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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0466 1999/11/13.Sat発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 14344部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
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<君たちがいて僕がいた>
●デジクリトーク
CGで復活した忍者映画
十河 進
●セミナー案内
日本語の文字と組版を考える会 第17回セミナー
組版が立ち現れるまでに~明解日本語文字組版再構築
●展覧会案内
叶雅生個展「quiet lips」
●公募案内
マルチメディアコンテンツOSAKAグランプリ応募締め切り迫る!
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0466 1999/11/13.Sat発行
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CGで復活した忍者映画
十河 進
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■デジクリトーク
CGで復活した忍者映画
十河 進
───────────────────────────────────
「梟の城」(1999年・東宝)を見てきた。30年近く前に読んだ小説だっ
たが、登場人物も物語もよく憶えていた。しかし、木さるはあんな可哀想な役
だったかなあ。火野正平が久しぶりにがんばっていたのはうれしい。
今村昌平と大岡昇平と火野正平にあやかって、長男を尚平と名付けた。世界的
な映画監督と硬骨の文学者と女たらしの俳優である。父親は自分の果たせなか
った夢を息子に託す。火野正平のように女性にもてることを願って名付けたが、
どうも親に似てしまったらしい。
ところで「梟の城」は、アクションシーンにもっと凝ってもらいたかった。篠
田正浩監督は松竹ヌーヴェルヴァーグ派と言われた若い頃、司馬遼太郎の「奇
妙なり八郎」という清河八郎を主人公にした短編を「暗殺」(1964年・松
竹/丹波哲朗主演)というタイトルで映画化している。狭い路地での暗殺シー
ンを手持ちカメラで撮ったショットが斬新だった。
「梟の城」(1959年刊行)は、司馬遼太郎がまだ時代小説家(後に司馬さ
んは歴史小説家になり、国民作家ともてはやされる)だった頃の忍者小説で、
直木賞を受賞(1960年)した。忍者を主人公にした長編は他に「風神の門」
(1962年刊行)がある。こちらはNHKが連続ドラマ(1980年・三浦
浩一主演)にして放映した。
時代小説と歴史小説を、僕は個人的に分けて考えている。森鴎外に「澁江抽斎」
という究極の歴史小説(史伝)があるが、基本的に歴史小説とは実在の人物を
描き、史実にそって物語が進展するものだと思う。時代小説は、架空の主人公
が登場し、史実は踏まえつつも自由奔放なストーリーで楽しませてくれるもの
と考えている。昔は伝奇小説と言われたジャンルに近い。
新進の時代小説家だっだ司馬遼太郎は、1960年から1961年にかけて忍
者ものをけっこう書いている。「最後の伊賀者」「忍者四貫目の死」「伊賀の
四鬼」「飛び加藤」「果心居士の幻術」などなど(その頃、僕は白土三平の忍
者漫画で「飛び加藤」や「四貫目」と出会った。伊賀の四鬼の残り二人は誰だ
ったろう)。
1962年5月からは、名作「新選組血風録」の連載が小説中央公論で始まっ
ている。同年6月からはサンケイ新聞に「竜馬がゆく」連載開始。11月から
は週刊文春に「燃えよ剣」の連載が始まる。戦国もの4部作の最初の長編「国
盗り物語─斎藤道三」が刊行されるのは1965年である。
司馬さんが忍者ものを書いた時期は短い。その後、幕末ものから戦国ものを中
心にして書き続け、「殉死」(1967年刊行)をきっかけにして明治ものま
で手がける。
やがて、その筆名の元になった(司馬遷を望んで遼かに及ばず)司馬遷の「史
記」の世界に挑戦する。「項羽と劉邦」(1980年刊行)である。
「国盗り物語」がNHKの大河ドラマとして放映(1973年)されたことが
ある。司馬さんの戦国ものすべてを使ったようなドラマだった。メインはもち
ろん「国盗り物語」だが「新史太閤記」「功名が辻」「尻啖え孫市」「覇王の
家」「梟の城」などの主人公たちが交錯した。
斎藤道三は平幹二郎、信長は高橋英樹、光秀は近藤正臣、秀吉が火野正平、山
内一豊の妻お千代を樫山文枝、孫市は林隆三、そして「梟の城」の主人公・葛
籠重蔵を「太陽にほえろ」のヤマさんこと露口茂(彼の代表作は1964年の
日活作品「赤い殺意」か1967年の「人間蒸発」だと思う)が演じた。
「梟の城」は、「忍者秘帖・梟の城」(1963年・東映)として一度映画化
されている。監督は工藤栄一。葛籠重蔵は大友柳太朗が演じ、今回、鶴田真由
が演じている小萩(清楚な佳人タイプ)は高千穂ひづるだった。
男勝りで積極的かつ奔放な方のヒロイン・木さる(葉月里緒菜)を演じた女優
の記憶が不鮮明なので、しらべてみたらどうも本間千代子らしい。舟木一夫の
学園もので、セーラー服を着てヒロインをやっていた、あの本間千代子である
(「君たちがいて僕がいた」のヒロイン。吉本新喜劇のチャーリー浜の持ちネ
タではありません)。
工藤栄一の映画は、逆光を使った印象的なショットがかならず挟まれる。代表
作「十三人の刺客」(1963年・東映)のタイトルから「映像の刺客」とか
「逆光の魔術師」などと呼ばれたこともある。
「忍者秘帖・梟の城」もモノクロームの夜のシーンが印象的で、森の中での忍
者たちの闘争が見事なライティングで浮かび上がる。何十年も前に一回見ただ
けだが、未だに鮮明に映像が思い出せるのは凄い。
「忍者秘帖・梟の城」のシナリオを書いたのは池田一朗。フランス文学の助教
授からシナリオ作家になり、名作「にあんちゃん」(1959年・日活)を書
いた人だ。日活で石原裕次郎主演の映画などをずいぶん書いているが、後に隆
慶一郎と名乗り時代小説の名作を残した。
ちなみに「十三人の刺客」の方のシナリオライターは池上金男。後に「四十七
人の刺客」で時代小説家としてデビューする池宮彰一郎である。この小説のタ
イトルは、自らの代表作をなぞったもので、ストーリーの構造や決めゼリフも
「十三人の刺客」から再利用している。
「今の時代に人を斬った侍などおらぬ。人と人とが命をぶっつけあって闘うと
き、そこに何がおこるかはわからぬ」とか、「おぬしたちの命、使い捨てにい
たす」とか、「策はある。まだ策はある。策がのうてはかなわんのだ」とか、
映画のセリフがそのまま小説に使われている(何度も見たので覚えた。そらで
書いたけど、大きく間違ってはいないはず)。
人数が約3倍半になった分だけ、小説は評判になり市川崑監督が映画化した。
「十三人の刺客」は知らなくても、高倉健が大石内蔵助をやった「四十七人の
刺客」(1994年)は知っている人が多い。(宮沢りえも出てたしね)
さて、ここまで書いてきて、どっちへ行こうかと迷ってしまった。篠田正浩の
話にいくか、司馬遼太郎の話から「新選組血風録」の話→大島渚の「御法度」
→「燃えよ剣」→新選組について、と発展させるか、あるいは「御法度」→衆
道→ホモセクシャルと迂回する変則的な発展もある。
(柴田編集長が最初に手がけたWebマガジン「Wonder-J」の連載コ
ラムで「土方歳三のイメージの変遷に見る新選組の認識」と題して土方歳三を
演じた役者の変遷を見ながら、新選組に対する日本人のイメージの変化を考察
したことがある。昔、柴田さんとは「新選組同好会」を結成していた)
はたまた、工藤栄一→逆光シーン→「傷だらけの天使」と「必殺シリーズ」→
「ユコハマBJブルース」の時にインタビューした話、と進むのもありか。い
やいや「十三人の刺客」についても書きたいことはいっぱいあるぞ、という調
子である。
時代小説において、主人公を慕うヒロインは通常ふたつの類型に分類されるが、
それはなぜであり、どういう需要のもとにパターンが形成されてきたのか、最
終的には清楚タイプと主人公が結ばれることが多いのは、背景に男性社会の価
値観が根強くあったからではないか、最近はどう変わってきたのかを社会的に
考察するのも面白そうだ、などという考えも浮かんでくる。
(時代劇のパターンとして登場するふたりのヒロインタイプ、清楚で奥ゆかし
い佳人タイプと奔放で野性的なヴァンプタイプについての分析および考察も、
「時代劇におけるヒロイン像比較論序説」というタイトルでWonder-J
で書かせてもらった。当時の筆名は藤川五郎でしたけど)
なんてことを書いていたら、もう3000字近くになってしまった。これでは、
まるで誌面(?)を埋めるためにらちもないことを書いているみたいではない
か。まあ、今回は「日刊デジタルクリエイターズ」というマガジン名の顔を立
てて(?)少しデジタルの話に振って終わりにさせてもらおう。
篠田監督は時代劇の割合多い監督だ。明治時代の「舞姫」(1989年)や戦
争直後の「瀬戸内少年野球団」(1984年)などもあり、同時代を取り上げ
た作品の方が少ないかもしれない。古代を舞台にした「卑弥呼」(1974年)
なんて作品もある。
葉月里緒菜の映画デビュー(ドラマデビューは、1993年4月~6月放映の
「丘の上の向日葵」)だった「写楽」は1994年の作品で、デジタル技術が
かなり使われている。今、時代劇を本当らしく作るためにはCGが欠かせない。
電線消しといった単純な作業も含めて、自然の風景を作るためにCGを使うの
である。
「梟の城」もかなりCGが使われている。デジタル系のスタッフ名がたくさん
クレジットされていた。「インフェルノコーディネーター」という肩書きの人
もいたから、CM業界御用達のインフェルノも使っているのだろう。コマーシ
ャル・フォト11月号では「インフェルノ」を特集している。
有名な話だが、忍術映画ができるきっかけになったエピソードがある。芝居の
途中でフィルムチェンジになり、役者たちはそのまま待っていなければならな
いのに、ひとりがトイレに行ってしまった。それに気付かず撮影しつなげてみ
たら、いきなり人が消えてしまう。こりゃいける、というので「児雷也」シリ
ーズなどが作られ始めたという。
「瀬戸内少年野球団」のときの話。季節はずれで桜は咲いていないが、ロング
ショットで桜が満開のシーンを撮らなければならない。そこで、美術スタッフ
はもちろん、スタッフ・キャスト全員で紙で桜の花びらを作り、桜の木に貼り
付けて満開にしたという。
その時代から考えれば、デジタルテクノロジーは凄い。やっぱり便利になった
んでしょうね。個人的には、みんなで桜の花びらを夜中まで作ったという話の
方が好きですが……。夏目雅子が桜の花びらを作っているところなど想像する
と、いいなあと思ってしまう。
梟の城ホームページ
http://www.fukurou.com/index.html
【そごう・すすむ】DG@genkosha.co.jp http://www.genkosha.co.jp/dg/
玄光社勤務。現在は季刊DG(デジタルグラフィ)編集長。前回「カタルシス」
と書くつもりで「カタストロフィ」と書いてしまった。ドラマがカタストロフ
ィを迎えることによって、観客はカタルシスを感じるわけですね。恥!
・まえに十河さんが秘蔵していたテレビの「新選組血風録」VTRを借りた。
栗塚旭や島田順司、左右田一平なんかが出ているモノクロのやつ。学生時代に
熱中したおぼえがある。すると時代劇なのに「ライバル」なんて言葉がでてき
て思わず笑ってしまった。いい時代であった。ヤフーで「梟の城」を検索した
ら、1561件がヒット、なんじゃこれは? (柴田)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■セミナー案内
日本語の文字と組版を考える会 第17回セミナー
組版が立ち現れるまでに~明解日本語文字組版再構築
http://www.pot.co.jp/moji/
───────────────────────────────────
<以下は主催者情報>
「日本語の文字と組版を考える会」は、鈴木一誌氏の『ページネーション・マ
ニュアル』に共感した仲間たちが始めた会である。2カ月に一度の公開セミナ
ーを軸に、この3年間、文字と組版を取り巻く様々な事象と取り組んできたが、
セミナーを中心とした活動形態を見直す時期に来たと判断し、そろそろひとつ
の区切りをつけようということとなった。
そこで今回は原点に立ち返り、先頃発刊された『明解日本語文字組版』(玄光
社「印刷ガイドブックDTP実践編」)を中心に、日本語文字組版と正面から
取り組みたいと思う。この本は、会の発端となった『ページネーション・マニ
ュアル』の制作者である鈴木一誌氏、初代世話人として活動の中心を担った前
田年昭氏、会報やレジュメのデザインと組版を担当した向井裕一氏の共同作品
である。
『明解日本語文字組版』を更にいったん解体し再構成した当日資料を中心に、
組版が立ち現れるまでの思考の過程とそう組まれる理由がどこにあるのか、ご
本人たちの意見を直接伺うこととする。参加希望の方には、ぜひ『明解日本語
文字組版』を読んだ上で参加して、疑問質問を思い切りぶつけて欲しい。
日時 12月5日(日)13時~16時半(開場12時半)
会場 シニアワーク東京 地下2階講堂 東京都千代田区飯田橋3-10-3
(飯田橋駅から徒歩6分、サイトに地図あり)
講師 鈴木一誌 グラフィックデザイナー
前田年昭 写植・DTP組版
向井裕一 デザイナー
参加費 2000円(当日申し受けます)
申し込み web上の登録フォームから
主催 日本語の文字と組版を考える会
世話人 太田温乃、杏橋達磨、逆井克己、沢辺均、高野幸子、萩野生政
連絡先〒150-0001 渋谷区神宮前4-13-11 ポット出版気付け
日本語の文字と組版を考える会/ファックス03-3402-5558
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■展覧会案内
叶雅生個展「quiet lips」
http://www.asahi-net.or.jp/~ve3m-ooy/sche.html
───────────────────────────────────
<以下は主催者情報>
会期 11月22日(月)~27日(土)11時半~19時(最終日17時)
会場 ギャラリーハウス・マヤ 港区北青山2-10-26 3402-9849
コメント
多くの選んだ“ものごと”の中に 喜びを発見し、日常が流れ、作品が出来上
がっていく。いつしか喜びが溢れ、作品がひとつひとつを形にし、整理してい
ることに気付く。時おり順序が逆になり“あらま”と感心することもある。し
っとりしながらもドキドキする毎日が生み出した作品展です。
1967年生まれ。大阪芸術大学卒・泉茂氏(故人)に師事。92年OBAYASHI
絵画・イラストコンクール入選、93年/第15回エンバ美術コンクール入選、
92,93年大阪メッセージギャラリーにて個展、93、94年ギャラリーウー
にて個展、95、96年MAYAにて個展、99年3月ギャラリーウーにて個展。
ディジタル・イメージ会員。(主な仕事) 広告、小説の挿絵、CDジャケット、
CD-ROM絵本など。
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■公募案内
マルチメディアコンテンツOSAKAグランプリ応募締め切り迫る!
http://www.image-lab.or.jp/MCOF/
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<以下は主催者情報>
募集部門 自由作品部門・テーマ作品部門・ビジネス活用部門
賞体系
・OSAKAグランプリOF THE YEAR 2000
(1本 賞金100万円(部門大賞賞金50万円+50万円))
・OSAKAグランプリ各部門大賞(各1本=計3本 賞金50万円)
・OSAKAグランプリ特別賞・大阪府賞・大阪市賞等(本数等未定)
応募資格
・自由作品部門及びテーマ作品部門
国籍、年齢、個人・グループ・企業不問、マルチメディアコンテンツの制作者
・ビジネス活用部門
マルチメディアコンテンツを活用している企業・団体または制作者
応募期限 平成11年11月26日まで(当日消印有効)
表彰式 日時 平成12年2月1日(火)
場所 マイドームおおさか
マルチメディアコンテンツOSAKAフェスティバル 2000会場
審査委員長 武邑光裕(東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授)
申込み・問合せ
〒531-0071大阪市北区中津3-7-3ビルコビル 株式会社インターグループ内
マルチメディアコンテンツOSAKAフェスティバル事務局窓口
TEL:06-6372-3052 FAX:06-6376-2362
Email:mcof@intergroup.co.jp
URL:http://www.image-lab.or.jp/MCOF/
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■編集後記(11/13)
・昨日は幕張に行った。シーボルトセミナーズでJPCの報告のため雛壇に並
んだ。CIDフォントはなぜ普及していないのか? という設問に答える。あ
まり要領よく言えず残念。芸がない。セミナーは鈴木一誌さんの「日本語組版
の設計」を担当。今年は他に出演もなく楽だった。展示会場ではエプソンのカ
ラーイメージングコンテストの発表を見る。ディジタル・イメージの作家も4
名くらい名前だけ掲示されていた。帰りの武蔵野線で向井敏「開高健 青春の
闇」(文春文庫)を一気読み。開高健、谷沢永一の若き頃を書いているが、一
緒に活動した向井さん自身のことはあまり触れられていない。電通時代の向井
さんにはコマフォト時代にCMの特集企画でなんどもお世話になり、教わるこ
とがすごく多かった。文体をまねたこともある。なつかしい。(柴田)
・460号でカレーを最初から全部混ぜ合わせて食べ、マナーを破る密かな快
感みたいなものを感じたと書いたら、honya プロジェクト代表編成人の廣瀬さ
んから「それこそカレーの本来の食べ方」とメールが。一部抜粋させていただ
きますと「いまも東京の数寄屋橋にあるはずの、戦中からあるカレー専門店で
は、インド独立の闘志で、戦時中に日本に亡命してきた店主が、お客に対して
40年間言い続けたことばが、『しっかり全部まぜて食べてください。まぜな
いとおいしくないよ』だったそうです。」「インド人はしっかりとこねるよう
にまぜて食べる」と。そ、そうだったんですか。禁を破ったからおいしく感じ
たんじゃなかったんですね!(hammer.mule)
廣瀬さんの電子出版のサイト http://www.honya.co.jp/
----------------------------------------------------------------------
■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行 デジタルクリエイターズ
<http://www.dgcr.com/>
編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
アソシエーツ 神田敏晶
森川眞行
情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
担当:濱村和恵
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Macky!<http://macky.nifty.ne.jp/>、Pubzine<http://www.pubzine.com/>、
E-Magazine<http://www.emaga.com/>のシステムを利用して配信しています。
Copyright(C), 1998-1999 デジタルクリエイターズ
許可無く転載することを禁じます。
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十河 進
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たが、登場人物も物語もよく憶えていた。しかし、木さるはあんな可哀想な役
だったかなあ。火野正平が久しぶりにがんばっていたのはうれしい。
今村昌平と大岡昇平と火野正平にあやかって、長男を尚平と名付けた。世界的
な映画監督と硬骨の文学者と女たらしの俳優である。父親は自分の果たせなか
った夢を息子に託す。火野正平のように女性にもてることを願って名付けたが、
どうも親に似てしまったらしい。
ところで「梟の城」は、アクションシーンにもっと凝ってもらいたかった。篠
田正浩監督は松竹ヌーヴェルヴァーグ派と言われた若い頃、司馬遼太郎の「奇
妙なり八郎」という清河八郎を主人公にした短編を「暗殺」(1964年・松
竹/丹波哲朗主演)というタイトルで映画化している。狭い路地での暗殺シー
ンを手持ちカメラで撮ったショットが斬新だった。
「梟の城」(1959年刊行)は、司馬遼太郎がまだ時代小説家(後に司馬さ
んは歴史小説家になり、国民作家ともてはやされる)だった頃の忍者小説で、
直木賞を受賞(1960年)した。忍者を主人公にした長編は他に「風神の門」
(1962年刊行)がある。こちらはNHKが連続ドラマ(1980年・三浦
浩一主演)にして放映した。
時代小説と歴史小説を、僕は個人的に分けて考えている。森鴎外に「澁江抽斎」
という究極の歴史小説(史伝)があるが、基本的に歴史小説とは実在の人物を
描き、史実にそって物語が進展するものだと思う。時代小説は、架空の主人公
が登場し、史実は踏まえつつも自由奔放なストーリーで楽しませてくれるもの
と考えている。昔は伝奇小説と言われたジャンルに近い。
新進の時代小説家だっだ司馬遼太郎は、1960年から1961年にかけて忍
者ものをけっこう書いている。「最後の伊賀者」「忍者四貫目の死」「伊賀の
四鬼」「飛び加藤」「果心居士の幻術」などなど(その頃、僕は白土三平の忍
者漫画で「飛び加藤」や「四貫目」と出会った。伊賀の四鬼の残り二人は誰だ
ったろう)。
1962年5月からは、名作「新選組血風録」の連載が小説中央公論で始まっ
ている。同年6月からはサンケイ新聞に「竜馬がゆく」連載開始。11月から
は週刊文春に「燃えよ剣」の連載が始まる。戦国もの4部作の最初の長編「国
盗り物語─斎藤道三」が刊行されるのは1965年である。
司馬さんが忍者ものを書いた時期は短い。その後、幕末ものから戦国ものを中
心にして書き続け、「殉死」(1967年刊行)をきっかけにして明治ものま
で手がける。
やがて、その筆名の元になった(司馬遷を望んで遼かに及ばず)司馬遷の「史
記」の世界に挑戦する。「項羽と劉邦」(1980年刊行)である。
「国盗り物語」がNHKの大河ドラマとして放映(1973年)されたことが
ある。司馬さんの戦国ものすべてを使ったようなドラマだった。メインはもち
ろん「国盗り物語」だが「新史太閤記」「功名が辻」「尻啖え孫市」「覇王の
家」「梟の城」などの主人公たちが交錯した。
斎藤道三は平幹二郎、信長は高橋英樹、光秀は近藤正臣、秀吉が火野正平、山
内一豊の妻お千代を樫山文枝、孫市は林隆三、そして「梟の城」の主人公・葛
籠重蔵を「太陽にほえろ」のヤマさんこと露口茂(彼の代表作は1964年の
日活作品「赤い殺意」か1967年の「人間蒸発」だと思う)が演じた。
「梟の城」は、「忍者秘帖・梟の城」(1963年・東映)として一度映画化
されている。監督は工藤栄一。葛籠重蔵は大友柳太朗が演じ、今回、鶴田真由
が演じている小萩(清楚な佳人タイプ)は高千穂ひづるだった。
男勝りで積極的かつ奔放な方のヒロイン・木さる(葉月里緒菜)を演じた女優
の記憶が不鮮明なので、しらべてみたらどうも本間千代子らしい。舟木一夫の
学園もので、セーラー服を着てヒロインをやっていた、あの本間千代子である
(「君たちがいて僕がいた」のヒロイン。吉本新喜劇のチャーリー浜の持ちネ
タではありません)。
工藤栄一の映画は、逆光を使った印象的なショットがかならず挟まれる。代表
作「十三人の刺客」(1963年・東映)のタイトルから「映像の刺客」とか
「逆光の魔術師」などと呼ばれたこともある。
「忍者秘帖・梟の城」もモノクロームの夜のシーンが印象的で、森の中での忍
者たちの闘争が見事なライティングで浮かび上がる。何十年も前に一回見ただ
けだが、未だに鮮明に映像が思い出せるのは凄い。
「忍者秘帖・梟の城」のシナリオを書いたのは池田一朗。フランス文学の助教
授からシナリオ作家になり、名作「にあんちゃん」(1959年・日活)を書
いた人だ。日活で石原裕次郎主演の映画などをずいぶん書いているが、後に隆
慶一郎と名乗り時代小説の名作を残した。
ちなみに「十三人の刺客」の方のシナリオライターは池上金男。後に「四十七
人の刺客」で時代小説家としてデビューする池宮彰一郎である。この小説のタ
イトルは、自らの代表作をなぞったもので、ストーリーの構造や決めゼリフも
「十三人の刺客」から再利用している。
「今の時代に人を斬った侍などおらぬ。人と人とが命をぶっつけあって闘うと
き、そこに何がおこるかはわからぬ」とか、「おぬしたちの命、使い捨てにい
たす」とか、「策はある。まだ策はある。策がのうてはかなわんのだ」とか、
映画のセリフがそのまま小説に使われている(何度も見たので覚えた。そらで
書いたけど、大きく間違ってはいないはず)。
人数が約3倍半になった分だけ、小説は評判になり市川崑監督が映画化した。
「十三人の刺客」は知らなくても、高倉健が大石内蔵助をやった「四十七人の
刺客」(1994年)は知っている人が多い。(宮沢りえも出てたしね)
さて、ここまで書いてきて、どっちへ行こうかと迷ってしまった。篠田正浩の
話にいくか、司馬遼太郎の話から「新選組血風録」の話→大島渚の「御法度」
→「燃えよ剣」→新選組について、と発展させるか、あるいは「御法度」→衆
道→ホモセクシャルと迂回する変則的な発展もある。
(柴田編集長が最初に手がけたWebマガジン「Wonder-J」の連載コ
ラムで「土方歳三のイメージの変遷に見る新選組の認識」と題して土方歳三を
演じた役者の変遷を見ながら、新選組に対する日本人のイメージの変化を考察
したことがある。昔、柴田さんとは「新選組同好会」を結成していた)
はたまた、工藤栄一→逆光シーン→「傷だらけの天使」と「必殺シリーズ」→
「ユコハマBJブルース」の時にインタビューした話、と進むのもありか。い
やいや「十三人の刺客」についても書きたいことはいっぱいあるぞ、という調
子である。
時代小説において、主人公を慕うヒロインは通常ふたつの類型に分類されるが、
それはなぜであり、どういう需要のもとにパターンが形成されてきたのか、最
終的には清楚タイプと主人公が結ばれることが多いのは、背景に男性社会の価
値観が根強くあったからではないか、最近はどう変わってきたのかを社会的に
考察するのも面白そうだ、などという考えも浮かんでくる。
(時代劇のパターンとして登場するふたりのヒロインタイプ、清楚で奥ゆかし
い佳人タイプと奔放で野性的なヴァンプタイプについての分析および考察も、
「時代劇におけるヒロイン像比較論序説」というタイトルでWonder-J
で書かせてもらった。当時の筆名は藤川五郎でしたけど)
なんてことを書いていたら、もう3000字近くになってしまった。これでは、
まるで誌面(?)を埋めるためにらちもないことを書いているみたいではない
か。まあ、今回は「日刊デジタルクリエイターズ」というマガジン名の顔を立
てて(?)少しデジタルの話に振って終わりにさせてもらおう。
篠田監督は時代劇の割合多い監督だ。明治時代の「舞姫」(1989年)や戦
争直後の「瀬戸内少年野球団」(1984年)などもあり、同時代を取り上げ
た作品の方が少ないかもしれない。古代を舞台にした「卑弥呼」(1974年)
なんて作品もある。
葉月里緒菜の映画デビュー(ドラマデビューは、1993年4月~6月放映の
「丘の上の向日葵」)だった「写楽」は1994年の作品で、デジタル技術が
かなり使われている。今、時代劇を本当らしく作るためにはCGが欠かせない。
電線消しといった単純な作業も含めて、自然の風景を作るためにCGを使うの
である。
「梟の城」もかなりCGが使われている。デジタル系のスタッフ名がたくさん
クレジットされていた。「インフェルノコーディネーター」という肩書きの人
もいたから、CM業界御用達のインフェルノも使っているのだろう。コマーシ
ャル・フォト11月号では「インフェルノ」を特集している。
有名な話だが、忍術映画ができるきっかけになったエピソードがある。芝居の
途中でフィルムチェンジになり、役者たちはそのまま待っていなければならな
いのに、ひとりがトイレに行ってしまった。それに気付かず撮影しつなげてみ
たら、いきなり人が消えてしまう。こりゃいける、というので「児雷也」シリ
ーズなどが作られ始めたという。
「瀬戸内少年野球団」のときの話。季節はずれで桜は咲いていないが、ロング
ショットで桜が満開のシーンを撮らなければならない。そこで、美術スタッフ
はもちろん、スタッフ・キャスト全員で紙で桜の花びらを作り、桜の木に貼り
付けて満開にしたという。
その時代から考えれば、デジタルテクノロジーは凄い。やっぱり便利になった
んでしょうね。個人的には、みんなで桜の花びらを夜中まで作ったという話の
方が好きですが……。夏目雅子が桜の花びらを作っているところなど想像する
と、いいなあと思ってしまう。
梟の城ホームページ
http://www.fukurou.com/index.html
【そごう・すすむ】DG@genkosha.co.jp http://www.genkosha.co.jp/dg/
玄光社勤務。現在は季刊DG(デジタルグラフィ)編集長。前回「カタルシス」
と書くつもりで「カタストロフィ」と書いてしまった。ドラマがカタストロフ
ィを迎えることによって、観客はカタルシスを感じるわけですね。恥!
・まえに十河さんが秘蔵していたテレビの「新選組血風録」VTRを借りた。
栗塚旭や島田順司、左右田一平なんかが出ているモノクロのやつ。学生時代に
熱中したおぼえがある。すると時代劇なのに「ライバル」なんて言葉がでてき
て思わず笑ってしまった。いい時代であった。ヤフーで「梟の城」を検索した
ら、1561件がヒット、なんじゃこれは? (柴田)
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■セミナー案内
日本語の文字と組版を考える会 第17回セミナー
組版が立ち現れるまでに~明解日本語文字組版再構築
http://www.pot.co.jp/moji/
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<以下は主催者情報>
「日本語の文字と組版を考える会」は、鈴木一誌氏の『ページネーション・マ
ニュアル』に共感した仲間たちが始めた会である。2カ月に一度の公開セミナ
ーを軸に、この3年間、文字と組版を取り巻く様々な事象と取り組んできたが、
セミナーを中心とした活動形態を見直す時期に来たと判断し、そろそろひとつ
の区切りをつけようということとなった。
そこで今回は原点に立ち返り、先頃発刊された『明解日本語文字組版』(玄光
社「印刷ガイドブックDTP実践編」)を中心に、日本語文字組版と正面から
取り組みたいと思う。この本は、会の発端となった『ページネーション・マニ
ュアル』の制作者である鈴木一誌氏、初代世話人として活動の中心を担った前
田年昭氏、会報やレジュメのデザインと組版を担当した向井裕一氏の共同作品
である。
『明解日本語文字組版』を更にいったん解体し再構成した当日資料を中心に、
組版が立ち現れるまでの思考の過程とそう組まれる理由がどこにあるのか、ご
本人たちの意見を直接伺うこととする。参加希望の方には、ぜひ『明解日本語
文字組版』を読んだ上で参加して、疑問質問を思い切りぶつけて欲しい。
日時 12月5日(日)13時~16時半(開場12時半)
会場 シニアワーク東京 地下2階講堂 東京都千代田区飯田橋3-10-3
(飯田橋駅から徒歩6分、サイトに地図あり)
講師 鈴木一誌 グラフィックデザイナー
前田年昭 写植・DTP組版
向井裕一 デザイナー
参加費 2000円(当日申し受けます)
申し込み web上の登録フォームから
主催 日本語の文字と組版を考える会
世話人 太田温乃、杏橋達磨、逆井克己、沢辺均、高野幸子、萩野生政
連絡先〒150-0001 渋谷区神宮前4-13-11 ポット出版気付け
日本語の文字と組版を考える会/ファックス03-3402-5558
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■展覧会案内
叶雅生個展「quiet lips」
http://www.asahi-net.or.jp/~ve3m-ooy/sche.html
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<以下は主催者情報>
会期 11月22日(月)~27日(土)11時半~19時(最終日17時)
会場 ギャラリーハウス・マヤ 港区北青山2-10-26 3402-9849
コメント
多くの選んだ“ものごと”の中に 喜びを発見し、日常が流れ、作品が出来上
がっていく。いつしか喜びが溢れ、作品がひとつひとつを形にし、整理してい
ることに気付く。時おり順序が逆になり“あらま”と感心することもある。し
っとりしながらもドキドキする毎日が生み出した作品展です。
1967年生まれ。大阪芸術大学卒・泉茂氏(故人)に師事。92年OBAYASHI
絵画・イラストコンクール入選、93年/第15回エンバ美術コンクール入選、
92,93年大阪メッセージギャラリーにて個展、93、94年ギャラリーウー
にて個展、95、96年MAYAにて個展、99年3月ギャラリーウーにて個展。
ディジタル・イメージ会員。(主な仕事) 広告、小説の挿絵、CDジャケット、
CD-ROM絵本など。
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■公募案内
マルチメディアコンテンツOSAKAグランプリ応募締め切り迫る!
http://www.image-lab.or.jp/MCOF/
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<以下は主催者情報>
募集部門 自由作品部門・テーマ作品部門・ビジネス活用部門
賞体系
・OSAKAグランプリOF THE YEAR 2000
(1本 賞金100万円(部門大賞賞金50万円+50万円))
・OSAKAグランプリ各部門大賞(各1本=計3本 賞金50万円)
・OSAKAグランプリ特別賞・大阪府賞・大阪市賞等(本数等未定)
応募資格
・自由作品部門及びテーマ作品部門
国籍、年齢、個人・グループ・企業不問、マルチメディアコンテンツの制作者
・ビジネス活用部門
マルチメディアコンテンツを活用している企業・団体または制作者
応募期限 平成11年11月26日まで(当日消印有効)
表彰式 日時 平成12年2月1日(火)
場所 マイドームおおさか
マルチメディアコンテンツOSAKAフェスティバル 2000会場
審査委員長 武邑光裕(東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授)
申込み・問合せ
〒531-0071大阪市北区中津3-7-3ビルコビル 株式会社インターグループ内
マルチメディアコンテンツOSAKAフェスティバル事務局窓口
TEL:06-6372-3052 FAX:06-6376-2362
Email:mcof@intergroup.co.jp
URL:http://www.image-lab.or.jp/MCOF/
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■編集後記(11/13)
・昨日は幕張に行った。シーボルトセミナーズでJPCの報告のため雛壇に並
んだ。CIDフォントはなぜ普及していないのか? という設問に答える。あ
まり要領よく言えず残念。芸がない。セミナーは鈴木一誌さんの「日本語組版
の設計」を担当。今年は他に出演もなく楽だった。展示会場ではエプソンのカ
ラーイメージングコンテストの発表を見る。ディジタル・イメージの作家も4
名くらい名前だけ掲示されていた。帰りの武蔵野線で向井敏「開高健 青春の
闇」(文春文庫)を一気読み。開高健、谷沢永一の若き頃を書いているが、一
緒に活動した向井さん自身のことはあまり触れられていない。電通時代の向井
さんにはコマフォト時代にCMの特集企画でなんどもお世話になり、教わるこ
とがすごく多かった。文体をまねたこともある。なつかしい。(柴田)
・460号でカレーを最初から全部混ぜ合わせて食べ、マナーを破る密かな快
感みたいなものを感じたと書いたら、honya プロジェクト代表編成人の廣瀬さ
んから「それこそカレーの本来の食べ方」とメールが。一部抜粋させていただ
きますと「いまも東京の数寄屋橋にあるはずの、戦中からあるカレー専門店で
は、インド独立の闘志で、戦時中に日本に亡命してきた店主が、お客に対して
40年間言い続けたことばが、『しっかり全部まぜて食べてください。まぜな
いとおいしくないよ』だったそうです。」「インド人はしっかりとこねるよう
にまぜて食べる」と。そ、そうだったんですか。禁を破ったからおいしく感じ
たんじゃなかったんですね!(hammer.mule)
廣瀬さんの電子出版のサイト http://www.honya.co.jp/
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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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編集長 柴田忠男
デスク 濱村和恵
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