはほぼ無いに等しかったはず。手榴
弾も例の棒付きのではなく、パイナップル型(米軍の狩猟団のような形)がメ
インだったはず……などとイチイチ気にして見ていると、映画は突然滑稽なシ
ョーとなってしまう。

余談ついでに……史上最大の作戦という映画の中に、マザーテレサが出ている
の知っている私は、相当ヤバイかもしれない。もちろん当時の若かりし頃のテ
レサを演じた女優だが。あっ……いかん……ヲタクのボルテージが上がってし
まった。……と言うより、ここまで来たら相当危ないエリアに入っていること
だけは確かだ。

別に戦争映画が好きなのではない。実際、近年のリアル描画の戦争映画は敬遠
している。あまりにリアルなので登場人物に感情移入してしまうからである。
ただし、登場人物と言っても主役ではなく、屍側にである。例えば、一部の国
で社会問題にまでなったスピルバーグの『シンドラーノート』の狂気の世界の
リアル描写は、私を三日三晩苦しめた。私にとって映画とは『これは、映画な
んだ!』という壁のような部分があったほうが、リラックスできるからだ。

よくある話で言うと、気分転換のつもりではじめた麻雀が、南の二局で熱くな
り、気が付けば夜が明けていた。という所謂『徹満ダッシュ!』では、本末転
倒である……というようなもの。と、言えば理解していただけるだろうか?

妙な事を知っているが故に、アクション映画の1ジャンルである戦争映画を、
エンターテイメントとして素直に鑑賞出来ない私は、ある意味で不幸なのかも
しれない。実際、現実世界では、知らない方が幸せという事が多いのではない
だろうか。知ってしまったが故に不幸が待ち受けていたという経験は無いだろ
うか? 生涯何一つ苦労せずに、幸せいっぱいの人生を全うした人などいるは
ずもない。などと、話をすり替えると脱線し過ぎだろうか?

例えにヲタクを利用したのがまずかったのかもしれない。では、『ヲタク』を
『こだわり』に、『モノ』を『精神』に置き換えてみたらどうだろうか? 誰
にでも、これだけは譲れないという『こだわり』があるはずだ。その『こだわ
り』は個性や生き様に反映しているはずである。もっとも、こう書くと、『私
はこだわりなど持っていない』という方が出てくるはずだ。当然である。でも
それは、『こだわり』を待たないという『こだわり』に他ならない。と言った
ら屁理屈と思われだろうか。しかし、私は真面目にそう考えている。

結局、ある人のこだわりの世界に、中途半端なモノは通じないということでは
ないだろうか。ところが、幸いなことに、すべての人が同一のこだわりをもっ
て生きている訳ではないという逃げ道が用意されている。神様は粋な計らいを
したもんだ。当たり前だが、実は、これが世の中を円滑に動かしている要因の
一つなのではないかと、個人的に感じている。

何故なら、すべての人がすべての分野・物事・状況などに異常に詳しいとした
ら、世の中はホラー映画より怖い世界になってしまうのではないだろうか? 
いやいや、多くの人が流行の同じ趣味と価値観を抱いて、その方向しか見てい
ないという事だけでも、私にとっては充分に、ホラー映画を見ているような世
界である。つまり、流行を取り入れて消化するのではなく、無条件に振り回さ
れてしまうコトを……と言えば解りやすいだろうか? 流行モノは、月満つれ
ば則ち劃くも早い、ということを繰り返してきたはずだ。

【かいづ・よしのり】グラフィックデザイナー/イラストレーター。
http://www.kaizu.com
mailto:yoshinori@kaizu.com

・いや、わたしはもはやむつかしい本は読めなくなっている。昔買った本の内
容がもう理解できない。だから、最近は文庫か漫画を専攻している。読書家と
いわれると恥ずかしい。今回の関西行きで、往復の新幹線で読んだのは「実録
刑務所のなか」(宝島社文庫)と、若い友人がコレ面白かったから、と送って
くれた「陰陽寮」(富樫倫太郎)だった。むかし新幹線が雪で動かなくなった
とき、車中のわたしは「文芸春秋」1冊を読み尽くしたことがある。(柴田)

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■デジクリトーク
フォントスーツケースがぶっ壊れて大騒ぎ

中嶋かをり
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前回寄稿したときは、G3ボード初期不良で大騒ぎしていたわたくしですが、今
回はフォントスーツケースで大騒ぎしてしまいました。やれやれって感じなの
で、その様子をレポートいたしましょう。

さて先日(といってももう3カ月ほど前)、私はOSのバージョンを上げました。
ATM Deluxe 4.5とMac OS 8.6を注文し、手元に届いてはいたのですが、仕事の
忙しさにかまけてほったらかしにしていたのです。これではいかん、というこ
とで、仕事が一段落したのをいいことに(というか逃避したとも言う)、
それまで使っていたMacOS 8.1環境をアップデートすることにしたのです。 

その時の環境をCD-Rに焼いてから、新規インストールでゴーゴー! 使ってい
たINIT/CDEVの類いも移植するなり再インストールするなりして、8.5以降対応
用パッチも当てました。で、ATM4.5もさくっとインストールし、使い始めたわ
けです。

心配していたほどのこともなく、平穏な日々が過ぎ……て行くかと思われたの
ですが、そうはイカのなんとか。ある問題が起きてしまったのです。それは、
「フォントスーツケースが次々とぶっ壊れる」という現象です。 

わたくしはDTPをナリワイとしております。昨日の続きをしようと思ってQuark
XPressのファイルを開くと、「ドキュメントに使ってるフォントがシステムに
無いけどどうするね」とQuarkXPress が言ってきます。「おや? 無いっての
はどのフォントざんすか!」と尋ねると、「Timesだがね」とか「Helveticaだ
でよう」とか言います。 

そんなハズはないでしょう! そーいう「もーあってアッタリマエだよ、だっ
てプリンタに元から入ってるんだもんねフォント」は、1つのスーツケースに
まとめて、デフォルトでつけているでしょう!と不審に思いながらATM を開く
と、「このスーツケースは破損してるけんダメじゃけん」と言われてしまうの
です。

最初は、「ふふーんまたATM は壊れてもいないスーツケースを壊れていると言
っているわね(ATM Deluxe 4.03ではそういうことがときどきあったのです)。
でも4.5 からはそういう破損マークはとれるようになったんだもんね!」と鼻
息も荒く破損マークを取ろうとしたのですが、これがうまくいかないのです。

はて、とファインダに戻ってそのスーツケースを直接開いて確かめようとする
と、エラーを起こして開けないんであります。そうです。ATM Deluxeが悪いの
ではなく、ほんとうにスーツケースが壊れちゃっているのです。

でも、始めのうちは自分が何か悪いことをしたのだろうと思って、バックアッ
プからそのスーツケースを入れ替えて使っていました。しかし、なんか知らな
いがこの現象がたびたび起こるのです。しかも壊れるスーツケースは決まって
いるわけではなく、いろいろなものが壊れるのです。しかも始末の悪いことに
は、いつもいつも必ず壊れるわけではなく、気まぐれに壊れるのです。 

スーツケース内のビットマップに異常があるのかも知れぬと思ったわたくしは、
ひとまとめにしていたスーツケースをフォントごとにバラしてみたり、ATM を
再インストールしてみたり、初期設定から何から捨ててセットを新しく作り直
してみたりしましたが、それでもTimesだのOptima だのなんだのかんだの、着
々と壊れていってしまうのです。

あきれ果てたわたくしは、てっきりこれはATM のせいだと思いました。フォン
トに関係があって新しくなったものといえば、ATM Deluxe 4.5が最初に念頭に
浮かんだからです。そこでアドビのサイトへ行っていろいろ探してみましたが、
該当するような情報は見当たりません。うーむ。 

そこで、いままで一度も使ったことの無かったユーザーサポートに聞いてみる
ことにしました。あの「一度使ったらそのときから90日間はタダでサポート
だよ」ってやつです。一度電話して、サポート番号をもらってから、もう一度
電話をかけ直します。ピポパ。 

で、これこれこーでこーなんです、環境はコレコレでー、他にそういう症状報
告はあるのでしょうか、それともコレはアタシだけなんでしょうか、と申し述
べたのです。しかし、サポートのデータベースには他にそういう症状が見当た
らないと言われてしまいました。ただ、似たようなケースはあるけれども、そ
れはOS依存の問題のようなので、OSのバージョンを8.5 に戻すとよいようだと
いうことでした。 

ここのやりとりでちょっともめたのですが、結局8.5 に戻すと確実に直るのか
?という問いに対しては「戻して様子を見てくれと言ったお客さんからはその
後報告が無いので直ったものと思われる」という、ちょっと頼りないお返事で
した。

さて困った。8.5ってことは、8.5を入れたらそのあと8.5.1 にパッチをあてた
りしてまたやり直しかー? いやちょっと待てよ。ATM Deluxeに原因があるの
じゃなくて、OSに原因があるんだったら……。 

前に原因を探していたときは、ATM Deluxeが原因だと思っていたので、問題解
決のヒントになりそうなサイト(Macintosh Newsとかね)を探すときのキーワ
ードをそれ中心にしていたのです。そこで、こんどはスーツケースとか8.6 中
心に検索し直すことにしました。同時に、自分のサイトの掲示板にも「タスケ
テー」という書き込みをしておいてから探しにかかりました。

すると! まさに! これが原因か! と思われるものがあったのです。それ
がFontManagerのアップデート(当時はまだ北米版のみ)でした。 

探し当てた記事の内容は「Mac OS 8.6から、Mac OSは起動時にスーツケースフ
ァイルをチェックしに行って、あるリソースがないものにそれを付け足そうと
いう動作をするようになったみたい。そのときにスーツケースをぶっ壊しちゃ
うことがあるよ。それに対するアップデータがFont Managerのアップデートだ
よ。でも今アメリカのApple のサイトにしかなくて北米版のみ対応となってる
よ。でも日本語版に入れてみたけど大丈夫みたい。

(記憶に頼った超いいかげんな要約であります。なおこのアップデータは、現
在は日本のサイトにも日本語版用がちゃんとあります)」ということです。め
ちゃめちゃ思い当たるじゃん!
http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/font_manager_update.html

これだ、きっとこれだ!とそれを落としてきて、念のため自分のサイトをチェ
ックすると、親切な友達が「Font Managerじゃないの? アップデータはどこ
そこにあるよ」と教えてくれています。やはりそれか!

で、そいつをインストールしてみたところ、問題はみごとに解決し、全然壊れ
なくなりました。まさにそれが原因で、ATM Deluxeは悪くなかったのでした。
めでたしめでたし。

その後、帰ってきた夫に「いやあ今日はコレコレこーいうことがあってね」と
話していたら、「それはアドビのサポートの人にも教えてあげたほうがいいん
じゃないの? それが世のため人のためだよ」と言われ、そのときは「おお、
ほんにその通り」と思ったのですが、次の日起きたらてっきり忘れてしまい、
今に至るまでサポートに連絡していません。すみません。ATM Deluxe 4.5には
全く問題ありませんでした(この件に関しては。でもモリサワ以外の和文 OCF
フォントをATM管理していると、Acrobat Distiller 4.0でフォント認識してく
れないのはかなり困るんですけど)。

【なかしま・かをり】エディトリアルデザイナー。1963年生まれ。東京学芸大
学美術教育学科卒業。いくつかのデザイン会社を渡り歩き、書籍・パンフ・広
告・販促物・企業のDTP サポートなど来た仕事はなんでもやった。結婚を機に
(専属のシステムサポート要員である夫を入手したため)独立。現在は主にペ
ージもののデザインと企業サポートを中心に、できることは何でもやっている。
NIFTY-SERVE FGRAPHIC Sub-SysOp。日本エディタースクール非常勤講師。・綜
「実用QuarkXPress4J」「DTPブッシュナイフ」等。
http://www.ss.iij4u.or.jp/~bizarre/
mailto:bizarre@ss.iij4u.or.jp

・デジクリコラムは、原則として1日2本としている。前の週に、翌週のコラ
ムを用意しなければならない。レギュラーさんは掲載前の日が原則締切だが、
(もちろん当日昼になっても来ないことが稀にある)スペシャルさんのは仕込
んでおく)。在庫(?)が心細くなって、原稿集めに必死のわたしは「中嶋さ
~ん、さいきんトホホな話、あるんでないかい」とメールを打つと、返事と一
緒に原稿が届いてしまうという本当にありがたいお方。感謝。(柴田)

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■デジクリWEB案内
噂の真相WEBオープン
http://www.uwashin.com/top.html
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わたしの大好きな(読み捨て)雑誌のひとつ「噂の真相」が、ようやくWEB サ
イトをオープンした。これがなかなかの充実ぶりで、モニター上でしばらく読
みふけったが、黒地に白のベタ組み、行間なし、改行少ないとあって、読みに
くいったらありゃしない。目が疲れる~。

バックナンバー20年分を全部テキスト化するというご苦労さん。バックナン
バーは記事検索が可能である。だが、ただで記事が読めるわけではない。1特
集につき250円。PDF形式のデータをダウンロード販売する。購入方法は
現在はビットキャシュのみ。

「最新情報」はもちろん雑誌より早いネタなのだろう。10月9日付けで3本
あった。「編集スタッフ日記」は、逮捕の近い(笑)岡留編集長を中心にした
身内の話。「今月の最新一行情報」はNG一行情報集で、真偽不明の怪しい情
報のオンパレード。ウラがとれずに落ちた情報なのだろう、奇想天外なのもあ
っておもしろい。別に「一行情報NG集」というのもある。まさに門外不出の
名誉毀損もの(笑)。

「インターネット裏最新情報」「magazine裏最新情報」などは紙面とは別の最
新情報らしい。WEB 更新の頻度がわからないが、ここにはおもしろ怪しいネタ
が集まっているので、たびたび覗く必要があるかも。「マスコミが取り上げた
噂の真相」は、同誌の後追い記事を掲載したマスコミの記事紹介のほか、岡留
編集長の新聞連載などが再掲載されているようだ。

「噂真メールマガジン」というのもあって、最新号目次のほかニュースが随時
届くという。これは無料だ。とにかく、噂真WEB は面白いけど読みにくい。い
まどき珍しいくらいの不体裁。なんとかしてくれ。

・じつは創刊まもないころの噂真に、わたしも6ページほど、広告業界とモデ
ルに関する記事を書いたことがある。いま思うとじつに軽率な内容であったが。
その後はその傾向のライティングはやめて、専門分野の本作り(CMの作り方
とかCMの特撮のしかけとか。よその出版社から出した)に入り、その興味が
CGにつながり、ペイントボックスの画像処理を経由してDTPの今日に至る。
あっち方面の専門家にならなくてよかった?(柴田)

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■編集後記(10/12)
・9日の土曜日の午前中にハマムラデスクとデートしようとしたが、どうやら
徹夜続きでダウンのご様子。ゆっくり朝寝して、朝食バイキングをたらふく楽
しんで(ハートンホテル西梅田はおすすめ! 安くて快適)阪急で京都へ。こ
こにもカウボーイハット、ガングロ、高層ポックリのバカ娘がいっぱいいた。
リサーチパークで開かれたCTPセミナーで4時間勉強したが、思わぬところ
で知り合いが。ディジタル・イメージの伊藤範蔵さんだ。この人とは、前に大
阪で開かれた著作権の会合でも会った。勉強熱心な方。お互いに。(柴田)

・デートはお流れ。すみませんです~。噂真…。ううむ。そちらに行かれなく
て良かったです。 私の順位。書店、レコ店、パソコン・家電店、文具店。お
洋服やアクセサリー、化粧品にもう少し興味があってもいいのではないかと思
う今日この頃。(hammer.mule)

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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